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詳細解説-イギリスのドラマ-刑事フォイル(全28話)第6話 兵役拒否 後編 あらすじとネタバレ感想

「刑事フォイル」第6話 あらすじとネタバレ感想

主演 マイケル・キッチン(Michael Kitchen)

FOYLE'S WAR(原題)

第6話 兵役拒否 後編 あらすじ

1940年6月 兵役拒否を申し立てた若者が獄中で自殺しました。その審査をした判事ガスコインは脅迫されました。ガスコイン宅に疎開していた少年は小屋で爆死しました。

フォイルは駅で亡くなった少年の父ピアソンを待っていました。ピアソンはロンドンが危ないというのでガスコイン宅にジョーを疎開させたのでした。ロンドンの駅は疎開する子供たちでいっぱいで、幼い子供たちは首に名札を付けられて母に電車に押し込められたのでした。ジョーは泣いて嫌がってぎゅうぎゅう詰めの車両に押し込められたのでした。子供がいなくなったロンドンはがらんとして子供たちの声がなくなりました。ピアソンは息子が無事でいてくれるならそれでいいといいました。しかしロンドンは何か月たっても爆弾ひとつも落ちてこない、ジョーはドアを開けただけで・・・ガスコインに合わせてくださいと悲しみと怒りの混じった感情でフォイルに話しました。

フローレンスはセオを疑いました。セオは自分はやってない、ガスコインが殺されなかったことは残念だといいました。

トニーはサムと会う約束をしていました。トニーは大事な話があるとサムに言いました。

フォイルはガスコインの警護にトニーも配置しました。サムはフォイルにトニーがジャックを嫌がっていたことを伝えました。ガスコインはミルナーに警護の間は客でいてくれと話しました。

フォイルとサムは工場長のホーキンスと話しました。ピーター・バッキンガムと話しをするには外で待って、中に入るには陸軍省の許可をもらってくださいといいました。ピーターはスーザンとは家柄も知らないで付き合っていたといいました。ピーターはもうスーザンとは会っていない、ガスコインには脅されたといいました。ピーターは機械の操作をしているのに手がきれいでした。工場には煙突も溶鉱炉も整備された道もなく、ほんとうに弾薬の製造をしているとはいいがたい様子でした。

スーザンは父に秘密でタバコを吸っているとミルナーに言いました。スーザンはジョーにとってナチスより我が家のほうが怖いのだといいました。疎開児童を預かったことは立派ですよとミルナーはスーザンを慰めました。スーザンは疎開児童はかわいい子、仕事のできる子供を優先して引き取られていった、ジョーは最後まで残っていて無視されるところが自分と似てて、仲良くなれるのではと引き取ったが全然ダメだっと涙をこぼしました。そこにガスコインはやってきてミルナーはタバコを吸ってもいいでしょうかとスーザンをかばいました。

イタリア人移民のカルロはムッソリーニがイギリスに宣戦布告したら迫害されないか不安でした。知り合いはシャトー・ドールというフランス語の店名に店を変えたといいました。

トニーはジャックのことについてサムに謝りました。トニーはイギリスの軍に志願したとサムに報告しました。すごいじゃないとほめるサム。トニーは戦うとか人を撃つとか考えると怖くて吐きそうになる。僕は恋人がいたことが一度もないけど恋人がいたら耐えられるといいました。サムは手紙ならいくらでも書くわとトニーとキスをしました。

実業家のブルックスはフォイルを呼びました。ブルックスは軍需産業で利益を伸ばしていました。ブルックスの息子スティーブンスが兵役を逃れさせるためにガスコインに会いに行ったことは誇れることではないが、スティーブンスは戦争反対論者で口論になってそれ以来口をきいていないといいました。ガスコインは息子の名前を出したとたんに帰れとブルックスに言ったといいました。私には息子はもういないと思ってるとブルックスはいいました。

セオは出かけるとフローレンスにいいました。

ピーター・バッキンガムの本業は大工だと同僚の友人のリードがフォイルにいいました。

ミルナーは屋敷の外でスーザンと談笑していました。すると茂みが動き、セオと誰かが逃げました。夜になり、外でタバコを吸うスーザンに灯火管制の違反だから部屋に戻るようにいいました。スーザンはミルナーに奥様を愛しているかとききました。そしてスーザンは愛している人がいるけど結婚を反対していると苦しみを打ち明けました。ミルナーは大丈夫ですよとスーザンを慰めました。二人でいるところをガスコインに見つかり、ガスコインはミルナーを叱り出ていけと命じられました。

ジャックに会いに出かけようとするトニーをカルロは心配して引き止めました。

ガスコインの屋敷で銃声がしました。警官が男を捕まえたらジャックとトニーでした。ガスコインは殺されました。ガスコインの家の鍵は閉められ密室でした。ミルナーは追い出されてそのまま帰ったことを後悔しました。

ガスコインの銃が置いてある引き出しに銃は置いてありませんでした。サムは軍に志願するトニーは犯人ではないといいました。トニーはガスコインの家を荒らしに行くジャックを止めに行ったのだといいました。ジャックはトニーのバールだと罪を否定しました。カルロはフォイルにトニーは事件と関係ないといいました。フォイルは子供のころからトニーを知っている、トニーは軍に志願したといいました。フォイルはカルロにトニーを家に連れて帰ってもいいといいました。トニーとカルロは抱き合いました。

フォイルはサムに運転してもらって工場に行きました。


ホーキンスにフォイルは陸軍省はここは軍の工場ではないといいました。ホーキングは上に報告しますといいながら工場の中をフォイルに案内しました。工場は保健省の命令で立ち入り禁止にしているとホーキンスはいいました。工場では大量の棺桶を製造していて公になれば士気が下がるのですとホーキングはいいました。ありがとうとフォイルは納得していいました。

フォイルはブルックスに義勇兵は武器は入手できるか問いました。ブルックスは火炎瓶がせいぜいだろうといいました。義勇防衛隊には武器は支給されないのだとブルックスはいいました。フォイルはガスコインはウソをついたため守れなかったのだとフォイルはいいました。そしてフォイルはブルックスもウソをついていると指摘しました。フォイルは亡くなった子供ジョーの帳面をブルックスに見せて、ブルックスがガスコインに息子が兵役を逃れさせるために2000ポンドという大金を払ったのだといいました。ブルックスはガスコインに賄賂を贈ったことを認めました。ブルックスは戦場の悲惨さを見てきて大事な息子をそんな目には遭わせられないと白状しました。

セオもまた軍へ入隊したのでありました。セオはフローレンスにガスコインへの憎しみを明かしました。セオは人を殺せる自分に気が付いて、その能力で人を守りたい、戦える、だから行くのだといいました。

フォイルはピアソンを見送りに駅に行きました。ピアソンはフォイルに尽くしてくれたことを感謝しました。犯人はもうわかってるのですかと尋ねたピアソンにフォイルはええと答えました。

フォイルはガスコインの妻に、あなたを逮捕するといいました。

フォイル「お嬢さん、あなたにはつらいお知らせです。」

ジョーは実業家から2000ポンドの賄賂を受け取ったところを見ていました。そのことを知ったガスコインはもうすぐ父が迎えにくるジョーを殺したのでした。レンガを投げ込んだのも脅迫文を作ったのもガスコインでガスコインはピーターに罪を着せようとしました。機械油を紙にしみこませたのもガスコインでした。ジョーが離れに行きたくなるように仕向けたのもガスコインでした。

家の鍵は全部閉められ銃の場所を知っていたのは妻と娘だけでした。娘が犯人ではないのなら・・・ガスコインの妻が夫を問いただしたら、ガスコインはジョーを殺したことを認めたのでした。「全部お前のせいだ」とガスコインは賄賂を受け取ったことやジョーを殺したことをすべて妻のせいにしました。保身のために幼い子供を殺した残虐なガスコインに「裁きをくだしてやる」と妻はガスコインに発砲したのでした。あんなにガスコインを憎んだのははじめてでした、だからといって憎しみで夫を殺したというのではない、それが正しいことだったから、と夫人は自白しました。

リードはロンドンでは暴動になっている、これから大変なことになるぞと報告書をまとめるフォイルにいいました。

CARLO'S RISTORANTEは破壊の限りを尽くされ燃やされてしまいました。傷だらけでベンチに座るトニーにフォイルは「おやじさんは?」とききました。トニーは「死にました。二人とも寝ていて・・・煙が・・・僕は助かったけど父はダメでした」といいました。サムは涙を流しました。

トニー「どういう世の中なんでしょうね」

トニーは去りました。

サム「言葉がありません」
フォイル「私もだ」

感想

ドラマの原題がFOYLE'S WAR。さて、フォイルは何と戦争をしているのでしょうか。犯人なのでしょうか。それとも世の中の状況についてなのでしょうか。

殺されたガスコインは罪を隠すためにジョーという少年を殺しました。そしてガスコインの非道を憎んだ夫人がガスコインを殺してしまいました。

フォイルが常連とする店の主人でイタリア人のカルロはイギリス人に殺されました。

フォイルとサムは友人を殺したイギリス人を憎んだのでしょうか。
当時のイギリスとイタリアの関係は調べてみてもちょっとよくわかりませんでした。

ガスコイン夫人の「神の裁きを受けよ」は日本の感覚では「天罰じゃー」と似たような感じでしょうかね!?どこの国でも「神」が罰を与えるといって人殺しする人がいますよねぇ。それで自分の罪がなかったことにできると思い込んでいるのでしょうか。

相変わらずミルナーと妻の関係はまだ発展を見ませんね。
サムは彼とは別れることになったのでしょうか。

憎しみによる殺人を正当化するために宗教が利用されている、という殺人犯が自分自身を騙す(騙したつもりになっている)心理もチェックしておきたいですね。人間は道を踏み外して外道に入ってしまうと言葉も法律も通じませんから、もはや殺すなといっても通じませんからどうしようもないですね。そしてカルロを殺した犯人たちも、殺人を正当化するところが夫人と共通するものがあるということがドラマでは言いたかったのでしょう・・・か。また、軍へ志願する移民の2世や反戦家は、それぞれがよく自分を見つめられたなと思います。自分と愛する人たちの居場所を作るには、守りたいものを守るためには戦うしかないという当時の現実と向き合うしかなかったのでありました。

時代背景

ナムソスの戦い
1940年の4月と5月にイギリス連合軍はナムソスの戦いでドイツ軍とノルウェーのナムソス戦争をしました。中立を保っていたノルウェーは軍事力が弱く、そこをドイツ軍が襲ってきたのでした。弱いノルウェーは簡単にドイツ軍に制圧されてしまいました。連合軍はノルウェーの奪回を試みるも、敗北したのでありました。

ダイナモ作戦
これはちょうどフォイルの3話と4話にでてくる戦争です。1940年5月26日から6月4日にかけて行われた、連合軍の大規模撤退作戦です。9日間に、860隻の船舶が急遽手配され、331,226名の兵を救出しました。ダンケルクの民間の船舶が緊急徴用され奇跡を呼んだとイギリス国民に絶賛されましたが実際には兵士の80%以上が軍の大型船で撤退していました。

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