「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第64話 放火事件発生 あらすじとネタバレ感想
64話 放火事件発生 あらすじ
ホ・ジョは北三道の民の仕業だと昭憲王后に報告しました。
マルセンは「憤った民は新たな王を求めるでしょう」と敬寧君をそそのかしました。
北三道の民はキム・ドリョン(おそらくマルセン)の指示で放火して世宗を中傷するビラをまいていました。
(謀反なのに死罪にならないのかな?)
放火を指示したキム・ドリョンとチャン・ウォンマンは消化の手際がよくても世宗は我々の敵ではないと言いました。
北三道の民は漢城府(ハンソンブ)の役所を襲撃して放火しました。
ユン・フェは放火犯を捕まえることにしました。
反乱の気配を感じ世宗は宮殿で帰ってきました。「罪なき都の民まで巻き込むなど許さぬ。彼らのような自分勝手な人間も朝鮮の民といえるのか。」死者は老人と赤ん坊をのぞいて20名になりました。マルセンは軍部が立ち上がろう!といきり立ちました。
(マルセンは犯人に指示しておいて犯人を殺すつもりかな!?)
暴徒となった都の民たちは北三道の民を囲んでなぶり殺しにしていました。イ・チョンは止めようとしましたが、そこにマルセンと敬寧君があらわれて北三道の民を捕まえろと兵に指示しました。
マルセンは敬寧君にキム・ドリョンを紹介しました。
マルセン「放火はやりすぎだ」
チョ・マルセンはキム・ドリョンの頬を叩きました。
マルセン「後始末はぬかりないな?」
マルセンを見る敬寧君目は鋭くなりました。
敬寧君「あのような者から裏金を得るために権力がほしかったのか!」
マルセン「王座を奪おうとされる方がこの程度のことでお怒りになるのですか。政治には金が必要です。純粋ぶるのはおやめください。敬寧様もご存じでしょう。」
ユン・フェは組織的な犯行であることを突き止めました。ファン・ヒは強力な黒幕の存在を察しました。単に北三道の民を処刑すれば済むことではありませんでした。
ハン尚宮は謀反の気配を感じ、昭憲王后に警戒するように言いました。
ハン尚宮「最近チョ・マルセンが敬寧君に接近しております。チョ・マルセンは王様の最大の政敵。これだけでも敬寧君を警戒する理由になります。」
北三道の民は貴族の家からも金銀財宝を略奪していました。女棟梁は盗みを働いた子分を殴り金目の物を元に戻させました。北三道の民は民家には火をつけていませんでしたが、マルセンの手下が民家に放火して北三道のせいにしていたのでした。女棟梁は寒くて女真族に脅かされている北三道の窮状を訴えることがあるので王様に伝えに行くと涙を流しました。仲間たちは王に殺されるのが怖くて帰りました。
義禁府ではとらえられた半数の北三道の民がマルセンの命令で拷問されていました。
世宗「なぜだ。拷問を中止しろ。自白だけで罪を着せるなと申したはずだ。」
マルセンは拷問に反対し帰化策の反対を主張しました。
世宗は机を叩き怒りました。ファン・ヒは北三道の民をかばってはなりませんと助言しました。「そなたはまた余を安易なほうへ導こうとしている。」ファン・ヒは北三道の民を処刑することで帰化策とヨンシルを守れるのだと言いました。
苦悩する世宗のもとに、放火殺人の犯人は北三道の民ではないかもしれないという報告が入りました。北方では入手困難な椿油が使われました。北方の民の道具にはヒマシ油が使われていました。油を流した竹には一般には流通していない火薬が使われていたのでした。犯人は軍部の関係者に絞られました。
(どうりでどかーん、どかーんと爆発していたわけだ)
チョ・マルセン「やはり証拠を残したのか。やはり最後の手を使うしかない。」
北三道の女棟梁は武器を手に王宮に忍び込みました。
世宗「犯人は軍の関係者だ。尚膳。お前は余の権威を脅かす軍人は誰だと思う?」
庭で世宗に女棟梁が来ました。
女棟梁「思った通りです。忘れているとは思っていましたが実際に確認するとやはり不愉快です。大君ママ。」
世宗「誰だ。」
女棟梁「タミです。いつも王子様の後をついてまわっていた泣き虫タミです。」
またむちゃくちゃな展開になってきました。ありえなーい♪
タミが出てきたとは驚きの展開です。
そろそろチョ・マルセンは世宗の逆鱗に触れてしまったので退場かな。
マルセンはやばいですね。朝鮮の人は権力と富のためなら平気で庶民を殺しちゃうのでしょうか。人間は平気で人間を殺せる嫌な生き物ですね。
そして北のほうは左遷された人が行くような土地であり、寒くて貧しいのは今も変わりないようですね。