「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第61話 娘の願い あらすじとネタバレ感想
61話娘の願い あらすじ
明の勅使ヘ・スは王宮を案内してほしいと要求しました。世宗は観測器を見つけられては困ります。
チェ・マルリはチョ・マルセンの演説に感動しましたと言いました。マルセンは私が翻意したのはそなたたちのおかげだとキム・ムンを見ました。
文宗(ヒャン)はヨンシルに定規を下賜しました。
此尺庸何物用之矯枉直是知天下政無私誰不服(このように平凡な物でも使い方で歪みをただすことができる。政治も同じである。私情に惑わされない政治には従わない者などいない)
定規にはこのように書かれていました。文宗は自ら詠んだ詩に自分の持つ定規にも同じ言葉を記しました。文宗は私情に惑わされたことをヨンシルに謝りました。ヨンシルは私のような者に頭を下げてはなりませんと文宗の涙をぬぐいました。シン・ジャンも一緒に泣きました。
ジョンソ公主をジョンイ公主は励ました。しかしジョンソ公主は鼻血を出して気を失いました。世宗の御医は再生不良性貧血だと言いました。
明の勅使は何かの情報を得て急に帰国しました。
マルセンは明が女真族と朝鮮を戦わすつもりだと言いました。
ユン・フェはジョンソ公主のために薬を煎じていました。「私も少しは物知りでしてね。薬の効果には三者の真心が必要です。調剤する者、煎じる者、飲む方の三者です。今日は一滴の酒も飲んでいません。においすらかがずに我慢しました。酒を、断ちましょうか。ほかでもない大酒のみの私が酒を断てば天もさぞ驚くことでしょう。驚いて薄情な天が思い直してくれるかもしれません。」
イ・ス「酒を、断たずともよい。ただ量を減らして、時々王様と一緒に飲んだらよい」ユン・フェはこんな時こそ命を呈して府院君を守ればよかったと後悔して王の苦悩に涙を流していました。ジョンソ公主は祖父母を失った心の傷が深すぎて免疫力がなくなっていたのでした。
「盗み聞きの習慣は兵判から盗んだものです。集賢殿ができてから今まで私はチョ・マルセンの密偵だったのです。これはまだ、ほんの一部です。」
キム・ムンはチョン・インジ、チェ・マルリ、キム・ジョンソたちに正体を明かしました。
ジョンソ公主は危篤になりました。首陽大君は「もう二度と姉上のせいにしないよ」と泣きました。
ジョンソ「父上、起こしてください。皆の顔を見せて。この手を離さないで。母上、父上も。とてもかわいそうだわ。私には思い出せません。私たち皆が集まって楽しく笑った日が。そんな日があったのか・・・。」ジョンソ公主はみまかられました。
感想
文宗は賢い子供だったのですね。病弱だったそうで、ジョンソ公主も早くに亡くなってしまわれて。そして世宗は国を建てることをしっかりしていますね。いよいよ最終章のはじまりです。これからどうなっていくのでしょうか、ハッピーエンドじゃないでしょうし楽しみではなくて、どう終わるのか、興味があります。