「王と妃」 第50話のあらすじとネタバレ感想
追い詰められた首陽 のあらすじネタバレ感想
錦城大君は譲寧大君に首陽大君は辞職する約束を守るべきですといいました。王族が政治にでしゃばる必要はない、安平大君を殺したせいで端宗は叔父を殺したと汚名を着せられた、首陽大君は金宗瑞よりも権力を振るっている、このままでは玉座を狙っていると誤解される、兄上が先頭に立たなければ私が上奏しますと錦城大君はいいました。
桂陽君は錦城大君と永豊君が論理作戦にきていると首陽大君に報告しました。
錦城大君と永豊君は首陽大君が辞職するという約束を守っていないと端宗に上奏しました。端宗は今首陽大君が必要なのだといったら、叔父たちは王族が強権を振るうと王権が脅かされるのです、殿下はどうぞ親政をなさってくださいといいました。
首陽大君は避嫌(ピヒョム)をして自宅で謹慎すると譲寧大君にいいました。そなたが退いたら国が修羅場と化すと譲寧大君は反対しました。
王妃は端宗に殿下が命令しなければいつかは戻ってきますわと慰めました。そしていつかは首陽大君は退いて殿下が政治をしなければならないといいました。
錦城大君はよい気分になり臣下に酒をふるまいました。だんだん状況が安平大君に似てきたという者もいました。
首陽大君は殿下が私を捨てるはずはないと信じていました。端宗の王宮に来るようにとの命令も断りました。首陽大君に罪はない、一日も早く宮殿に戻ってきてくれと端宗はクォン・ラムに伝えさせました。
首陽大君のところに桃源君夫人ハン氏がお菓子を差し入れに来ました。「宮殿で出産したいそうだな」大君がそういうと、ハン氏は涙を流しました。
様子を見守っていた臣下たちが恵嬪を追い出すように上奏を出しました。クォン・ラムは喜びました。
恵嬪は王妃に宮殿を出ていきますといいました。王妃は引き止めもうしばらく待てば上奏も届かなくなるでしょうといいました。恵嬪は涙を流しました。
オム・ジャチは首陽大君が辞職上書を出させなければいけないと恵嬪に言いました。
王妃は父にもうすぐ喪が明けるのでそのときから親政をはじめれば首陽大君を退けられるといいました。内官と女官たちは話に耳をそばだてていました。王妃の父は娘を心配しました。王妃は父に殿下が親政をなさろうとしている噂を広めてくださいと頼みました。
端宗は首陽大君を信頼しきっていました。
感想
裏切りなどの悪い心を知らない端宗殿下は完全に首陽大君に頼り切っています。そのことがどう災いしているかも知らずに。それに対し王妃は情勢を正確に認識していて年齢の割には賢すぎるお妃さんですね。
錦城大君は安平大君の二の舞を踏むことになるのですが、最後までやっつけてからお祝いしないと・・・おそろしい首陽大君に油断しすぎです。
首陽大君は謹慎しただけで辞表は出していませんから、まったくあつかましさmaxですねぇ。良心があればやめちゃってるはずなのですが、悪い欲望が権力を手放したくないと復帰する気満々でいやらしいですね。まるで許しを待っている子供のようです。しかも領議政という最高役職と兵権をもったまま引きこもって職務放棄でしょw現代でいうなら総理大臣が彼の政治要求が叶うまで家に引きこもってるということになりますね。
韓ドラの時代劇では貴族が子供みたいにだだをこねて王の許しを求めたり、一見だだっこみたいな場面がよく見られますね。こんなことをされると、やられたほうは精神的に参りますよね。ですからこれは一種の攻撃ですね。目上の相手に対する攻撃心がなければこのようなことはしませんから。忠誠心があればそもそもこんなことはしないし、どう見ても謀反なんですが、なぜか裁かれないのですよねw不思議です。君主に逆らっても太宗や首陽大君みたいに粛清しないところはオトナですね。