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「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第51話 パク・ウンの罷免 あらすじとネタバレ感想

「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第51話 パク・ウンの罷免 あらすじとネタバレ感想

パク・ウンの罷免あらすじ

パク・ウンは弟子のチョ・マルセンに命を差し出すので王様から集賢殿を奪わないでくださいと跪きました。
チョ・マルセン「王様にもひとつだけ才能があるようだ。側近を無能にさせること。素晴らしい才能だ。」
パク・ウン「いくらでも嘲笑するがよい。」
チョ・マルセン「そうではないのです。腹が立つのです。おいぼれのたわごとか、それとも私を軽く見ているのか。あなたらしくない。」

ユン・フェは世宗にパク・ウンを罷免するように助言しました。パク・ウンを絶対に罷免しないという世宗に過ちを犯したときは誰か責任をとらねばらない、むやみに肩をもてば集賢殿の者が王様の側近だと罵倒されるのです。彼は政敵だからですか?余は父王とは違い義父を殺した政敵をかばい慈悲を与える聖君だという世の中の絶賛がほしいのですか?民の心が離れている機会を逃がせば王様には何も残らなくなりますといいました。

冷淡なチョ・マルセンは師匠のパク・ウンと出会いました。
マルセン「自ら降参した者と取引する愚か者はいません。」
パク・ウン「そなただから降参したのだ。相手がほかの者ならともかく私に手駒がなくても取引したはずだ。最後だからだ。偉そうなことを言える身ではないが、それでも私は政治とは取引ではなく説得だと思う。説得のためなら愚かになることも必要なのだ。心は伝わるからな。そなたは今でも私の大事な部下だ。だから最後に駆け引きではなく政治をしたかったのだ。」
マルセン「最後まで私を侮辱なさるつもりですか?」
パク・ウン「我々は本当に正しいのか?」
マルセンは集賢殿を存続させてパク・ウンを罷免させることにしました。マルセンはパク・ウンを罷免すれば密室政治はなくなるとユ・ジョンヒョンたちに言いました。

ユ・ジョンヒョンは孝寧大君の仏事の活動をやめさせ寺を廃し、パク・ウンを罷免するように上奏しました。これを断れば全員が辞職するでしょうとユ・ジョンヒョンは世宗を脅迫しました。イ・スは孝寧大君に活動をやめるように言いました。そのかわりにこの寺にいる病人と被災者を救済しますとイ・スはいいました。孝寧の側近は孝寧大君こそが傷ついた民の心を癒せるのだといいました。孝寧大君は仏事と救済をやめないといいました。

ヨンシルは暦算を習得しました。日食の日時は正しかったといいました。計算は正しいのに予報が外れた理由をヨンシルはひらめきました。ヨンシルは朝鮮の天文図を広げ、明と朝鮮の天文図は同じでない可能性に気が付きました。そこに世宗がやってきました。ヨンシルは天が明と違うのであれば新しい暦を作らねばならないといいました。回回暦(アラビアの天文書)も見たいとヨンシルはいいました。

ユン・フェ「王様、天と戦う準備はできたーー?」
イ・ス「ご決断ください殿下」

世宗はパク・ウンにそなたは罷免するしかないといいました。パク・ウンはもっと早くご決断するべきでした、そうしたら王様も苦しむ必要はなかったのですといいました。世宗は体面のためにパク・ウンを登用して聖君の真似をしたかったのだと告白しました。

パク・ウン「よいではないですか。実態が伴わないなら真似だけでもすべきです。かつての聖君も王様と違いはないはずです。真似だけでもすべきです。真似をしていたらいつの間にか体に染みついて心から得を施すようになるはずです。」
世宗「未熟な余をこのように理解してくれるとは。そなたこそ誠に余の忠臣だ。なのに大監を失うしかないのか。」
パク・ウン「私ごときが忠臣だとめっそうもございません。私は上王様の刀として生き、仕方なかった、政治的に必要だった、誰かがするべきことだった。そうやって自分を慰め正当化してきました。いいえ、罪なき人々を始末してきました。それが真実なのです。こうして王様の手により罷免となるのは私の罪と比べれば軽い処罰かもしれません。感謝いたします殿下。最後は上王様の刀ではなく慈悲深い王様の臣下として殿下のために少しでも役立ちやめることができます。深く感謝いたします。感触を退いた後は悔い改めながら残りの人生を過ごします。それが私に残された最後の務めだと思っております。どうか立派な王におなりください殿下。」

チョ・マルセンは「最初からパク・ウンだけが狙いだった。集賢殿の中でも政治に通じ、策略を用いるのはパク・ウンしかいない。奴がいない集賢殿など王様の書斎にすぎない。子供からおもちゃを取り上げるほど非情ではない。」と側近(エリートの学士)に口をこぼし酒を飲みました。

太宗「余が育てた虎はチョ・マルセンだったようだ。己が学んだ政治の師ですら何のためらいもなく切り捨てるとは。恐ろしい奴だ。これでついにチョ・マルセンの天下が来たか。年若い王がずる賢い重臣たちを従えてまともに政治をこなせるか。それが心配だ。」

(パク・ウンやマルセン、ユ・ジョンヒョンを使ってさんざん世宗を追い詰めたくせに今頃何を冷静にいっているのでしょう、上王様は・・・)

太宗「余は今まで臣下たちを刀と権力で押さえつけてきた。脅しと命令で志を貫いた。臣下の中で余の命令でなく自らの意思で余に命を捧げる者などいなかった。自ら罷免を請うたパク・ウンも例外ではない。何がそうさせるのか、王様の持つ力が朝鮮を引っ張っていくと信じてもよいか?」

229箇所の寺で行っている寺を閉鎖し、孝寧大君を今すぐとらえて私邸に謹慎させろ。

世宗は寺の閉鎖を命じました。僧侶の頭は命を懸けて孝寧大君を支持しろと命じました。世宗はキム・ジョンソに兄を捕らえる大義名分を作るために無茶な僧侶たちを捕まえるように命じました。

(孝寧大君は何も悪いことしてないのにー)

孝寧大君「ばかげた論理はいいから本音を言うのです!私に民心が集まるのが怖いですか?玉座を得たら臆病者になるそうですね。私が王の座を狙わないか権力を欲しはせぬか怖かったのですか。私を政敵と・・・」
世宗「そうです。兄上は明らかに玉座を脅かしています。」
孝寧大君「仏にすがり、民の心を慰めることが罪ですか?」
世宗「利権を求める輩にその心が利用されると気づかないことが罪なのです。」
孝寧大君「いったい何が言いたいのですか。」
世宗は孝寧大君に捕らえた僧侶たちを見せました。孝寧大君は僧侶が孝寧大君を王にしようとしていた計画を知りました。
世宗「これが兄上とともに民を救済していた者たちの正体なのです。仏に帰依してはなりません。少しでも利権を狙う者には誰にも近づかぬように。その者たちは兄上を利用して権勢を得ようとするでしょう。」
孝寧大君「彼らは仏の一部です。すべてではありません。」
世宗「まだ仏教に未練がありますか。」
孝寧大君「仏弟子として生きるという信念だけは決して捨てられません。」
世宗「それは許可できません。」
孝寧大君「王命に背いて寺に戻り出家するとしたら?」
世宗「王として当然すべき決定を下すしかありません。」
元敬王后「その決定とは何か?何だときいておる。遠地に行かせて毒でも盛るのか?それとも兄を刀で斬るのか?」
元敬王后と昭憲王后が来ました。
元敬王后「心を裂くようなものだ。拠り所にしてきた心を切り取るに等しい。そなたや上王様はできるかもしれないが、あっさり決められない人間もいるのだ。天とはなんとも無常なお方だな。こんな冷酷な人間を私に産ませるとは。天が恨めしくてたまらない。」
元敬王后は涙を流して倒れました。「母を、どこかに捨ててくれ・・・もうこの忌まわしい宮中から出ていかせておくれ」
昭憲王后も涙を流しました。元敬王后は疫病(マラリア)にかかりました。

御医「私を殺してください上王様ああああ」
上王「何としても治すのだ。でなければそなたの命はない。」

昭憲王后は集賢殿にいる世宗に言いました。
「お母上は孝寧大君を守るだけでなく離れた民心を取り戻そうと王様のためにも休みなく病人を介抱し疫病にかかったのです。"王様はそなたたちに無関心なわけではない。万民の父母とはいえ手の届かぬ場所もある・・・だから王様を恨まないでくれ。恨むなら王を生んだ自分にぶつけるのだ"万民の世話をしながらそのように声をかけておられました。お母上の望みはただひとつ、兄弟が仲睦まじく過ごすことです。王族の身分ゆえ権力から自由になれなくても兄弟は兄弟、家族は家族、それだけをお望みでした。孝寧兄上を討たずに済む道は何かを探すべきでした。王様のために深く傷つき命すら危うい状態です。こんな悪行を犯してどう責任をとるつもりなのですか。」

上王の世宗は父の肖像画にひれ伏して祈っていました。

世宗は縄を越えて母のところに行こうとしましたが内官にとめました。孝寧大君は仏に祈ろうと世宗にいいました。世宗はもう一度母のところに行き母を抱きました。

感想

なんか、やっぱ違和感あります!何がというと、脚本に違和感があります。はじめからおかしいな?とは思ってましたが、決めゼリフが多すぎて状況とあらすじを説明することができません。セリフだけで物語を説明しようとしているところがへんだなーと思いました!

これは困ったぞぉ。

しかも上王と元敬王后が「世宗を愛している」とういメッセージが突然でてきて、それまでの世宗をいじめていたことと相反するメッセージが出てきて意味が通じなくてあっれーーーーー????となっています。

かわいがってきたマルセンの反逆や世宗に惚れたパク・ウンは殺さないのか上王様。

今まで世宗を愛しているそぶりを見せなかったパパとママ。それがいきなり愛してるw譲寧と孝寧と末息子だけかわいがっている場面はこれまでもありました。

ちょっと話がおかしいですねぇー。ドラマで視聴者を感動させようとして、これまでの設定を変えちゃって。

世宗が太宗みたいになってきたことをこの回で描きたかったのだとは思うのですが、セリフのつながりがなくてそのことについてうまく表現できていません。

毎回が感想のクライマックス!にしたい意図はわかります。でもね、ぶっ飛びすぎて理解が追いつきません。

高麗時代には1万あったお寺が世宗のときにはたったの18寺になったそうですよー!世宗大王はドラマのように心お優しい王様だったのでしょうかえ?確かに宗教は空想の産物であり教訓を空想にして教えた物語で「事実ではありません。死ねば天国地獄があるわけでもなく塵になるのが人間です。そこまで現実を見つめようとしたところは強いと思います。宗教のデメリットはこのドラマでもいってるとおり、宗教を利用して権勢と武力を得るところにあります。日本でも廃仏毀釈はあったし、いわゆるクソ坊主(酒と性と金に堕落した坊主)が多すぎたからこうなったんだと思います。今の世でも宗教を利用した金儲けがビジネスとなっていますからね、宗教は政治にとって面倒な敵なんですね。しかし人間から空想を取り除けば奴隷の人生しか残ってませんから(笑)人間にとって空想がないと精神がドライになって荒廃してしまうかもw儒教もまた半ば宗教(空想)みたいなものですけどね。私は宗教が教えたいことは真実の愛とかやってはいけない罪とか感謝とか原始的な感情についてなんだと思います。そういった感情は道徳の授業では教えても心で理解できませんからね。宗教を信仰していても手を合わせておけばいいという形式的な行動以外にわかってないのがほとんどだとは思いますけど。そもそも宗教の創始者の考えではお金なんか取りませんからね、取ってること自体が堕落して時代を経るごとに人を操りたい人間に都合のよいようにねじ曲がったりしてますからねwでも宗教の経典がなくなったらいったいだれが愛だの許しだの罪といったことを教えられるのか?ということですね。それにかわる心の学習法が宗教やドラマや演劇以外にないのが現実ですね。しかも虐げられてる身分じゃ自分を支配する方法すら知らないのがオチでしょう。

とりあえず、マルセンは思い通りにならない王が嫌なので、思い通りにできる王様がほしいということですね!上王様が片付けちゃえばいいのに♪

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