「王と妃」 第59話のホン・ユンソンの報告書あらすじとネタバレ感想
ホン・ユンソンの報告書 あらすじ
ハン・ミョンフェはヒャンイから自分の妻の様子について報告を受けていました。そこにホン・ユンソンが訪ねてきました。ユンソンは首陽大君に会ってきたことをいいました。
ホン・ユンソン「っはっはっはっはハン殿、私は鳳凰を捕まえました。大君さまは私に大役を任されました。全員捕まえろと。朝廷の内外で腐敗した連中を皆捕まえろと仰せです。やってみせます王族であろうと震え上がらせてみせます。」
ハン・ミョンフェ「出世の道が開けたな。はっはっは」
ユンソンはミョンフェに知恵を借りに来ました。
シン・スクチュはホン・ユンソンの放免に反対しました。彼に公正な取り締まりはできず彼自身も腐敗していますとスクチュはいいました。ホンは貪欲な人間ですというスクチュに「もう何も言うな、私が決めたことだ」といいました。首陽大君は徹底してホン・ユンソンをかばいました。スクチュはクォン・ラムかハン・ミョンフェに任せてはどうかといいました。ラムは慎重でミョンフェは人望がない、そなたがやってみるか?とと首陽大君はいいました。
ホン・ユンソンは朝廷に聖人君主はいない、左相(チャサン、左議政)大監もみなわいろをもらっていると奴婢から報告を受けました。翌日ホン・ヨンソンはパク・チュンソンに不正のリストを見せました。重臣たちを調べるわけにはいかぬと大司憲のパクは困りました。ホン・ユンソンは大司憲殿の責任ですぞとパクを脅しました。困ったパクは手下を捕まえてユンソンの報告書は見ていないかききました。
重臣たちは左右大監は首陽大君姻戚なので大丈夫だろうといいました。右議政はこれはやりすぎではないかといいました。
チョン・チャンソンはハン・ミョンフェにひどい仕打ちではないかといいました。何かおありですかとミョンフェがいいましたら私は何もしていないといいました。
パク・チュンソンはホン・ユンソンが作ったリストに信じられないことが書かれている。王族や大臣がわいろをもらったと書かれていると首陽大君にいいました。リストの中には政敵の錦城大君が酒を飲み弓の腕比べをしていたと書かれていました。これは謀反ではないとパク・チュンソンがいうと、これは何事ですか、けしからんと首陽大君がいいました。首陽大君はホン・ユンソンの鵜呑みにできないリストを殿下に出しなさいといいました。ユンソンの作ったリストは何の裏付けもないものでした。
(もうめちゃくちゃだ!)
ソン・サンムンらは爽快だと単純に喜びました。パク・ペンニョンはどこまで罰するのか様子を見てみようといいました。
ハン・ミョンフェは大司憲ができないといったことをラムからきいて、あいつには無理だと笑いました。
ユンソン作成のリストにはチョン・インジをはじめとして首陽大君の家臣も含まれていました。
首陽大君の真の目的は錦城大君の殺害でした。
首陽大君は謀反を名目に王位を簒奪する気でした。
ホン・ユンソンは首陽大君を呪っている恵嬪の横にいた尚宮を捕まえました。巫女の衣装を着ていた尚宮は棒でユンソンの兵に殴り殺されました。恵嬪は首陽大君は次に私を殺すでしょうと永豊君に殿下に伝えるようにと泣きました。
桂陽君夫人は恵嬪の侍女に金を投げました。夫人は引き続き恵嬪の様子を探るように命じました。
永豊君は端宗に祖母をお助けくださいと大殿の外で泣きました。
大殿に明かりがつきました。チョン内官は永豊君が宮殿の外で泣いていることを知らせました。永豊君は感謝して端宗と面会しました。永豊君はホン・ユンソンに恵嬪がやられたという話をきいた端宗は激怒しました。端宗は都承旨を呼ぶように言いましたが、チョン内官は首陽大君に伝えるように部下に指示しました。そしてハン・ミョンフェが端宗の前に現れました。ミョンフェは「何かのまちがいでしょう。恵嬪様をたたいてはおりません。恵嬪さまは首陽大君に呪いをかけていたのです。いくらホンでも殿下のおばあさまに手出しはいたしません」といいました。
ソン・ヒョンスは娘の王妃と面会していました。王妃は父に気を付けてくださいと言いました。父は今の地位を利用して賄賂をもらっていませんといいました。「首陽大君には何か目的があるはずです。大君が粛清に乗り出し一方で恵嬪を脅しつけたのには何か狙いがあるはずです。首陽大君は癸酉靖難の実行を行う際に明に端宗の任命書を取りに行き安平大君を油断させました。そしていま首陽大君は奏聞使を送り粛清を断行しようとしています。」王妃はこうなると思っていましたと父の心配をしました。父もこのようになる気がしておりましたと娘が王妃になっても嬉しくなかった、これが運命だとおあきらめください泣きました。王妃はそれはできません、戦います、首陽大君の思い通りにはさせませんといいました。「首陽大君は王位を奪えるかもしれません。ですがその手は血で汚れるでしょう。私と殿下を殺さねば王にはなれません。」と王妃はいいました。
首陽大君は弓の練習をしていました。首陽大君を慕う端宗の記憶がよみがえってきましたが、動揺せずに弓を的に命中させました。
譲寧大君は王族と重臣に譲位の話をしたことを首陽大君に話しました。首陽大君はとぼけました。譲寧大君は首陽大君に決着をつけなさい、後ろに退くか前に進むかはっきりなさい、早く決断を下しなさいといいました。首陽大君は何も言いませんでした。桃源君夫人ハン氏は唇をゆがめて笑いました。ハン氏は首陽大君が王位を狙う確信を得ました。
(いじわるスマイル!)
「私の願いが叶いそうだわ」ハン氏は息子を抱いて輿に乗り桂陽君夫人のところに向かいました。首陽大君夫人は寺で何度も仏に拝礼していました。
ヒャンイは「王になられるのですね」とハン氏の子を抱きました。ハン氏の姉はハン氏に世子妃になるのねと喜びました。
錦城大君は我々を皆殺しにするに違いないとオム・ジャチに言いました。
首陽大君「(ホンのリストの粛清を)やるかね?答えてくれ。そなたはできぬと思った。辞任しなさい。」
パク・チュンソン「・・・・・・。」
首陽大君はかわりにチェ・ハンを呼び大司憲に推薦しました。チェ・ハンにホン・ユンソンのリストを投げました。チェ・ハンの顔は一瞬あおざめました。チェ・ハンは帳面を受け取りました。
ハン・ミョンフェは端宗にチェ・ハンを許可するように求めました。端宗はそれを認めました。
「これ(ホン・ユンソンのリスト)は大勢のものを死に至らす」とチェ・ハンはいいました。首陽大君は錦城大君とオム・ジャチの死刑を上奏させるつもりだ、よって私は窮地に陥ったといいました。
端宗はもう私に叔父上を殺すことはできぬ、首陽大君に王位を譲るほうがマシだと王妃にいいました。
(じぶんがやればいいのに甥に手を汚させて自分は手を汚していないつもりという、首陽大君はなんとひどいことをさせるのでしょう)
感想
やーまた今回も非常に腹立たしいですね。首陽大君はじぶんでやればいいのに、嫌なことは全部部下に「直接言わずに暗喩で示唆して」めっちゃ悪いやつですねw「やれとは言っていない」ところが悪どいです。韓国の人は首陽大君が悪いやつだと認識しているからこんなドラマを作ったのかな(笑)チェ・シラも悪人のほほえみを作って、悪役として演技しているようです。ホイホイと首陽大君の言いなりになっている端宗が強い心を持っていたら・・・と思わずにはいられません。端宗もその気になればいくらでも大君派を粛清できる名分があったのではと思います。