朱蒙(チュモン)14話
塩の外交 あらすじダイジェスト
朱蒙(チュモン)はヨンタバルの商団に下働きとして入れてもらいました。マリとヒョッポとオイは王子がチュモンがまた官職も得ずに放蕩することを決意したため落胆しました。サヨンはチュモンが経験を積んで後継者選びの戦いに備えるためかもしれないと言いました。ヨンタバルは帯素(テソ)王子とチュモン王子という二頭の虎を抱えたことになると言いました。召西奴(ソソノ)はチュモンを受け入れて王室の情報を得ようと言いました。
玄菟(ヒョント)城の城主ヤンジョンは帯素(テソ)王子とプドゥクプルの交渉を拒否しました。ヤンジョンは金蛙(クムワ)王が来なければ話はしないと言いました。
トチは武器の闇取引が明るみになったがどんな闇ルートでも取引ができるとヨンポ王子を唆しました。
ヨミウルは国の大事の後継者選びの相談をしなかったクムワ王を責めました。クムワ王はこれから国政に関することはヨミウルの意見を今後一切聞かないと言いました。クムワはすべての悩みをヨミウルに相談してきたが、ヘモスを20年も閉じ込め死に追いやったことに怒りました。
クムワ王「神を引き合いに出すな!天地の神がどうしてそんなむごたらしい決定をするのか!もう一度言っておく、私は今後国政に関することではヨミウルの意見は聞かぬ。」
ヨミウルは四出道(サチュルト)の巫女をすべて呼び出し会合を開くと部下に伝えさせました。
プヨンはヨンタバル商団のところに来ました。プヨンはトチの命令で文を渡しに来たと木簡をソソノに渡しました。サヨンは「お嬢様の目が嫉妬に満ちていました」とソソノをからかいました。サヨンはヨンタバルにトチが急に奪った塩を返せと言ったのは漢と扶余のいざこざを解決するためにクムワ王に塩でも売ろうとしているのだろうと言いました。ヨンタバルは戦争こそ大儲けできる好機だ、塩でもうまく利用すれば扶余の製鉄技法を引きさせるかもしれないと言いました。
チュモンは剣術の稽古に励んでいました。その様子をソソノは見ていました。
チュモン「お嬢様」
ソソノ「商団には慣れましたか?世の中の道理を学びたいとおっしゃいましたが何のために学ぼうとされるのですか?時が来たら王位を狙うおつもりでは?私が力を貸すこともできます。本音が知りたい。二人の王子は扶余のために奔走なさっておいでなのにチュモン王子さまはずいぶんとお暇そうですね。」
チュモン「私がでしゃばっても何もできません。身をわきまえずにでしゃばることは愚かなことです。」
ソソノはチュモンに野心があるのかないのかわかりませんでした。
チュモンは無職になったムソンにこれからどうする?と言いました。チュモンは「私が宮殿に戻る時は皇太子になる。父上は機会をくださったのだ。私は父上に授かった機会をつかみたい。」とムソンに宮中に仕事を紹介するので情報を探って欲しいと言いました。マリとヒョッポとオイはいきなり跪きました。ムソンもそれを真似して跪きました。
マリ「王子さま。わたしたちは浅はかでした。命の限り王子さまにお仕えし忠義を尽くします!」
テソ王子は王の親衛隊長にヘモスの墓所を剣で脅して聞き出しました。親衛隊長はヘモスの墓はチョンム山のふもとだと白状しました。テソは部下にヘモスの墓を指示通りにせよと命令しました。
テソは夜中にヨンタバル商団に来てケピルにソソノに隠密に会いに来たと言いました。「元気にしていたか?」テソは嬉しそうな顔をしてソソノに会いました。ソソノは「私も王子様のように豪胆な方は初めてです」とテソに愛想をつきました。そこに「お嬢様、チュモンです」という声がしました。テソは不機嫌になりチュモンを呼びました。「お前というやつはなぜ王室の恥になることをするのか。それでも扶余の王子といえるのか」テソは兄らしく下働きをしている弟を叱りました。退室したチュモンはヘモスを兄に殺された悔しさで涙を目にためました。
テソは玄莬城に戻りヤンジョン太子にヘモス将軍の首を差し出しました。「私は漢との戦いを避けるためにヘモスを倒したのです。ヘモスの首を差し上げましょう。太子が殺したことにすれば皇室の覚えもよくなるでしょう。」ヤンジョンはテソを快く思いました。
ヨンポは「(ヨンタバル商団から返された)塩を手に入れた」とクムワに報告しました。テソはヤンジョン太子に会って漢との交易を再開し漢から塩を一万石受け取りましたと報告しました。テソは父上の業績が私を助けてくれたのですと言いました。
チュモンは商団の荷物を運んでいました。
ソソノ「テソ王子からあれほど侮辱されたのにどうして悔しくないの?」
チュモン「侮辱されればされるほど鍛えられるものです。あれぐらい、なんでもありません。」
ソソノ「情けない奴。」
ヨミウルは巫女たちを集めて会議を開きました。
ヨミウル「わが神殿は危機に直面しています。王様が代々受け継がれてきた神殿の権威を踏みにじろうとなさっています。これは天地の神に対する冒涜です。徐々に王様の権限が強くなってきています。傍観していては天地の神をお祭りする神殿は廃止されてしまうでしょう。天地のお力を借りて王様の暴走を阻止しなければ。」
巫女の一人がタムル弓が折れていたと報告しました。これは扶余に大きな災いが起きる前触れですと言いました。
チュモンは弓の練習をしていまいた。
感想
単純とはいえ、何も考えずに観られて面白いです。ヨミウルは結局欲深い悪人でしたね。神の名のもとにこれから数々の陰謀を企てて悪事を重ねていきそうです。テソ王子はソソノの前となると紳士的で優しい人になって悪人なのですが、かわいいところもあるようです。ヨンポは完全に裏社会の人間になって救いようのないチンピラですね。続きが楽しみです。