韓国ドラマチョン・ドジョン鄭道伝35話のあらすじネタバレ感想
あらすじ
イ・バンウォンやユン・ソンジョン、チョ・ジュンらはモンジュは大業の邪魔をしている、いつまでかばうのですかとドジョンにいいました。ドジョンはモンジュを廃し一党制にすれば民の信頼が地に落ちると仲間の訴えを拒否しました。鄭道伝にとっては親友と政敵の存在も必要でした。
イ・ソンゲはチョン・モンジュに田制改革を終えてからイ・セクを呼び戻しては?と提案しました。牧隠を呼び戻したらイ・セクらに殺されるのではないかとモンジュを心配しました。それでもモンジュはイ・セクの復帰を望みました。
鄭道伝は師匠牧隠のもとを訪れました。圃隱のために朝廷に復帰してほしいとドジョンはお願いしました。なぜ朝廷にしがみつくのかときくドジョンに斯文乱賊が朝廷を支配しているからだといいました。牧隠は三峯を弟子にしたことを後悔している、二度と師匠と呼ばないでくれとドジョンにいいました。
ユン・ソンジョンと彼の子分たちは偽の王に玉座を渡した罪でイ・セクの弾劾をはじめました。
なぜイ・セクを弾劾するのかと問うドジョンにユン・ソンジョンは圃隱を訴えるなと三峯様にいわれたのでかわりにイ・セクを弾劾するのです、三峯様は相手が圃隱でもためらってはいけないといいました。儒教の柱、儒聖を排除すれば民の信頼は落ちてしまうとチョン・ドジョンは考えていました。イ・バンウは三峯のせいで争いが起きたから三峯と別れるべきだとイ・ソンゲにいいました。バンウは高麗への謀反に反対しました。
圃隱はイ・ソンゲの屋敷を訪れイ・セクの弾劾をやめてほしい、このままでは多くの血が流れるのでやめてくれと頼みました。こうなったのはイ・ソンゲ将軍のせいではないとドジョンは圃隱の隣に仲良く座りました。ドジョンはモンジュの固執が今回の事件を引き起こしたといいました。チョン・ドジョンに弾劾を撤回したらどうかというイ・ソンゲ。しかし撤回すればユン・ソンジョンの命が誣告罪でなくなり田制改革も(大業も)不可能になるとドジョンはイ・ソンゲにいいました。政治は和合にあるというモンジュ、政治の役目は世の不正をただすことにあるとドジョンはいいました。お前は復讐したいだけだろうとドジョンに怒るチョン・モンジュ。イ・ソンゲは三峯にひとまず帰るようにいいました。イ・ソンゲは悩みました。
チョン・ドジョンは物乞いの隣に座り、場所代だと飯をやりました。ドジョンは物乞いたちと飯をともにしました。その様子を見てイ・ソンゲは覚悟を決めました。
イ・セクは拷問を受け流刑になり、チョ・ミンスは拷問の末に庶民に降格され、ピョン・アンニルは粛清されました。チョン・モンジュはその様子を見て門の前で涙を流して立っていました。
チョ・ジュンは貴族の強い反対があるので民への土地の分配はあとにしようかといいました。ドジョンは高麗の民は何ももっていない。計民授田(ケイミンスジョン)で少しでも民に土地を分け与える、たくさん犠牲を払ってきたのでもう待てないといいました。「我々の初心は計民授田だ」
チョン・ドジョンはよい温泉があるとイ・ソンゲに温泉療養をすすめました。
バンウは山にこもって隠れてしまいました。「心がきれいで得が高い証拠です。イ将軍の跡をついて玉座につけば民の希望となるでしょう」とドジョンはソンゲにいいました。バンウォンは良い顔をしませんでした。チョン・ドジョンはイ・バンウを探してイ・ソンゲを元気づけてやるようにバンウォンに頼みました。
ドジョンを見送りぼーっと立ち尽くすバンウォンにどうかされたのですか?という側近につまらない想像をしていたとイ・バンウォンは答えました。何を考えていらしたのですか?と問う側近に「私が王になることだ」とイ・バンウォンはいいました。またすごい想像ですねと側近はわらいました。
チョン・ドジョンはもう田制改革には関わるなとチョン・モンジュにいいました。「このままではお前は諫官の標的になる」とドジョンはいったら「私にはまだ3割の味方がいる、標的になるのはお前のほうだ」とモンジュはいいました。
朝廷ではユン・イとイ・チョが「イ・ソンゲが王瑤を王位につかせて明への攻撃を企んでいる。」と明国にイ・ソンゲの討伐を頼みに行ったという報告が行われていました。王瑤はイ・ソンゲに相談したらイ・ソンゲは殿下と私を陥れる策略なのですといいました。そこにチョン・モンジュが現れ解決する方法があるといいました。イ・ソンゲ側近のチョン・ドジョンを明に派遣して事情を説明させるのですといいました。
チョン・モンジュはイ・ソンゲから策士を取り払う計画に出ました。
イ・ソンゲは三峯が明に行くことはなかろうといいました。ドジョンは私が行きますとイ・ソンゲにいいました。チョ・ジュンは危険だといいました。
「皇帝がくしゃみをしただけで怯えるような状況は大業に影響がでます。この際明の皇帝を味方につけてみます」とチョン・ドジョンは言いました。ソンゲは今は行くべきではない、改革をチョン・ジュンだけに任せることはできないといいました。
ウ・ヒョンボはユン・イとイ・チョの妄言の告発に自分の名前もあがっているとモンジュに相談していました。そこにいきなり兵士があらわれウ・ヒョンボが連れていかれました。モンジュは机を叩いて怒りました。告発に名の上がった保守派は妄言を利用されて投獄されました。ユン・イとイ・チョの妄言で保守派は壊滅状態となりました。
混乱に乗じて政敵を排除するドジョンに「お前の卑劣さはイ・イニムを超えた」とモンジュは言いました。
ドジョン「前にもいったはずだ。お前は私の相手ではない。」
モンジュ「お前が怪物だとわかったからには方法を変えるしかない」
ドジョンは李仁任が「お前が怪物になるのはこれからだ。お前は苦しみを味わうだろう」といった言葉を思い出した。
イ・バンウは山小屋で貧しく暮らしていました。そこにイ・ソンゲとイ・バンウォンが迎えに来ました。
ソンゲ「ひどい顔をしているな、何も食べていないのか?」
バンウ「草や木を食べたり恵んでもらって生きています。父上、私は残ります。父上のかわりに息子の私が罪を詫びて生きていきます。君主を二人を殺めて中心たちまで殺しました。高麗の臣下として大罪を犯しました。」
ソンゲ「お前は長男だが私の立場をわかってくれないようだな。すべて生きるためにやったことだ。自分のためではない。貧しい暮らしをしている民に土地を与えて豊かな暮らしをさせてやりたい。そのために必死で頑張ってきた。」
バンウ「それはすべて父上が玉座につくためにやっていることです。父上、愚かな息子でも生きてほしいと願うなら、私のことは忘れてください。」
ソンゲ「なぜだ。バンウや。」
バンウ「遠くからではありますが父上のご無事を願っております。」
モンジュはチョ・ジュンのもとを訪れました。チョ・ジュン「イ・ソンゲ守待中と三峯大監に従ってください」と圃隱にいいました。チョ・ジュンは科田法のためにイ・ソンゲらに従っているといいました。「京畿道だけ科田して官吏に土地を支給し、それ以外の土地については一割だけ課税する。それなら民は土地がなくても喜ぶだろう」それをきいてモンジュはイ・ソンゲを尋ねました。
圃隱「チョ・ジュン様が提案した科田法なら私も賛成です。」
イ・ソンゲ「やはり計民授田は賛成できませんか。」
圃隱「あれは不純な煽動にすぎません。賛成者は善、反対者は悪、イ・ソンゲ大監を王にするために三峯が企てた事です。三峯がいない間に片ををつけましょう。」
イ・ソンゲ「それは裏切りです。すみません。お帰りください。」
圃隱「大監。」
チョン・モンジュは膝をつきました。
圃隱「心から国と民のことを思うなら科田法にしてください。そうするだけでも民は喜び涙を流すでしょう。」
イ・ソンゲ「三峯が帰国したら相談します。」
圃隱「三峯のためにも決断してください。三峯は迷妄に囚われて自らとイ将軍を不幸にしようとしています。大監が迷いいから抜け出せば三峯も目を覚ますしょう大監。誘惑を振り捨てて高麗を守っていたあの昔のイ・ソンゲ将軍に戻ってください。大監。」
イ・ソンゲ「昔の李成桂?」
圃隱「東北面の田舎者の李成桂に?」
チョン・モンジュの甘い言葉にイ・ソンゲの心は溶けました。
大量の土地の権利書が山積みにされました。
イ・セクは都城の権利書の前に現れました。貴族たちはイ・セクにおじぎをしました。
ナム・ウンは急いでチョン・ドジョンを迎えに行きました。
イ・セクとユン・ソジョンは睨み合っていました。
ナム・ウン「イ将軍はチョン・モンジュに従い計民授田を放棄しました。」
チョン・ドジョン「なんだと?」
貴族の土地の権利書の山にイ・ソンゲの命令で火がつけられました。
民たちは万歳と喜びました。高麗の貴族たちは笑いませんでした。
ナム・ウン「どうやらイ将軍に心境の変化があったようです。」
感想
チョン・モンジュとチョン・ドジョンはすっかり敵対していました。モンジュは特にチョン・ドジョンの「高麗への強い復讐心」が許せませんでした。
チョン・モンジュは一枚岩ではないイ・ソンゲ一派をたったひとりで奮闘して分裂させていっています。敵を分裂させるには、それぞれの欲望をききだしひとつずつ実現していくことで仲間同士を敵対させるということでした!
チョン・モンジュのすごいところは、「ぜんぶひとりで戦って妥協点を作り成果を上げているところ」ですw
イ・セクにはたくさんの子分がいますけど、モンジュは彼らとも一線を画していて、むしろイ・セクらにとってもモンジュは裏切り者です。
すべての貧しい民に土地を分け与えたいチョン・ドジョン。そしてイ・ソンゲもすべてとはいわないまでも民を救いたいと思っています。チョ・ジュンの立場はそれよりも貴族よりのようですね。
ドラマを見る限り、ナム・ウンはドジョンの腹心、忠臣ということですね。
バンウォンは「バンウを王にする」というドジョンにうまい表情を作ってましたね。
歴史ドラマは結末がわかっているとはいえ、知らないこともたくさんでてきますので面白いですね。
見れば見るほど理解が深まります。
歴史ドラマは結末がわかっているとはいえ、知らないこともたくさんでてきますので面白いですね。
見れば見るほど理解が深まります。
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