韓国ドラマチョン・ドジョン鄭道伝36話のあらすじネタバレ感想
あらすじ
1390年 都城で貴族たちの土地の権利書が燃やされました。その量があまりにも多く何日も火が消えなかったそうです。
1931年5月、科田法が交付されチョン・ドジョンらの計民授田は実現しませんでした。ですが私田の弊害を正して民生を改善し、権勢門家の経済基盤を壊す歴史的な事件でした。
吁斎(ウジェ)チョ・ジュン(趙浚)、ユン・ソジョン、ナム・ウンと明から帰国した鄭道伝は再会しました。チョン・ドジョンは趙浚に「科田法(土地を編成して租税を得られる権限を官府と官僚に与える制度)はお前がやりたかったことだ。正直に答えろ。自分に責任がないと思っているのか?計民授田(民の人数で土地を分けること)を放棄するなと言ったはずだ。」といいました。「罪のない者に腹いせするな」チョン・モンジュが現れました。
チョン・モンジュ「科田法を提案したのは趙浚様だがお前が帰ってからにしようとおっしゃった。科田法は李成桂大監と私が決めたことだ。燃える土地の権利書を見て民は大喜びだったがお前はちっともうれしそうじゃないな。」
チョン・ドジョン「科田法ごときで私が満足するとでも?」
チョン・モンジュ「お前は計民授田で謀反を企てていたな。満足するはずがない。」
チョン・ドジョン「今回は私の負けだ。まだ田制改革は終わっていない。」
チョン・モンジュ「科田法は来年から施行される。邪魔することはできない。」
チョン・ドジョン「守待中大監に再審を請求する。内政さえ管掌する守待中大監の同意さえあれば再論は可能だ。」
李成桂は門下待中に自ら降格し、チョン・モンジュは守待中に昇格していました。
イ・ソンゲは自ら守待中に降格しました。イ・ジランは「兄貴は人が良すぎる」といいました。カン夫人もイ・セクらが強くならないか心配しました。イ・バンウォンは大業をあきらめたのかと李成桂に問いました。驚くジランとカン氏に前から李成桂大監の目標は玉座ですとバンウォンは明かしました。李成桂は秘密を暴露するバンウォンに起こりました。
ドジョンは李成桂のもとに挨拶に来ました。ドジョンは明の皇帝も納得して李成桂に好印象を持ったと報告しました。そしてチョン・ドジョンは高麗を滅ぼすために必要な計民授田をあきらめたことについて李成桂を問い詰めました。
鄭道伝「高麗の支配勢力が拒んでいたのは計民授田です。民が高麗には期待できないと分かった日に、新しい国、新しい君主を求めるはずです。そのとき主君の武力ではなく民心の力で大業を成し遂げようと・・・主君は私の気持ちを踏みにじりました。」
イ・ソンゲ「昔誰かがこんな話をした。血が流れるほどの大業は正当性は薄れていくと。そんな国には何も期待できないから、政治の力で大業を成し遂げるといった。」
鄭道伝「威化島回軍のときに私た言った言葉です。」
イ・ソンゲ「三峯に聞く、今までに流れた血は少ないと思うか?三峯が私に見せていたのは政治だと思うのかはっきり言ってくれ。」
鄭道伝「政争と計略、そして過ちもありました。ですがその戦いは500年の高麗と特権者が相手でした。公明正大にあの者たちと対峙できますか?」
李成桂「言い逃れするな!兵士を引き連れて戦ったほうがましだ!」
李成桂「圃隱先生は私に跪き何と言ったと思う?昔の李成桂に戻ってくれと。この意味が分かるか。」
鄭道伝「つまり、大業をあきらめるのですか。」
李成桂「そんなことをしても私が奪った命は帰ってこない!三峯。東北面(トンブンミョン)の田舎者イ・ソンゲはもういない。」
李成桂「主君」
李成桂「大業はあきらめない!三峯が言う正当性を示すことができる大業を行いたい。」
鄭道伝「私を信じてください。必ずや民の心を主君に傾けて見せます。」
李成桂「民までは望んでいない。圃隱先生が認めてくれることこそが私の正当性だ。」
李成桂「高麗でで最も優れた者であるチョン・モンジュ。圃隱先生が執政大臣として捧げる玉璽でなければ私は絶対受け取らない。私は圃隱先生を執政大臣にした。」
李成桂「三峯は圃隱先生に玉璽を持たせてくれ。これから我々が目指す大業だ。」
夜、チョン・モンジュは王瑤に呼ばれました。
王瑤「太祖から続いてきた私田制度は守れなかったがワン氏の高麗だけは守りたい。」
チョン・モンジュ「守待中チョン・モンジュは悪党から高麗を守ることに身命を捧げます。」
王瑤「太祖から続いてきた私田制度は守れなかったがワン氏の高麗だけは守りたい。」
チョン・モンジュ「守待中チョン・モンジュは悪党から高麗を守ることに身命を捧げます。」
守待中チョン・モンジュは王瑤に忠誠を誓い、鄭道伝を粛清します私に任せてくださいといいました。
チョン・モンジュ「都堂に頼れる者はひとりもいませんが、私は内政を握っています。ご安心を。」
王瑤は圃隱にためらうことなく友であったドジョンを殺せるか聞きました。モンジュは答えませんでした。
夜、圃隱と三峯は導かれるように橋で出会いました。
三峯「よかったな。守門下待中に昇格したんだろ。さっきは気が気ではなく伝えられなかった。協力できることがあれば言ってくれ。計民授田のことはあきらめることにした。お前とは敵対したくない。」
圃隱「お前が捨てるのは計民授田ではなく逆心だ。私の望みはお前との協力ではなくお前が朝廷から去ることだ。ならず者の仲間たちと永遠に。祝ってくれてありがとう。お礼を楽しみにしておいてくれ。」
朝、鄭道伝の妻は圃隱様と争わないで下さいと言いました。ドジョンの家に兵士と役人が入ってきてドジョンに弾劾の上書が届いたので家を封鎖して外出禁止の王命が下りました。
ユ・ベクスンが三峯を訴えました。このままでは穀宗(ウィジョン)大王のときのような乱がおきるとチョン・ジュンブの政変が起きると。ユ・ベクスンは回軍を否定して王昌の臣下を支持しました。これは三峯と父上への挑戦状ですという李芳遠。李成桂は手を出すな、ユ・ベクスンの背後で操っている者がいるといいました。それはチョン・モンジュではないかと李成桂派は疑いました。カン夫人もチョン・モンジュは大監を裏切りましたといいました。イ・ソンゲはまだ決めつけるのは早い。おとなしく動きを待つことにしようといいました。
「威化島回軍は危急存亡にある高麗を救いました。」チョ・ジュンと李成桂派の重臣は王瑤に背後を解明しましょうと進言しました。そこにチョン・モンジュが来て困ったふりをする王瑤はユ・ベクスンをどうしたらいいかと尋ねました。チョン・モンジュはユ・ベクスンを処罰するべきです、拷問を行った後流刑にしますといいました。鄭道伝についてはいわれのないことなので後の事は私にお任せください、責任をもって処理しますといいました。王瑤はチョン・モンジュに処理を任せました。
ユ・ベクスンは拷問されました。イ・バンウォンはチョン・モンジュがユ・ベクスンに命令したのではないかと疑いました。
チョン・モンジュはこのような上書は止めなければなりませんと朝会でいいました。「幽閉された鄭道伝を開放しては?」というチョ・ジュン。しかしチョン・モンジュは役人の模範となるべき宰相のチョン・ドジョンが好ましくない問題に巻き込まれたことについて不適切な態度だから疑われたと道義的責任を問うといいました。
問題の根源となったチョン・ドジョンを制裁しなければ若い官吏に不満が広がり回軍と廃仮立真の正当性を揺るがすことになるのでドジョンには都から離れてもらうとモンジュはいいました。平壌府尹にするというモンジュにナム・ウンは吠えました。モンジュは兵を呼び、ナム・ウンを牢屋に入るか座るか選ばせました。ユン・ヒョジョンとチョ・ジュン、ナム・ウンたちは都堂を出て行きました。モンジュはこれが最善の策だといいました。
問題の根源となったチョン・ドジョンを制裁しなければ若い官吏に不満が広がり回軍と廃仮立真の正当性を揺るがすことになるのでドジョンには都から離れてもらうとモンジュはいいました。平壌府尹にするというモンジュにナム・ウンは吠えました。モンジュは兵を呼び、ナム・ウンを牢屋に入るか座るか選ばせました。ユン・ヒョジョンとチョ・ジュン、ナム・ウンたちは都堂を出て行きました。モンジュはこれが最善の策だといいました。
ユン・ヒョジョン、チョ・ジュン、ナム・ウンは王瑤にチョン・モンジュはユ・ベクスンを唆したかもしれないので調べてくださいといいました。王瑤は守待中チョン・モンジュに相談してくださいといいました。ユン・ヒョジョンは不敬罪で罰せられました。チョ・ジュンは王瑤とチョン・モンジュは繋がっていることに気が付きました。
イ・ソンゲは圃隱先生の体面を汚すのでこの件に関与する気はないといいました。イ・ソンゲは圃隱先生は三峯先生と同じくらい大切なので中立の立場をとると決めました。
圃隱は牧隠イ・セクと面会し、鄭道伝が都を去ったら高麗の歴史を編纂するといいました。モンジュは高麗の尊厳と誇りを高めるには歴史の編纂が一番だ、牧隠先生とお前たち(弟子)を復帰させるにはこれが一番だといいました。イ・セクはモンジュにユ・ベクスンを使って企てたのかと聞きましたがチョン・モンジュはお答えできませんといいました。
牧隠「モンジュや、これ以上はきかないがこれだけは覚えておけ。処染常浄(チョヨムサンジョン、けがれた場所にいても美しさを忘れないこと)だ。今いる場所が汚れても君子は美しさを忘れてはならない。争うのは構わないがお前らしさを失うな。」
イ・セクは優しくモンジュを諭しました。
圃隱「ですが師匠、そうしたくて強者にはかないません。私はあまりにも弱いです。怪物と戦うには、私も怪物になるしかありません。」
モンジュは涙ぐみました。
ドジョンの妻は、ピョンヤンではなく故郷に帰りましょうといいました。妻は貧しい昔に戻りたい、昔は友人や圃隱がいましたといいました。
チョン・モンジュはドジョンを左遷したら明への告発で粛清された者を呼び戻す計画でした。
李芳遠は三峯への攻撃をやめてください、そうしなければ後悔しますよとチョン・モンジュを脅しました。
李芳遠「私は父上とは違います、三峯先生とも違います。もつれている糸があります。これをほどいて長い糸にしたいと思うのですが、三峯先生は一つずつこれをほどきます。愚鈍だと思います。私は一息で切ります。切った糸をつなげば最後には長い糸になります。見た目は悪かろうと結果は同じです。」
チョン・モンジュ「そんな脅しを聞くのは今日で最後だ。今度脅迫したときには許さないからな。」
イ・バンウォン「私の要求には答えていません。大監、答えてください。」
チョン・モンジュ「貴様!」
そこにチョ・ジュンが三峯から伝言を預かってきました。ドジョンは平壌への左遷を受け入れるといいました。
ユ・ソジョンは拷問されて気を失っていました。
イ・ソンゲは圃隱と三峯がまたふたりの心が通じ合うことを望みました。
第一夫人を見舞うため旅立とうとしていたイ・ソンゲのところに王瑤が来ました。王瑤は医官を遣わすといいました。李成桂はモンジュにユン・ソジョンを釈放するように求めました。モンジュは承諾しました。
平壌府に着いたチョン・ドジョンとナム・ウンとチョ・ジュンは次なる策を考えました。ドジョンはイ・セクとユ・ベクスンを極刑にする上書をたくさん書いてくれと命じました。
チョン・モンジュは鄭道伝が庶子である戸籍を用いてドジョンを排斥する上書を書くように部下に指示しました。
感想
チョン・ドジョンとチョン・モンジュが戦って、いきなり国の最高権力者となったモンジュは勢いづいていますね。おのれちょんどじょんめー!ドジョンをやっつけるためなら怪物になる!と張り切っています。李成桂もいきなり圃隱先生じゃなければだめだと意味不明なワガママを言い出し始めました。バンウォンも殺気立ってきて張り切りだしました。いよいよ最後の混乱が起きそうな予感です。
ここでまさか武人時代のネタが出てくるとは思いませんでした(笑)
鄭仲夫(チョン・ジュンブ)は第二代武人政権の権力者で、イ・ウィバンを倒し毅宗を廃して次の武人慶大升(キョン・デスン)に殺された男です。
そろそろ終わりが近づいてきました。このドラマはドジョンが死ぬところまで続いているのか気になります。
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