「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第18話のあらすじとネタバレ感想
引き裂かれた二人 あらすじ
百済に入ったチャンを新羅兵は追いかけました。新羅兵は百済の兵によって何人か倒されました。チャンは百済の兵に捕まり全義城に連れていかれました。
キム・ドハム(サテッキル)はソンファ姫の護衛官に口外しないように口止めしました。
ドハムは大胆で情熱的な公主さまだからできたのです、姫様は情のすべてを経験したので立派な統治者になられるでしょう、ですがそのような経験は生涯で一度だけで十分です、姫様の居場所は最初から王宮の中だけなのです、姫様の隣にいるべきなのはこの私でチャンではないのですといいました。
駆け落ちを知られたら王様や姫の姉たちはソンファ姫に公務をさせなくなるでしょう、このことは秘密にしておきましょうとキム・ドハムと父は話し合いました。
太学舎はプヨソンの出陣をきいて戦争になることを知りました。太学舎の仲間はチャンは駆け落ちしたものだと思っていました。
チャンは拷問されていました。百済人だから新羅に追われたのだといいました。ほんとうのことをいっているのに同じことを何度も聞かれて拷問されるチャン。どうやら拷問官は功績がほしいためチャンを新羅の悪者に仕立てたい欲望があるようでした。このことはプヨソンとフクチピョンに伝わりました。九成(クソン)山の中腹に新羅は陣を張っていました。防御に力を注ぐべきだというフクチピョンに峡谷で待ち伏せして敵を攻めるとプヨソンは命令しました。
チャン「助けてくれ、俺は生きたいんだ」
同じ牢屋に入っていた囚人が黙れというのでチャンは囚人を殴りました。つっかかるお前たちが悪いと囚人のボスが囚人をなだめました。そして囚人のボスは静かにしていようとチャンにいいました。
ソンファ姫は木の指輪を見つめていました。
チャンは囚人たちの話をききました。囚人たちは妻が役人に乱暴されて役人の襟をつかんだだけで牢屋に入れられた、貧しくて病気の子供のために薬を盗んで、悪いやつを殺してつかまったと泣きました。
夜、プヨソンは九成山で新羅の軍を攻撃しました。しかしこれは罠だったので新羅軍が押し寄せてきたのでプヨソンは退却しました。百済の全義城は新羅軍に包囲され、生き残った兵は僅かとなりました。プヨソンは道薩城(トサルソン)へ連絡を命じました。全義城の城壁はのぼられ城門は破られようとしていました。
チャンたち囚人は外の異変に気が付きました。夜明けになりました。プヨソンはのろしも上げられずに連絡に送った馬は死んだ主人を乗せたまま全義城に帰ってきました。
新羅のウィソン将軍は敵の兵糧は残り少ないがこちらも兵を失って消耗しているので兵士を休ませ武器を補給してから総攻撃をするといいました。
プヨソンは何としてでも百済に援軍を要請しろとプヨソンに命じました。
真平王はウィソン将軍への支援を惜しむなとキム・サフムに命じました。真平王はソンファ姫にドハムの印象をききました。ソンファ姫は新羅の忠臣ですと答えました。真平王はこれをきいておおいに喜びました。真平王はソンファ姫とキム・ドハムの婚礼の準備を命じました。
プヨソンはチャンたち囚人を早く処刑するように命じました。筵の上に並べられたチャンたち5人の囚人。「生きるはずだった、この地で、百済の地で死にます」とチャンは心に思いました。そのときフクチピョンがのろしを上げたら無罪にしてやるといいました。矢を浴びたくないという囚人たち。囚人の親分とチャンはやりますといいました。
プヨソン「打つ手がないときは追い込めばよい。窮鼠猫を噛むだ。」
フクチピョンは金と免罪符を見せて任務を成功したらこれを与えるといいました。チャンはのろし台までの最短距離なので城の正門を開けてくださいといいました。5人は武具と馬を与えられました。
チャン「必ず生き残ります。生きて見せます。」
5人は新羅の野営地を馬で走り抜け、森に潜伏しました。チャンは囮になるので親分はのろし台に向かってくださいといいました。チャンを追う兵士。チャンは剣で戦いました。囚人の親分は見張りの兵を倒し、チャンも合流しましたが囚人の親分はやられました。チャンは死にもの狂いで戦いました。
チャン「姫様を救えず逃げた罪悪感を生きてつぐないます。」
夜明けになり、チャンはのろし台に火を付けました。
(なぜ新羅軍は狼煙台を壊さなかったのか不思議)
阿佐太子のところに狼煙の情報が伝わり阿佐大使と百済軍は出撃しました。新羅のウィソン将軍は腹を立て、全義城への総攻撃を命じました。その夜、すぐに全義城は攻められました。次の昼も阿佐大使は軍をすすめていました。百済軍が来るときいて新羅軍は退却していきました。
狼煙台のところで剣をついて辛うじて守りについているチャンのところにプヨソンがやって来ました。「実によくやった」とプヨソンはチャンを百済の忠臣だと褒めました。ほかの囚人たちは皆気を失って死んだように見えました。「どうして死ぬんだ、起きるんだ」というチャン。
プヨソン「我々の恩人だ。死者も皆城へ運べ。」
感想
チャンは親の仇、プヨソンとフクチピョンを助けてしまいましたね。なかなか面白いようにストーリーが作られていましたね。お決まりといいますか、ソンファ公主とドハムの結婚の話まででてきて、チャンはどうなるのでしょうか、次のお話も気になります。