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「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第30話 プヨソンの屈服 のあらすじとネタバレ感想

「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第30話 プヨソンの屈服 のあらすじとネタバレ感想

30話 プヨソンの屈服 あらすじ

モンナス博士はプヨソンの兵士に捕まりサビ城に連れていかれました。ソンファ公主はモンナス博士とチャンの消息をヨンパルから知り彼らの身を案じました。ヨンパルとソンファ公主はサビ城に向かいました。

チャンは病人を無理やり連れてきたプヨソンを非難しました。解決策を知りたければモンナス博士を太学舎の首長にして自分を太学舎の技術士にしてくださいとチャンはプヨソンに新たな要求を突きつけました。チャンとモンナスは牢屋に入れられました。モンナスは「あの女性とは別れたのか?身分の差を越えられなかったのか?」と聞きました。チャンはソンファ公主が百済に逃亡していることを知りませんした。

ソンファ公主の護衛のソチュンは今の状況について調べてソンファとヨンパルに報告しました。

隋の使臣は皇帝が九峰鉱山を隋に譲るかプヨソンを人質に送るように阿佐太子とプヨソンに言いました。

プヨソンの父プヨゲはプヨソンを渡すことに息子が殺されると反対しました。

チャンはプヨソンを差し出せばいいと阿佐太子に言いました。プヨソンはチャンの取引に「形式だけ」と応じました。
プヨソン「生き残ることに執着心の強い男だ。あの時と同じ目をしている」
プヨソンはチャンを信じることにしました。サテッキルはまさかあの手を使うのかとチャンの考えに心当たりがありました。

キム・サフムはドハム(サテッキル)に「こんな生活はしていられん。新羅から財産を持ってくる」と言いました。ドハムは父に同意しました。

モンナス博士は太学舎の首長に任命されて、チャンも太学舎の技術士に任命されました。天の峠学舎の味方たちは喜びました。モンナス博士はチャンの恋人について調べるようにウンジンとポムノに命じました。

ソンファ公主は匿名でチャンに知らせるようにソチュンに命令しました。ソンファ公主の侍女たちはサビ城の状況をソンファ公主に教えました。

チャンはメクトスに調べてほしいことを頼もうとしましたが、そこにソンファ公主からの手紙が届きました。

モンナス博士は解決策がないなら逃げろとチャンに言いましたがチャンはプヨソンは納得しないかもしれないが解決策が見つかったと言いました。

隋の使臣の帰国が明日になった夜に、チャンは姿を消しました。プヨソンは手下にチャンを探させました。チャンは太学舎の工房で仮眠していました。モンナス博士とウヨン博士とサテッキル博士は気になって部屋の外で立ち聞きしていました。
プヨソン「お前の生意気な態度にも耐え、要求はすべて聞き入れた。そろそろ言え。解決策とは何だ。言うんだ。」
チャン「すでに方法は教えました。確かに教えました。死の危機に直面していた私が技術士になりモンナス博士は首長になりました。なぜだと思います?」
プヨソン「無中生有か。ないものをあるように見せる戦略。解決策などないな?」
チャン「はい。ですが私は相手を信用させ望をかなえました。衛士佐平様に意見まで述べている。無力な人間が力のある人間に対抗できる方法です。しかしこの方法には注意点が。何事にも決して動じない度胸が必要です。私のように少しも動じてはなりません。敵に悟られてはいけません。そのためには命さえかける度胸が必要です。だからあえて命の危険を感じていただきました。私にも隋の使臣にもある度胸が佐平様にはないからです。隋も断交するために使臣を送りません。しかも調べによると隋から戻った船はありませんでした。本国へ送った者はいても戻った者はいないのです。弱気ではこの方法は使えません。私は方法を教えましたのであとは佐平様次第です。」
モンナス博士とウヨン博士は安堵しました。

チャンは部屋に帰りもう一度手紙を読みました。

あなたが私と同じ考えなら役に立つと思います。隋から来た船はありません。彼らは本国に連絡していません。ご自分を信じて。
サテッキル「俺が説得しても衛士佐平の心は動かなかった。チャンとの意地の差か?」

プヨソン「打つ手がないときは追い込めばよい。窮鼠猫を噛むだ。」
プヨソンはチャンとの戦場での出会いと思い出してひらめきました。

プヨソンは隋の使臣を前にして「クク大人を残して全員を捕らえ、明日処刑する。連れていけ!」と言いました。
プヨソン「こうなったら鉱山も渡さず隋へも行かない。隋と断交する。隋に伝える必要があるのであなたは助けよう。本国へ行ってこのことを伝えなさい。行け。」
クク大人はひとりになりました。

威徳王はどういうことだ、信じて任せたのになんとむごいことをと言いました。プヨソンはお任せください、「やってみせます」と威徳王に言いました。

(チャンに似ていますね)

クク大人「陛下(ペーハー)、確認させてもらいたい。断交というのは百済王室の意思ですか?そうなのですか?毒殺だけでは足らずこんな無謀な真似まで。それが百済王の意思ですか!」
プヨソン「なんという無礼者だ。陛下に大声を出すとは。陛下。クク大人から処刑いたします。打ち首の許可を!」
威徳王も阿佐太子も困惑しました。
プヨソン「隋の皇帝に首を送り私の意思を明確にします!ただちに命じてください陛下。」
威徳王はますます困った顔を作りました。クク大人も恐怖に身が震えました。クク大人は牢屋に入れられました。

困惑する臣下たちに阿佐太子はこれは大国に使える手で通用できる、しかもたかが相手は使臣だ、私はチャンの解決策を支持すると言いました。

プヨソンは命を賭けました。

サテッキルは無謀だとチャンに言いました。チャンは「お前から借りた本で読んだ。ある死刑囚が執行の当日王に妙な提案をした。一年待ってくれたら王の馬を空にはばたかせると。死刑囚は命拾いしたが仲間は無謀な真似だといった。でも彼は答えた。先のことなど誰がわかる。一年以内に王か俺が死ぬかもしれない。あるいは馬が本当に空を飛ぶかもしれない。」

死刑執行の当日、プヨソンは隋と断交するしかないと言いました。クク大人は戦争になるぞとプヨソンを脅迫しました。
プヨソン「あなたに個人的な恨みはないがお互い国のためを思ってした行動した結果です。お許しを。はじめろ。」
フクチピョンは部下に剣を抜いて首を斬るように命じました。クク大人は命乞いを始めました。「白状するから待ってくれ。実はうそをついていた。ワン大人が死んだことも本国は知らない。鉱山の県も衛士佐平の件もうそだ。紙も織物も不要と言われたら金が手に入らない。手ぶらでは帰れないのです。待ってくれ。そんなことは絶対にしない。実はワン大人はもともと心臓が弱かったのです。陛下もご存じで問題にしません。打ち首の件も伏せてます。だからお願いです。開放してくだしあ。例年と同量の金を確保しろと命じられています。我々が本国で体面を保てるようにしてほしい。そうすれば責任は問わない。天に誓う。どうか信じてくれ。」
クク大人は正直にすべてを白状しました。阿佐太子はクク大人は国のことを考えてやったことなので許してやろうと言いました。プヨソンは隋に百済人の居留地を作ったら例年と同じように金をやろうと約束しました。クク大人は「コマスミダ」と何度もお礼を言いました。

阿佐太子はチャンの度胸で問題が解決したとチャンをほめました。メクトスはチャンに二度と無謀なことをしないように言い聞かせたと阿佐太子に言いました。ソンファ公主はチャンが助かったことで安堵しました。女官たちはそろそろチャンに会ってもよいのでは?とソンファ公主に言いました。

チャンのもとに手紙が届きました。しかしそこにはチャンはいませんでした。

阿佐太子はチャンが新羅で行ったことは水に流そうと威徳王に言いました。威徳王もチャンの過去の罪を許して認めました。威徳王はプヨソンに衛士の仕事以外はしないように命じました。

プヨソン「私を屈服させると言ってたな。まんまとやられた。」
プヨソンはチャンに話しかけました。

プヨソン「最初からお前に従っておけばよかった。」
サテッキル「チャンの心理戦にはまったのです。ですがご心配なく。あの無謀さと度胸のせいで問題をよく起こすやつです。」
サテッキルはプヨソンを慰めました。

チャン「以前はそうだった。だが俺もかわらないと。競争相手のお前から緻密さや人の操り方や非情さを学ばなくては。」
サテッキル「ああ、俺もそれを願うよ。退屈させないでくれ。」

チャンはソンファ公主からの手紙を受け取りました。

感想

またチャンが大活躍!古代史ベースの歴史ドラマは単純でいいですね。しかしプヨソンの王座への挑戦はまだまだこれから本格的に残酷になるのかな!?今のところウヨンも礼儀正しく凶悪さを見せてませんね。このドラマも歴史のことは何も考えなくていいので観ていて簡単で面白いです。

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