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「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第63話 悲しき再開 あらすじとネタバレ感想

「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第63話 悲しき再開 あらすじとネタバレ感想

63話 悲しき再開 あらすじ

朝鮮の北に暮らす部族が筏で逃げる女真族の民たちを弓で射って殺していました。朝鮮軍のパク・シルの大砲まで筏を攻撃しました。イ・スはただちに中止するように命令しました。筏に乗った女真族は女真族の民間人でした。
イ・ス「ただちに中止しろ!非武装の民間人だ。命令が聞こえぬのか!兵士たる者上官の命令には絶対服従。そなたもわかっているはずだ。」
朝鮮北方の部族は筏に放火して女真族の逃亡者を殺害しました。イ・スは難民を助けるように命じました。

寧辺。
チョ・マルセンは女真族を狩った部族を愛国無罪で釈放しようとしました。部族は女真族を皆殺しにしてしまえと叫びました。マルセンは女真族の難民を国外追放とし、今度入国したら殺すと脅しました。
チョ・マルセン「ふたたび下らぬ感傷に浸り国の安全を脅かす決断をしたときはそなたを軍部から追い出すからな」
マルセンはイ・スを脅迫しました。兵士たちは朝鮮で暮らしたいという女真族の難民を追放しました。イ・スは難民たちを匿いました。そこに北方部族が憎しみの目で難民たちを見つめていました。イ・スは敵であっても人命に関わる判断は慎重にするべきだとキム・ジョンソに言いました。

女真族のイ・マンジュはイ・スを舐めていました。策士のシムタ・ナムノは朝鮮が亡命者を受け入れれば逃亡者が増えるだろうと言いました。イ・マンジュはイム・ハムナを殺そうとどさくさにまぎれて矢を射ました。イム・ハムナは矢をかわしました。

世宗は難民の保護が上国の務めだと言いました。マルセンは女真族の兵士と民間人の区別は難しく10才で男も女も馬に乗り兵士になると言いました。難民の中に間者も紛れている可能性が高いと中軍将は帰化に反対しました。世宗はイ・スに難民の強化と間者の探索を支持しました。

マルセンは敬寧君に政治の状況を報告しました。敬寧君は穢れた血を朝鮮に入れてはいけないと言いました。

イ・マンジュはヘ・スの導きで明の皇帝と面会しました。イ・マンジュは朝鮮が遼東を狙っていると言いました。明の皇帝はイ・マンジュに手刀を投げましたがイ・マンジュはそれをかわしました。

明の皇帝の崩御の知らせが鳴りました。民たちは血にひれ伏して泣きました。ダヨンは皇帝に最後の挨拶をしたいと言いましたがヘ・スはその必要はないと言いました。ダヨンに殉葬(周の時代に禁止されたが明の時代に一時的に復活)の命が下りました。ダヨンの父親はファン・オムにつかみ掛りました。ヨンシルもショックを受け自分の胸をかきむしり涙を流して悲しみました。

イ・チョンは殉葬の抗議文を書いていました。ヨ・ジンは天才発明家のチャン・ヨンシルの身柄と引き換えにダヨンを渡してやろうと言いました。ホ・ジョ「殉葬は野蛮な行為だ。生きた人間を死者と埋めるなど言語道断。ただちにやめよ。後ろ盾のある者たちは殉葬の名簿から抜いただろう!朝鮮の女だからと軽んじるなら我々が黙ってはおらんぞ!」と取引を持ち掛けるヨ・ジンを脅しました。

ダヨンのところに棺桶と白い絹の紐が持ってこられました。ファン・オムが持ってきた棺桶の中には
ヨンシルがいました。ヨンシルとダヨンは会いました。
ダヨン「よかった。これほど立派な姿を最後に観られて。この姿を胸に抱いて死ねる。よかった。」
ヨンシル「行かなくていい。どこにも行かせはしません。」
ダヨン「そんなこと無理よ。」
ヨンシル「私が官服を着たときにも世間は許されぬことと言いました。」
ダヨン「帰って。私を助けようとしないで。危険なことをしたら許さない。」
ヨンシル「私の目を見て言って下さい。あなたは私を諦められますか。私の目を見て答えてくれ!」
ダヨンは涙を流してヨンシルを見つめました。
ダヨン「怖い。怖いわヨンシル。」
ヨンシルはダヨンを抱きしめました。
ヨンシル「信じて。私はあなたを二度と話さない。私にはあなたが必要だ。」
二人は涙を流しました。

イ・チョンとホ・ジョは遺体をすり替えるチェ・ヘサンに言いました。
ホ・ジョ「自国民の命を尊ぶ事が官吏として守るべき最も重要な原則なのだ。ファン太監を見直したよ。傲慢な明の高官と思っていたが我々を助けてくれそうだ。」
チェ・ヘサンはうっかりファン・オムが朝鮮人であることを漏らしてしまいました。ヘ・スがそれを立ち聞きしていました。

ダヨンは白の絹に着替えていました。そこにヘ・スが現れました。「ファン・オム」ではなくて残念だったな。明の皇帝は拷問したファン・オムと面会していました。ダヨンの命乞いをするファン・オムに皇帝の手刀が投げられました。ヘ・スはチャン・ヨンシルが盗んだ情報を素直に言えば命だけは助けてやるとダヨンに言いました。ファン・オムは剣が刺さったままイ・チョンたちのところに来ました。
ダヨン「私は、死にません。心が残っていれば、肉体が消え去っても、死んだことにはならない。」

ファン・オムは「妃殿下はもし助かったとしても、そなたとは一緒に行かないつもりだった。重荷になりたくないとおっしゃった。妃殿下と私の分まで生きて、頼む、生きてくれ。しっかり生きてくれ。それが妃殿下の望だ。妃殿下がそなたに託す唯一の・・・・・・希望だ。」
ファン・オムはヨンシルの腕の中で息絶えました。

ダヨンの部屋の中に白い紐がつり下げられました。ダヨンは夜空を眺めているとたくさんの花火が打ちあがりました。ダヨンはヨンシルを思い涙を流しました。ダヨンは椅子に上り、涙を流して白い紐に首を賭けました。ヨンシルは地面に伏して泣きました。

感想

もう、むちゃくちゃだー。
ヨンシルとダヨンの悲恋を描きたかったのはわかります。
でもー脚色しすぎ。感動させたいために作る物語って感じで作者の意図が見え見えなのですー。
もうこのドラマの意図は毎回の感動を目当てに作られているのはわかりきっているので、そこはちょっとドン引きかな。カットされているのか翻訳がへんなのか、ちょくちょく意味がわからない会話が出てきたりして。
今回はファン・オムの死といい、わざとらしかった!
それから、イ・スをドラマで一番善人の重臣にしたいこともw

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