「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第22話 太学舎の腐敗 のあらすじとネタバレ感想
太学舎の腐敗 あらすじ
チャンがずっと看病をしていたサテッキル(キム・ドハム)は目を覚ましました。サテッキルはチャンに助けられたことを知りました。
太学舎の雰囲気は悪いようで、モンナスたちは新羅にいたため疑いを持たれ避けられているようでした。アテッコルチはモジンにまだ心を許していませんでした。太学舎の技術士はポムノとメクトスに意地悪をしました。チャンも無視されました。ウンジンは飾りのデザインを盗まれました。モンナスも雑用をさせられていました。
プヨゲの娘ウヨンはモンナス博士を抑えつけたことで父とプヨソンに褒められました。
阿佐太子は雑用しているモンナスを見て首長にしてやるといいました。モンナスは皆から認められない方法で首長になることを辞退しました。
太学舎はプヨソンの子分に技術を上納する仕組みになっていました。プヨソンの手下だけが昇格できるというのでした。技術を盗られた技術者たちは泣き寝入りをしていました。
サテッキルは新羅に連絡を取る方法を考えていました。そこに子供の技術士見習いが入ってきて手紙を渡しました。クサン(部下)からの手紙でした。
「私だって力がほしい」不遇なモンナスになぜ引き下がるのかとチャンはいいました。
チャンはサテッキルの部屋に来て同じ布団で一緒に寝転がりました。
阿佐太子がチャンを呼びました。阿佐太子はチャンに官職を与える「外舎部(官吏の人事部)の奈卒(高級官僚)」にするといいました。それは技術士の長に与えられる官職ですと太子の側近はいいました。プヨゲはもっと不正な昇格をしていると阿佐太子はいいました。プヨソンとウヨンは驚きました。チャンは奈卒を任されました。不遇な技術者はチャンの手を握ってよろしく頼むとチャンに期待しました。
チャン「やっと博士の考えがわかりました。太子様の力を借りれば我々も特権階級になり権力争いに巻き込まれてしまいます。太子様の味方は我々しかおらず博士も太学舎の首長になれません。」
モンナス博士「そうだ。孤立を招くだけだ。だから遠回りしようと思う。衛士佐平(ウィサジャピョン)とは目的地も進むべき道も違う。」
チャン「遠回りするしかないのですか、助言を。」
モンナス博士「選ぶのは自分だ。自分で決めろ。」
チャンは奈卒の任に就くべきか悩んでいました。モジンはチャンを信用していませんでした。モジンはやめさせるようにモンナスに頼みました。チャンは奈卒の任を引き受けました。
ウヨン公主の仕事部屋にチャンは就任のあいさつに行きました。チャンはすぐに出ていけといわれました。工房でもチャンに協力する人はいませんでした。チャンは仲間に太学舎を把握するための手伝いを求めました。ウンジンは早く居場所を作ってとチャンにお願いしました。
ウンジンはデザインを盗んだ人をチャンに報告しました。ポムノも不正をチャンに報告しました。
サテッキル「別人みたいだな。(姫様に再会するためか?忘れろ、二度と会えない。もう俺のものだ。)」
紙の担当の技術者はプヨソンの手下のせいで紙をつくらせてもらえませんでした。紙は隋の国から高額な料金を払って輸入していました。虐げられている技術士も卑屈になっていました。ウヨンはモンナスをはじめチャンとチャンの仲間たちにも試験を受けるようにいいました。チャンは10年以上昇進のない技術士にも試験を受けさせるように申し出ました。ウヨンは承諾しましたが、合格しないと太学舎を去ってもらうといいました。チャンは公開試験にしてくださいといいました。
メクトスは登り窯にまきを入れる雑用をさせられていました。試験があるときいてウン人たちは不満をいいました。きっとチャンにも考えがあるのだとポムノはチャンを信じました。モジンはチャンにやめるようにいいました。万年したっぱの技術士たちもチャンに反発しました。
メクトスはやる気を出して器づくりの練習していましたが、悲観的な気持ちになると器が歪んでしまいました。メクトスは悲しみをつづった詩を書きました。するとモジンがメクトスの手を握り励ましました。メクトスは鼻の下を伸ばしやる気を出しました。
天の峠学舎の人にはアテッコルチが、太学舎にはチャンが、チャンにはウヨンが問題を出すことになりました。採点も公開することになりました。各工房の責任者は公開で回答を描くようにチャンはいいました。
感想
太学舎はプヨソン一族が牛耳っていて、子分以外は冷遇されているようですねー。こんなときサテッキルがいたら朝飯前!?で仲良くなったりするのでしょうが、まっすぐな天の峠学舎の仲間たちはいじめられてしまいました。チャンはどうにか大出世して太学舎の技術者たちの心をつかむ作戦にでたようです。果たしてみんなは仲良くなれるのでしょうか。続きが気になります。