「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第60話 500年後への能力 あらすじとネタバレ感想
60話 500年後への能力 あらすじ
マルセンは敬寧君を利用して世宗を止めようとしていました。
キム・ムンは死ぬ覚悟を決めてマルセンを捕らえるべくファン・ヒと手を組みました。
ユン・フェは「なぜこうも胸を打たれるのか。奴婢も人間だから尊重したい気持ちになりました。私もここに座って一緒に雨に打たれます。」と酒を飲みながら一緒に座り込みました。イ・スもともに雨に打たれていました。「私は師匠ではありません。私が心から信じて仕える君主です。ここで負けてはなりません。」
シン・ジャンに文宗は「私は間違っていません。奴婢は人間ではない。金で売買するから家畜と同じようなものだ。師匠もそういいました。でも恥ずかしくて。私は正しいはずなのに、なぜ恥ずかしいのでしょう。」と尋ねました。
シン・ジャン「それは世子様が間違っておられるからです。私たちは間違っていました殿下。」と答えました。シン・ジャンは世子様は心から反省しておられますと世宗に伝えました。
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チェ・マルリはすぐにでも光化門に儒生を集めようといいました。チョン・インジはマルセンに味方をすることを断りました。マルリは当たり前のことに疑問を持ってはならないとインジに怒りました。キム・ジョンソは「生意気なやつめ」とチョン・インジに言いました。
イ・チョンはひとり雨に濡れてヨンシルの木材を部屋に取り入れていました。そこにキム・ジョンソが手伝いに来ました。チェ・ヘサンも集まってきました。扉の外ではチェ・マルリが彼らの中に入ろうかと迷っていました。そこにチョン・インジが来て「殴りに来た」と冗談を言いました。マルリはインジによく殴られたことを思い出し語りました。「どうしたら誇りを守れる?」
チョン・インジとチェ・マルリは雨に濡れている王のところに来ました。キム・ジョンソは遅かったな、と意地悪を言いました。結局世宗の腹心たちはヨンシルのもとに集まってきました。「それじゃああとは死力を尽くして粘るだけだ」ユン・フェは言いました。
ピョン・ゲリャンは今回だけは折れてはどうかと言いました。チェ・ヘサンは賛成しましたがマルセンはもっと優秀な奴婢が現れたらどうなるのだと反対しました。パク・シルは敬寧君を説得していました。そこに孝嬪があらわれ王室を利用するとは何事かとパク・シルを怒りました。パク・シルは敬寧君の家をにらみました。孝嬪は王様が臣下の信頼を失った時がお前の出番だと敬寧君を唆しました。
文宗「私が父上がうらやましいです。同じ志を持つ臣下がいるから苦しいとは思っていないはず」
(´;ω;`)文宗かわいそう。
ジョンソ公主は一晩中待ち合わせの場所で父を待っていました。昭憲王后がジョンソを迎えに行きました。「どうしてこんなに明るいの?まさかおばあさまの誕生日は過ぎたのですか母上?」ジョンソは悲しくて泣きました。昭憲王后も一緒になって泣きました。
(´;ω;`)
ジョンソは高熱で意識を失いました。見舞いに来ない世宗を昭憲王后は憎みました。世宗は大事な公務中だから行けないと尚宮に伝えさせました。
ユ・ジョンヒョンは王さまが気の毒ではないかとマルセンに言いました。マルセンはここは折れてはいけない、王様は昨夜シム・オンの妻の奴婢のところに会いに行く予定でした。奴婢に官服を着せようと必死になっているのはシム・オンとその家族の復権をもくろんでいるからに違いない。彼らが復権すると奴婢になるのは大監ですとユ・ジョンヒョンを脅迫しました。
キム・ムンは家を何軒も売り払い大金を手にしました。マルセンは「勝手に私の家をなぜ売ったのですか?」と怒りました。「私の財産を隠してもらうかわりにお前の母に家を与えて官服も与えてやったのだぞ!」そこに屏風の裏からファン・ヒが現れました。「申し訳ありませんが、ほかに方法がありませんでした。この家を売った者がどんな要職にあるのか調べるとしよう。」キム・ムンは主人を裏切りました。
世宗はマルセンの罪を問いませんでした。キム・ムンのために不正の証拠である契約書を破棄しろとファン・ヒに言いました。ファン・ヒは今こそ刀を振るうべき時ですといいましたが、世宗は反対する者でもむやみに捨てないと言いました。
ファン・ヒ「大監、あなたは政敵ではなく大事な臣下だと殿下はおっしゃった。」
マルセン「感激の涙でも流しましょうか。」
ファン・ヒはマルセンと取引をしました。「あなたが承諾してもしなくても警告しておきます。万が一天文儀器の秘密を明に伝えたら広場で処刑される覚悟をなさるように」
賓庁にヨンシルは呼ばれました。マルセンは「官服は脱がせるべきだと思っています。しかし誰にでもそれができるわけではない。彼のように国に必要な技術を得るため己の命を懸けられるほど忠誠心の厚い者、彼よりも優れた知恵を持ち彼の知恵なのかすんでしまう者にもその資格があります」と言いました。チョ・マルセンはファン・ヒの脅迫に負けました。重臣たちはヨンシルの貴族入りを認めました。
チョン・インジはヨンシルに「お待ちしておりましたナウリ。ご命令はございますか」と頭を下げました。イ・チョンは「私には命令するなよ。お前が官職を得てもまだまだ上官だからな。しかし責任者としての指示があれば従うつもりだ」と言いました。天文儀器監は動き出し賑やかになりました。
世宗大王の生涯
世宗大王の生涯
感想
「大王世宗(テワンセジョン)」で描かれているチョン・インジはいいやつなんですよね。「王と妃」のチョン・インジは悪党なのですがー。結局友情や信頼といった熱い気持ちが身分の違いを乗り越えて、ヨンシルを正五品に昇格させました。ファン・ヒの脅しがあったとも知らずに。めでたしめでたしですね。のちに左議政になるチョン・インジがヨンシルより格下だったとは、あの態度の大きさから意外でした。