韓国ドラマチョン・ドジョン鄭道伝38話のあらすじネタバレ感想
あらすじ
判三司事ペ・グンニョム将軍とチョ・ジュンはカン夫人にイ・ソンゲが落馬をして怪我をした知らせをききいつでも兵を動かせるように指示を受けました。イ・ソンゲは都城に向かって言える途中だということでした。
イ・ジランはイ・ソンゲを輿に乗せて運びました。イ・ソンゲは輿の中で苦しみ血を吐いていました。ピョンナンドで休ませようとイ・ジランは部下に指示しました。その様子を密偵が見ていました。
チョン・モンジュはイ・ソンゲが危険な状態だと思い王瑤に報告しました。チョン・モンジュは今のうちにイ・ソンゲの翼を追ってしまうのですと王瑤に言いました。
チョ・ジュン、ナム・ウン、ユン・ソジョンはチョン・モンジュが落馬事故を知らないと思い、今のうちにチョン・モンジュを始末することにしました。イ・セクとウ・ヒョンボを使って弾劾の上書を書くようにチョ・ジュンはいいました。その密談の最中にチョ・ジュンらを捕まえに兵が来ました。双梅堂(サンメダン)のイ・チョムは反乱を企てた罪で3人を護送しました。
ペ将軍は挙兵して都堂に行きました。「三峯様の弾劾をやめてください」ペ将軍は剣を抜いてチョン・モンジュに詰め寄りました。「弾劾を中止しないと取り返しのつかない事態になりますよ。」
チョン・モンジュはイ将軍が来るまで会議を中断しますといいました。「何をしているのですか、イ将軍を連れてきなさい。」チョン・モンジュはペ将軍の独断であることを見破りました。
チョン・モンジュ「私は王命により弾劾をしている守待中です。私が斬れますか?」ペ・グンニョムは剣を下し引き上げました。チョン・モンジュは弾劾の中止を訴える者は鄭道伝の仲間とみなして断罪すると都堂の重臣たちにいいました。
イ・バンウォン(李芳遠)は異変に気づきチョ・ジュン大監の家に行きました。ジュンの家からはジュンら3人が護送されました。バンウォンはカン夫人に会ってイ・ソンゲの危険を知らせ家を出ました。カン夫人「バウォナ」
王瑤はイ・ソンゲを殺すためにスギ兵を派遣することに決めました。チョン・モンジュは即答しませんでした。都堂の部屋に戻ったチョン・モンジュはイ・ソンゲのことを思い出してこぶしを握り締めました。黒装束に身をまとったスギ兵はイ・ソンゲを暗殺するために出発しました。
李芳遠はスギ兵よりも早くピョンナンドのイ・ソンゲのもとに着きました。「バンウォン、心配するな、この程度で死ぬような私ではない。」イ・ソンゲはバンウォンからチョ・ジュン、ナム・ウン、ユン・ソジョンが連行され、イ・ソンゲを狙っていると報告を受けました。イ・ソンゲはジランをそばに呼びうーんとうなりました。
スギ兵がピョンナンドの家を包囲しました。「圃隱先生の刺客です」バンウォンはおとりになるので父を逃がそうとしました。攻撃の準備を整えた兵たちはイ・ソンゲが輿に乗って堂々と出発する様子を見ました。「怪我をしていたのでは?」とうろたえる刺客たち。イ・ソンゲたちは元気なふりをして都城を目指しました。刺客はイ・ソンゲに恐れをなして攻撃を中止しました。
チョン・モンジュは暗殺失敗の報告を受け怒りました。
イ・ソンゲは都城の自宅に戻ってきました。ペ将軍が一番にイ・ソンゲを出迎えました。心配するカン夫人、イ・ソンゲは今度は輿から落ち気を失いました。その様子をチョン・モンジュは見ていました。
チョルラドの消災洞にチョン・モンジュは流刑にされました。チョン・モンジュはヤンジとの出会いを思い出していました。ヨンチュンがドジョンの監視役として連れてこられました。死んだと思っていたヨンチュンは子宝に恵まれていました。ドジョンの妻と使用人もドジョンのところに来ました。
ドジョンは妻から意識がないイ・ソンゲと流刑にしたチョ・ジュンの情報を得ました。子供たちが心配です、圃隱様に手紙を書いて謝りましょう、このままでは私たちは奴婢にされておしまいですと妻はいいました。「士大夫にとって父は君主で家族は民だ。すまない。都城にお帰りなさい。」とドジョンは妻にいいました。妻は泣きました。
鄭道伝「すまない。私が愚かなせいで、大業を断念することに。申し訳ない。許してくれ。」とヤンジたちのことを思いました。
王瑤のところにペ将軍とジランとバンウォンが上奏に来ました。バンウォンは世間には王瑤が守待中チョン・モンジュの仲間だと思われているといいました。主君が臣下を救うのは当然のつとめだとバンウォンはいいました。王瑤は頭を抱えました。
ペ将軍たちが王に圧力をかけていると知らせをきいたチョン・モンジュはたまらず部屋を出ました。ハ・リュン(浩亭)は鄭道伝との友情を切れませんか?守待中様が心配です。といいました。ハ・リュンは師兄の顔に死相が出ているので気を付けてくださいといいました。
鄭道伝はイ・バンウォンからの報告の手紙を受け取りました。ドジョンは手紙を読み終えると燃やしました。ヨンチュンは兵が来ているので早く逃げてくださいとドジョンに教えました。ドジョンは天の望みを知るために私は逃げないといいました。兵士はドジョンに王命を告げました。
イ・ソンゲは針を打たれてもまだ意識がありませんでした。イ・バンウォンはカン夫人に三峯が巡軍獄に入れられたといいました。バンウはあんな逆賊のことなど気にする必要はないといいました。こうなったらチョン・モンジュを殺すしかないとバンウォンは言うとバンウはそれでも儒者かと起こりました。「チョン・モンジュは高麗の忠臣だ。父上と先祖に泥を塗る気か」というバンウに「父上と先祖に王冠をかぶせてあげるのです。父上が玉座に就いたら兄上は世子になるのですよ。なぜ高麗に未練を?」とバンウォンはいいました。激高したバンウはバンウォンの頬を叩きました。「私は隠遁しようと思っている。世子の地位はお前にくれてやる。私は関係ない」とバンウは家を出ていきました。
鄭道伝は牢屋からチョン・モンジュに呼び出されました。チョン・モンジュは茣蓙を敷いて酒の席を用意していました。
圃隱「さあ、飲んでくれ。酒に毒でも入れたと思っているのか?」
三峯「この世で飲む最後の酒となるだろう。」
圃隱「先ほど殿下がお前の死刑を決めた。」
三峯「仲間はどうなる?」
圃隱「流刑地にも毒が送られるだろう。」
三峯「命を救ってやってくれ。そうすればイ将軍はお前を殺さないだろう。」
圃隱「命が惜しければ地獄に足を踏み入れなかった。家族の命と身分は保証する。」
三峯「感謝する。」
圃隱「どうして助けてくれといわないのだ?しかもお前は私を殺さなかった。命を救ったら助けろと言えばいいじゃないか。」
三峯「私は、お前がついでくれたこの酒で十分だ。感謝する圃隱。お前にも酒をついでやろう。」
圃隱「お前が、流刑地に向かう途中に孟子を渡さなければこの悲劇を防げたか?」
三峯「結果は同じだっただろう。私の師は孟子ではなく民だからだ。流刑地の羅州でヨンチュンに出会った。彼は徴兵されて死んだと思っていた。だが元気で生きていた。子供までいた。消災洞も同じだ。倭寇が廃墟にした村だった。だが、また人が暮らしはじめ煙突から煙が出ていた。」
圃隱「彼らが、お前の師匠か?」
三峯「そうだ。弱そうに見えるが力強く生きている。それが民たちだ。私は信じている。今回だめならまたその次だ。次がだめならまたその次といつか本当に民を思う国が、この地に誕生する。」
圃隱「イボゲ三峯。安らかに眠ってくれ。」
三峯「無事を祈る。」
チョン・モンジュは泣きました。
感想
イ・ソンゲが大事なときに酒に酔って落馬とはー。よく生きていましたね。ここでソンゲが死んだら・・・またどこかの武人(ペ将軍あたりかな)が軍事力で執政権を握る状況になったことでしょう。
李芳遠もすでに「マテ」ができなくなってきて本音を堂々と表していますね。バンウォンは確かに方法としては正解なのかもしれませんが、それをすると李朝の正当性がなくなりますから反乱が起きる大義名分となったかも。でもバンウォンはバカじゃないのでうまく乗り切れそうですが。
鄭道伝にもこのような命の危険性があったのですね。今回は権力者の生き死にも運命も紙一重ということだということがわかりました。「運」も味方にならないと権力は握れないのですねー。
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