チョン・ドジョン鄭道伝43話のあらすじネタバレ感想
あらすじ ハ・リュン策士になる
ハ・リュンはイ・バンウォンと会っていました。ハ・リュンはイ・バンウォンを王にする、人相学で王の相がでている、新しい王を擁立して大業を成したいと言いました。イ・バンウォンはハ・リュンに能力を証明してください、ご自身の努力で都堂に入れたら能力を認めましょうと言いました。
ユン・ソジョンは世子イ・バンソクに「大学」を教えていました。イ・ソンゲは「ソンゲタン」という料理ができているくらい都城の都人に嫌われていることを気にしていました。ソンゲに招かれた無学大師は開京の都城に到着しました。
無学大師「殿下、垂木を三本背負われたのですね。破邪顕生(パサヒョンジョン・はじゃけんせい、間違ったものを排除し正すこと)という言葉をご存知ですか?間違ったものを正すことは仏教の教えに反しません。」
チョ・ジュンは僧侶を王師にすることは高麗の習わしです。性理学を尊ぶ朝鮮にはふさわしくないとイ・ソンゲに換言しました。イ・ソンゲは無学大師は土地を見分けるとても優れた能力がある。書雲観の書いた地形は開京と似ている鶏龍山に都を移したいと言いました。
ユン・ソジョンは遷都に反対しました。イ・ソンゲは新しい国ができたので都を移したい、高麗が滅びたのは都の運が尽きたからだと言いました。ナム・ウン、ミン・ジェも遷都に反対しました。ソンゲは都の民たちはいまだに高麗だと思っている、糞か味噌かの区別もついていないと言いました。チョ・ジュンは王に向かって言葉を謹んでくださいと言いました。
イ・バンウォンは父の心中はわからないと言いました。ミン氏はこれを機に味方を引き入れるチャンスだとバンウォンに助言しました。
チョ・ジュンは殿下と臣下の力比べだと暴言を吐きました。ユン・ソジョンはチョジュン(趙浚)の暴言に驚きました。
チョン・ドジョンは明の皇帝に謁見していました。皇帝は力をもとうとするな、小国は明を頼れと命令しました。ドジョンは畏まりましたと皇帝に朝鮮の服従を誓いました。
イ・ソンゲはイ・ジランたちと開城を下見に行きました。
無学大師「ここがふさわしいかどうか私にはわかりません。遷都は国の一大事です。どうか臣下と議論してお決めになってください。」
夜、ハ・リュンがソンゲの行列に表れてイ・ソンゲの前にひれ伏しました。ハ・リュンは遷都は賛成ですが、鶏龍山は南方よりに位置しており都が司法のどちらかに偏っていると外敵の奇襲に弱く開城から離れており国の結束ができません、風水で吉祥の地ではなく水が長寿を妨げ衰退と滅亡を招く凶地だと言いました。無学大師も鶏龍山に都をおくべきではない南無観世音菩薩とソンゲに言いました。
李成桂「王は武力ではなく心だ。お前には王になる資格がないのだ。」父と義母とドジョンの言葉を思い出して靖安君李芳遠は剣を振り回していました。
ハ・リュンは吉祥の地を探す責任者に選ばれました。イ・バンウォンの前にハ・リュンは課題をやり遂げましたと表れました。李芳遠はついに諸葛孔明を手に入れたと喜びました。
チョ・ジュンはイ・セクの仲間ハ・リュンを都選びの風水の都監にしたことについて反対しました。部屋の外ではユン・ソジョンたちが座り込んで換言の合唱をしていました。チョ・ジュンは都堂で決めさせてくださいと申し出ました。イ・ソンゲは「都堂(トダン)は王よりも偉いのか」と怒りました。
功臣たちはイ・ソンゲの招集に応じませんでした。ソンゲはイ・ジランに庭に兵を置くように命じ、朝会に来なければ全員捕まえるように言いました。チョ・ジュンは遷都を進めるなら私を罰してくださいと強硬に反対しました。そこにチョン・ドジョンが明から帰ってきました。
チョン・ドジョンは騒ぎを「とても微笑ましい光景でした。最も理想的な政治は皆が殿下を換争(王の間違いを批判)することです。国に元気があれば討論も盛んになり国のことで内外が騒がしくなれば我々の国が健康な証拠です。怒りを鎮めてください。」と言いました。
李成桂「人類は同類の味方をする。やはり三峯も臣下の味方をするのか。奴らは私のすることに難癖をつけて反対ばかりしている。」
鄭道伝「それが臣下の役割ですから君主の言いなりになる者はいい臣下ではありません。」
李成桂「遷都の判断は間違っているのか?」
鄭道伝「新しい国の都を定めることは間違っては飲泉。ハ・リュンが必要なら登用してかまいません。ですが遷都の時期は臣下の同意が必要です。承知してくださるなら外で訴える臣下たちを私が説得します。」
李成桂「三峯は遷都の時期はいつがいいと思うのだ。」
鄭道伝「はっきりとは言えませんが今は遷都の余力はないかと。」
李成桂「心さえ決めればいつでも遷都できる。遷都するにしても少なくとも民にだけは迷惑をかけない。」
鄭道伝「遷都より急ぎの問題ができました。明の皇帝は殿下を冊封する気がないそうです。皇帝に命じられました。女真との関係を断ち城郭の補修と軍事訓練を中断しろと。」
李成桂「朱元璋がそんなことを?」
鄭道伝「百戦百勝の武将、女真に敬われる殿下を恐れています。ですが今は軍事訓練を行い国境を強化すべきです。」
李成桂「つまり朱元璋を脅してやるということか。」
鄭道伝「そうです。いい子でいても何も得られません。相手もうわべだけの付き合いです。強国になるには大国にすがるのをやめるべきです。殿下、明との関係が安定してから遷都を行いましょう。ご理解ください。」
李成桂「三峯に全軍権をやる。やってみろ。三峯よ、諫言は臣下の務めといったな。では王の務めとは何だ?」
鄭道伝「聞くことであり堪えることであり、包み込むことです。」
李成桂「聞いて、堪えて、包み込むことか。王というものは何の力もない虚勢を張るつまらない生き物だ。私は王になったら臣下といい関係を築きながら国を治められると思っていた。だが今はわからない。ひとつわかることがある。余が想像していた王はこんな王ではなかった。長旅で疲れただろう、早く休みなさい。」
鄭道伝「なぜおまえは命がけで訴えを?」
ユン・ソジョン「男として胸に刻んだ大義があります。大監のような同士がいれば何も怖くありません。」
ハ・リュン「(鄭道伝は)イ・イニムが手にした権力に劣らないでしょうね。」
鄭道伝は新しい雅楽を作曲していました。ドジョンの息子は高麗の民を強化することも大事なのではと言いました。ドジョンは息子に朝鮮を運営する基本原則「朝鮮経国典」を製本するように息子に命じました。ユン・ソジョンが亡くなった連絡が届きました。チョ・ジュンとナム・ウンも涙を流しました。
ユン・ソジョンの葬儀で李芳遠は要職を占める鄭道伝を批判しました。李芳遠は私兵を取り上げられて不満でした。
鄭道伝 「朝鮮は王が治める国ではありません。朝鮮にとって王は民の父と母。王は民の上に君臨するだけ。民を治めるのは執政大臣です。」
李芳遠 「はぁ?(*´Д`)」
感想
いよいよあとラスト7話ですね。話の流れは歴史の通りでしょうから、これからは李芳遠のターンといったところでしょうか。それにしても憎めないバンウォンですね。アン・ジェモはまだまだ憎たらしさが足りません。チェ・シラやイム・ドンジンやキム・テヒなどの俳優本来の人間性からにじみ出ているような憎々しい演技と比べたら・・・まだまだのように思います。王になってからのイ・ソンゲはぱっとしませんね。
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