大王世宗(テワンセジョン)(全86話)第44話 上王との取引 あらすじ
パク・ウンは昭憲王后を廃妃にする音頭をとりました。官僚たちは廃妃にしてくださいと世宗に合唱しました。兄弟を太宗に殺された元敬王后は私には耐えられませんといいました。その刀をまた血で汚し次の王妃の父も殺して外戚の力を封じるのでしょうと上王に嫌味を言いました。
イ・スは状況を打開すべくイ・チョンとチェ・ヘサンと中軍将のチェ・ユンドクに協力を求めました。上王様の威を借りた不遜な臣下をこれ以上許せません、私たちがお力になりますといいました。
ユン・フェはファン・ヒに政治に復帰して世宗を助けてくれと頼みに行きました。復職すれば当然私は上王様の味方になるでしょうといいました。ユン・フェは上王に進言できる唯一の人で上王の威を借る輩を抑えられる人が必要です大監といいました。ファン・ヒはそれなら上王様が育てておられるでしょう、それは王様ですといいました。「上王様は政敵の除き方、消し去るを教えておられるのです。徳よりも刀が臣下を抑える近道であると教えておられるのです。」ファン・ヒはやっと人間らしい生活を手に入れた、二度と修羅場には行きたくないと畑を耕しました。
夜、世宗は上王の部屋にいました。太祖大王を流刑にした上王をやっと理解できましたと世宗はいいました。
世宗「私が刀を握るなら、その矛先をどこへ向けるべきなのか教えてください。」
太宗「この私に、刀を向けるというのか。」
世宗「それが父上の教えですか。」
太宗「この父に勝てると思うのですか。」
世宗「父上はいかがでしたか。太祖大王に勝ったと思われますか。
太宗「私を訪ねてきた理由をお話しください。」
世宗「シム・オンの命はあきらめるつもりです。しかしこれで終わりにしてください。妻は守り抜きます。王子の母です。逆徒として廃妃にすれば朝鮮王室の正当性が再び揺らぎます。上王様ははじめからその程度の腹案をお持ちのはずです。(腹案を認めるかわりに)これ以上粛清はしないと約束してください。」
太宗「どうも息子の手のひらで転がされた気分だ。なかなか取引に長けているようだ。成長したな。」
世宗「余は民を守る清い刀を政敵の粛清には使いたくない。」
上王は世宗に8人の側室を迎える計画を立てました。元敬王后は「人面獣心、人の道理を説くことはもう疲れました」と上王を非難しました。上王は昭憲王后から夫の情まで奪う計画でした。上王は世宗の情の相手が一人だとそこに権力まで集まってくるというのでした。
昭憲王后は父シム・オンの牢屋に行き、血だらけで気を失っている父の牢を開けるように命じました。
昭憲王后「私を王后でないと言ったのはほかでもない左議政様です。そなたたちにも子供はいるでしょう。私も人の子です。ひどい拷問を受けた父親を残して帰れるというのでしょうか。私は幼いときに家を出ました。父に孝行をしたことのない愚かな娘です。頼みます、最後になるかもしれません。傷ついた父のそばにいさせてください。お願いです。」
ユ・ジョンヒョンは牢を開けさせました。
昭憲王后は父の血をぬぐい、涙をこぼしました。
ユ・ジョンヒョン「なぜでしょうか。牢で倒れているシム・オンより左議政様を哀れに思えるのは。過去10年間政敵や外戚に対する血みどろの粛清の中心にはいつもパク殿がいた。耐えられましたか?」
パク・ウン「大監はどうですか?耐える自信があって自ら王の刀になったのですか?」
ユ・ジョンヒョン「・・・・」
パク・ウン「もちろん最初は苦しみましたが誰かがせねばならぬことでした。耐えるしかなかった。」
ユ・ジョンヒョン「上王様を恐れて?」
パク・ウン「世間は・・・そう思われています。」
ユ・ジョンヒョン「上王様は決して勝てぬ相手です。」
パク・ウン「決して勝てぬ戦いはしない主義です。しかし理由は恐れだけではありません。本当に命まで奪う必要があったのか。そこまですべきだったのか。確かに迷いはありますが、国を早く安定させるため誰かがせねばならない役目だった、そう信じています。」
ユ・ジョンヒョン「今回も同じですか?同じ考えで尋問を引き受けたのですか。」
パク・ウン「私はただの書生ではありません。政界で生きてきた官吏です。政治の世界では正しいことではなく必要なことをすべき時でもあるのです。」
シム・オンは目を覚ましまし、娘を突き放しました。「国母が逆徒のそばにいてはなりません。」
昭憲王后「私はもう国母ではありません。私は自信がないのです。生涯王様のおそばに仕えお顔を見る覚悟が。」
シム・オン「父の教えが足らなかったのです。10年間仕えてきた夫の心すら察せない娘に育ててしまったのですね。王后さまと同様に、いやそれ以上に王様は、この愚かな父の息子です。心を込めて育てた尊い子供です。」
昭憲王后「その子が父を捨てるといっているのです。」
シム・オン「王様が捨てぬのなら私が自らの手で命を絶ちます。決して容易なご決断ではありません。私を捨てなければより多くの臣下を失います。血の涙をのんで下された決断でしょう。王后さまの夫、朝鮮の父である王様はそのようなお方です。」
昭憲王后「いいえ、わかりません、わかりたくありません。父上のおそばにいます。」
シム・オン「他のことは何も考えず子供たちを立派に育てるために生きてください。」
父は暖かい手で娘の手を握りました。
シム・オン「王子様はよい子です。聡明な王様の知性と人徳の高い王后様の血を受け継いだ素晴らしい子です。将来この国の五代目の王となるでしょう。王后さまの手で父親より高潔で聡明な王に育てなければなりません。わかってます。この愚かな父をこのまま逝かせれば王妃さまがどれほど苦しいか、地獄のような残酷な責め苦を味わうことになる。わかっています。それでも振り返らないでください。王も王后も後ろを振り返ってはならないのです。ご自分を責めないでください。明日を未来だけを見つめて進むのです。そうすれば私も安心して眠りにつけるのです。どうか父を安らかに逝かせてください。王后様。」
昭憲王后は泣いて父によりかかりました。父や優しく娘の背中を叩きました。
(うるうる・・・(´;ω;`)ウゥゥ)
シム・オンに義禁府のユ・ジョンヒョンから自害の刑が言い渡されました。
集賢殿のチェ・マルリは落ち着きませんでした。マルリは世宗を見ると、世宗は本を読んでいました。昭憲王后は子供たちを抱き泣いていました。シム・オンの妻と息子たちまでもが捕まえられていきました。
ユン・フェとイ・スは涙を流しながら刑の執行に立ち会いました。シム・オンの前には毒薬が置かれた膳がありました。
ユン・フェの心の声「どうかお許しください。シム様を、仲間ひとりも守れない我々を・・・」
シム・オンの心の声「許しを請うのは私のほうだ。荒波を共に乗り越えるつもりが先に逃げ出すことになった。私は臣下として役に立てぬままこうして世を去るが、どうかそなたたちは王様のおそばを守る忠臣になってくれ。」
シム・オンは青磁の器に入れられた毒薬を飲み干しました。
チョ・マルセンとパク・ウンの目もうるんでいました。
上王「王后様を恭妃とし盛大な祝典を行いましょう。」世宗は8人の側室を迎えました。昭憲王后はただ耐えていました。
ピョン・マンゴは自分は朝鮮人として生きていけないと日本人になりました。「平望子(たいらのもうこ、ピョンマンゴ)、お前は対馬の誇るべき息子だ。」と仲間がいいました。ピョン・マンゴは自分の居場所を見つけました。
感想
い・や・あ、言葉もないです。まったく理解不能な思考です。韓国の人や意地悪な人にならわかるのかなぁ。シム・オンはそんなに威張ってましたか!?カン・サンインは暴虐の限りを尽くしていましたか?ドラマ中ではそんな場面はなかったように思うのですが。歴史を現代風にするとイ・バンウォンは悪いやつでやっぱりこうなってしまうのかしらw
そういえば「根の深い木」の冒頭でイ・バンウォンにやられたのがシム・オンとその家の奴婢のタムの父たちでしたね。
イ・バンウォンもシム・オン(沈温)を警戒するのなら、なぜ重要な役職ばかりを歴任させたのか?
人事権をもっているバンウォン、もしかしてバカですか。
どうしてシム・オンの弟に兵権を与えたのですか。
シム家に権力を与えたのはバンウォンがやったことなのではないのか。
(いいえ、よく知りもしない私がバカなんですw)
この事件は太宗とパク・スプ(朴習)が共謀して罪を捏造したと誰もがわかっていたので、文宗の時代に名誉が回復されました。
しっかしアレですね、権力者が政敵の罪を捏造するのは世の常ですね。
今の中国などといった国々でも今でもこれと同じことをやってますよね、朝鮮は昔の中国王朝からそういったやり方を学習したみたいです?
今の中国などといった国々でも今でもこれと同じことをやってますよね、朝鮮は昔の中国王朝からそういったやり方を学習したみたいです?
現代の世界中でも同じことがあると思うとなんだか腹立たしくなった回でした。
王妃ちゃんかわいそう(´;ω;`)ウッ