薯童謠(ソドンヨ)8話
あらすじ
阿佐大使の求めで刀を作った太学舎の技術者は品物を送る計画を立てました。モンナス博士はアテッコルチが来るなら問題はないが、責任者はサテッキル、道案内はチャン、ポムノ運搬係として3人が協力して品物を運ぶようにいいました。木柵の検問対策に刀の先だけを山芋に忍ばせ、アテッコルチならこれと秘記があれば刀を作れるといいました。秘記と刀はポムノに持たせてていきました。ポムノは検問で怪しまれて山芋を兵士に切られました。しかし山芋には何も入っていませんでした。サテッキルが検問所の兵士と示し合わせて検問を通ろうとしたらポムノはサテッキルの荷物を奪ってチャンと一緒に逃げました。しかしサテッキルの荷物に刀は入っていませんでした。メクトスが息子のポムノを想い荷物をチャンに持たせてすり替えたのでした。チャンはひとりで阿佐大使のところを目指しました。
チャンは合言葉を言うと白い服の人物と落ちあいました。後をつけられているとチャンは男に言いました。チャンと男は二手にわかれましたが白い服の男は灰色の服の男に捕まりました。実は白い服の男は新羅の兵士で偽物だったのです。本物は灰色の服の男でチャンは灰色の服の男に荷物を渡しました。
ソンファ姫は法師の部屋に置かれた小箱の細工を見て作った人はだれかと寺を工事している職人にききました。しかし職人は流浪の民で探しても見つからないといいました。ソンファ姫は職人のあとをつけました。職人は後をつけられていることに気づき、隠れました。同じところを何度もぐるぐる回るソンファ。ついにソンファは足をすべらせて気を失ってしまいます。悲鳴をきいたサテッキルはソンファのところに駆け寄ります。ソンファに彼女の香水を嗅がせて気付けをしてサテッキルは姫を太学舎の小屋に運びます。後からチャンが姫のいた場所にきましたが、落ちていたのは麝香の小瓶だけでした。チャンは太学舎に戻ってきました。ソンファ姫が雲精寺に戻るときいたサテッキルは驚きました。ソンファ姫は姫を探していた従者と出会い、サテッキルは太学舎に戻りました。
太学舎に戻ったチャン。太学舎には荷物を渡すはずだったアテッコルチがやってきてチャンから品物は受け取っていないといいました。誰に品物を渡したかわからないチャン。刀を受け取ったのは百済のプヨソンでした。モンナスを殺すことがが惜しいとプヨソンは言いました。
モンナスに尋問されるチャンは木柵を通るときまでは荷物のことは知らなかった、やつは暗号を知っていたといいました。チャンだけ素通りさせてポムノは検問されたのでおかしいとポムノはいいました。チャンの体から麝香のにおいがすると職人はいいました。チャンの体を探すと貴族しか持つことのできない麝香の小瓶がありました。チャンは女性の悲鳴がきこえて麝香を拾ったのだといいました。
チャンはポムノに小屋に閉じ込められました。閉じ込められてポムノに木の棒で殴られて倒れたチャンは「殺せよ。密偵かどうかは関係ない。兄さんの仇だし俺を信じてないだろ。誰も俺を信じてないだろ。苦しむお前を見るのももうたくさんだ。殺してくれ!」とポムノに言いました。チャンを殺そうとするポムノを父が止めました。
ソンファの足の痛みは治り明日出発すると法師に言いました。
チャンのところに女性がこっそり飯と荷物を差し入れました。それはチャンに出ていけという意味でした。太学舎から無実の罪で追い出されたチャンは新羅の村々をさまよいました。チャンは川を見つめていると、そこにソンファがやってきました。
ソンファ「本当に、生きていたのね、ソドンや、ソドンや」
チャン(ソドン)は倒れました。
ソンファは薬を煎じて小屋でチャン(ソドン)を介抱しました。3日も寝込んでいたチャンを3日ソンファは介抱したのでした。チャンはソンファに敬語を使いました。薬をほとんど煎じていたのは実は侍女でした。
侍女が慌てて小屋に戻ってくるとチャンに言いました。「お嬢様が蛇にかまれました!」チャンは急いで川に向かうとソンファが倒れていました。川に飛び込みソンファのもとに向かうと倒れていたはずのソンファはいませんでした。岩の上から高らかな笑い声がきこえてきました。ソンファでした。ソンファはチャンをからかったのでした。昔のことを謝るソンファ、元気を出してとチャンを励まします。亡くなったお母さんのところに行かないでと。ソンファとチャンは楽しく時を過ごしました。水浴びをするソンファ、舞うソンファ、チャンに紅を指してもらうソンファ。数日をソンファと過ごしたチャンは行かなければならないといいました。ソンファはチャンたちが隋から逃げた技術者だということを知ったとチャンにいいました。翌日、チャンとソンファは別れました。チャンが道を歩いていると正体不明の刺客に襲われました。それはソンファの護衛兵でした。チャンはソンファに護衛をしろと命令されたのでした。チャンは百済の王にもらった王子であることを証明する首飾りを捨てソンファの護衛武士となることを誓いました。
感想
太学舎の人たちはほんとうに薄情ですね。みんな意地悪でチャンが一緒にいるような価値もないような冷たい人たちです。私がかわりにいってあげましょう!サテッキルに騙されているモンナスたちは愚か者ですw
大胆にもチャンを誘惑するソンファ。かなり積極的で肉食派ですね。チャンも自分を証明する唯一の手段である首飾りを捨てちゃって虐待され続ける糞みたいな人生と決別したい気持ちは仕方がないですね。
立場のない王子チャンに果たして幸福は訪れるのでしょうか!?それとも、悲劇!?続きが気になります、ちょっとだけ。
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