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「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第46話 チン・ガギョンの秘密 のあらすじとネタバレ感想

「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第46話 チン・ガギョンの秘密 のあらすじとネタバレ感想

46話 チン・ガギョンの秘密 あらすじ

「終わりました。便殿へ。」
チャンは執務室にいるウヨン公主に言いしました。
「裏切られたことは?」
「え?」
「裏切られたことはあるか?」
「・・・あります。」
「キルだな。どんな気分だった?」
「私の真心を丸めて顔にぶつけられた気分でした。石よりも痛かったです。」
「うふふ。ならば、裏切ったことは?」
「ありません。真心を捧げた相手を裏切りません。」
チャンはウヨン姫を見つめました。
「そうか。お前は人を裏切らない。(つまり、私には真心をくれなかった。くれなかったのだな。)」
ウヨン公主の心は傷つきました。

「送り主は?」
手紙を渡したヨン・ギョンフ大将はソンファ公主に聞きました。
「プヨソン衛士佐平からです。すぐに会いたいと。」
「要件は?」
「商団を大きくする話だと思います。」
「場所は?」
「屋敷です。ソチュン。衛士佐平の家に行く。夜だからソチュンだけに。二人は休みなさい。」
ソンファ公主は侍女を置いて夜中に出かけました。

翌朝。
「帰ってこないだと?」
ヨム・ギョンフに侍女はソンファ公主がいないことを話しました。
「私は砦に行く。チャンに知らせてくれ。チョギは衛士佐平の家に。」

チョギはプヨソンの家の奴婢ソパルに姫が来なかったか聞きました。ソパルは昨日はプヨソンは帰宅せずチン・ガギョンも来なかったと言いました。

ポムノはポミョンから連絡が来てチン・ガギョン大人が行方不明だとチャンに知らせました。チャンとモンナスはすぐにヨン・ギョンフに会いました。ヨン・ギョンフはアビジ商団に行きキム・サフムに会いました。

「一体何をした。お嬢様をどうした。アビジに監視させてるだろ。なぜさらった。」
チャンはサテッキルに聞きました。
「見当外れだ。俺は何も知らない。さらう理由もないし、俺はお嬢様に弱味を握られているんだ。妙な誤解をして俺を巻き込むな。黙ってはいないぞ。」
サテッキルはチャンを脅しました。
「お前も、こんな気分だったのか。」
サテッキルはチャンを笑いました。

チャンとヨム・ギョンフたちはソンファ公主を探しましたがどこにも姫はいませんでした。

「ウヨン姫が呼びに。深刻そうでした。なぜか屋敷に来いと。」
ウンジンはチャンを呼びました。チャンとモンナス博士は屋敷に向かいました。
「なぜ無人の屋敷に誘うのだろう。お前たち!」
ヨム・ギョンフは手下を集めました。

「何事ですか。」
「屋敷へ呼んだ理由はなんでしょうか。」
チャンとモンナス博士はウヨン公主に聞きました。
「危ないところだった。人を簡単に信用しすぎてしまった。」
ウヨン公主はそういうと部下に合図をしました。縛られたソンファ公主とソチュンが連れてこられました。

「チン・ガギョンは偽物だ。」
「何を言うのですか。」
ソンファ公主は否定しました。
「チン・ゴンスは死んだ。娘が父親の死も知らないのか。もはやお前の正体そのものが信用できなくなった。だから、この場で始末する。処刑しろ。」
「・・・・・・!」
ウヨン公主は部下に指示しました。
「やめろ!」
ヨン・ギョンフは私兵を率いてチャンたちを助けに来ました。
「何の真似だ。兵士を下げなさい。私は公主だぞ。命令を聞かぬか。何をしている。」
ウヨン公主の私兵がヨン・ギョンフと手下を取り囲みました。
チャンはウヨン公主との会話を思い出しウヨンの心の傷つきを理解しました。
「大将。武器を捨ててください。」
チャンはヨン・ギョンフ大将に言いました。大将の私兵は剣を捨ててひざまずきました。
「どうかお許しを。隠し事をしておりました。実は、譲位式で威徳王を守り四男にも仕えていたのは彼の私兵でした。王様と四番目の王子さまが亡くなった後私とチャンは宮殿に戻ることに決めました。ところが彼は私兵の養成を続けて反乱を起こそうとしました。私は止めようとしましたが、説得しきれませんでした。」
モンナス博士はひざまずきウヨン公主に言い訳をしました。
「彼らは何者だ?」
「・・・ヨン・ジュングォンの息子、ヨン・ギョンフでございます。」
「召使ではなくヨン・ジュングォンの息子か。」
「我が家の召使いは身代わりに死んだのでございます。」
「では、すでに育ててあった私兵はお前が養成していたのか?」
「私が反乱を企んだ理由はご存知のはずです。」
「そうか。説得力がある。では一体この女性は何者なのだ?身分まで偽り商人として得にもならない反乱を企てた理由は?そのうえ以前からの知り合いだな?四男と関係あるのか?四男の存在を教えた者か?」
「いいえ、それは絶対に違います。」
ソンファ公主は釈明しました。
「では納得のいく説明をしろ。どうせ全員四男の部下だろう。言えないということは四男と関係あるはずだ。裏切者を処刑しろ。」
「ウヨン公主様!新羅人なのです。」
「なんですって?新羅人?」
「私の愛する女性です。」
ソンファ公主は涙ぐみました。
「サテッキルが告発した私の駆け落ちの相手とは、この女性のことなのです。私のために百済に来ました。危険な仕事に手を染めたのも、私に協力するためです。」
ウヨン公主は目を丸くして驚きました。ソンファ公主は涙を流しました。
「彼女は何の関係もありません。お許しください。隠し事をしたことを、お許しください。私たちはヨン・ギョンフ様を説得しようとしただけです。」
「そうです。我々全員がウヨン公主さまの部下です。ヨン・ギョンフの勢力が公主さまにお仕えすれば公主様にも特になるはず。」
モンナス博士はチャンを援護しました。
「本人の考えは?」
「ヨン氏の復権を。それで充分でございます。」
ヨン・ギョンフ大将はウヨン公主にひざまずきました。
ウヨン公主は顔を背けました。
「解放してやれ。」
チャンはソンファ公主の縄をほどきました。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
「肩に寄りかかって。」
ウヨン公主は背中越しにチャンとソンファ公主の愛を知りました。

「痛みが増しているようだわ。太学舎の医師をご典医にするしかなさそうね。口の堅い者を探しなさい。」
王妃は娘のウヨン公主に医者を探させました。ウヨン公主はモンナス博士とコモ技術士にプヨゲを診察するように命じました。
「消渇です。脳疽も生じているかと。気力の衰えにより合併症がでております。最近手足のしびれやふくらはぎの痛みを訴えたことは?」
「消渇はさまざまな合併症を引き起こします。」
「布団がすれるだけで痛みを生じるかと。もはや鍼は使えません。生津甘露湯(せいしんかんろとう)を。」
コモ技術士の診断はプヨゲのかかりつけ医と同じものでした。
「ほかに方法はないの?」
「合併症がでたのではもう・・・」
「典医がそんな弱気でどうする。」
王妃はコモ技術士を叱りました。
「長くはもちそうにない。」
煎じ薬を作っているコモ技術士はチャンに言いました。サテッキルはコモが作っていた残渣を見てプヨゲの病気を探り当てました。

「調べたか?」
「消渇です。すでに重症のようです。」
サテッキルはプヨソンに報告しました。
「病気の父上をも騙すとは・・・。お前が正しかった。一歩下がっていたら機会が訪れた。すべて胸に秘めておこう」
プヨソンは正気を取り戻しました。

「モンナス博士とチャンは信用できるの?彼らを信用できるとしても陛下がいなくては意味がない。結局プヨソンが王になるのね。ウチが大きければほかの方法もあるだろうに。なぜこんなにも早く・・・頼るあてもないわ。貴族はすぐ背を向けるし。あなたが決断しなさい。」
王妃は娘に言いました。
「何のことですか?」
「サテッキルのことよ。貴族ではないけど彼と結婚すれば守ってもらえる。」
プヨゲは苦しみの声を上げました。

「私がお守りします。ご無理なさらないでください。プヨソン様とも円満に。度が過ぎるとつらくなります。」
話を聞いていたサテッキルはウヨン公主に頭を下げました。

ウヨン公主はチャンを思い出しました。
「私の愛する女性です。・・・大丈夫ですか?肩によりかかて・・・」
ウヨン公主はチャンがソンファ公主を愛する様子を思い出して涙を流しました。
「私はいつからだろう。いつから・・・・・・。」

「これは深刻な問題です。プヨソンが即位すると我々の計画が崩れます。無理してでも私兵を増やすべきです。ご決断ください。」
ヨム・ギョンフはチャンに指示を仰ぎました。
チャンは立ち上がると部屋を出ていきました。心配したソンファ公主はチャンについていきました。その様子をウヨン公主は物陰から見ていました。
「まだ時間はあります。あせらず決めてください。心を落ち着かせて。」
「ええ、落ち着いています。もうこの件から手を引いてください。私と母が住んでいた小屋へ行くか、あるいは隋へ。お願いであり、命令です。これから私は死の道へ。四番目の王子の道へ。」
話を盗み聞いていたウヨン公主はたいへん驚きました。
「太子の道へ進むかもしれません。私の前から消えてください。どうか、消えてください。」
「私を捨てるのですね。危険だから離れるとか心配だから別れるとか、相手のために去るとか私は信じません。相手の命が危ない時こそ相手が危機にある時こそ一緒にいるべきです。離れるということはお互いを捨てることです。守りあえないのです。私は離れません。利用されたも構いません。ソドン公のためなら命を捧げます。どうなろうとあなたの前から消えません。それが恋です。」
ソンファ公主は行ってしまいました。
ウヨン公主は涙ぐみながらチャンを見ていました。

「百済は外国に技術を売って力を得てきたため阿佐太子様も外交を重視したのでは?」
チャンはモンナス博士に教えを請うていました。
「そうするしかなかったともいえる。」
「どういう意味ですか?」
「太子様は貴族を掌握できなかった。だから重要な国策を推進できなかった。」
「ほかに重要な国策があるのですか?」
「そうだ。」
「なんですか?」
「百済を建国した温祚王(オンジョワン)や国の礎を築いた近肖古王(クンチョゴワン)が馬韓を征服したのは塩のためだ。民が生きるにはどうしても塩が必要だったのだ。」
「三韓に分かれたのは塩を得るためなのですね。」
「それが大きな理由だ。」
「では、今の時代を動かすものは?いえ、次の時代は?」
「米だ。」
「米?でも主食ではありません。」
「だが一度食べるとまた食べたくなる。」
「人は誰でもおいしいものを求めるものです。」
「その欲求が時代を作るのだ。人々が好むものはおのずと生産量が増え技術も発展する。三国とも米が主食となるだろう。百済は地形的に稲作に向くがそれが攻撃される理由になる。この数百年の間に三韓は米の生産量が飛躍的に増えた。だからお前は百済の未来の国策を考えろ。技術士として生産量の向上を考えるのではない。国が対処すべきことを見つけるのだ。それに成功すればサドゥグァンら貴族を掌握できるだろう。」
「貴族の農地は平地です。農業を推進すれば皆乗り気に。」
「陛下の威信が高まりウヨン公主も満足なさるだろう。」

「モンナスの教育もチャンのためだったのね。満足、満足ですって?四男のお前に利用されて満足?生かしておけぬ。生かすものか。」
ウヨン公主はチャンを憎みました。
ウヨン公主は怒りで壺を割りました。
「なぜ壺が割れておる。」
部屋を訪ねてきたプヨソンはウヨン公主に聞きました。
「多くの無茶をしてきたがそれは父上のためだった。お前は母が異なる妹とはいえ性格は私とも似ているし味方だと信じていた。敵と思ったことはない。今後もないだろう。どんな場合でもお前をアヤメはしない。だから勢力を増やそうと考えずに四男のことを教えてくれ。私たちの争いを終わらせる唯一の道だ。考えておいてくれ。」
プヨソンはウヨン公主に頼みました。
「兄上・・・・・いいえ。今のお話しよく考えておきます。」
ウヨン公主は自分が投げつけたチャンの五色夜明珠を拾いました。

「兄上が父上の容体の異変に気が付きました。だから勢力を増やさず四男のことを教えるように。」
「従うしかないのでは?」
ウヨン公主と王妃は話し合いました。

ウヨン公主は仕事をしているチャンを陰から見つめました。そして部屋に戻ると手紙を書きました。

「この手紙を持っていく者が四男です。これが兄上への返事です。お受け取りください。」

ウヨン公主は手紙を封筒に入れ夜明珠を手紙と一緒に箱にしまいました。

チャンは商団に集まりモンナス博士とヨン・ギョンフ大将とソンファ公主にこのまま進むのですと言いました。
「あの時陛下の容体が悪いと知っていたらウヨン公主ではなく衛士佐平を選んだはずです。宮殿に入ることが先決だったのです。自分の準備が必要だったのです。私があとどれくらい学べるか、みなさんがどんな危険に陥るか、いつ危ない目にあうかわかりません。しかし突き進むのです。みなさんは私を王にすることより何が百済のためになるか考えてください。まだ私は答えが出ません。」
「わかりました。」

モンナス博士はプヨゲの治療の方針についてウヨン公主に報告しました。
「陛下の病は看護が必要です。どう看護すべきか書きました。これを王妃様に。陛下のご容態が心配かと思いますがこんな時ほど国の仕事に専念を。国策を講じるよう恩率に言ってあります。」
「お前たちは、私に嘘をついてよく平気な顔ができるわね。チャンはどこ?」

チャンは商団で侍女から貴族の土地と資源についてまとめた本を受け取りました。

ソンファ公主はウヨン公主にお詫びの品物を持っていきました。
「何の用なの?」
「お詫びに参りました。公主さまは私とソドン公のために不快な思いをされました。」
「ソドン公とは誰の事?」
「恩卒のチャン公をそう呼んでいます。」
「なぜソドン公と?」
「子供のころ山芋を売って暮らしたそうです。そのころが一番幸せだったと聞いたものでそうお呼びしています。」
「子供の頃であったの?なぜ新羅人のお前がここに来たの?」
「天の峠学者にいた頃再開しまして・・・お許しください。」
「何を許すの?お前は恋のために百済に来た。危険をおそれず飛び込むとは大したものだわ。命が惜しくないほどチャンが好きなの?下がって。恩率を呼んできて。」
ソンファ公主は退室しました。
「愛だのと言ってるけど、王妃の座が欲しいだけよ。」

感想

とうとうウヨン姫にチャンの正体がばれてしまいましたね。でもソンファ姫とサテッキルとキルの父の正体はまだばれていません。花郎が百済にいるとわかると死刑ものですからね。のんびりしていても、このドラマは面白いですね。百済が文化的で魅力的な国だったことも素晴らしいですね。ヨム・ギョンフ大将もとうとう危険な立場になってしまいました。もう逃げ場がない状況でチャンたちはどんな展開を見せるのでしょうか。サテッキルはウヨンと結婚することを心に決めたようですね。続きが楽しみです。

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