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「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第67話 揺れる国境問題 あらすじとネタバレ感想

「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第67話 揺れる国境問題 あらすじとネタバレ感想

67話 揺れる国境問題 あらすじ

文宗は木彫りで何かの彫刻をしていました。
宮殿の庭にはテントが張られ、屏風が置かれました。
1429年、世宗は女真族の棟梁イ・マンジュたちを王世子の文宗の婚礼に招待しました。

世子妃ポン氏は文宗の妃に選ばれました。世子の文宗は親迎礼の直前に姿を消しました。

集賢殿のイ・スンジは漢陽の北緯が38.4度であることを計算し、大声で喜びました。

文宗はどこを探しても隠れていませんでした。安平大君は兄上(文宗)も人間なのですと昭憲王后を慰めました。オム・ジャチはすべて私の不注意ですと世宗にひれ伏して謝りました。世宗はおおよその見当がつくとオム・ジャチを連れて部屋を出ました。

文宗はチャン・ヨンシルのいる工房で一晩中木彫りの人形を彫っていました。文宗は2年前に廃妃された廃妃のことを考えていました。世宗はチャン・ヨンシルの邪魔をするなと言ったはずだと世子に怒りを覚えました。世子は時間など知りたくない、知ればよけいにつらくなる、さらに息が詰まりそうだとヨンシルに言いました。文宗は世宗が時計を作らせるのはまじめな人間だけを作りたいからだと批判しました。ヨンシルは婚礼でストレスを貯めている文宗を説得しました。説得された文宗はおとなしく妃を迎えました。

妃のポン氏は大胆な女性でした。自分の服に躓いたポン氏を文宗は支えました。文宗は新しい妃を気に入ったかのように微笑みました。

世宗は世子の扱いがうまいとヨンシルをほめました。ヨンシルは「殿下が心を落ち着かせる時間が必要だったのでしょう」と世宗に言いました。「そなたが世子のそばにいて心強い。」と世宗はヨンシルを信頼していました。
女真族の棟梁イ・マンジュたちは世宗に謁見しました。「おめでとうございます殿下。」女真族は王室に毛皮を献上しました。世宗は贈り物のお返しは何がいいかと尋ねましたら女真族は逃げ出した難民を返してほしいと言いました。「余は朝鮮の民になりたい者を拒むつもりはない。そなたも例外ではない。」女真族のイ・マンジュは平和を望んでいると世宗に言いました。しかし世宗はイ・マンジュの本心を見抜いていました。「すぐにわかるはずだ。誰が国境で紛争を起こしているか王室が直接調べているからな。」世宗は女真族の妄言を論破しました。

ハムギルドをキム・ジョンソと晋陽(シンニャンテグン、のちの首陽)大君たちが馬で国境に向かっていました。繁みが動いたので晋陽大君は弓を射ろうとしましたが、キム・ジョンソがそれを止めました。繁みの中から北三道のタミたちが現れました。タミは女真族のキガロが帰化した祝いをくれと言いました。晋陽大君は収穫量を増やす本を投げてやりました。タミたちは字が読めないと騒ぎ立てました。そこにイ・スが現れて「そこには農業に役立つ方法が書いてある。王子様が自ら民に農業を伝えようと?王室が帰化政策に積極的なので国境付近の安定ももうすぐでしょう。」
その様子を女真族は見ていました。

女真の吾都里(オドリ)族の陣営は晋陽大君が国境に来た情報を得ました。「一体朝鮮の王は何が狙いなのだ?」

イ・ス「何とか平和を保てている。」
キム・ジョンソ「慶源は四方を女真族に囲まれています。陣営を設置して正しかったのでしょうか。」
イ・ス「前向きに・・・王様のご意向に頭から反対せずまずは前向きに考えよ。ほかの部署はどうであれそれが承枢府だ。」


世宗「いかなる場合でもそなたらは国境で騒ぎを起こすな。余がそなたたちにたのむのはこれが最後だ。再び国境で武力による騒ぎを起こせば余と朝鮮が徹底的にそなたたち女真族に制裁を加える。肝に銘じよ。」
世宗は女真族のイ・マンジュたちを脅しました。

ファン・ヒは脅迫は過激だったと世宗に言いました。世宗はイ・マンジュの動きを抑えて懐柔と制裁を使って吾都里(オドリ)を攻略するのもよいと言いました。ファン・ヒは納得がいきませんでした。

文宗は世子妃を待たせていました。「すまない。他人に干渉されるのを好まないのだ。私はつまらぬ人間だ。だから世子妃に理解してもらうことにする。」文宗は世子妃嬪宮の晩酌を拒み、ひとりで酒を飲み始めました。

ファン・ヒはイ・マンジュに吾都里(オドリ)と兄弟になりたいと話しを持ち掛けました。トン・メンガの部下は朝鮮の阿山(アチャン)を奇襲して帰化した裏切者を殺しました。タミも仲間を率いて女真族と戦いました。イ・マンジュは側近のトン・メンガ裏切りを知っていました。イ・マンジュはトン・メンガに二度と俺に逆らうなと脅迫しました。

晋陽大君は「恥ずかしくないか?守るべき民を残して戦場から逃げるとは。」
カン・フィとキム・ジョンソと晋陽大君はタミとイ・スたちを置き去りにして国境から逃げていました。
晋陽大君は内侍府の護衛カン・フィに「私は朝鮮の王子だ。王子として民を守りたい。命令する。私の父上の民を守ってくれ。」

イ・スとタミは女真族から村人たちを守るために戦っていました。状況は不利でしたが、そこに晋陽大君と兵士が現れて形勢は逆転し、女真族を追い払いました。女真族は朝鮮に帰化した者は一人残らず殺すというビラを撒いて退散しました。たくさんの民たち、朝鮮の兵士が殺されてしまいました。イ・スは犠牲の多さに荒ぶり世宗への報告を書こうとしましたが感情が高ぶり机のものを払いのけました。

イ・スは都に戻り慶源を捨ててはいけないと言いました。ユン・フェはイ・マンジュの土地に隣接して明もけん制してくると換言しました。ユン・フェやチェ・ヘサンたちは反対しました。キム・ジョンソは様子を見守っていました。「間延の陣営にも軍備を強化して城郭を築く。先祖から受けついた土地を決して手放さぬ。皆の者、余の意向に従うのだ。」重臣たちは「なりませぬチューナー」と連呼しました。

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感想

朝鮮の人と女真族のかかわりについてまったく無知な私たちは、女真族の懐柔と征伐、そして李成桂の女真族とのかかわりについて、ほとんど何も知りません。朝鮮の人の女真族に対する考え方は、日本人の蝦夷や琉球、熊襲といった当時の征伐対象に対する考え方と似たようなものなのでしょうか。それとも、もっと親しみと憎しみの強い感情的なものだったのかな。だとすればチョ・マルセンの考え方はある意味歴史の王道ともいえ、世宗のような王は稀有な考え方といえましょう。しかもたった一人でたいした味方も太宗に殺されていませんから、世宗のストレスはどれほどのものだったかということですね。そしてタミたち村人の勢力も北方の文化の影響を受けているかもしれませんね。遼東を領土に入れると明の皇帝が起こりますが、明国の末期ですから遼東を手に入れても特に問題はないどころか明を強化することにもつながっただろうと思うのですが、みなさんどう思いますか?それとも、もし朝鮮が遼東を入手すれば女真族は朝鮮を滅ぼし朝鮮に清朝を建てたのでしょうかwどちらにしても当時の朝鮮には遼東の刺激はあまりいいことはなさそうですね。

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