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「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第78話 最初の試練 あらすじとネタバレ感想

「大王世宗(テワンセジョン)」(全86話) 第78話 最初の試練 あらすじとネタバレ感想

78話 最初の試練 あらすじ

チェ・マルリは世子(文宗)に世子妃の淫行を都中にばらまくと脅迫しました。
世子はチェ・マルリの脅しに屈しませんでした。
「父上は世子として民に尽くす機会をくださったのです。」
「今は断じて世子様が民に仕える機会を差し上げられません。」
世子の師チェ・マルリは世子のもとを去りました。

世宗は民が普段使う言葉を集めるとユン・フェに言いました。
「先にチェ・マルリを口止めすべきではありませんか?」
「それは世子が判断することだ。信じるしかない。信頼して政務を預けてこそ世子が真の世継ぎとして成長できる。」
世宗は世子を信じていました。

「もし・・・もしかすると・・・そなたを守れぬかもしれない。」
世子は妃に言いました。
「今まで十分守っていただきました。今はただ時間を元に戻せないことが無念でなりません。」
世子妃ポン氏は世子に言いました。

「お呼びでございますか。」
チョ・マルセンは世子に呼ばれました。
「大監に教えを請いたい。」
「緊張しますな。至らぬ私が世子様のお力になれるかどうか。」
「チェ・マルリを抑える手立てを。」

「世子様の政務代行を阻止する?理由はなんだ?」
チェ・マルリはホ・ジョに世子妃のわいせつな絵を見せました。
「なんということだ。」
チョ・マルセンは世子と話をしていました。
「チェ・マルリは正攻法しか使いません。彼がそこまでするには、何か事情があるはずです。まずその事情をお伺いしましょうか。」
「何も聞かず私を信じ力を貸してくれぬでしょうか。」
「それで私は何を得られるのです?」
「今より良い国を作るためだといえばそなたにとって見返りにならないか?」
「傲慢なお方ですね。お父上より良い政治を行う自信はありますか?」
「父上より民に尽くすため努力するつもりだ。これでは足りぬか?」
世子はチョ・マルセンと取引をしました。
「私は汚い手でも平気で使う人間です。ご存知ですか?」
「肯定すれば礼を欠く。否定すれば人を見る目がないことになる。」
「ふっ・・・はははははははっは。はっはっはっは。」

「幽谷より出でて喬木に登る。」
集賢殿でチェ・マルリが言うと・・・ハ・ウィジが答えました。
「孟子の滕文公(とうぶんこう)です。高い地位に登りたいと望むことです。」
「意味ではなくそなたの出仕後の抱負を聞きたい。」
チェ・マルリは集賢殿で学士たちを扇動していました。

ソン・サンムンは集賢殿の床を拭いていました。
「何をしているのだ。」
チェ・マルリはまだ若いソン・サンムンに訊きました。
「尺を枉(ま)げて尋を直くする。」
「何をしているのか尋ねたのだ。」
「その答えです。」
「大事なことをなすには多少の奇計には目をつぶってもよい。」
「若い儒生が正道よりも奇計を優先するのか。」
「政界に身を置けば正道は歩めません。応教さまも例外ではなさそうですが。」
チェ・マルリはソン・サンムンの答えに満足するとソン・サンムンに世子妃の淫行の絵を見せました。
「ではこの問題はどう解くべきかな。その奇計で解いてみろ。」
「ほう。見事な絵ですな。誰が描いたのですか?」
チェ・マルリはとぼけるソン・サンムンを無視して今度はハ・ウィジの机に絵を置きました。
「修身斉家してこそ天下を治められる。これが私の答えだ。ハ・ウィジよ、そなたはどうだ。」
ハ・ウィジは絵を見て目を丸くしました。
高官たちの会議室。左議政のメン・サソンらはファン・ヒに絵を見せて事実かどうか尋ねました。
ファン・ヒは困っていたところ、世子妃ポン氏が白装束に身を包み部屋に入ってきました。
「私を王宮から追い出すよう上訴してくれませんか?」
「媽媽・・・」
「そして、世子様は、世子様には・・・すべては私の不徳のいたすところです。どうか世子様の責任は問わないでいてください。」
チョ・マルセンは嬪宮を会議場に行かせたのでした。

「やりすぎだ。」
世子はマルセンの策略に驚きました。
「これで収まらなければさらに厳しい手を使います。時に刀よりも筆の戦いのほうがおそろしいのです。これが政治の恐ろしさです。」
チョ・マルセンは世子に言いました。

嬪宮ポン氏は世子に頭を下げました。
「すまない夫人。こんなことまでさせるつもりは・・・」
「この程度のことでもできて幸いと思っています。どうか、ご健勝で。」
「いやではなかった。初めて親芸で会ったとき、気の強いそなたと会ったとき、いやではなかった。ずっと、このことを言いたかった。」
ポン氏は涙を流しました。

「世子様の資質について今一度お考え下さい殿下。」
成均館の儒生たちはチェ・マルリの煽りで座り込みをしました。
チョン・インジはチェ・マルリに問いました。
「何のために成均館を煽ったのだ?」
「こんなものにかまけている間に私が代行を。」
「どういうことだ。儒生を解散させろ。」
「とぼけないでください。文字創製に賛成するのですか?賛成なのだな?それが出世の理由だ。副提学になれたのは集賢殿で最も優れているからでも学士たちらの信望が厚いからでもない。ただ、盲目的な忠誠心を買われ副提学の座に就いたのだ。王様は賛成する者だけを集め反対意見には耳を傾けない。文字創製は許せない。我々の国朝鮮が野蛮国に成り下がってしまう。忘れるな。反対をしてこそ真の集賢殿だ。」
チェ・マルリが部屋を出ていくとチョン・インジは机を叩きました。

「世子が乗り越える壁だ。」
世宗は世子を心配する王妃に言いました。

「成均館だけでなく国中が大騒ぎになります。」
ホ・ジョは会議で発言しました。
「王様に政務代行の撤回を進言してください。」
右議政は領議政のファン・ヒに言いました。
「撤回する気はないらしい。」
「では世子様に辞退してもらいましょう。」
ホ・ジョは頑張りました。
「辞退も、なりません。」
チョ・マルセンが入室しました。
「罪を認め自粛せねば民心はおさまりませんぞ。」
「民に尽くすことで罪を償うほうが良い場合もあります。」
ユン・フェは世子の味方をしました。
「資質論まで出て大騒ぎになっているのに政務代行を控えれば済むのに王様や世子様は一歩も譲ろうとはしない。どう考えても妙だ。違うか?」
ホ・ジョは何か感づいていました。
「勘の良いお方だ。」
マルセンはホ・ジョを褒めました。
「文字創製ですか?チェ・マルリや学士らが考えているとおり、王様は文字を創製なさるおつもりですか?」
ホ・ジョは核心を突きました。
「その答えは、大提学に聞きましょう。王様が陰謀を企んでいるなら最も深くかかわっているのは大提学でしょう。そう口を閉ざしているから賓庁の誤解が際限なく膨れ上がるのだ。」
マルセンはユン・フェに向かって言いました。
「皆さんのお考え通り康寧殿では驚くべき陰謀が進められています。しかしそれは文字創製ではありません。」
マルセンは皆に向かいゆっくりと言いました。
「入れ。」
マルセンが命じると医官が入室しました。
「なぜ医官がここに。」
チェ・ヘサンは言いました。
「王様が世子様に政務を任される理由を話してくれぬか?」
マルセンは医官に命じました。医官は風湿病と消渇症と眼疾ですと答えました。
「絶対安静にしなければ体が不自由になる。病状が悪化すれば最悪の事態もあります。康寧殿の陰謀とは王様の病気を隠すことだったのです。女真族との闘いが続いている今、王様の病気が知れたら朝鮮軍の士気に影響があります。」
マルセンは重臣たちを説得しました。

「そなたがハ・ウィジか。」
世子は座り込みをしているハ・ウィジの前に座りました。
「そなたと賭けをしたい。交互に一杯ずつ飲みそなたが負ければ解散、私が負ければ政務代行を辞退し世子の座も捨てよう。」
「これで分かりました。世子様に世継ぎの資格はありませねん。政事を賭け事にするなど!」
ハ・ウィジは怒って立ち上がりました。
「私が得るものはひとつ。そなたたちは二つ。少なくともそなたたちに損はないはずだ。」
「負ければ、引き下がります?相手は、この者です。」
ハ・ウィジはパク・ペンニョンを紹介しました。
「どうせ世子に勝ち目はない。負かしてやれ。」
世子と太っちょのパク・ペンニョンは酒を飲み干し競い合いました。
世子は酔って杯をこぼしかけてしまいました。
「なぜ負けを認めないのですか。」
「そなたたちには何を言っても納得するまい。言葉は雄弁に語るよりも実践してこそ効力がある。しかし私はこの国のために何もしていない。そなたたちの前で、少なくともここではひざまずくまい。」
「なぜです?」
「まだここは父上の場所だからだ。眠る時間を惜しみ休むことなく国のためにすべてを捧げ尽くしてきた父上が、自らの不徳を詫びられた場所、何もない私がその場所で安易に危機を免れよとするのはあまりに傲慢だと思わぬか?」
世子は酒を飲みました。その様子をチェ・マルリは憎いまなざしで見ていました。
世子とパク・ペンニョンはさらに酒を飲みました。
「世子様の顔色が蒼白です。」
安平大君と首陽大君も見守っていました。
「降参してください」
ハ・ウィジは世子の心に負けました。
「では、私に機会をくれるのだな?知っての通り情けない私だが、ここに秘めた熱意は、国に尽くしたいという熱意だけはそなたたちと同じだ。私に一度だけ機会をくれぬか?」
世子はハ・ウィジに頼みました。パク・ペンニョンは酔いつぶれて倒れました。
チェ・マルリは呆れたような視線を世子に投げかけました。
世子は倒れました。
「殿下!」
「ハ・ウィジ、約束は、守れよ・・・・・・。」
世子は意識を失いました。
ホ・ジョとメン・サソンもその様子を見ていました。

世宗たちは収穫を控えた田んぼのあぜ道を歩いていました。
農村からは村人の収穫を祝う歌声が聞こえてきました。
ユン・フェはシン・スクチュを並び、世宗と王子たちの前を踊りました。
「王宮の外を歩くたびに、新たなものが見える。民の発する声がいかに美しく多様な音であるかを。」
世宗は王子たちと側近に語り掛けました。

「では百済の民謡からいってみましょうか。月夜。天高く輝きて。はるか彼方を照らさん。」
妓生の夫人は扇を片手に歌いました。
「慶州の明るい月夜に夜更けまで遊び家へ帰って寝床を見ると・・・足が四本あったとさ。今日は、ここまで。一番だけにしておこう。お閉め。」
両班の若者は夫人に追い出されました。
「そなたの才能を役立ててほしい。」
世宗は両班の若者に言いました。
「罰としてそなたが集めた歌を聞かせてくれぬか。」
若者は世宗にさまざまな歌を披露しました。
「民の清らかな顔がうかんでくる。手を伸ばせば届きそうだ。この言葉をわれらの文字で表現できる日が来てほしいものだ。」
歌は夕方まで続きました。
「王様、我々はいまだに良い夢を見ている気がします。」
「夢で終わらず実現するためにそなたがいつまでも余のそばにいてくれ。」
世宗はユン・フェに言いました。

ユン・フェは世宗と夜更けまで仕事をしていました。世宗は先に机に伏して眠ってしまいました。
世宗をいとおしそうにユン・フェは見つめ、自らの衣を掛けてやりました。ユン・フェは突然の痛みに襲われうめき声を出さないように口と肝臓を押さえ床に座り込みました。ユン・フェは眠っている世宗を見つめて亡くなりました。ユン・フェの手から世宗から賜った筆が落ちました。

世宗は目を覚ますとユン・フェは眠るように死んでいました。
「大提学、こんなところではなくゆっくり・・・・・・。」
世宗はユン・フェの死に気が付きました。

ユン・フェの葬儀。
世宗はユン・フェの葬儀に行きました。
「おじいさまから預かっていました。」
シン・スクチュはユン・フェの手紙を世宗に渡しました。
「王様がこの手紙を読んでおられる頃、私は心行くまで酒を飲んでいるでしょう。うるさいお目付け役もいない。向こうで待つ飲み友達もおります。甕ごと思う存分飲むのは楽しいでしょう。しかしうらやましいからと追ってきてはなりませんぞ。くれぐれもご自愛ください。王様にお分けする酒はありませんから。王様、このユン・フェは王様に出会いとても良い夢を見ることができました。与えられた一生を悔いなく幸せに過ごすことができました。それは王様の壮大な夢を共に見られたからです。でも心残りはあります。王様へ捧げる最期の手紙を王様の手で作り上げた美しい文字で書き残せたなら・・・それが、かなえば、どんなによかったか。」
チョ・マルセンやファン・ヒも葬儀に参列していました。
「いつから・・・・・・悪かったのだ?」
「一年・・・一年前からです。」
シン・スクチュは世宗から賜った杯を差し出しました。
「弔いの酒は、必ずこの杯で受ける。そう遺言を。」
「だめだ。もっと、大きな杯を持て。」
「殿下。」
「もっと・・・大きな杯を、持って来い。」
世宗は涙を流して泣きました。

感想

不覚にも目から汗が(´;ω;`)ウッ…ユン・フェはずる賢い登場人物で手を汚すことも厭わない性格として描かれていたので大して共感はしていなかったのですが、酒の話となると感動的でした。朝廷に返り咲いたマルセンは今話では文宗の忠犬を演じていますが、この心境の変化はどうしたものでしょうか、謀反の罪で死罪になるところを流刑にされて戻ってきてからのしっかりとした説明がないので理解できません。そしてソン・サンムン、ハ・ウィジ、パク・ペンニョンという死六臣が登場してきましたね。チェ・マルリ(崔萬理)は世宗の政敵となってしまい、忠誠心のない人間として描かれており、その後は一体どうなってしまうのでしょうか。

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