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朱蒙(チュモン)26話あらすじネタバレ感想

朱蒙(チュモン)26話あらすじネタバレ感想

朱蒙(チュモン)のあらすじ

あらすじネタバレ

鋼鉄の武器を手にした帯素(テソ)王子は側近のナロと試し合いをしました。
ナロの剣は折れ、金蛙(クムワ)王は鋼鉄の剣が初めて扶余で作れたことを重臣たちと喜び合いました。
「お前が長年の夢を叶えてくれた。これもすべてお前の手柄だ。」
金蛙(クムワ)王はテソ王子を褒めました。
「身に余る光栄でございます。」
クムワ王は漢から来た鉄器職人に絹100反を与えました。

鍛冶場では宴会が開かれていました。ムソン親分は鉄器職人に愛想よくして酒を注ぎました。モパルモは酒も飲まずに落ち込んでいました。
「親方・・・」
「すまないな。俺のせいで、部下のお前たちまで馬鹿にされて・・・」
モパルモは子分に謝りました。モパルモにクムワ王から「精進するように」と酒が届きました。モパルモは「この私にそんな資格はございません王様・・・」と王の配慮に泣きました。

延陀勃(ヨンタバル)は妹からヨンポ王子がすべての木簡を盗まれたと言いました。
「あの情けない奴が私に刃を向けるとは・・・はっはっは。」
「今後ばかりは私にお任せを。」
召西奴(ソソノ)は父に言いました。

ソソノはテソ王子と会いました。
ソソノは商団の記録を返すようにテソに頼みました。
「わが商団は協力しておりますのになぜあんな侮辱をお与えするのでしょうか。」
テソ王子はソソノの頼みを聞き入れヨンポを叱りました。
「ヨンタバルは私に協力してくれているのになんて真似をしてくれたのだ!」
ヨンポは扶余の情報を敵に渡したら密偵になると言いました。
「密偵?そんなことをいうなら扶余の家臣たちは皆密偵ではないか。今度このようなことをしたら私は絶対にお前を許さん。」
テソは馬鹿な弟を叱りました。

朱蒙(チュモン)王子は宮殿に戻り柳花(ユファ)姫と会いました。ユファ姫は息子が帰ってきてとても喜びました。チュモンが古朝鮮の流民を見たので父上のようにこれからは私が希望になりますと母に言いました。

サヨンはソソノにテソが連れてきた職人が鋼鉄の剣を完成させたと言いました。ソソノはテソ王子はヤンジョンと取引したのだと気が付きサヨンにヤンジョンは何を得たのか調べるように命令しました。

チュモンはクムワ王と会いました。
クムワ王は解慕漱(ヘモス)と出会って何の苦労もない人生を一変させてくれたと話しました。
「ヘモスとタムル軍を率いていた頃が私の人生でもっとも幸せな瞬間だった。チュモン、お前が今どんなに大きな混乱の中にいるかよくわかっている。だがひとつはっきりといえるのはヘモスと私はともに命を賭けた同志だったということだ。そしてお前は、ヘモスの血を受け継いでいるが私がこの手で育てた私の子だということだ。」
「母と私が受けたこのご恩は死んでもお返しすることができません。ですが20年以上もの間光も差し込まぬ牢獄に閉じ込められて無残にも亡くなった父を思うと納得がいきません。教えてください。あんなにも残酷な殺されなければならなかったほどの大罪を父が犯しましたか?流民のために身を捧げてきた父が本当に扶余の未来を妨げたのでしょうか?教えてください。私は、兄上たちのことを、許すことはできません。未来永劫、決して許しはしません。」
テソ王子はチュモンとクムワ王の話を聞いていました。
「宮殿に戻ってきたのか。これからは父上と扶余のために働くようにしろ。私が皇太子になったらお前のやりたいことを好きにさせてやろう。」
「お気持ちはありがたいのですが、好きにいたします。」
「チュモンめ!」
テソはクムワと面会しようとしましたが「下がれ!下がれと言っている!」とクムワに拒絶されました。
クムワはチュモンが兄を恨んでいることを思っていました。

ユファ姫はチュモンに教えていました。
「私が生まれたばかりのお前を抱いて宮殿に来た理由はわかりますか?ヘモス様の大業を成し遂げるには力が必要だからです。ヘモス様にはタムル軍がいたからよかったけれど、お前には、お前のために動いてくれる兵士がいない。お前が競い合いを降りたとき、家臣たちはテソ王子を皇太子にとお伺いを立てましたが王様はそれを受け入れませんでした。つまりまだ王様の心の中にはまだお前がいるということ。だからまだ機会はあるのです。」

「これからは宮殿で王様のお手伝いをします。お世話になりました。ほんとうに。商団にいる間、世の中の道理を学ぶことができました。このご恩は必ずお返しします。」
チュモンはヨンタバルに礼を言いました。
「なにをおっしゃいますか。王子様のおかげで我々も多くの利益を得られました。宮殿にお帰りになりましたら、商団の助けが必要ならいつでも商団にお申し付けください。」
「鋼鉄の剣が開発されて以来、テソ王子さまの立場が強くなっています。王子様への牽制も強くなりますからお気を付けください。」
ソソノはチュモンを案じました。

「宮殿へ、戻ることにしたのか?」
「はい王様、今まで王室にご心配をおかけして国事を怠った私をお許しください。家臣の皆さまもどうかご理解ください。」
「お前が宮殿の外で国のために力を尽くしていたことは私も家臣たちも知っている。今後は宮中で扶余の王子としての責務を果たせ。お前にも任務を与えようと思う。私は、チュモン王子に護衛総監の職務を与える。」
テソとヨンポとプドゥクプルは王の近辺の警護をチュモンに任せたことを驚きました。

「座りなさい。護衛総監の任務は何かわかるか?」
「王様の安全をお守りし、王室の護衛兵を統率することです。」
「その通りだが、護衛総監を任せるにはほかの理由がある。お前はこれから外部に知られてはならない命令も遂行しなければならない。また宮中で起こることはもちろん民心までとらえて報告しなければならない。チュモンや、この前お前と会って以来、私は眠れぬ夜を過ごしてきた。だが何を言ってもお前のなぐさめになるまい。私は跪いたテソに罰を与えることができなかった。それは息子だからではなくヘモスを守れなかった自分への自責の念からだ。ヘモスを殺したのはテソではなくこの私だ。だから恨みがあるなら私にぶつけろ。テソとヨンポは拭いきれない罪を犯したが、兄弟でいがみあう姿は見たくないのだ。

プドゥクプルは国事に深く関与できる地位を与えられたチュモンは王の寵愛が深いとテソに言いました。

チュモンの部下となった親衛隊はマリとヒョッポとオイを護衛に雇ったことで部下たちの不満が高まっているとチュモンに報告しました。
「オイ」
「はい総監」
「前に出よ。」
「誰かオイと戦ってみたいとう者は前に出よ。」
「私がやります。」
不満を抱いている護衛が名乗りを上げました。
オイと護衛兵は真剣で勝負をはじめました。オイは護衛兵を倒しました。
「よしそこまでだ。護衛兵に必要な資質は武芸の力だ。諸君のうち水準に満たない者は容赦なく追い出すつもりだ。今から厳しい訓練を実施する。王様の護衛をする諸君は最強の兵士であるべきだ。わかったか。」
「はい!」
護衛兵たちは訓練をはじめました。剣が得意なオイ、力持ちのヒョッポ、足技のマリは護衛兵たちを鍛えました。その様子をテソは不満そうに見ていました。

チュモンは鍛冶場を見学しました。そこには漢の鉄器職人が偉そうな態度をとって部下をこき使ていました。モパルモは部屋に篭ってで飲んだくれていました。
「親方、親方!」
ヒョッポがモパルモを起こそうとしたらモパルモはさらにふて寝をしました。チュモンが親方を起こすとモパルモは泣きました。
「王様があれほど望んでいた剣を作れなかったこの私がどの面下げて鉄器工場の親方を名乗れるでしょうか。私は辞めさせていただきます。テソ王子様が連れてきたやつらに鉄器工場を牛耳られ、技術さえ教えてくれないこの私はもう・・・・・・。」
「ケルの鉄器工場に行きなさい。ムソンがモパルモ親方を守ってくれる。」
チュモンはモパルモにケルに行くよう命じました。
「ムソンの仕事が一番大事なんだ。私がどれだけ炒鋼法(チョガンホウ)を知りたいか知っているだろう。ムソン、頼む。」
嫌がっているムソンにモパルモの護衛を頼みました。ヨンタバルは喜びソソノと一緒にケルに行くように指示しました。ソソノたちは馬に乗って桂婁(ケル)国に行きました。

ソソノはケルの君長たちに話があると言いました。君長たちは大君長が金儲けばかりやっていると不満を言いました。ソソノは炒鋼法(チョガンホウ)を解明し鋼鉄の武器が卒本(チョルボン、桂婁、沸流ピリュ、椽那ヨンナ、貫那クァンナ、垣那ファンナによる小国連合体)を守ってくれるでしょうと言い君長を牽制しました。

「鷹の子は鷹か。チュモンがああしている様子を見ると、まるでヘモスがいるようだ。」
クムワ王はユファ姫に言いました。
「王様、どうか誤解なさらずにお聞きになさってください。私が見るに、王様のお立場は非常に危うくなります。王様はヨミウル様を追放し権威をお守りになりました。ですが、神殿の力が弱まったかわりにまた別の勢力が生まれたのです。」
「誰のことだ?言ってみなさい。」
「王妃さまと、外戚の者たちです。今宮中の権力は、王妃さまとクンジョンサジャのポルゲ、そしてサチュルトのマガが握っています。この状況でテソ王子様を皇太子にしてしまえば王妃様一派に翼を与えるようなものです。いずれ徐々に王様は除外されてゆくでしょう。それがとても心配なのでございます。」

クムワ王は皆を呼びました。
「相談したい事案とは、なんだ?」
ポルゲが言いました。
「王様、クンジョンサジャが謹んで申し上げます。そろそろ、競い合いを終わりになさってはどうでしょう。テソ王子様は扶余の長年の夢であった鋼鉄の武器を作り、民もその功績を称え王様の跡を継ぐ皇太子として遜色ありません。民衆の動揺を鎮める契機となります。」
プドゥクプルたちも同意しました。
ヨンポは顔を歪めました。
「皇太子については、私がもう少し深く考えたのちに決める。いましばらく待て。」

「父上、父上!」
テソが走ってきました。
「どうしたのだ?」
「ほかに何をすればいいのですか。どうすれば父上に認めてもらえるのですか。私は、充分努力しました。これ以上何をすれば信頼してくださるのですか。おっしゃってください父上。教えてください!」
クムワ王の心がチュモンにあることを知っているテソは焦っていました。

感想

でましたー権力あらそい。王妃と王妃の兄弟が悪女となり息子のために権力を握るといういつもの韓国時代劇のパターンです。韓国の人はほんとうに好きですねぇ。チュモンはこのまま扶余を去ると思っていたので、また宮中に戻ってくるとは意外です。早くユファ姫を連れて逃げればいいのにね!

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