朱蒙(チュモン)23話
あらすじネタバレを含む感想
巫女のヨミウルは朱蒙(チュモン)に父は金蛙(クムワ)王ではなく解慕漱(ヘモス)将軍であることを教えました。ヨミウルとプドゥクプルはヘモスを漢の売っり洞窟に閉じ込めたことを打ち明けました。
(ヨミウルひっどーい)
ヨミウルは朱蒙(チュモン)王子にひざまずきました。
「この場でお手打ちにされようと王子さまの罰を甘んじて受けます。」
(これって殺してくださいチョーナというやつですか!)
チュモンは泣きました。
「この世で一番強い者は何だと思う?死ぬのを覚悟で戦い抜く強い意志だ。タムル軍がそうだった。タムル軍が負けたのは俺が浅はかだったからだ。あれは漢との決戦を目前に控えていたときだった。俺は王城に囚われタムル軍は全滅、俺は両目を失い大切な女性を失った。なぜ投獄されたかわからないと言ったがほんとうはわかっている。俺は自らを投獄した。成就させるべき大業を頓挫させ、大切な女性を失ってしまった自責と後悔から俺は自分に罰を与えているんだ。自分が許せない。」
チュモンは父の言葉を思い出していました。
(ヘモスは逃げようと思えば超人技で逃げられたという意味ですね。)
「何本当たった?上出来だ。この弓にかけてはこの俺を凌ぎそうだ。」
「チュモンお前はそんな生き方はするな。傍にいる女性させ守れないのにどうして数万の民が守れるのだ。お前の母上は実に賢明で美しい方のようだ。なんとしても守り通すのだ。」
「ち・・・父上・・・・父上・・・・・父上!」
チュモンは泣き叫びました。
チュモンは宮殿を歩いている帯素(テソ)王子とヨンポ王子を恨みの目で見つめました。
金蛙(クムワ)王はチュモンに酒を注ぎました。
「さあ、飲め。」
クムワ王は神業といえる弓を褒めました。
「母が私を名付けたのは弓の名手といった父にちなんだからです。」
「そうか。」
「クムワ王を信じてはいけません。クムワ王はお父上を殺した王子にどんな罰を与えましたか?クムワ王も肉親の情には勝てなかったのでしょう。」
ヨミウルの言葉をチュモンは思い出していました。
(もしかしてまたチョ・グァンリョルは悪役なのでしょうか!)
トチはチュモンに連絡して呼びました。
「ようこそ王子様。」
「王子様を呼びつけるとは何だ!」
マリは威勢を張りました。
トチはもうプヨンは金では片付かないといいました。ヨンポ王子があらわれました。ヨンポはチュモンに世継ぎ争いから降りればプヨンを放してやるといいました。
「勝負を放棄しろ。そうすればプヨンは自由になれるのだぞ。」
チュモンはヨンポを睨みました。
(プヨンちゃん大丈夫かなぁ。幸薄そうですね。)
オイは「皇太子の座をあきらめたりしたらプヨンも悲しむはずです」トチュモンに言いました。
トチはプヨンにあらいざらい話しましたらプヨンは暴れました。トチはプヨンを叩きました。
(なら言わなきゃいいのにw)
「ご威光に従います。父上に申してきますゆえプヨンを自由に。」
「おい、父上の前で余計な話をするんじゃないぞ。」
ヨンポはチュモンを脅迫しました。
チュモンはクムワ王に謁見しました。
「どうしたのだ。」
「王様。皇太子選びに、競い合いから身を引きます。」
「いまさら何を言うのだ。」
「私の申し入れをお聞きください。」
「本当にそれで後悔せぬか。」
「はい。」
「ここまで奮闘し中途で放棄するとは。お前には失望したぞ。」
(子供を愛していたら理由を聞くのがほんとうのおとうちゃんでしょう。)
王妃と王妃の兄とヨンポ王子は喜びました。
「私はやると決めたら必ずやるという男です。」
王妃と帯素(テソ)王子はまたヨンポが何かしでかしたのではと思いました。
「競い合いから身を引くというお前の真意は何か話してみろ。テソとヨンポが脅しをかけてきたのか。」
「いえ、脅しなど。」
「だったら何なのだ。」
「私のせいで、王室を混乱させたくはないのだ。」
「やり通すと信じていた。なのにお前はまた私を裏切るのだな。」
(おとうちゃんの愛は・・・本物なのか?)
柳花(ユファ)姫はチュモンになぜ競い合いを放棄したのか問い詰めました。
「もう、話してください。ハベク族がなぜ皆殺しにされたのか。私が遂げるべき大業とは何なのか。」
「あの方が、私の実の父だったのですか。」
「どうして知ったの。」
「なぜもっと早く話してくれなかったんです。母上なぜもっと早く!」
「許しておくれ。どうか許して。」
「教えてください。あの方が、一筋の光さえ差し込まぬ牢獄で20年も堪えていた間、私は侍女と遊び何の不自由もなく暮らしてきました。死んでも償えぬこの親不孝を私はどうして償えばよいのですか。」
チュモンとユファ姫は泣きました。
(おとうちゃーん。やっぱり本物のおとうちゃん大好き!)
チュモンはひとり町で酒を飲んでいました。チュモンは母から聞いたヘモスとの思い出を思い出していました。
「やがて結ばれて私は感激で胸が震えた。」
(なんといやらしいことを息子に話すのでしょうw)
「私が、母上の無念を晴らしてあげます。父上が成し遂げられなかった大業を私が成し遂げて見せます。」
(あっさり育てのとーちゃんを裏切るの・・・か?)
ソソノはマリとヒョッポとオイになぜチュモンが皇太子の座をあきらめたか聞いて知りました。
「プヨンのためにやめる決断を・・・?プヨンという人は皇太子の座をなげうってでも取り返したいほど王子様にとって大事な人なの?」
「王子様の胸の内までわかりません。直接聞いてみてください。」
(これって片思い?ソソノちゃんしょーっく)
プヨンは解放されました。プヨンは「私のせいだわ。私なんか死ねばよかったのに」と泣きました。ソソノはその様子を見ていました。
(これって嫉妬というやつなのー?)
テソはヨンポからプヨンを使ってチュモンを脅迫したのだと言いました。
「たかが女一人で取引の条件で?たかが女一人のために。」
クムワ王はユファ姫になぜチュモンが世継ぎ争いをあきらめたのか聞きました。
「申訳ありません。」
ユファ姫は謝りました。
(そりゃ自分の息子じゃないチュモンを王にするはずがないですね!)
チュモンはヨンタバル商団に戻ってきました。
「王子様・・・・・」
プヨンはチュモンに会いました。
「王子様、王子様に申し訳なくて私、死んでしまいたいほどです。どうか思い直してください。」
「プヨン、自分の決断に後悔はしていない。もうお前は自由だ。これからは幸せに暮らせ。」
「すべてを台無しにしたこんな私が幸せなんて・・・・・」
「私が競い合いから降りたのはお前のためではない。これ以上は競い合う理由がなくなったからだ。だから心配するな。」
「王子様。」
(ヘモスの志を遂げるには・・・王になる機会が100%ない扶余にいるわけにはいかなくなったのかな。)
オイはプヨンに求愛しました。
「俺と結婚してくれ。」
ソソノは障子に映るチュモンの影を見つめていました。
チュモンはヘモスを殺した王子たちを罰しなかったというヨミウルの言葉を思い出していました。
プヨンはケピルを通じてチュモンに木簡を渡しました。
「私は弟たちを連れて扶余を去ります。卑しい身分の私が王子様に思いを寄せたのがいけなかったのです。申訳ない気持ちからご挨拶もせず去ることをお許しください。気持ちにこたえてあげらなかったオイを、そしてマリさんとヒョッポさんもどうかよろしくお願いします。死ぬ日までチュモン王子さまのご健康をお祈ります。」
プヨンは弟を連れて扶余を去りました。
(やっぱりチュモンが大好きだったんだね!)
オイは部屋を飛び出しました。
「プヨーン、プヨーン」
オイはプヨンを追いかけました。
(全然見当違いのところを探すオイwチュモンは意外と冷静・・・ということはやっぱり妹みたいにかわいがっていたのかな!?)
チュモンはソソノの仕事部屋に行きました。
「お嬢様にお話しがあります。しばらくの間、扶余を離れるつもりです。」
「どうして?何があったの?」
「今は、何も話すことができません。私は旅立ちます。心の半分を、お嬢様に預けていきます。」
(もう王子ではいられなくなったんですね。心の半分を・・・?愛していますの表現方法のひとつですかw)