チョン・ドジョン鄭道伝48話のあらすじネタバレ感想
あらすじ
ミン氏は保身のためにドジョンが遼東征伐を提唱したと批判しました。李芳遠はチョン・ドジョンはそんなにせせこましい男ではないと言いました。
チョ・ジュンは遼東征伐は敗戦が目に見えていると反対しました。チョン・ドジョンは「空地を支配するだけだ」とチョ・ジュンに言いました。チョ・ジュンは遼東を支配下に入れなくても朝鮮の安全は守れるといいました。チョン・ドジョンは女真族が遼東に国家を建てれば朝鮮は危険になると言いました。チョ・ジュンは女真族と朝鮮が結合して高句麗のようになれば明の敵になると主張しました。
チョン・ドジョン「殿下は女真とともに暮らし彼らと何度も戦を交えました。殿下でしか遼東を治めることはできません。」
イ・ソンゲにチョン・ドジョンは上奏しましたが、イ・ソンゲはチョ・ジュンにも一理あり考える必要があると言いました。
李芳遠「三峯様は崔瑩将軍の生まれ変わりですね。権力を振りかざす臣下を止めなければ国が滅びます。遼東の支配は無謀でかなわない夢だ。」
チョン・ドジョンはバンウォンの横にいたイ・スクポンとバンウォンをけん制しました。
チョン・ドジョン「大監の身が心配です。お屋敷にお帰りください。宮殿には来ないでください。」
李芳遠「かなわない夢か。私も持ってみます。」
チョン・ドジョン「私も楽しみにしています。」
鄭道伝と李芳遠は火花を散らしました。
チョ・ジュンたちはイ・ソンゲにチョン・ドジョンに明に行くように上奏しました。チョン・ドジョンはチョ・ジュンに怒り「腹立たしい発言はやめろ!チョ・ジュン!」と言いました。
イ・ソンゲ「やめなさい。もうやめてくれ。余が決める。黙って従いなさい。余はあの憎き朱元璋がどうしても許せない。だが、悔しくても我慢すべきだという左丞政の言い分は正しいと思う。話を聞けー!まだ余の話は終わっていない。三峯には申し訳ないが、軍事権はチョ・ジュン大監に渡しなさい。三峯は東北面に行ってくれ。朱元璋が強硬な態度に出ている。静かな場所に行って頭を冷やしてきなさい。これは王命だ。」
チョン・ドジョン「王命に、従います。」
チョ・ジュンに軍事権を渡したチョン・ドジョンは左遷されました。チョン・ドジョンはイ・ジランとともに東北面に立ちました。執政権を握ったチョ・ジュンは陽村に明の使臣を選ばせました。ハ・リュンはチョ・ジュンに取り入ろうとしましたがチョ・ジュンは「世子さまへの中立は忘れていません、地方で自粛してくださいとハ・リュンと李芳遠をけん制しました。」
ハ・リュンはチョ・ジュンは純粋なのだとバンウォンに言いました。ハ・リュンは機会が訪れるまで静観すべきといいました。陽村は早く三峯の仲間を弾劾しましょうと言いましたがハ・リュンはナム・ウンは自滅するだろうと言いました。
三峯の腹心たちはチョ・ジュンに文句を言いました。ナム・ウンは覚悟を決めてくださいとチョ・ジュンを脅迫しました。
チョ・ジュン「無礼だろ!」
世子の義父も三峯に嫌味を言って去りました。
イ・ソンゲは陣法訓練をナム・ウン大監に任せてやってくれと頼みました。政治は適度な部下の意見を取り入れてやっていくものだと李成桂はチョ・ジュンを諭しました。
東北面に行ったチョン・ドジョンは鎧を着ていました。チョン・ドジョンとイ・ジランは兵士を訓練していました。
鄭道伝「これは私の予想ですがおそらく殿下もこれを望んでいると思います。」
チョン・ドジョンはイ・ソンゲと気持ちで通じていました。
チョン・ドジョンはイ・ソンゲと気持ちで通じていました。
李芳遠もまた兵を訓練していました。しかし兵士は李芳遠の旗を使っていました。世子のイ・バンソくは三軍部の旗を使うように言いましたが李芳遠は「我々の私兵の統率力を奪うためでは?」と世子に言いました。ナム・ウンは軍旗を変えさせようとしました。「世子さま、あの者たちは私の命です。」イ・バンウォンはイ・バンソクを暗に殺すと脅迫しました。バンソクは軍旗のことはなかったことにしますと負けました。李芳遠は訓練を切り上げさせようとしましたが、そこに李成桂が現れました。
李成桂「訓練をさぼって何をしているのだ。ナム大監、きょうから余が軍事訓練を指揮する。始めろ。」
ナム・ウン「はい、殿下。」
李芳遠は落胆しました。
松軒居士という人からの手紙をチョン・ドジョンは受け取りました。ドジョンは無言で手紙を受け取り慌てて部屋に入りました。
李成桂「三峯よ、身分など関係なく手紙を書きたくなった。面白くない王の役をして病で王妃まで失いしばらく失意のどん底にあった。だが三峯が持ち出した遼東の話をきいてはっと目ざめやる気がみなぎった。だが、あんな重大なことを、皆の目の前で話すとは。今後のために涙をこらえて三峯を東北面に左遷した。ジランに聞いたが東北面で三峯も軍事訓練を行い城郭を築いているようだな。まるで私の気持ちに気づいていたかのように。三峯よ、そろそろ帰ってきなさい。私と力を合わせて遼東を征伐するぞ。憎き朱元璋の足をへし折ってやろう。辺境は寂しいだろうと思って酒を贈った。昔三峯の家に持って行った琥珀酒だ。酒を飲んで元気を出しさい。遠く離れた漢陽の一生の友松軒より。」
鄭道伝は泣いて喜びました。
李成桂はチョ・ジュンに遼東を征伐するので三峯を迎えるように命じました。チョ・ジュンはチョン・ドジョンを迎えました。「吁斎、遼東征伐に反対するなら勇退しろ。お前が生き延びるにはそれしかない。」とドジョンはチョ・ジュンに警告しました。
李成桂はチョン・ドジョンのために宴を開きました。李芳遠の手下たちは早く手を打たねば私兵が廃止されるとバンウォンに言いました。李芳遠は兄弟たちを集めるよう指示しました。
李成桂「私が指示したところで王子たちは従うか?自分の命を左右することだと気づくはず。まかり間違えば武力で抵抗する可能性もあるだろう。」
鄭道伝「私が帰ってきたので王子たちも策を講じるでしょう。私兵の廃止は予告なく突然断行しなければなりません。殿下。」
李芳遠と王子と手下たちは策を練りました。李芳遠は策はひとつだけある、手洗い方法になるがこれが最善だと。「挙兵だ。私が先陣に立ってこの件に対する一切の責任を負います。兄上、協力してください。」李芳遠のところに突然兵士たちが来ました。兵士は靖安君の武器と兵士の名簿を押収すると言いました。李芳遠は剣を抜き「武器や名簿がほしければ私を倒せ」といいました。「刀を捨ててください。抵抗しても無駄です。私兵は廃止されました。」鎧を着たチョン・ドジョンがバンウォンのところに現れました。
感想
あとラスト2話!私は思うのですが、この勢いづいているときに遼東を支配下に入れておけば、もっと強い朝鮮ができていたのではないかと思わせられますね。女真族も仲間にして朝鮮に強制帰化、定住・農民化することができれば清なんかなかったかもしれないし。とはいえ騎馬民族というやつは定住する民族にとってほんとうに厄介ですね。農耕している人たちは武芸なんかしている暇なんかないので弱い存在です。そんな農民を守らず搾取だけをしていた当時の高麗は弱かったというのも当然かもしれません。もっと朝鮮の北方に米ではなく小麦が伝播していれば、結果は違ってきたかもしれないですねー。鄭道伝の似合わない鎧姿というのも珍しいですね(笑)李芳碩にとって大妃がいないということが死に直結する大問題!兄弟たちはなんて恐ろしいのでしょう、王族にとって兄弟は愛する家族ではなく敵同士ですからたいへんですね。
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