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「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第51話 民の希望 のあらすじとネタバレ感想

「薯童謠(ソドンヨ)」(全55話)第51話 民の希望 のあらすじとネタバレ感想

51話 民の希望 あらすじ

チャンは泣いてウヨン公主に言いました。その様子と奴婢のトウィルは隠れてみていました。
「諦めます。私の国策案をあきらめます。」
「チャンア・・・・・。」
「国策案をあきらめます。工事を中断します。」
「宮殿に戻る機会を失うことになる。」
「承知しています。」
「私に捨てられたらお前は一生奴婢だ。」
「承知しています。でも悩んで決めたことです。たとえ偽りの希望でも希望の持てる国策案ができるまで工事は中断します。」
「一体・・・一体・・・・・なぜ私はお前などに心を奪われたのだろう。」
ウヨン公主はチャンのもとを去りました。トウィルは満足そうに頷きました。

ウヨン公主はみすぼらしい部屋に帰りました。

「宮殿では学べないことをお前は知った。諦めだ。王というのは功績を残したがる。功績のためなら何でも押し通し、失敗を隠すためなら何でも仕立てる。王の失敗や嘘を責めるなど誰にもできないからだ。功績に執着せず失敗を認めること、これこそが王が持つべき徳目だ。お前が復帰と引き換えにしたものは民の命であり彼らの希望だった。何一つ成果を上げなくても私はお前を支持する。」
「博士・・・・・。」
チャンはモンナス博士の手を取りました。
「ここからやり直します。遅くても、遠回りになっても。歩むべき道を歩みます。」
チャンは手袋を握りしめソンファ公主を思いました。
「信じます。歩みが遅く遠回りをなさっても、必ず私のもとへ来てくれると。」
ソンファ公主は馬を駆りながらチャンを思いました。

奴婢たちはぶらぶらと歩いていました。
「今日は休みだ。小屋に戻れ。工事は中断だそうだ。ウヨン公主が宮殿にもそう報告した。明日から鉱山の採掘に従事する。」
奴婢たちはいつもの奴隷生活に戻れることを喜びました。
「まあ、座ってくれ。」
奴婢たちは工事をやめさせたチャンに優しくしました。
「明日からは鉱山ですね。採掘は大変では?」
「採掘なら慣れた仕事さ、大丈夫さ。」
奴婢はチャンの肩をもみました。
チャンはトウィルに話があると呼び出しました。

「弱者だけに暴力を振るう人を私は許せない。私への暴力は許すとしてほかの人へのかたきを。」
「やろうってのか?」
「力があれば兄貴になれるのでしょう?」
「後悔するよ。」
「そっちこそ。」
チャンはトウィルに襲いかかりました。トウィルはそれを避けて地面にひれ伏しました。
「兄貴、悪うございました。今までの無礼をお許しください。」
「戦わずに兄貴と呼ぶのですか?」
「かまいません。兄貴と呼びます。強そうなのはわかりますから。ウヨン公主との会話をききました。詳しい事情は知らないけどあなたは兄貴だ。」
「ずっと年上のあなたが私を兄貴と?」
「え、何を言うんです。俺は18歳ですよ。老けて見えるでしょうけど実は若いんです。」
「はっはっは。」
「はっはっはっは。すごく若いんです。」

サテッキルはチン・ガギョン大人の鉱山が8箇所あることを知りました。サテッキルは部下に逃げられないよう衛士部の兵士に見張らせ報告書を書くように命じました。

ヨム・ギョンフ大将は準備ができたとソンファ公主に言いました。
「私はヘドジュ様に会うので客主(ケクチュ)はサドグァン様に。」
「わかりました。」
「ほかに頼れるあてはありません。行きましょう。」
「承知しています。」

フクチピョンはかつての衛士部の部下が鉱山の報告書を書いている様子を見ました。
「これは何だ!言え!」
「衛士部の文章です。」
「だから俺は知る必要がないと言うのか?よくも俺にこんな態度がとれるな。育ててやったのに。言え!」
フクチピョンは元部下に掴みかかりました。
「商団に関することです。」
「どこのだ?」
フクチピョンは元部下の首を絞めました。
「チン・ガギョン商団です。」
「チン・ガギョン商団をなぜ調べる?」
「不正を行った疑いがありまして。」
「アビジ商団だけでは足りずチン・ガギョン商団からも搾取する気か。」
フクチピョンは帳面をめくり元部下にそれを投げつけました。
「秘密にしろ。」

「ヘドジュ様にお目にかかりたい。」
「旦那様、チン・ガギョン様が来ました。」
「来客中だ。出直して来い。」
「ではまた、後日来ます。」
ソンファ公主は男の靴があることを見ました。

「鉱山が8箇所も見つかっただと?」
ヘドジュはキム・サフムに聞きました。
「はい。衛士佐平様が四か所の開発権を差し上げると。しかし問題が。」
「問題とは?」
「全部同じ商団の仕業です。しかも上佐平様の庇護を受けた。陛下が知ったら上佐平様が疑われます。」
「どこの商団だ。」
「チン・ガギョン商団です。衛士佐平様の伝言です。ご自身の潔白を証明できるように。ではこれで失礼します。」
「ちょ・・・ちょ・・・お前は衛士佐平とはどういう関係なのだ。」
「陛下にお仕えするという同じ志を持つ仲間です。」

ヨミ・ギョンフもまたサドゥガンに来客を断られました。
「要件は何だね?」
サテッキルはサドゥガンに会っていました。
「私を不愉快にお思いだろうと。チルリョの財産を得たのは私も予想外でした。」
「わかっている。以前フクチピョンも褒賛された。貴族をけん制する狙いもあるのだろう。」
「私とは陛下と考えが違います。王室と貴族は百済を率いる二大勢力です。どちらが肥大しても国のためになりません。どうかご理解を。それから各地域を調べたら国富の流出を確認しました。」
「国富の流出だと?」
「内密に鉱山を開発する動きが。」
「本当か。誰がだ。」
「チン・ガギョン商団です。」
「陛下が目をかけている商団だ。」
「なのに陛下に隠れて鉱山を開発しているのです。これを機にチン・ガギョン商団をつぶしましょう。そうすれば四か所の開発権を得られます。」

「どうでした?」
ヨン・ギョンフはソンファ公主に聞きました。
「来客中でした。また改めましょう。」
サテッキルがサドゥガンの屋敷から出ていくところをソンファ公主たちは見ました。
「今すぐ訪ねなくては。」
「では私も。」

「兵は配置したか?私が命令したら襲撃しろ。」
「承知しました。」
サテッキルは兵士に命じました。

ソンファ公主とヨン・ギョンルは貴族に会えませんでした。
「どうでした?」
ヨン・ギョンフはソンファ公主に聞きました。
「キルが先手を・・・」
「陛下に謁見するには?」
「衛士部を通さないと謁見できないようです。」
フクチピョンがの兵士を連れてチン・ガギョン商団を取り囲みました。
フクチピョンは高価な壺を見ていました。
「これは親衛隊長様。」
ソンファ公主はフクチピョンを迎えました。
「むさくるしいところへ何の御用でしょうか。」
ヨン・ギョンフもフクチピョンをもてなしました。
「聞きたいことがあるのだ。」
「中で。隊員の方もおもてなしして。」

「お前たちは衛士佐平と親しいのか?」
フクチピョンは聞きました。
「つまりだな。衛士部が商団を調べているのは面倒を見るためなのか、あるいは・・・」
「わが商団を奪う気です。」
「やはり、そうだろう?」
「そのとおりです。実はその件でご相談したかったのですが、偉い方ですし、言えなくて・・・」
「そうだったのか?」
フクチピョンは喜びました。
「はい。我々について誤った報告を衛士佐平は陛下にしようとしています。」
「そうだ。あいつはそういう男なんだ。」
フクチピョンはサテッキルを憎みました。
「お越しくださってありがとうございます。どうかお助けを。」
「でないとアビジ商団のように我々も衛士佐平様の手中に。」
「何だと?それはいかん。チルリョの財産だけで十分だ。」
フクチピョンは劣勢を挽回する機会を得ました。

「しっかり書いたか?行こう。」
サテッキルは衛士部の部下を連れて法王(プヨソン)に謁見しました。サテッキルが王の部屋に行くとそこにはソンファ公主とフクチピョンが来ていました。ソンファ公主はサテッキルに笑いました。
「お前も近くに来い。」
プヨソンはサテッキルに言いました。
「はっはっはっはっは。」
フクチピョンはサテッキルを笑いました。
プヨソンはチン・ガギョン商団の鉱山の地図を見ていました。
「チン大人が開発した鉱山だ。八か所もある。鉱山開発は国が主導しても多くの時間と労力がかかる。実に大したものだ。」
プヨソンはソンファ(善花)公主を褒めました。
「努力したことだけはお褒めください。」
「そうだろうな。だが鉱山を私に献じたことはさらに関心だ。」
「百済の土地はすべて陛下のものでございます。所有などできません。」
「だが商人なら自分のものにしたいだろう。」
「目先の欲にとらわれれば今は儲けても結局は損をします。私は未来を考える商人です。誤解していらしたなら残念です。」
「そうではない。」
「ではなぜ衛士部に調べさせるのですか?」
「調べた?」
「百済で商売してきましたが国法を破ったことは一度もありません。利益が少ないときも一定の額を陛下に捧げ、利益が増えれば報告しました。」
「もちろん承知している。」
「結果が確かでなければ報告せずに案件を進めることも。有望な鉱山を掘ってもほとんどの場合採掘量は定まりません調査をして見込みがついたときに陛下に報告するつもりでした。」
「わかっている。」
「陛下、私は潔白です。陛下に疑われたらもう百済では商売を続けられません。衛士部の調査が入ったと調べられたら取引を断られます。陛下に背いたりしません。」
「分かっておる」
「陛下、わが商団は陛下のものです。商団の者にも陛下の役に立つならどんな小さな村の情報でも知らせろと。私の忠誠心を信じてください。」
「ああ、わかった。衛士佐平も熱意が過ぎたのだろう。わかってくれ。」

サテッキルは帳面を破り捨てました。
「佐平様、盗賊がいたるところに出没しています。」
「兵官佐平は何をしているのだ。」
「・・・・・・。」

ソンファ公主とフクチピョンとヨン・ギョンフ大将はサテッキルの鼻をあかしたことを笑いました。
「はははははは。」
「はははははは。キルの顔ときたら。」
「フクチピョン様がいて心強い限りです。」
「心配するな。誰が何と言おうと陛下の側近は俺だ。あっはっはっはっは。」
「もちろんでございます。頼りにしております。ツクチピョン様は陛下に忠誠を尽くしておいでですが衛士佐平様には野望が。」
ソンファ公主はフクチピョンのご機嫌を取りました。
「そうだ。あいつはそういう奴だ。奴は頭がよすぎて・・・・」
「フクチピョン様も負けてはおりません。」
「忠誠を尽くすのに頭は関係ありません。」
「心を捧げればよいのです。」
「そのとおりだ。陛下は奴の欲をしらず信用しすぎている。」
「陛下のためにもなりません。商団の状況もご存じないようでした。」
「衛士佐平が勝手に動き彼に権力が集中すれば陛下の権威が弱まります。」
「ならば、どうすればいい?」
「父の話では新羅の真興王は家臣の忠誠心を時々試したそうです。やってみてはいかがですか?」
「何だ?」
フクチピョンはソンファ公主からサテッキルを蹴落とす策を貰いました。

「それぞれの各自の名前で前内部に提出しろ。」
フクチピョンは部下に巻物を渡しました。
巻物はサテッキルの目の通るところとなりました。
プヨソンは上書に目を通しました。。
「これだけか。衛士佐平を呼べ。」
「アビジ商団の書状はありませんか?」
「サドゥグァン様がまいりました。」
「通せ。」
サドゥガンが参上しました。
「何だ。」
「陛下、盗賊の被害がこのところ深刻でして。」
「深刻とは?」
「ピョクチュンにある私の自宅にまで侵入を。」
「昨夜はノサジから宮殿へ運ぶ品物も奪われました。」
サドゥガンとその仲間の貴族はプヨソンに報告しました。
「何だと?王室の品まで?昨夜二件あったあったなら集団が複数あるのか?」
プヨソンは驚きました。
「陛下、地方の問題とはいえ衛士部を動かすべきですが、衛士佐平は兵官部に任せきりで・・・・・。」
「衛士佐平様が参りました。」
サテッキルが王の部屋に入ってきました。
「衛士部は何をしておる。盗賊を召し取れと言ったはずだ。内法佐平の家まで被害を受け王室の品も奪われておるぞ。」
「お許しを。」
フクチピョンはほくそ笑みました。
「衛士部は本来の任務を優先しろ。私への上書を検閲し隠したりするな。今すぐ地方にまわり盗賊を召し取れ。」

「どうしてだ。なぜあの二人は我々より先に陛下に知らせた?」
サテッキルは衛士部の部下に怒りました。
「盗賊の件は兵官部で処理しろと伝えたら、中佐平様(サドゥガン)がお怒りに。それで直接陛下に報告したのではないかと。」
「そうか。どんな状況なのだ。」
「ただの盗賊ではありません。多くの地域で連鎖的に起きています。しかも次第に大胆になっています。」
「分かった。今すぐ各地の役場を回る。支度せよ。」

ノサジの役場にサテッキルとサドゥガンは来ました。
「どういう様子だ?」
「山賊を取り調べたところ自分たちの仕業だと。」
「この地域の山賊が犯人か?」
「はい。」
「なぜここまで大胆になったのだ?」
「以前は民の所持品を奪っていましたが最近は国の品を狙い一部を民に配っていました。民は我々に協力的ではありません。民を支持しています。」
盗賊は義賊に変容して民の支持を集めているようです。

鉱山でチャンとモンナスたち奴婢は身体検査をさせられて盗品がないか調べられていました。
「脱げ、口を開けろ。」
その様子をサテッキルが見ていました。サテッキルは得意げにチャンとモンナス博士を見ました。

「お久しぶりです。」
サテッキルはウヨン公主を尋ねました。
「何の用?」
「盗賊が出没し視察に回っています。」
「話は聞いているわ。でもここまで何の用?」
「驚くべき話を聞きました。陛下が阿佐太子と威徳王を殺したという張り紙が。」
「何が言いたい。」
「モンナス博士とチャンを利用しまた何かたくらんでいるのでは?」
「私たちの仕業だというのか。自ら殺されるような真似はしない。」
「陛下もそう思われるでしょうか。」
「チャンをあきらめ降伏すれば宮殿に戻れます。」
サテッキルはウヨン公主を脅迫しました。

「博士。」
「行こう。」
「放っておいて大丈夫か?」
「いうことを聞きません。」
トウィルと彼の子分は金を盗んで股間に隠していました。トウィルは地面を掘ると金を隠しました。
チャンたちは知らないことにしました。
「うれしいですか?」
「もちろん。あれで土地か塩を買って商売でもするつもりです。」
「あの量ではどれだけかかるか。」
「俺たちの物になるから耐えられます。」
「そうだ。」
「そうとも、耐えられる。ひもじくてもつらくても辛抱できる。理解できませんよね?」
「はっはっはっは。行きましょう。」
トウィルたちは喜んでいきました。

「彼らは自分の物を持ちたいのです。それが彼らの生きる希望なのです。同じ労働に変わりありませんが貯水池の仕事は見返りがありません。何も得るものがありません。見当がつきません。民に希望を持たせるためには所有欲を満たす制度を作らねば。そんな案が?」
チャンはモンナス博士に言いました。
「また変なことを言っている。同じ国の言葉なのに意味がわからない。行きましょう。」
トウィルが戻ってきました。
「はっはっは。」
モンナス博士は笑いました。

サテッキルとウヨン公主が一緒に歩いていました。
「私たちと関係なければいいが・・・・・・。」
「博士、お休みください。」
「お前も休みなさい。」
「あの。あなたがモンナスですか?」
奴婢がモンナス博士を呼びました。

夜、チャンの寝床で奴婢たちが盗賊の噂をしていました。
「何だと?武康太子!」
トウィルは大きな声を出しました。
「ただの山賊じゃありません。威徳王の四男、武康太子に使える人たちらしいです。」
「しかもそんな山賊が全国に出没しているらしい。宮殿も困っているそうだ。」
「(キルはその件で来たのだ。いったい誰が四男と偽り民をだましている?誰が・・・?)」

ソチュンが商団の荷物を運んでいると盗賊が現れました。
「俺は武康太子だー。私が威徳王の四男だ。荷物を置いていけ。」
「たわごとをぬかすな。」
ソチュンは盗賊に言い返しました。
「ほかのやつはおとなしく聞くのにバカな奴らだ。やれ!」
ソチュンたちは盗賊を素手で倒し盗賊を捕まえてソンファ公主の前に連れて行きました。
「この男が武康太子を語ったの?」
「はい。」
「語ったとは何だ。ただじゃおかんぞ。」
自称武康太子は吠えました。
「衛士佐平が探している盗賊はこの者なのだろうか?」
ソンファ公主はソチュンとヨン・ギョンフに盗賊について調べるよう命令しました。

「どうしたの?」
ウヨン公主の部屋にチャンが来ました。
「キルは盗賊の件でここに?」
「なぜわかったの。私も今その心配をしているの。」
「では・・・」
「そうだ。阿佐太子と威徳王を陛下が殺したと張り紙が。」
「え?」
「なぜ驚くの?知らなかったの?」
「ならなぜ知っているの?教えなさい。」
「山賊が武康太子に使えていると。」
「何ですって?」
「山賊が武康太子を語っているのです。」
「キルに私たちではないと言ったがこのままでは済まない。」
「はい・・・・・・。」

「チャンア。」
モンナス博士はチャンを心配しました。
「ちょうどよかった。あの話を聞きましたか?」
「何の話かわからんが、来い。」
チャンとモンナス博士は小屋に隠れ張り紙を見ました。
「例の張り紙をした者だ。」
手紙にそう書かれていました。
「誰に渡されたのですか?」
「後ろに住む奴婢のヨンガクという者だ。どういうことかわからん。我々を救うために三日後にここを襲撃すると。」
「四男を語る山賊がいると聞きました。キルもその件で来ました。」
「何だと?また危機が訪れそうだ。どうすれば?」
「まずはヨンガクという者に会ってみます。」
チャンとモンナス博士は別れました。
チャンはトウィルに耳打ちしました。
ヨンガクは小屋に連れてこられました。
「兄貴に恐ろしい手紙を渡したんだろ!」
「誰に頼まれたんですか。」
「知りません、渡してくれと言われて。」
「こいつめ。」
「だから、言っちゃまずいのに。」
「俺の話を知っていますね。兄貴がヨンボン山の山賊になって・・・俺は字が読めないからただ渡しただけです。この話は絶対に漏らさないでくださいよ。」
「今どこに?」
「山賊でも俺の兄貴です。役人が捜しているから教えられません。」
トウィルが脅してもヨンガクは兄の居所を教えませんでした。

ワング将軍は武康太子を語る盗賊がいることに気が付きソンファ公主とヨム・ギョンフに会いました。
「なぜこんなことに・・・陛下の耳にでも入れば大変です。」
三人はチャンの心配をしました。

鉱山の兵士にも武康太子の噂が広まっていました。
「やはり行ってきます。もうすぐ宮殿まで噂が広がるでしょう。事情を確かめます。用心します。」
チャンはモンナス博士に言いました。

感想

なんか、また怪しいことになってきましたね。しかもチャンや宮中とは関係のないところから武康太子の噂が出てきました。あと四話です、一体どんなどんでん返しが待っているのえしょうか。続きが気になります。

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