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刑事フォイル(シーズン1)4話 臆病者 後編 のあらすじネタバレと感想

刑事フォイル(シーズン1)4話 臆病者 後編 THE WHITE FEATHER

刑事フォイル(シーズン1)4話のあらすじと感想

プロローグ

1940年5月、ドイツとの対決姿勢を掲げる政府とは裏腹に、イギリス国内には戦争反対を主張するナチス寄りの団体も主張した。

ガイ・スペンサー「そのヒトラーこそ7年でドイツを復興させ、ドイツを世界の大国へと押し上げた功労者ではないか。」

ガイ・スペンサーが率いるフライデー・クラブはある晩ホテルで集会を開く。室内が停電すると突然何者かが発砲、スペンサーの隣にいたマーガレットが殺される。

あらすじ

警視正のフォイルの家に手紙が配達される。フォイルは息子アンドリューからの手紙を受け取りパンを食べながら読んだ。

「父さん、僕は例の場所に到着した。地名を書いてもどうでも消されてしまうから、今日の昼に出されたハギス(羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理)はまずかったとだけ書いておく。訓練ははじまったけど、講義ばかりで実際の飛行時間が足りない。今はライソンダー(ウェストランド ライサンダー Westland Lysanderは第二次世界大戦期に、イギリスのウエストランド社が開発した航空機ライサンダーのプラモデルを飛ばしている。でっぷりしていて空に出ればよたよたするけれど、空に出てしまえば頼れるし、失速のおそれはほとんどない。昨日の日没時の海岸の眺めが素晴らしかった。今が戦時中だとかフランス戦線が思わしくないとか、時々信じられなくなる。とにかく僕はよく食べ酒を飲みすぎている。仲間はみんないいやつばかりだ。みんな楽観的で全力を尽くすつめりでいる。ヘイスティングズはどう?父さんが遠くで独りでいることを思うと変な気持ちだ。でも試験の前に休暇を取れたら一緒にマスでも釣りに行こう。体に気を付けて。アンドリューより。」

孝行息子の手紙に一通りの表情を浮かべてからおでこに手をやりながらため息をつくフォイル。

ミルナーの妻ジェーンは朝、新聞を読みながらベルギーも大変ねとミルナーにつぶやく。ジェーンがミルナーに視線を向けないことを気にしたミルナーはそのことについてジェーンに指摘をしてみました。事件が複雑でデビット・レーンの尋問はミルナーならできるわとジェーンがいいました。「また昔に戻れるよ、約束する」とミルナーは言って出かけました。ミルナーが足を負傷したことにより、夫婦の関係が少しぎくしゃくしていました。



フォイルとサムはウルフ電気店に到着し、一緒に行きたいというサムを置いて店に入りました。その様子をバッドリーは偵察していました。

ウールトンさん?」
「いいえ、ウルフです。」
「そうですか。でもホワイトフェザーホテルで提示した身分証明書では、ウールトンという名前を使いましたよね。ホテルから2度この住所の番号に電話をかけたから。」

フォイルはウールトンの名で宿泊していたウルフに質問しました。ウルフは撃ってはいないしガイ・スペンサーを殺しにその銃を持っていきましたが、空想するのと実際に行うのはまったく別物でチャンスはなかったと言いました。部屋にいたら突然あかりが消え、3発銃声がして、電気がついてケースを見ると銃がなかったと言いました。ウルフの店の2階に行くと、イツァーク・ヴォルフというウルフの甥がベッドで横になっていました。イツァークはフライデー・クラブのガイの手下に暴行されて足が不自由になって寝たきりで苦しんでいました。ウルフは復讐のために、暗闇ではなくあいつの目を見て撃つといいました。

ミルナーはガイのところに会いに行きました。ガイはミルナーに「ユダヤの長老の議定書」を貸しました。ソロモンの時代までさかのぼっていると。ガイはミルナーについていい青年だといいました。戦争が終わったときに自分がどんな友人を持っているかが重要になってくるとミルナーを仲間に引き入れようとしました。

電気店から出てきたフォイルに同行願えますかと黒ずくめの男が言いました。

ローソン「フォイル警視正、どうぞおはいりください。お飲み物でもどうですか?私は陸軍の情報部です。彼は同僚のトム・バットリー・・・そちらが捜査中の殺人事件が我々情報部の作戦と絡んでしまいましてね。」
フォイル「ああ、それは失礼。(お茶は)結構です。」

ローソンは反ユダヤ主義の貴族中心の集団について調べていてガイのフライデー・クラブに手を焼いているといいました。クラブに潜入中の部下から連絡があってあなたの事を知りましたと言いました。フォイルはアラン・フレミング?と潜入者の名を言い当てました。ローソンはフォイルに外務省から消えたヒトラーとの和平交渉を探る書簡が消えて、それが世間に露見すると困っているといいました。書簡を持ち出したハーウッドは証拠の書簡がないので逮捕できません。ローソンはフォイルにジュゼッペ・バスティアニーニイタリア大使への書簡を探すように依頼しました。

ホワイトフェザーホテルに捜査が入りました。苦情を言うフライデー・クラブの宿泊者たち。ハーウッドは暗闇恐怖症だといいました。電気が消えていったん怖くて外に出た後、暗闇の中また部屋に戻りましたといいました。ホテルに書簡はありませんでした。マーガレットは殺される前に遺言を大義のためにフライデー・クラブに寄贈すると書き換えていました。フォイルはミルナーがガイ・スペンサーにかわいがられているという情報を同僚から得ました。

デビッドの父イアンのところにフォイルは行きました。イアンはデビットが人を殺す度胸はない。デビッドはわが国の兵を救うためにデビッドの力が必要だとフォイルに言いました。デビッドがいなければ船を操ることはできない、釈放してくれ、作戦が終われば必ずデビッドをフォイルのもとに連れてくると言いました。「そうしたら息子の潔白は証明されるはずだ、俺やあんたと同じで。」イアンは小さな船に乗って沖に行きました。

トランプゲームをして時間潰しをするフライデー・クラブの会員たち。彼らはホテルに警察によって軟禁されていたのでした。ガイはマーガレットの夫に、これからは遺言があるので共同経営者だといいました。マーガレットの息子スタンレーは「たわごとはいい加減にしろ、ドイツ軍が来るならもう何日も前にきているはずだ。僕はチャーチル首相を信じている」とガイに逆らいました。

フォイルはなぜ電気が消えるまで犯人は待っていたのだろうといいました。ウールトンが犯人だったら銃をそこに置いていくはずがないのにウールトンではないといいました。デビット・レーンだったら見られているから犯行できない。スタンレーには母親は殺せない。と言いました。ミルナーは犯人がガイ・スペンサーを狙っていたと思うといいました。スペンサーの肩をもつミルナー。

フォイルとサムはホワイトフェザーホテルに向かっていました。アーサーが睡眠薬をウイスキーと一緒に飲んで倒れていました。発見者のスタンレーは父アーサーが服を着たままベッドで横になっているので死んでいると思って通報しました。父はたばこはめったに吸わないといいました。冷静なスタンレーについて、父も母も嫌いでしたとスペンサーはいいました。ドイツに傾いている母や父に逆らえなかった、(ユダヤ人のフロイトの)精神分析学を学びに大学に行けなかったといいました。

フォイルはアーサーのいる病院に尋ねに行きました。自殺を試みたアーサーは、22年連れ添ったマーガレットは自分にとってすべてだったといいました。アーサーはマーガレットを愛していました。マーガレットが遺言を書き換えることをやめろといったのにホテルを半分ガイ・スペンサーに取られてしまったといいました。肉の保存処理はホテルでしていたかと尋ねるフォイルに厨房はマーガレットに任せていたとアーサーは言いました。

議員のサー・アーネスト・バナーマンは上層部に圧力をかけてスペンサー以外のクラブ会員を開放させました。

ガイ・スペンサーは国を愛しているが、ヒトラーとの戦争は過ちでポーランドやチェコを助ければ・・・と延々と持論をフォイルにぶちまける。モズレーの信奉者が何とか・・・と。しまいにはフォイルの息子も空軍だ、息子を失ってもいいのか?と脅迫します。しまいには私とフォイルは似た者同士だといいました。

イアンら漁師の船で救出されたイギリスの兵士たち。サムは兵士の救出を手伝いに行きました。フォイルはイアンに会いました。デビッドは事件とは無関係だったとフォイルは言いました。イアンはまだ取り残されている兵士がたくさんいた、たったの15人しか救えなかった、残る味方も必ず救いに行くといいました。シュトゥーカやドルニエでドイツ軍の飛行機が爆撃していて燃える工場の煙のおかげで生き延びられたといいました。デビッドは遺体のまま帰ってきました。息子デビッドの死に泣くイアン。

刑務所にいるイーディスは結婚を誓い合ったデビッドの死をきいて動揺しました。祖国のために散ったデビッド。イーディスが電話線を切ったのは、イーディスの祖母がユダヤ人だということをガイに知られて脅されていたからです。言う通りにやらないと仕事に就くことはできないし強制収容所にいられると脅されたのでした。イギリス人の味方であることを証明するには(ガイのいう通りに)電話線を切れと。証拠不十分で開放されたイーディスはフォイルにお礼とデビッドのことは忘れないと言いました。

スタンレーは父アーサーの遺書を隠したことがフォイルに知られました。遺書の内容は、僕の口からはいえませんとスタンレーはフォイルに言いました。フォイルはアーサーのところに行き、妻のマーガレットの殺害容疑で逮捕しますといいました。アーサーはマーガレットを憎んでいた、妻を殺すことを夢見ながら妻に逆らう度胸はなかったし、周囲もアーサーがマーガレットを憎んでいることを知っていました。もすぐドイツの本土進攻があるとマーガレットからきき、息子からウールトンの部屋に銃があったことをきいたアーサーはマーガレットとフレイデー・クラブに支配されていた世界がかわるチャンスがきたのでした。

アーサーはマーガレットに暗闇でもわかる目印を付けました。肉の保存に使う硝酸カリウムとパイプたばこに混ぜて、電気が消えるとパイプを妻の前に目印において発光させました。そしてその光を目印に銃を撃ったのでした。ドイツ軍が来ると信じたかったのは誰よりもアーサーでした。ドイツ軍が来なくて焦ったアーサーは自殺することで逃げようとしたのでした。(罪を告白した)父アーサーの不名誉な遺書は息子が廃棄しました。ファシストの母に人殺しの父親、とても子を導く親ではありません。だから息子はフロイトに向かったのでした。アーサーは妻もフライデー・クラブも屑どもだといいました。いい父親になりたかったと。スタンレーは父の気持ちをわかっていました。



事件は解決だ!というミルナーにフォイルはスペンサーとの親密になりかけた関係を黙っていた理由を尋ねました。ガイが横領で逮捕歴があることもミルナーはフォイルに黙っていました。フォイルの息子が空軍にいることをガイ・スペンサーに話し、フォイルの信頼を裏切ったミルナー。ミルナーは「なんでこんな戦争が起きたのか何のための戦争かわからない。スペンサーは僕のことをわかってくれました。ガイ・スペンサーはいい人です。」と言いました。すっかりスペンサーの作った夢の中に入り込んで希望と幸福感に酔っているミルナー。

フォイルはある本を取り出し、本の表紙の裏を切りました。スペンサーはミルナーに借した本の中に書簡を隠していました。辞表を出そうかというミルナーに、これからは私を信頼してほしいとフォイルは言いました。フォイルとミルナーとサムとで一丸になって捜査に協力してほしいとフォイルは言いました。

逮捕されるガイ・スペンサーとハーウッド。

ラジオ「・・・そのちっぽけな蒸気船はほかのすべての船と同様に永遠に不滅だ。その誇らしげな姿はダンケルクの物語とともに継がれよう。我々がいかにして敗北の中から栄光をつかみとり、勝利へと邁進したか語られるとき、子孫が同時に学んでくれることを願う。小さな蒸気船がいかにして地獄へと赴き、生還したかを。」

デビッドの葬儀にでるフォイルとサム。

牧師の言葉。

フォイル「息子が同い年なんだ」

感想

今日のストーリーもしっかり組み立てられていましたね。政治家ガイ・スペンサーはきれいごとを並べ立て、平和や暴力的ではないという甘い言葉で人々をだまして釣っている裏で娘を脅迫して犯罪をさせたり横領や殺人未遂という暴力をしていました。人を殺しても平気なフライデー・クラブ。しかし犯人は・・・長年の憎しみを募らせたマーガレットの夫でした。

みなさんは愛しているという夫にだまされましたか!?私はそのときアーサーは犯人じゃない、犯人はスペンサーだろうと思ってしまいました!誰もがそう思わせるようにドラマを作ってあるので、犯人と異なる人物を視聴者に犯人だろうと思わせる、そこがこのドラマの面白さを生んでいるといえましょう。

イーディスのことをあたかも信頼しているかのように言っていたマーガレットは相当の偽善者ですね。フライデー・クラブの思想を考えると、実はマーガレットとガイは、ユダヤ人との混血のウェイトレスのイーディスのことを殺したいほど憎んでいたのでしょう。彼氏のデビッドも死んでイギリスへの忠誠を証明しちゃって悲しい最期になりましたね。スタンレーの22年の苦しみも、暗く暴力的な母をもち耐え難いものだったでしょう。そして夫のアーサーは、とてもマーガレットを憎んでいたのにどうして離婚しなかったのでしょうね。アーサーもまたマーガレットの遺産を狙っていたのでしょうか。

そしてミルナーは傷ついた心や政治的不満を慰めてくれるガイに惹かれて仲間になってしまいましたね。フォイルは厳しく叱りました(といっても暴力的ではなく論理的に)が、ミルナーの未熟さ、不安定さが妻のジェーンとの心の距離が離れたこととも関係しているのでしょう。フォイルにとっての唯一の日常は息子と釣りということも、もうわかりましたね!

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