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オクニョ運命の女(ひと)23話の詳しいあらすじネタバレ!

オクニョ23話のあらすじと感想

韓国ドラマオクニョ

あらすじ

オクニョは海州(ヘジュ)の役所の門前で倒れ左遷されたソン・ジホンに助けられました。テウォンは捕らえた山賊から官婢の女たちはヨンデ村に向かい明の商人に引き渡されると聞き出しました。ソン・ジホンはオクニョを医員に治療させました。役人のチャン・ソンプンはジホンに挨拶をしました。
「この者は海州(ヘジュ)の官奴として連れて来られるはずだった。」
ジホンはソンプンに言いました。

朝になりました。チョンドンは海岸まで走り待っていたテウォンとトチに明の船は出発したと報告しました。

「私は判官(パングァン)のソン・ジホンです。」
ジホンは長官にオクニョの取り調べを担当していたと挨拶しました。
「ご苦労であった。」
長官のユ・ギジュンは遠路を労うと刑曹と承政院(スンジョンウォン)に連絡するようにチャン・ソンプンに命じました。
ジホンはソンプンに自分が連絡すると言いました。
オクニョは目を覚ますとジホンは部屋に駆け付け何があったか尋ねました。オクニョは山賊の奇襲に遭い女とともに捕らえられ明に売られる前に逃げたと答えました。オクニョは自分を弁護したせいでジホンが左遷されたのではないかと心配しました。
「いや。そうではない。お前は関係ない。お前がここに来る前に刑曹と承政院(スンジョンウォン)がお前を捜していた。報告するように言われたが私は知らせるつもりはない。漢陽(ハニャン)でお前は死んだことになっている。知られる前に官婢(カンピ)から抜け出す道を探ろう。私の心配はいらぬ。今はお前の心配だけしていろ。」

歩けるまで回復したユン・ウォニョンは官服に着替え王宮に行こうとしていました。チョン・ナンジョンはユン・ウォニョンの心配をしました。着替えを手伝ってたチョングムはナンジョンからユン・ウォニョンが死んだと噂を流しただろうと言うと、ユン・ウォニョンはそれを否定しました。

ユン・ウォニョンの行列が通ると街の男はユン・ウォニョンを助けた庶子がゴロツキになり父を助けたことについて悪口を言っていました。

話を聞いていたトチとチョンドンは男に因縁をつけはじめました。
テウォンはトチとチョンドンにやめろと言うとその場を去りました。
「覚えてろよ!」
トチは男たちに言いました。

典獄署ではユ・ジョンフェは落ち込んでいるチ・チョンドクの悪口をイ・ソジョンに言いました。そこにチョンドクが現れ典獄署はオクニョの思い出がいっぱいでつらいと辞職を申し出ました。
「なんて心の弱い奴だ。男のくせに。」
ユ・ジョンフェは呆れました。

テウォンは素素樓(ソソル)に行きました。ファン・ギョハはテウォンにコン・ジェミョンが心配していると言いました。するとチェソンが走って来てイ・ソジョンが両班の若様(トリョンニ)に殴られていると報告しました。テウォンたちは部屋に走りました。

イ・ソジョンは戸曹参判(ホジョチャンパン)の息子に襟首を掴まれていました。機嫌が悪いテウォンは息子と子分に殴る蹴るの暴行を加えました。
「親の威光を笠に着やがって許せねぇ。俺はユン・ウォニョン大監の息子だ。正妻の息子じゃないが戸曹参判の息子に負けてたまるか!」

王宮では明宗が池を眺めていました。明宗はハン・ジェソに海州(ヘジュ)の役所に行き真相を探るように命じました。

ユン・ウォニョンは姉の文定大妃(ムンジョンテビ)に遭いました。テビはウォニョンに心配なので護衛を増やして休んでいるように言いました。
「そのような輩は一人残らずひねり潰してやります。媽媽。ご相談があります。」

ユン・ウォニョンは大臣のチョン・サンホから義禁府の拷問の進捗具合を尋ねました。捕まった男たちは反小尹派(ソユンパ)ということだけでユン・ウォニョン襲撃の罪で捕らえられ拷問されていました。
「お助けください大監。わたしは何もしていません。」
男は言いました。
「私を殺せと命じたのは誰だ!」
「私は何も知りません。お助けください。」
「貴様!死ね!」
ユン・ウォニョンは剣の柄で男を殴りました。男たちは意識を失いました。
ユン・ウォニョンが横暴を極める様子を建物の陰からカン・ソノは見ていました。
海州(ヘジュ)の役所。
ソン・ジホンはチャン・ソンプンからオクニョは官妓(カンギ)として長官やジホンの夜伽を例外なくさせられると聞き焦りました。ジホンはオクニョに何とか夜伽を免れる方法を考えるように言いました。

内禁衛(ネグミ)の従事官ハン・ジェソはソン・ジホンに会い長官と話したいと言いました。ソン・ジホンは長官は三日帰らないので代わりに話を聞きました。ハン・ジェソはオクニョについての情報を求めました。ソン・ジホンは生き残りは一人の兵士を除いていないと答えました。

夜の素素樓(ソソル)。
ユン・ウォニョンはイ・ソジョンを侍らせ夜を楽しんでいました。そこにテウォンが現れました。
「さあ、飲みなさい。お前が助けてくれたそうだな。礼を言う。床でテウォンのことばかり考えていた。お前と母を捨ててすまなかった。ホンメが死んだと知らず引き取れなかった。私を許してくれるか?何度でも許しを請い父として認めてもらいたい。このままお前をゴロツキの中に埋もれさせたくない。一定の期間に限り庶子の国法を撤廃する。しばらくは役人を登用する際に嫡子と庶子の区別をなくす。大妃様のお許しはもう得た。」
ユン・ウォニョンは言いました。
「私に科挙を受けろというのですか?」
「いいや。科挙を受けずとも私がいる。何でも望む地位に就かせてやる。」
「冗談はやめてください。ゴロツキを官職に就かせるために法を変えるのですか?」
「実を言うとこれはお前のためだけではない。実はナンジョンの抑えとなる力が欲しいのだ。ナンジョンは私では抑えきれぬほどの力を得ている。私の提案を受けナンジョンを牽制しろ。」
二人の話をイ・ソジョンは盗み聞きしていました。

テウォンは妓楼の庭で考えていました。イ・ソジョンは話を聞いてしまったと言いました。テウォンは父に利用されたくないと言いました。イ・ソジョンはチョン・ナンジョンに勝つためには権力が必要なので申し出を受けるべきだと言いました。

ヤン・ドングとソン・ソグは典獄署前の酒場に入りました。
「新任の従事官がどんな奴か知ってるか?ソン・ジホンみたいな奴が来ると迷惑だ。」
ヤン・ドングはソン・ソグに言いました。ソン・ソグはユン・ウォニョンの娘のシネが気に入ったので見合いを申し込んだと言いました。ヤン・ドングは(家門ではなくソグの平凡な生き方が)釣り合わないと机を叩きました。するとチョン・デシクが詐欺師のチョン・ウチとコ・テギルと会っているところを目撃しました。

チョン・デシクは酒場の個室にチョン・ウチとコ・テギルを招くとユ・ジョンフェをギャフンと言わせたいと言いました。チョン・ウチとコ・テギルは軍資金を求めました。チョン・デシクは金ならいくらかかってもいいので身ぐるみはがして欲しいと言いました。

ハン・ジェソは王宮に戻り明宗にオクニョは死んだようだと報告しました。
明宗は落胆しました。

明宗はハン尚宮(サングン)を呼ぶとイ・ジョンミョンに密に書状を渡すよう命じました。

ハン尚宮(サングン)はイ・ジョンミョンの屋敷に行くとミン尚宮に挨拶してカン・ソノの前でイ・ジョンミョンに明宗からの手紙を渡しました。
イ・ジョンミョンはすぐに参上すると答えました。
「ママニ。カビを覚えておいでですか?カビの娘が生きているかもしれません。」
ミン尚宮はハン尚宮(サングン)に話しました。

王宮ではキ・チュンスが大妃にイ・ジョンミョンが兵曹判書に任命されると報告しました。

文定大妃(ムンジョンテビ)は明宗に会うと人事に反対しました。
「敵に武器を与えるようなものです。」
「母上。イ・ジョンミョン大監は人望も学識もあります。」
明宗は言いましたが大妃はイ・ジョンミョンはいずれは大妃に刃を向けるのでならぬと言いました。
明宗は大妃に叱られても考えを押し通しました。

チャン・ソンプンはオクニョを長官に会わせました。
長官は三日後に戸曹判書(ホジョパンソ)が来るので相手としては申し分無いと言いました。
ソン・ジホンはその話を聞いて焦りました。

ソン・ジホンはオクニョと話し合いました。オクニョはイ・ジハムから人相学を学んだので大丈夫なので、それより長官とチャン・ソンプンを調べるように頼みました。

テウォンはユン・ウォニョンの屋敷に行き父の提案を受け入れると謝意を表しました。
「お前が望む官職はあるか?」
「平市署(ピョンシソ)の注簿(チュブ)です。」
「平市署の注簿ごときでよいのか?望むならもっと高い地位がある。」
「いいえ。平市署の注簿で十分です。」

テウォンはコン・ジェミョンたちと会い平市署の注簿になるよう頼んだと言いました。
「国中の金ずるを握れます。何が一番の利益になるかわかります。上には長官の提調がいますが注簿(チュブ)は平市署(ピョンシソ)に深く関われます。」
テウォンは言いました。

オクニョは湯あみをさせられました。オクニョの体を奴婢の女が洗いました。オクニョは美しい服に着替えました。部屋にチャン・ソンプンが部屋に入って来てオクタンが施した化粧を誉めました。オクニョは嫌そうな表情を浮かべました。

チャン・ソンプンはオクニョを長官のもとに連れて行こうとしました。
「ナウリ。去年娘を授かりましたね?」
「どこで聞いたのだ?」
「娘はすでに五人目。男が欲しくてもまた娘。」
「どうして知っているのだ?」
「申し訳ありませんが。ナウリに陰の気が満ちています。はっ・・・ナウリの家に嫁ぐことなく亡くなった娘がいるのでは?」
オクニョは険しい表情でチャン・ソンプンを脅かしました。
「数年前に妹が亡くなった。幼いころから病気がちで男を知らずして世を去ったのだ。」
チャン・ソンプンはオクニョの手を引いて建物の陰に入るとオクニョに相談しはじめました。
「ナウリ。側室を何人迎えようと女しか生まれません。まずは亡くなられた妹さんの無念を晴らさねば。四柱はわかりますか?」
オクニョが言うとチャン・ソンプンは四柱を言いました。オクニョは運勢が悪いとチャン・ソンプンを脅かしました。

チャン・ソンプンは慌てて長官の部屋に駆け込むとオクニョが不思議なことを言い当て神が憑いているると、戸曹判書の相手をさせるのはよくないのではと言いました。
長官はオクニョを呼びました。
「お前に神が憑いていると?」
「はい。数年前からピョルサンの神が憑いています。」
オクニョは身震いしながら答えました。
「私の運勢を占ってみよ。」
長官はソン・ジホンとチャン・ソンプンを部屋から追い出しました。
オクニョは長官の息子が人を殺めて自殺しそのせいで高官の地位を捨てて地方の長官に赴任したと言い当てました。
「はっ。はっ。令監(ヨンガム)の四柱をお教えください。」
オクニョ言うと長官は四柱を教えました。オクニョは長官の士の気が強く・・・息子の霊を冥途に送ると演技をしました。長官はびくびくしながらオクニョの話を聞いていました。

長官はソン・ジホンを部屋に呼ぶと疲れた様子でオクニョに神が憑いていることを認め戸曹判書(ホジョパンソ)の相手を見直しました。

酒場の女将はチョン・ウチが呼んでいつとチョンドンに来させると嘉会洞(カフェドン)の尹家の蔵に泥棒するように言いました。チョンドンはその家は護衛武士がいるので危険だと言いました。女将のヨジュは盗んでくるように言いました。

チョン・ウチはチョンドンにチョン・デシクの家を調べるように言いました。

夜になりチョンドンはチョン・ウチとコ・テギルとマノクとマンスをチョン・デシクの家に案内しました。チョン・デシクの家は小さな瓦葺き屋根の家でした。チョンドンはマンスに塀を乗り越えマノクは見張りをするように命じました。
「久々に腕が鳴るなぁ。行こう。」

翌日。
チョングムとスングムはシネに父が弘文館(ホンムンガン)大提学(テジェハク)のソン・ジイルで叔父が捕盗大将(ポドテジャン)で親戚が司憲府の長官ソン・ジマンというソン・ソグ(ポドプジャン)の縁談が来たと嬉しそうに報告しました。

ソン・ソグはユン家を訪ねました。チョン・マッケはソン・ソグを案内しました。
シネはソグに近寄ると「私はナウリに嫁ぐつもりはありません。お帰りください。」と言いました。
「ちょっとお待ちください。断るのは勝手です。ですがそこまで無礼になるのはなぜですか?」
「あなたが嫌いです。お母さまには私からお話しますのでお帰りくだしあ。」

暫時法が代わり平市署(ピョンシソ)の長官はユン・ウォニョンの命令で注簿(チュブ)を解任しました。元注簿(チュブ)はがっかりしました。

テウォンは青色の官服に着替え平市署(ピョンシソ)に出仕しました。元注簿(チュブ)オ・ダルチュンはかつて港でテウォンの頬を叩いたことを謝りました。部下となる若い官吏のピョンシソ胥吏(ソリ)のファン・ミョンゴルとチョン・ソンゴルは挨拶をしました。

テウォンは商団の大行首(テヘンス)を集めるように元注簿(チュブ)オ・ダルチュンに命じました。

素素樓(ソソル)ではファン・ギョハとイ・ソジョンがチェソンとタジョンとミョヒャンとシンビを呼びました。テウォンたちが現れました。
「舞いと歌に長け詩書の心得のある者ばかりです。」
イ・ソジョンはテウォンに言いました。

テウォンは注簿(チュブ)として大行首を集めました。ミン・ドンジュは渋々テウォンに頭を下げました。テウォンは米の価格について話し合おうと言いました。

ミン・ドンジュはトンチャンとともにチョン・ナンジョンにテウォンについて報告しました。

テウォンはファン・ミョンゴルとチョン・ソンゴルに各商団について調査を命じました。

夜になりテウォンはチェソンとタジョンとミョヒャンとシンビに接待と重要な任務を任せると言いました。

海州(ヘジュ)の役所ではソン・ジホンがオクニョに祖父パク・テスの遺品を一緒に探しに行きたいと言いました。

感想

オクニョ23話は新しい話のステージとなりました。テウォンが父と和解し両班に昇格したみたいで?ソン・ソグがシネに求婚し、ソン・ジホンとオクニョが急接近しました。オクニョの周りにはテウォンやソン・ジホン、明宗というお金持ちたちが取り巻いています。オクニョは役人の慰安婦となることを免れました。このエピソードを聞いて朝鮮の奴婢は両班の性奴隷でもあったことがわかります。疑問に思うのがこれだけ性奴隷が多いと、両班と奴婢以下の女の間に生まれた子どもはかなりの数になったのではないかと思います。当時は1人が生む子どもが7人とか当たり前の時代ですから、奴婢の人口は自然に増加しないと不自然です。そこは平均寿命が二十代〜三十代程度であった当時の極東、生きているだけで精いっぱいだったかが伺えます。当然アホばかりになるはずです。オクニョは今では若くても当時はオバサン、テウォンはオジサンですね。

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