オクニョ4話のあらすじと感想
あらすじ詳細
港。
ユン・テウォンは桟橋でオクニョに声をかけました。典獄署(チョノクソ)での恩を返すというテウォン。オクニョは断りました。テウォンは泥棒の紹介をオクニョに頼みました。
街。
物色している泥棒のチョンドンにオクニョは声を掛けテウォンを紹介しました。
夜の平市署(ピョンシソ)の役人オ・ダルチュンの家。
テウォンはチョンドンに何か盗んでくるよう頼みました。
翌日の港。
焦った様子のオ・ダルチュンはテウォンの提案を飲み年貢米を渡すので金を貸すように頼みました。
蔵。
年貢米が持ち去られました。
商団の行首の家。
部下が年貢米にぬかと砂を混ぜてすり替えたというと、行首コン・ジェミョンは部下のトチを殴り倒しました。テウォンは救済米に手をつけただけだというと、行首(ヘンス)はますます怒りました。
「いつ救済米が民に施されました?救済米はそのまま捨てられます。だったらいっそ市場に救済米を流したほうが腹を空かせた民のためになります!」
テウォンが言うと行首は失せるように命じました。
典獄署(チョノクソ)
明国の罪人が連行されていました。罪人はチ・チョンドクを人質にとり明国の言葉で俺は無実だとまくし立てました。署長のチョン・デシクたちが慌てているとオクニョが明国の言葉で罪人を説得しました。しかし罪人はオクニョを人質に取りました。オクニョは罪人の経穴を押さえて倒しました。チ・チョンドクはオクニョが無事助かって泣きました。
オクニョは署長のチョン・デシクにたいそう褒められました。
「オクニョは宝だ。典獄署(チョノクソ)の正式な茶母だ。俸禄を受け取れるよう手配せよ。はっはっはっは。」
地下牢。
オクニョはパク・テスと会い、明国の罪人を倒して自信が付いたので武術を教えてほしいと頼みました。武術の道は心の傷も深くなり人生がいっそうつらくなるというテス。オクニョはどうしても捕盗庁の茶母になり母を誰が殺したか明らかにしたいと言いました。オクニョは母の形見の指輪をテスに見せました。
港。
テウォンは部下に慌てずしっかり積み荷を降ろすよう指示を出していました。するとトチが来て大行首がテウォンのことを気にかけるようになったと言いました。一杯やろうというトチに「今日は母さんの命日だ」とテウォンは断りました。
テウォンの家。
妓生風の女性、ファン・ギョハは「姉さんが好きだったものよ」と墓参りに供え物を持って行くように頼みました。
「親不孝者。それじゃゴロツキじゃないの。気を付けて。」
テウォンの母の墓。
奴婢だったテウォンは幼い頃の母の臨終を思い出していました。
「母さん。旦那様のお屋敷に行って薬を持ってくるよ。待ってて。」
幼いテウォンは主人の家に行きましたが執事はテウォンを追い出しました。執事が扉を開けるとまだテウォンが待っていました。
「俺はお前が憎いわけじゃない。俺がこうしてると奥様に叱られる。頼むから帰ってくれ。これで薬を買って母さんに飲ませてくれ。二度と来ないでくれよ。」
執事はテウォンに金を渡しました。
薬を買って家に戻ったテウォン。しかし既に母は亡くなっていました。
テウォンは墓前で母の死を思い出していました。
地下牢。
パク・テスは仁宗大王の死因を配膳係の男に尋ねました。テスはオクニョに母が宮中の女官であったかもしれないと指輪に「イ・ホ」と即位して八か月で逝去された王の名前が書かれていると教えました。この指輪は東宮殿の女官の皆に下賜されたものだとテスはその頃の東宮殿の女官に話を聞いてみるよう言いました。
オクニョは知り合いの元囚人のチョンドンに、女官の家を案内してもらいました。年老いたハン尚宮は孝恵王女に仕えていたのか尋ねられると、とても怒りました。
オクニョは元囚人のチョンドンに会うと二両で別の女官を捜してほしいと頼みました。
川。
オクニョは楽しそうに洗濯をしました。ツボの正確な位置を覚え、テスの手ほどきで剣術を学びました。
ある日。
チョンドンはオクニョを呼びました。チョンドンは全財産をオクニョに渡すともう頼まないでほしいと怯えました。
「みんな死んだ。見つけた女官がみんな死んでたんだ。気味が悪い。何かあるに違い以内。これ以上嗅ぎまわったら俺の命までやばい。」
オクニョは再び老いた尚宮の家を訪ねました。返事が無いので部屋に入ると尚宮は血だらけで死んでいました。オクニョは家を飛び出して山まで逃げ出しました。
ツツジが咲き乱れる山。
オクニョはしゃがみこんで両手で顔を覆いました。
数年た経ち成長したオクニョは顔を上げて母の形見を胸に抱きました。
橋の上。
出所したイ・ジハムはチョン・ナンジョンの輿を阻みました。
「このように腐りきったこの世の中は見るに堪えん。」
輿から降りたチョン・ナンジョンはイ・ジハムに理由を尋ねました。イ・ジハムは側室のくせに正妻をきどっているナンジョンが憎らしいと言いました。チョン・ナンジョンはいずれ正妻になるつもりだと言いました。
「私が正妻となったとき、そなたは今日のことを悔やむだろう。」
チョン・ナンジョンの行列は橋を迂回しました。民衆はイ・ジハムの批判を聞いてすっきりしました。
イ・ジハムはチ・チョンドクに本を注文しました。
「わしが読んでいた本を頼む。」
典獄署(チョノクソ)の牢屋。
イ・ジハムは牢屋の中でオクニョと茶を飲みました。世間を見て来たジハムはユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンがのさばっているせいで民は苦しんでいると言いました。興味ないというオクニョ。
夜。
賊が集まっているところに兵士が襲い掛かりました。
日中の典獄署(チョノクソ)。
オクニョは男装して茶母の試験を受けに行くとチ・チョンドクに言いました。
「おじさんのお世話になるのがもう飽きたから。行ってきます。」
「がんばれ。」
大人になったオクニョとユン・テウォンは街ですれ違っても気が付きませんでした。
捕盗庁の試験会場。
武官は茶を入れるだけの美しい女人を茶母に求めていました。庶民の男たちも試験に参加していました。女性は茶を入れる試験を受けていました。
茶母を決める武術試験でオクニョは武官のトファンをあっさり倒してしまいました。からかわれながら倒されていった女性たちは喜び、カン・ソノ(イム・ホ演)は目を見張りました。
オクニョはさらに強い者と手合わせするよう命じられました。カン・ソノはオクニョを見守りました。オクニョは強者を木刀で倒してしまいました。
ユン・ウォニョンの家。
ユン・シネは台所で料理を作っていました。チョン・ナンジョンは料理は卑しい者がすることだと怒り刺繍か読書をするように怒りました。下女長のジョングムはスングムを叱ると「わがままよね。あの女そっくり」と言いました。
側室の娘ということに劣等感を持っているユン・シネは母に楯突きました。
ミン・ドンジュという女が部屋に報告に現れユン・シネは下がりました。取引の場に兵士が現れ積み荷を奪われたとチョン・ナンジョンに報告しました。チョン・ナンジョンは兵士を装った何者かだろうと正体を突き止めるよう命じました。
街。
テウォンたちはチョン・ナンジョンから奪った積み荷を降ろしていました。大行首の後ろ盾がチョン・ナンジョンなのでテウォンはテスに部下の口止めを頼みました。
捕盗庁。
オクニョは面接に呼ばれました。カン・ソノも同席していました。オクニョは典獄署(チョノクソ)で生まれ育ったと正直に言いました。カン・ソノはなぜ茶母になりたいのか尋ねました。オクニョは幼い頃からの夢だったと詳しいことは言わずに答えました。経国大典をすらすらと暗証するオクニョに試験官は喜びました。
王宮の大妃の部屋。
文宗大妃の部屋に実弟のユン・ウォニョンが呼ばれました。明の使節で反乱で処刑されたオ・ジェソンの息子で身ひとつで成り上がったオ・ジャンソンが来るので対応するように大妃は命じました。
街。
ユン・テウォンは平市署(ピョンシソ)の役人オ・ダルチュンに奪った金品を売りさばきました。
捕盗庁。
十数人の合格者の名前が発表されました。喜ぶ合格者。しかしオクニョの名前はそこにはありませんでした。オクニョは優しそうな武官に落第した理由を尋ねると、武官はできすぎるオクニョを茶母にすると捕盗庁は立場たないと答えました。オクニョはため息をつきました。
典獄署(チョノクソ)。
署長のチョン・デシクたち役人は帰って来たオクニョに結果を尋ねました。デシクもチョンドクもオクニョが戻って来たので喜びました。
地下牢。
オクニョはパク・テスと会いました。テスは目をみただけで不合格を悟りました。体探人(チェタミン)にもなれる実力があるが未練は捨てろというテスは母の真相を捜す手立てを教えました。
王宮。
ユン・ウォニョンは使節を迎えました。
「即位して八か月で逝去した先王の死の秘密を明らかにせよ。皇帝は先王が毒殺されたのではないかと疑っている。私はそれを裏付ける証拠を握っている。」
オ・ジャンソンは偉そうな態度でユン・ウォニョンに言いました。
大妃の部屋。
大妃は過去を探られないようにユン・ウォニョンに指示を出しました。
ユン・ウォニョンの家。
チョン・ナンジョンの兄の執事は、妹に欲を出し過ぎないように背教しました。ミン・ドンジュが現れコン・ジェミョンというゴロツキを百人ほどを率いてサムゲの渡し場とチルぺの闇商人を後ろ盾として市場通りを狙ている者に出し抜かれたと報告しました。
大行首の家。
コン・ジェミョンの耳にもテウォンが荷物をチョン・ナンジョンから奪ったことが届きました。
夜。
オクニョは夜道で何者かに襲われ剣を突き付けられました。
感想
ちょっと突拍子もない大胆なストーリー。オクニョはちょっとした剣豪となっていて、並の男よりも強くなりました。心も体も強くて清くて賢くて明るい女性って韓国女性の理想像なのかもしれませんね。羨ましい性格ですね。そして素敵な「イム・ホ様」演じるカン・ソンホは存在感がありますね。あの優しそうな眼差し、イム・ホさんはきっとリアルでも精神的にも落ち着いている人なんでしょうね。イム・ホの出演作で一番好きなのが「広開土大王」です。単純明快で深みなどひとつもないあのドラマでのイム・ホはスッキリしていて面白い。その真逆といえる役がサド世子を演じていた「大王の道」。あれは正直いって見るのがつらかったです。「チャングムの誓い」に出ていたおじさん役のイ・ヒドは今回はそこそこな商売人を演じているようです。イ・ヒドが悪役を演じたらとっても怖いので、オクニョではそんなに怖い役じゃないのでちょっぴり安心です。このドラマでも欠かせないのが裏社会もしっかりと描いているところですね。世の中って結局のところ経済の何割かは悪いことをして稼いでいる人たちで回っていて、何割かは支援の必要な人たちがいる(イ・ジハムが語ったように)という事実も単なる勧善懲悪では語れないところであると思います。関連記事
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