チュノ2話のあらすじ-推奴-
あらすじ詳細
アジト。推奴(チュノ)師のイ・テギル(李大吉)は弟分のワンソンからかつてテギルが恋い慕っていたオンニョンという女が3日前の中浪川(チュンナンセン)の早瀬(はやせ)で見かけたと聞くなり血相を変えて外へ飛び出し馬を走らせました。
どこかの街。
オンニョンは両班の男と婚礼を挙げていました。
アジト(宿屋)。
チェ将軍は10年も経てばオンニョンは嫁に行ってるだろうとワンソンに言いました。
婚礼の場。
街の女は「男やもめは下着の乾く日がない」と美しいオンニョンと三年前に妻を亡くしたという新郎を見て笑いました。新郎は男らしく寡黙で思慮深いいい男でした。
中浪川(チュンナンセン)の早瀬(はやせ)。
テギルはみすぼらしい身なりで絹を干している女の背中に触れようとすると、振り返ったのは卑しい男でした。
「来てくれたのね、旦那様(サバンニ、妻が夫を呼ぶ言い方)。」
醜く卑しい男は口が裂けそうなくらい笑いました。
商売敵の推奴(チュノ)師でかつての師であるチョン・ジホと子分たちがテギルを取り囲み一撃を食らわせました。
アジト。
行商人のチという男といえば安城(アンソン)に数日前に行ったとチェ将軍はワンソンに言いました。チェ将軍とワンソンはテギルが騙されたと知り中浪川(チュンナンセン)の早瀬(はやせ)に急ぎました。
中浪川(チュンナンセン)の早瀬(はやせ)。
チョン・ジホは子分にテギルを攻撃するように指示を出しました。テギルは竹の物干し竿の上に飛び乗りジホの子分たちをすぐに殴り倒しました。ジホは剣を抜き自分のもとに戻れとテギルに襲い掛かりました。テギルはジホを殴り剣を奪いテギルに突き付けました。
「テギルや。俺は兄さんだぞ!はっはっはっは。」
ジホはテギルが自分を斬れないと知っていて挑発しました。
テギルは頭に血が上りジホを斬ろうと剣を振り上げました。そこにチェ将軍とワンソンが馬で駆けつけチェ将軍は木の棒を投げて止めました。ワンソンはテギルに抱き着きました。
剣を下げろというチェ将軍にむきになったテギルは襲い掛かりました。チェ将軍は短い槍で応戦しました。ワンソンはテギルに喧嘩をやめるように叫び続けました。テギルはチェ将軍の槍を打ち落とすとチェ将軍の首に剣を突き付けました。
「気は済んだか。オンニョンのことは忘れろ。結ばれない運命なんだ。人の縁はままならないだろ?」
チェ将軍はテギルを説得しました。
「俺に説教するのか?俺より弱いくせに。え?」
テギルは兄貴分のチェ将軍に反抗しました。
夜の両班の家。
兄のキム・ソンファンは妹のオンニョンに全部忘れて子をたくさん産んで幸せになるようにいました。オンニョンは「はい」と答えました。
イ家の使用人であったオンニョンはテギルと彼の父との話を盗み聞きしていました。テギルは好きな女性はいないと父に答えました。かまどの前でうずくまるオンニョン。テギルはオンニョンのみすぼらしい靴を脱がせて赤い絹の刺繍の美しい履物を履かせ「そなたと一緒に人生を生きる」と告白しました。オンニョンはぽろぽろと涙をこぼすとテギルに抱き着き口づけしました。
夜の両班の家。
婚礼の衣装をまとったオンニョンは一筋の涙を流しました。オンニョンの兄キム・ソンファンはテギルのことを忘れるように声を荒げました。
「私のために、お兄様は殺人を・・・・・・。」
「お前のためならいくらでも殺せる。」
「若様(トリョンニィ)は死んだわ・・・。」
「ゆえに私たちは生きられた!やっと人(両班)になれたのだ。そなたも私も。見ろ。奴婢の印籠を消した日を。あの日は痛みではなく喜びの涙が流れた。私たちは人になれたのだ。相手は再婚だが両班の旦那様だ。きっと幸せになれる。」
男は衣を開き胸をはだけました。男の胸には烙印を消したやけどの痕がありました。
「新郎がお越しになりました~!」
チェ家の使用人が外で叫ぶとオンニョンの兄は部屋を出ました。
オンニョンは懐からテギルに貰った黒い石を取り出すと大事そうに握りました。
宿屋。
チェ将軍は縁台で本を読んでいました。薄い絹一枚になった若女将はチェ将軍を誘惑しました。
「チェ将軍もそろそろ身を固められたら?ああ。月が明るいわね・・・。」
チェ将軍は咳ばらいをすると読書に集中しようと試みましたが女と目を合わせてしまいました。
「おーい。見えてるぞー。はっはっはっは。この宿の女将は気前がいいな。いいものが見られた。」
テギルがアジトに帰って来ました。女は慌てて膝に衣を掛けました。
「なんて下品な男なの。失礼しちゃうわね。」
恥ずかしくなった若女将は隠れてしまいました。
「彼女は積極的だな。」
テギルはチェ将軍をからかいました。
「優しくしてると街中の男と兄弟になっちまうぞ。」
チェ将軍はテギルをからかいました。テギルは酔っていました。
どこかの宿。
ワンソンは貴族風の女と床で情事を終えました。女は「すべてを捨てる、叶わないならあの世で叶えましょう(一緒に死にましょう)」とワンソンに告白しました。
「旦那さまぁ~っ。」
再び女はワンソンを押し倒しました。
宿の縁台。
チェ将軍とテギルは人生について語りはじめました。
「チェ将軍。その歳まで生きてて楽しいか?」
「楽しいかわからないが、明日は楽しくなると信じている。」
「人生なんて、たいしたことないさー!明日は・・・明日の日が昇る。」
テギルは仰向けに寝そべり自分に言い聞かせました。
男の身なりに着替えたオンニョンは初夜を遂げる前に両班の邸宅から逃げ出しました。新郎の父チェ司果はオンニョンを連れ戻すことに生死は問わないが生きて連れ戻した者には五百両を賭けました。
チェ司果(サグァ)が放った刺客のユンジはペッコが山寺を捜索することを盗み聞きすると新婦がヨウン庵に行くことをチェ司果に教えました。チェ司果はユンジに女を捕らえるよう命じました。
朝の宿屋。
若女将はチェ将軍とワンソンに飯を食べさせてあげました。チェ将軍は二日酔いのテギルの世話を若女将に頼みました。ワンソンは若女将を呼び止めるとチェ将軍の丼の中の茹で卵をほくじり返してからかいました。
山の中。
奴婢の女チョボクは仲間の男奴婢オッポクの体の心配をしました。オッポクは少し叩かれただけだと答えました。チョボクはキム参奉の奴婢頭のケノムの伝言で谷間のクッポンの家で縄をなうよう依頼を受けたと話しました。
訓練院(フルリョンウォン)の厩(うまや)。
奴婢頭のポクトンは4人の子分たちを集めて今日は訓練院の見張りが訓練に出かけて半分の数人に減っているので逃げ出すチャンスだと話しました。テハは後から厩に入って来たので話を聞いていませんでした。
画家の家。
画家のパン画伯は両班の男から金を受け取ると1日で15枚は描けると済州島の惨状を絵にする依頼を受けました。
朝廷。
済州島では疫病が流行っているので王孫二人が死んでしまったので王孫の残る一人のために薬を送るように官僚の上奏がありました。イ・ギョンシクら反対勢力は儒学を盾にして教鞭を振るうなと反論しました。ある官僚は市中に済州島の惨状を描いた絵が出回っているとしわくちゃの紙を示しました。仁祖は大臣たちの話を聴いていました。左議政イ・ギョンシクは医師を送らないこともまた民心なので賢明な判断をするようにと仁祖に言いました。
妓楼。
左議政イ・ギョンシクは妓生の女に「反対派は蛇のくせに天にのぼろうとしている」と話しました。
反対派はすぐに捕まり拷問されました。左議政イ・ギョンシクは反対派の頭目に別れの挨拶をしました。
厩。
仁祖の孫で昭顕世子(ソヒョンセジャ)はソン・テハ手紙を書き遺していました。
「私にとってお前は頼もしい師匠であり同志だった・・・。」
テハは牢の中で手紙を読むと亡き主人の遺言に震えました。
さらに過去の北方面の国境。
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はテハと戦の心構えについて語り合っていました。テハは戦場が自分の死に場所だと言いました。昭顕世子(ソヒョンセジャ)は後金に人質に行き強さの秘密を探ってくるのでテハも一緒に来ないかと誘いました。テハは死は怖くないが捕虜にはならないと断りました。
「お前なしで遠くへ行くのが、怖かったのかもしれぬ。理想の朝鮮への道のりは困難だと覚悟していたが希望は深淵より暗く絶望は山より重い。ゆえにそなたに果たせなかった志を託してもよいだろうか。重荷を押し付けて先に逝く私を許してくれ。友よ。」
厩。
テハは昭顕世子(ソヒョンセジャ)の血がしみ込んだ手紙を読んだ後、添えられていた済州島の惨状の絵を見ると紙を口に入れて飲み込みました。テハは隠しておいた大剣を取り出し鞘から抜きました。大剣は幾度となく戦を重ね刃こぼれが激しくソン・テハの生きざまを物語っていました。テハは振り返ると親分のポクトンが部下に武器を取るよう指示して逃亡する準備をしていました。
夜中の訓練院。
ポクトンは子分を連れて門の扉に行くと見張りの兵士に見つかりました。ポクトンは農具を振り上げ戦いかけて逃げようとしたところを兵士に囲まれました。
「教官よ。一人で行くつもりだったが仲間も連れて行くから道を開けてくれ。」
テハは剣を携え現れました。
教官は部下に攻撃を命じ自らも戦いましたがテハに簡単にやられて腰を抜かしてしまいました。
日中の王宮。
左議政はソン・テハの逃亡の報告を聞きました。
アジトの宿屋。
テギルは肉体を鍛えていました。そこに捕盗庁のオ捕校(ポギョ)が息も切れ切れに走って来て訓練院の奴婢が逃げ、捕まえた者には銀10斤の褒美が貰えると騒ぎました。テギルは賞金が高い奴ほど強いから武人もいるのだろうと依頼を断りつつ、捕校(ポギョ)に義理があるので引き受けました。
芦原。
元将軍のソン・テハと親分のポクトンと子分たちは背の高い芦をかきわけて走りました。ポクトンは出身地の江華(カンファ)水路に逃げようというとテハはそこは疑われると言いました。
テギルとチェ将軍も馬に乗り芦原を捜索していました。
「無礼な口を聞くな。お前たちと私とではもとの身分が違う。哀れに思って助けてやったのだ。私を侮辱するならその罪は死に値するぞ。捕まっても私のことは口にするな。命はないぞ。」
テハは自分を罵ろうとするポクトンたちに言うと、ポクトンと子分は土下座をして手を合わせました。
テギルはテハを見つけるとチェ将軍と一緒に馬を走らせました。
テギルとテハは互いに剣を向けて突進して飛び上がりました。
感想
チュノ2話を見終わりました。私は物覚えが悪いのか登場人物の脇役の名前が覚えられません。ポクトンや左議政の名前が字幕で表示されないので誰だったかな、お親分とかそんな風にしかわかりません。オンニョンのお兄さんが、両班のじじい様に嫁いだ敬意不明で、どうして奴婢じゃなくなったのかというところもまだわかりません。チュノが面白いかどうかというとストーリーが明らかになっていないので雰囲気だけ楽しんでるといった感じであらすじまで面白いかというと、そうではありません。ただ「イニョプの道」に出ていた俳優オ・ジホや「アイリス2」のチャン・ヒョクが出ているという理由だけで今回も視聴しただけです!確かに脇役は有名で演技の素晴らしい濃厚なオジサン俳優で固められているので、キム・ガプスやソン・ドンイル、キム・ウンスとアン・ソクファン、イ・ウォンジョンといった人気の高い俳優さんが何人も出ていてその演技を見るだけでも面白い。でも肝心のストーリーが・・・とイマイチな印象が拭えません。チャン・ヒョクはいつも単純なキャラなので、シンプルなストーリーになってしまうのも仕方ありませんね。
チュノ2話のあらすじの段階で、主人公のテギルというイケメンマッチョな武士がオンニョンという美しい恋人を獲得するために戦ってるという単純なストーリーが見えてきます。テハは友人で主の昭顕世子(ソヒョンセジャ)の志(たぶん息子を救う)を継ぐために再び立ち上がり左議政と戦うという物語が予想できそうです。
関連リンク
- チュノ1話のあらすじと感想
- チュノ2話のあらすじと感想
- チュノ3話のあらすじと感想
- チュノ4話のあらすじと感想
- チュノ5話のあらすじと感想
- チュノ6話のあらすじと感想
- チュノ7話のあらすじと感想
- チュノ8話のあらすじと感想
- チュノ9話のあらすじと感想
- チュノ10話のあらすじと感想
- チュノ11話のあらすじと感想
- チュノ12話のあらすじと感想
- チュノ13話のあらすじと感想
- チュノ14話のあらすじと感想
- チュノ15話のあらすじと感想
- チュノ16話のあらすじと感想
- チュノ17話のあらすじと感想
- チュノ18話のあらすじと感想
- チュノ19話のあらすじと感想
- チュノ20話のあらすじと感想
- チュノ21話のあらすじと感想
- チュノ22話のあらすじと感想
- チュノ23話のあらすじと感想
- チュノ24話のあらすじと感想
- チュノ全話24話の詳しいあらすじとネタバレ感想(総合)
- 石堅(ソッキョン=慶安君=李檜)は昭顕世子の息子で世孫-波乱万丈な王子の生涯: 朝鮮の歴史