チュノ10話 -推奴-済州島の決闘のあらすじ
目次
あらすじ詳細
夜の両班の屋敷。
「クンノム・・・やーーーー!やーーー!」
テギルは父を殺した元奴婢のキム・ソンファン(クンノム)の首に短剣を突き付けました。
「はははははは。ははははは。逃げ切れると思ったか?」
テギルは見つけた獲物を睨み上げました。
「なぜ・・・ここがわかったのだ。うっ・・・。」
キム・ソンファンはテギルに蹴り倒されました。
「オンニョンは、どこにいる?」
「私を捕らえて気が晴れたか?」
「はははははは。卑しい分際で俺に敬語を使わないのか?はははははは。」
テギルはキム・ソンファンの頬を叩きました。
「昔の俺は目も合わせられなかったが、今は違う。」
「両班のふりをして、貴様はおかしくなったようだな。」
「この世に未練はない。殺せ。ためらうなお前の父を殺して逃げた奴婢を斬るがよい。私がお前の父を殺したのだ。」
「ふははははは。ふははははは。」
テギルは笑いました。
済州島の王孫の家。
「ここをどこだと思って居る。刀を捨てれば苦しまずに死なせてやろう。頭を手に置き跪け!早くしろ!」
武官はソン・テハに言いました。
「武官様・・・。」
オンニョンは怯えながらテハを見上げました。
「心配しなくていい。」
テハはオンニョンに言うと剣を地面に置いて手を頭上に上げました。武官はテハを縛ろうと赤い縄をテハの手に近づけるとテハはその縄を奪って武官たちに投げ打って絡め取りました。
「うぁっ。」
武官はテハに縄で叩かれて縛られました。
「きゃあっ。」
オンニョンはただただ悲鳴をあげることしかできませんでした。
男の一人がオンニョンに矢を放つとテハは腕でオンニョンを庇いました。テハの腕を矢が貫きました。
「旦那様?大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
テハは矢を折り取りました。
キム・ソンファンの家。
「貴様はいくらあがいても身分は変わらない。」
テギルはソンファンの顔を短剣で斬り胸のやけどの痕(奴婢の入れ墨を消した跡)を確かめました。
「一息に殺せ。」
「なぜだ。貴様が死ねばオンニョンが助かるとでも?泣ける話だ。卑しい人といえども人間が妹を心配するとはな。」
「私を殺せば済むではないか。」
キム・ソンファンはテギルが手に持っている短剣を胸に突き付けました。
「オンニョンはどこにいる?」
済州島。
武官を倒したテハはオンニョンの手を引いて逃げました。ファン・チョルンは王孫の家でオンニョンの靴を拾いました。
済州島の林道。
王孫の世話をしている女官(チャン・ピルスン)は王子を抱いて逃げるクァク・ハンソム(テハを裏切った元部下)の後を追いかけました。
「静かにしろ。」
クァク・ハンソムはチャン・ピルスンに言いました。
「この子は家族を失い王室からも追われたのよ。」
ピルスンが言うとハンソムは王子を女官に渡しました。
「ああ王子様。」
ピルスンは大事そうに王子を抱きました。
「漢陽から王孫を殺しに刺客が来た。早く逃げよう。」
「信じられないわ。」
「まだ俺が信じられないか。」
「そうよ。見たことは忘れるから早く行って。」
「王孫様が左議政に追われていることは知ってるか?」
「ええもちろん。」
「その左議政の婿がこの島に来てる。」
「は・・・!」
「行こう。」
済州島の海岸。
「それは何ですか?」
オンニョンはテハが拾った女物の靴を見て言いました。
「王孫様つきの女官の物でしょう。私の部下と一緒にいる。」
テハは答えました。
「まずその傷を手当しましょう。」
「後にしてください。」
「鉄の毒がまわります。」
オンニョンはテハの腕を見ると痛々しい傷に心を痛めました。
「旦那様のおっしゃる石堅様や部下とはどういうことですか?」
「みまかられた世子のご子息に会うのです。」
「では国王のお孫様なのですか?お孫様がなぜお逃げになっているのですか?」
「お命を狙う輩がこの島に来ているようです。」
「救えば王様になれるのですか?」
オンニョンはテハの腕に布を巻きました。
「なるべきだ。」
テハが言うとオンニョンはかつてテギルが国を変えて身分の違いのない国にすると言っていたことを思い出しました。
「国王が変われば世の中が変わるのですか?」
「・・・・・・変えます。」
「どう変えるのです?」
「今より悪くはない世の中に。」
「・・・・・・。終わりました。」
「行きましょう。」
テハが立ち上がりました。
「いいえ。私は行きません。足手まといになります。どうかご無事でいい世の中を作ってください。」
オンニョンも立ち上がりテハに言うと目を伏せました。
「男女の礼儀に反しますが手を握ります。走らなくてはいけません。」
テハはオンニョンを見つめると手を彼女に差し伸べました。オンニョンはテハの手に自分の手を重ねました。二人はしばらく見つめ合いました。
(女性のいい感じの歌が流れる。)
「また捨てられた?」
ソルファは家の前で待っていました。すると何者かが背後からソルファの口を押えて連れ去りました。
キム・ソンファンの家の中。
「貴様は善い両班らしいな。この辺りでも評判だぞ。口を割らないと立派な両班様が裸で通りを歩くことになるぞ。」
テギルはしゃがみながら尻もちをついて額を斬られ血を流しているキム・ソンファンに言いました。
「ネイノン!」
突然庭から声がしました。
「お兄様!」
ソルファが黒装束の二人の男に剣を突き付けられていました。
「金さえあれば犬でもいい身分になれる。貴様のことだ。」
テギルはキム・ソンファンに言いました。
「貴様!早く解放せぬか!」
男はテギルに言いました。
「お兄様・・・。」
「馬はどうした。」
「私より馬のほうが大事なの?」
「馬代は弁償してもらうぞ。」
テギルはキム・ソンファンの腹を殴りソルファに向かって歩き出しだしました。
「待て。」
男はテギルに言いました。
「止まって!本当に殺されちゃうわ!いやっ!」
ソルファは怯えました。
男の一人がテギルに襲い掛かりました。テギルはあっさり男を倒しました。もう一人の男もソルファを放してテギルに斬りかかりました。テギルは男の骨を折って殺してしまいました。
(おそらく死んだペッコの二人の部下。)
テギルはキム・ソンファンを睨みました。
「私があんなこと(放火)をした理由がわかるか?」
キム・ソンファンはテギルに言いました。
「貴様の御託はどうでもいい。結果がすべてだ。」
テギルは強い殺意をキム・ソンファンに向けました。
「お前の戯れがあの結果を招いたんだ。」
回想シーン。
「おのれ!その手を放さぬか!」
テギルの父は庭に伏して奴婢の女と手をつないでいる息子に言いました。
「父上。私はこの者を妻に迎えたいのです。」
テギルはオンニョンの手をつないで殿上の父に真剣に許しを請いました。
「どうか命だけは助けてください。」
クンノム(キム・ソンファン)はみすぼらしい姿でテギルの父に命乞いをしました。
「父上!この者がいないと私は生きていけません!」
テギルは真剣でした。
「使用人の分際で息子をたぶらかすとは!その邪悪な女を鞭で打ち閉じ込め水を一滴も飲ますな!」
テギルの父はカンカンに怒りました。オンニョンは小屋に閉じ込められ意識を失いました。
「お前は妹に何をしてくれた?ただ泣いてただけだ。私は妹を救いたかった。」
キム・ソンファンはテギルに言いました。
回想シーン。
「はじめてお願いを申し上げます。私の命に免じて妹をお助けください。これまで私が一度も旦那様の息子と口外したことはありません。」
クンノムはテギルの父の部屋の外で妹の命乞いをしました。
「こやつめ!何てことを言うのだ!」
テギルの父はクンノムを殴りました。クンノムは庭まで転げ落ちました。
「母は私を産んだあと別の奴婢と結婚してオンニョンを産んだのだ。つまりお前と私は異母兄弟だ。」
テギルはキム・ソンファンと異母兄弟であることを知り愕然としました。
回想シーン。
「クンノム。イノミ。ネイノーン!」
テギルの父は寝床を襲いに来たクンノムに叫びました。
「きゃーーーっ!」
クンノムは我を忘れて父を何度も刺しました。
「あの日、私がそなたの父を殺したのは、私自身の父だ。捨てるのも、得るものもない人生だ。」
キム・ソンファンはテギルに言いました。
「あーーーーっ!」
テギルは叫びキム・ソンファンに掴みかかりました。
「オンニョンを愛してるのか?なら忘れてくれ。訓練院の前判官ソン・テハと婚礼を挙げた。」
キム・ソンファンが言うとテギルは涙を流して手をだらりと下げました。
「ソン・テハ・・・。ソン・テハと言ったか。」
「あの時妹は逃げなかった。そのまま・・・前の家で死のうとしたが私が無理やり連れだした。オンニョンはお前だけを慕っていた。」
「ソン・テハと・・・夫婦になったのか・・・・。」
「これまでの罪は私が償うからもう探さないでくれ。それが愛というものだ。信じてるぞ。」
キム・ギョンハンはテギルの手を掴むと短剣ごと自分の腹に刺しました。
「私の・・・お・・・・弟よ・・・・・・。」
キム・ギョンハンは地面に崩れ落ちました。
「はっはっはっは。お似合いの夫婦だ。奴婢同士で婚礼するとは。よく結ばれた・・・ははは。」
テギルは冷静でいられませんでした。
済州島。
チョン・ジホは王孫の家に戻り意識の無い自分の子分を引きずって隠れました。
テハに倒されて気を失っていた武官たちは目覚めました。
朝になりました。
クァク・ハンソムは洞窟に隠れ王孫に拝礼しました。
「マーマー。これまでの不忠をお許しください。」
幼い王孫はまだ何を言われているのかわかりませんでした。
「あなたってわからない人ね。」
女官はハンソムに言いました。
「あなた(タンシン)、か。いい響きだ。」
「刺客が来てるって本当?」
「二人の王孫が殺された。生き残った王孫様が目障りなのだろう。」
「なぜ荒くれ者の振りを?」
「王命だからだ。」
回想シーン。
牢獄の中。
「ハンソム。」
獄中のソン・テハは同じ牢の中にいるクァク・ハンソムに言いました。
「はい将軍。」
「ここを出るんだ。」
「どういう意味ですか?」
「私を訴えて仲間を売れ。そうすればお前は助かる。」
「どうしてそんなひどいことをしろというのですか?潔く死んだほうがいい。」
「生きろ。立てた志は遂げるべきだ。」
「私にはできません。他の人にやらせてください。」
「ハンソム。命令だ。」
「将軍。」
ハンソムはテハの心に胸を打たれました。
済州島の高台。
ファン・チョルンは目を凝らして王孫を捜していました。
「この島を出たら婚礼をあげよう。裕福になれないだろうがまっとうに生きられる。」
王孫を背負って歩いているクァク・ハンソムは女官に言いました。
「やせなさいよ。女から見向きもされないわ。」
「贅肉に見えるだろうけど全部筋肉だ。触ってみろよ。」
ハンソムはピルスンの手を取ると自分の腹に触れさせました。
「やっ・・・。ママニの前で何するのよ。」
「寝てるだろ?」
「起きてらっしゃるわ。」
「マーマー。今日はお昼寝しないのですか?そなたの名前を教えてくれ。」
「あなたはなぜハンソムなの?」
「毎日米を一俵(ハンソム)食えるほど金持ちになれって。そなたは?名前を知るのも一苦労だ。」
「私・・・私は・・・。」
女官は微笑みました。
ファン・チョルンは王孫を見つけて槍を投げました。槍は女官の背を貫きました。女官は地面に崩れ落ちました。ファン・チョルンは不敵な笑みを浮かべ王孫目がけて走り出しました。
「ダメだ!ダメだ!」
クァク・ハンソムは自分に心を開きかけた女官を抱いて混乱しました。
「王孫様を守って。」
「せっかくここまできたんだ。生きてくれ。」
「私の・・・名前は・・・チャン・・・ピルスン・・・・。」
「お前さん・・・しっかりしろ・・・。」
「実家は・・・漢陽の・・・ピマッコル・・・・・・。」
ピルスンは最後の力を振り絞るとハンソムの頬に触れて息絶えました。
「あーーーー!だめだーーーー!贅沢させてやると言ったじゃないか。ダメだ!あーーーー。」
クァク・ハンソムは王孫を背負ったまま泣き叫びました。
ファン・チョルンは枯れた薄をかきわけて走っていました。
クァク・ハンソムは王孫を背負って逃げ出しました。
島の台地。
「北に向かっています。行先はあそこだ。海に通じる渓谷があります。」
テハはクァクの痕跡を見つけてオンニョンに言いました。すると何人もの兵士がすぐそばを通り二人は薄の影に隠れました。
島の海岸。
チョン・ジホは一番の子分を海岸の石ころの中に埋めて口に金を咥えさせて冥福を祈りました。
「たんまり金をはずんでやったぞ。はっはっはっは。あの世へ行くときに旅費を惜しまず思う存分楽しめよ!心配するな。漢陽に戻ったら仲間たちと一緒に敵を討ってやる。恩は返せなくても敵を討つのがチョン・ジホ、俺様だ!へっへっへっへ。」
海に通じる岩場。
ファン・チョルンはクァク・ハンソムまであと十歩の距離に迫っていました。クァク・ハンソムはファン・チョルンの剣をかわすと立ち止まりました。
「元気だったか?」
ファン・チョルンはクァク・ハンソムに話しかけました。
「久しぶりだな。」
「変わらんな。」
「何の用だ。」
「王孫を置いて安らかに死ね。」
「お前も変わらぬな。」
クァク・ハンソムは大きく息を吸うと剣を抜きました。
「上官に無礼だぞ。」
ファン・チョルンはクァク・ハンソムに斬りかかりました。クァク・ハンソムは王孫をかばいつつ戦いました。
テハは息が切れて動けなくなったオンニョンを置いてあと少しの待ち合わせ場所に走りました。
クァク・ハンソムはファン・チョルンを投げ飛ばしました。ファン・チョルンは体勢を立て直して再び襲い掛かりました。死闘が続き、ハンソムは背に傷を負いました。劣勢になりハンソムは素手でファン・チョルンの剣を受け止めました。ファン・チョルンはそのまま剣をハンソムの胸に力いっぱい押し付けました。
ファン・チョルンが剣を失ったファン・チョルンを殺そうと剣を振り上げました。
「待てーーーーー!」
崖を走って来たソン・テハが石堅とハンソムの前に立ちました。
「将軍!」
ハンソムの表情が輝きました。
「無事か?」
テハは部下に言いました。
「無事なわけないでしょう。」
ハンソムは皮肉を込めました。
「のこのこ現れるとは。捜す手間が省けた。」
ファン・チョルンはテハに言いました。
「もうやめてくれ。共に戦った仲ではないか。」
「友だと?そなたは私を友と思っていたのか?そなたは私に命令ばかりしていたくせに。」
「近づけば、斬る。」
「一度救っただけで私の命がお前の物だと?」
「先に行け。」
テハはハンソムに命じました。
崖の上。
オンニョンはテハのボロボロに欠けた大刀(広い刃の長い刀)を見つけました。
海岸の岩場。
テハとファン・チョルンは持てる力のすべてを使い刀で闘いました。
オンニョンはテハの刀を手に抱き待っていました。
どこかの街の飯屋。
テギルは昼間から酒を飲み酔っていました。
「結婚したのよ。お兄様もほかの女にしたらどう?」
ソルファはテギルに言いました。
「ふははははははは。はっはっはっはっは。」
テギルは酒瓶から直接酒を飲みました。
済州島の海岸。
テハとファン・チョルンの激しい死闘が続いていました。テハはついにファン・チョルンの腹を斬りました。ファン・チョルンは地面に崩れると、残りの力を振り絞ってテハに襲い掛かりました。
「もう追うな。」
「私に命令するな。」
「信じてるぞ。」
テハは剣を降ろすと走りました。
「どこへ行く!逃げるのか!まだ終わってない!決着をつけるのだーー!ソン・テハーー!逃げるな。」
ファン・チョルンは剣を投げましたがテハには届きませんでした。
「捕らえろーー!」
済州島の兵士たちがファン・チョルンを取り囲みました。
テハと王孫を抱いたクァク・ハンソムは小舟のところに着きました。テハはハンソムい四刻半待っても戻らないときは西に漕ぎ出すよう命じました。
「将軍!」
「ハンソム。すまない。待っている人がいるんだ。行ってまいりますマーマー。」
テハは走り出しました。
ファン・チョルンは済州島の兵士を皆殺しにしてしまいました。
テハはオンニョンのもとへ急ぎました。
林の道を行く酔ったテギルとソルファ。テギルは何も考えられませんでした。
テハはオンニョンのもとに着きました。オンニョンは立ち上がりテハを迎えました。二人はゆっくりと歩き寄り添いました。
林道。酩酊状態のテギルはオンニョンの幻を見ました。テギルはオンニョンの幻に近づきました。
島の岩場。
「待っていましたか?」
「刀が、置いてありましたから。」
テハはオンニョンを抱きしめました。オンニョンもテハの首に頭をもたげました。テハはオンニョンの唇に自分の唇を重ねました。
林道。
オンニョンの幻は悲しそうにテギルに背を向けて去りました。テギルは一筋の涙をこぼしました。テギルが手を差し伸べてもオンニョンは戻ってきませんでした。
感想
あらまあっ!ソン・テハ(オ・ジホ)とオンニョンが熱いキスをしてしまいました。なんてことでしょうか。これでチュノの前半は締めくくられたという感じですね。物語にしっかりとメリハリがあって過酷なストーリーなのに、疲れすぎることなく見応えがあります。恋愛要素もしっかりしていて戦う男のドラマって感じですね!チュノは面白いです。ソン・テハが素敵な武人として描かれているので薄幸の美女を手に入れても当然であるように思いました。テギルは兄が自分の手で死んだも同然のショックを受けてこれまでオンニョンとクンノムを捜すという人生の目標が壊れて失われて自分を見失ってしまいました。テギルの心の傷もかなりのものでしょう。ファン・チョルンは完全に正気を失っていっちゃってますね。おそらく最後にはファン・チョルンは殺された登場人物の恨みをぶつけられるやられ役となるのでしょう。ここでオンニョンのお兄様が亡くなってしまうとは、これから一体どんなストーリーになるのかほとんど予測がつきません。案外チョン・ジホがファン・チョルンに仇を討ったりしてね!
そしてチュノ10話の見どころはクァク・ハンソムとチャン・ピルスンの恋愛です。クァク・ハンソムの目には王孫の世話をするピルスンがどのように映っていたのでしょうか。ピルスンにしてみれば当初は束の間の情事を目当てに口説いた男、あるいは世子つきの将軍を裏切った最低な男であるからして名前も教えたくないと嫌っていたような演出がされていました。ハンソムは亡き世子の忠臣ですから、世子の息子の世話をするピルスンが愛おしく見えていたのかもしれません。ファン・チョルンの手にかかった者は生き残れない例外がテギルとチェ将軍とワンソン、そしてソン・テハという主役以外ではクァク・ハンソム一人しかいません。果たしてハンソムは最終回まで生き残れるのでしょうか、心配ですね。
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