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韓国ドラマチャン・ヨンシル~伝説の科学者~11話のあらすじ詳細とネタバレ感想

チャン・ヨンシル~伝説の科学者~11話「叶わぬ免賤」のあらすじ詳細とネタバレ感想

チャンヨンシル 韓国ドラマ

あらすじ

ヨンシルはヒジェが持ってきた貢ぎ物の回回国の渾天儀の包みを開き木箱を開けてそれに触れようとしました。ヒジェはヨンシルを制止させ自ら素手で毒のついた渾天儀をチュ・テガンに見せようとしました。ヒジェの様子がおかしいことに気が付いたイ・チョンは「渾天儀に何をした」とヒジェを問い詰めました。ヒジェは渾天儀に毒が塗られていることを認めました。ユン・ボンが放った刺客が突然護衛の兵士を斬り殺しテガンに襲い掛かりました。気が付いたイ・チョンはムサンを斬ると、ムサンは笛を鳴らして仲間を呼び寄せました。ヨンシルは物を投げて応戦し、イ・チョンとブリョンは剣で刺客と戦いました。ヒジェは刺客に襲われること無くただただ何もせず突っ立っているだけでした。ヨンシルが刺客に狙われているとイ・チョンが助けてくれました。イ・チョンとブリョンは刺客の一人を捕らえました。刺客は雇われただけだと言いました。
ヨンシルとソックは死体を片付けていました。ブリョンは父を殺そうとしたヒジェを斬ろうとしましたがテガンとイ・チョンがそれを制止しました。ヒジェは地面に膝をついて座り込みました。ヒジェはチュ・テガンの倉に捕らえられました。

「あの・・・チャン・ヒジェ旦那様をお許しください。ご主人様。きっと渾天儀を朝鮮に持ち帰りたい一心で罪を犯したのです。」
ヨンシルはテガンに土下座しました。チュ・テガンは水運渾天儀を動かしてくれた礼だとヨンシルの願いを受け入れました。イ・チョンは倉に行くとヒジェにヨンシルの恩を忘れないように忠告しました。恥ずかしくて生きていけないというヒジェにイ・チョンは王命でお前を連れて帰るだけだと言いました。

ヨンシルとテガンたちは残るは渾天儀の修理だけとなった水運儀象台を眺めてため息をつきました。この水運儀象台を発明した蘇頌(そしょう)は人々が今より聡明になるためにこの装置を作ったのかとイ・チョンは理解を示しました。チュ・テガンは命の恩人のイ・チョンに感謝しました。ブリョンはもし壊れたらどうするのとヨンシルに言いました。ヨンシルはソックの懐から設計図を取り出しブリョンに渡しました。ヨンシルを引き留めたいというテガンはヨンシルのおかげで格物(事の原理の解明)中心の朝鮮になるだろうと褒め郭守敬(かくしゅけい、元朝の天文学者)の観測した天文記録「授時計(じゅじけい)」の重要箇所の写しを贈りました。
「我が国にはそれの真の価値を知る者はおらぬ。お前が持つべきだ。郭守敬もお前の手に渡ることを望むだろう。」
イ・チョンは「この御恩は一生忘れません」とテガンに頭を下げました。ブリョンはヨンシルとの別れを惜しみヨンシルと互いに再開を願い合いました。
朝鮮の王宮では世宗が「文字 水時計 標準」と文字を書いていましたが鼻から血が出て紙が赤く染まりました。

ハ・ヨンは無理やり王に会いました。
「格物を作りし王が自らの刃で首を貫く・・・」
宮中の文書の帳面に書かれた血染めの文字をハ・ヨンは世宗に見せました。
「殿下。鶏の血で書いた怪文書を殿下に送り付けるとは愚者にございます。集賢殿の書架にこのようなものを入れおくとは私が誰がこのようなことをしたのか調べてまいりました。」
ハ・ヨンは手紙を差し出しました。
世宗は告発するつもりはないと集賢殿の学者を熱意を認めて将来登用する可能性を示しました。
「余はそなたが犯人と思っていた。まことに恥ずかしい。不正を告発する士大夫の陳情書に一度も名の乗らなかったそなたが格物の推進に反対している。それがつらかった。だが余った手段で王を脅す士大夫に罰を与えんとするそちの姿はまことに感動した。そちは忠誠心が厚く公正な士大夫だとわかった。」

夜の両班の家。
チョン・チス、クァク・インベ、アン・ギルサンらは王に送り付けた脅迫文が役に立たなかったことを悔しがっていました。そこにハ・ヨンが現れ「命があることに感謝せよ!主上が生かしてくださったのだ。その恩を返すべきではないか。主上を正しい道に導くのだ。脅迫文など無意味とわかっただろう。次の手はあるのか!」と叱りました。
ユ・チョルは立ち上がり抗議しました。
ハ・ヨンは主上が暦法を作り朝鮮を窮地に陥れるだろうと世宗の取り巻きを排除することが王にできる恩返しだと説き伏せました。

ヨンシルと使臣たちは王宮に帰りました。ソックは王女の侍女に手を振りました。

チョ・マルセンは世子の冊封の懇請任務を終えたことを王に報告しました。
世宗はマルセンに馬一頭を与えヨンシルを免賤すると言うとメン・サソンら重臣たちは一斉に反対しました。メン・サソンはハン・ヒジェとチェ・ボクの官職はく奪とソン・サグクの罷免とチャン・ヨンシルの杖刑を上奏しました。
「何もそこまで・・・。」
マルセンは不快感を示しました。
世宗もやりすぎだというとファン・ヒは当然の処罰だと言いました。イ・チョンもこれで終わりにすべきだと言いました。

ヨンシルは尻を棒で義禁府の兵士に何度も叩かれました。ソヒョン王女とソックと侍女はその様子を見守り心を痛めました。

ヨンシルはソヒョン王女の自宅で休みました。ヨンシルは生きて帰れただけで十分だと言いました。
「これくらい一日で治ります。あ・・・お許しください。看病してくださって感謝しています。」
ヨンシルはよろけて王女の手に触れました。
「簡儀を作るなら私も行きます。」
王女はヨンシルに言いました。

王の謁見の間。
世宗はイ・チョンにヨンシルの具合を尋ねました。
「はっは。はっはっはっは!主上への伝言を頼まれました。ヨンシルには得意なことが負たるありひとつは星を見ることもう一つは叩かれること心配無用です。殿下。ヨンシルが作っている簡儀が形になってきました。」

夜の秘密の作業場。
ヨンシルは世宗と王女とイ・チョンに簡儀を改良して開発していることを説明しました。
世宗は空のすべてを解明し朝鮮の暦法を作るように命じました。イ・チョンは暦がわかれば農作物が正しく作れると理解を示し算学と技巧に優れた者を集めると世宗に言いました。

世宗がヨンシルの作業場から帰ろうとすると上王(サンワン)が倒れたという報告が入りました。

夜の太宗の寝所。
世宗とソヒョン翁主、ヨンシルまでもが太宗を見舞いました。
太宗はヨンシルに息子を頼むと言いました。ヨンシルは涙を流して忠誠を誓いました。
「私は死ぬのではない。朝鮮を守る亡霊になる。そのために世を去るのだ。くれぐれも体を大事にするのだ。主上のお体は主上だけのものではない・・・。」
太宗が言うと世宗も涙を流して約束しました。

寿康宮。
太宗はいかなる罰も受けるとあの世からの迎えを待っていました。

1422年月2日。太宗は56歳でこの世を去りました。

広々とした荒野の作業小屋。
ヨンシルは翁主とともに制作に励んでいました。イ・チョンは観測所作りを手伝ってくれる三人の両班と二人の奴婢を紹介しました。その中のひとりに書雲観の元官僚チェ・ボクがいました。占い好きのチェ・ボクは災いが起きるかどうかの根拠に天文観測が必要だと言い訳しました。ソン・サグクは算術係、パク・ヒョウォンは観測係としてヨンシルを手伝うことになりました。クールなイム・ミョンドクは算学者だと自ら名乗りました。

世宗は皆に秘密に観測所を作って国に貢献するよう言いました。

仲間を得たヨンシルの観測所の建設は順調に進みました。力仕事に慣れない両班も服を汚しながら仕事に励みました。

夜になりました。ヨンシルはソヒョン翁主と星空を眺めました。ソヒョン翁主はヨンシルの手を取りました。
「チャン・ヨンシルよ。優秀なあなたの手を一度詳しく見てみたかった。主人にこき使われてボロボロね。」
「・・・・・・。」
ヨンシルは翁主の手をそっと離しました。翁主は少し傷ついた表情を浮かべました。

感想

まさかイ・チョンもヨンシルの杖刑を上奏するとは意外でした!イ・チョンは早く事を進めるためにこれ以上両班がヨンシルに食いつくことを避けたい狙いがあったのでしょう。ここでソヒョン王女様とヨンシルの恋愛がしっかり描かれはじめました。ソン・イルグクより若い俳優さんが演じるイ・チョンは出世して赤い服になってますけど、彼の年齢はいったい何歳なのでしょうね。まさか伝統的な占いを信じるチェ・ボクがヨンシルの制作を手伝うとは、とっても意外な展開でした。ドラマはコミカルな雰囲気で面白くなってきましたね。続きが楽しみです。

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