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韓国ドラマチャン・ヨンシル~伝説の科学者~3話のあらすじ詳細とネタバレ感想

チャン・ヨンシル~伝説の科学者~3話「逃走の条件」のあらすじ詳細とネタバレ感想

チャンヨンシル 韓国ドラマ

あらすじ

夜の東莱富山浦。チャン・ヨンシルはコ・ギルスの手引きで異国の商人(服装から日本か明かはわかりませんでした)に自分で作った火薬と渾象(ホンサン)を見せました。商人は自動で回転する天球を希望しました。ヨンシルは半月で渾象(ホンサン)を作るので必ず船に乗せて明に連れて行くように要求しました。

(夜。)ヨンシルが観測所兼自宅に戻ると父のチャン・ソンフィと親友のソックがいました。自分を置いて逃げるように去った父。
「待っていました。旦那様がみまかれたという悲報を。どこかの山河で不運な目に遭い亡くなったに違いない。そうだ。だからこそ大事な息子に会いに来られないのだ。訃報が届けば私は泣き崩れて後を追うかもしれない。旦那様のいない世など無意味だと。私は旦那様の墓の前で草を握りしめ泣き崩れると。そう思って待っていたのに。杖もつかずにお元気そうですね。」
ヨンシルは冷たく父に背を向けました。
ソックはソンフィにヨンシルが一日も欠かさず天体観測をして父を待っていたと言いました。
ヨンシルは小屋の中で酒を飲んで父を恋しく思う気持ちと怒りが入り混じった不快な気持ちを紛らわせていました。酔ったヨンシルは父に反抗しようとすると、チャンフィは一緒に酒を飲もうと腰掛けました。「私がなぜ早く死ななかったのだろうと情けなくなった。生きていて顔を見せぬ父より死んだ父のほうがよいとは思わなかった」と咳込みながら言いました。

しばらくしてチャン・ソンフィはヨンシルが作った渾象(ホンサン)を見て驚きました。
「私は逃亡します。」
「捕まったら殺されるぞ。」
「ええ。それは覚悟のうえです。修羅場はお見せできません。ですので家にお帰りください。」
「天井に天文図が書いてある。お前が奴婢の暮らしがつらくとも好きな事を見つけて生きられると・・・。」
「すみません旦那様。運命には逆らえません。」
「そうは言ってない。」
「これは私の船賃です。おのずと回る渾象(ホンサン)を作れば明国へ行ける。」
「自転する渾象(ホンサン)だと?どうやって作るのだ?」
「歯車を組み合わせて作ろうと思ってます。」
「そうか・・・。」
チャンフィは外に出ました。
「お前の母に会わせてくれないか?」

翌日。
ヨンシルは母の埋め墓の前にチャンフィを案内しました。病を患っているチャンフィは心の中でもうすぐお前(妻)のもとへ行くとウンウォルに呟きました。チャンフィは観測記録が無い睦月の初日にヨンシルが逃げることを言い当てました。ヨンシルは頭から血を流し足をすべらせただけと言った母の最期を思い出しました。
「奴婢に生まれさせてほんとうにすまない。」
ウンウォルはヨンシルに詫びて死んだのでした。
チャンフィはヨンシルのために船賃のために自転する渾象(ホンサン)を作る決心をしました。
ヨンシルの小屋。
チャンフィはヨンシルに中国に300年前の北宋の蘇頌(そしょう)という学者が水運儀象台というものがあると教えました。ヨンシルは父の話に興味を持ちました。チャンフィは水運儀象台の構造を詳しく説明しました。
「中間には渾象(ホンサン)があり上には象儀がある。地方の城より高くいくつも階層があったとか。ある階では時を知らせる人形が回っており別の階には一日を百刻に分ける歯車が回っているとか。時辰を刻ごとに銅鑼と鐘と太鼓を鳴らす人形もあった。しかしそれを回す原理は私にもわからぬのだ。」
父が教えるとヨンシルは水車の歯車を思い浮かべました。チャンフィは高麗の王朝で水時計を作り水で回る歯車が作れることを教えました。ヨンシルはチャンフィの話を聞きながら歯車が空回りしない方法を考えました。

ヨンシルと父は小屋の中で木を削って部品を作りはじめました。するとチャンフィは突然苦しそうに咳込みました。ヨンシルは父が心配になりました。

鍛冶場。
武官のキム・ハクチュはヨンシルの代わりに刀を叩いているソックに理由を尋ねました。

ヨンシルは父の杖になるものを探しに鍛冶場に行きました。

キム・ハクチュはヨンシルが研いだ剣を手に持ちソックに切っ先を向けました。
「これはまことにヨンシルが研いだという刀か。」
ソックはヨンシルに研がせたと答えるとヨンシルは違うと否定しました。キム・ハクチュはソックの腕を斬りました。驚いたチャンフィは武官に苦言を呈しました。武官はチャンフィを見ると、自分は甥のヒジェの友人であると名乗り頭を下げました。キム・ハクチュはソックが研いでダメにした彼の刀に腹を立てていました。ヨンシルは研ぎなおすと言うとソックを斬ろうとしました。ヨンシルはソックを庇い、チャンフィはキム・ハクチュの邪魔をしました。ヨンシルは腕に傷を負ってしまいました。
「オルシ。ヨンシルの母が死んだ理由を知ってますか?逃げた奴婢の行き先を吐かなかったのです。私が突き落としました。足を滑らせたのではありません。私が胸ぐらをつかんで落としたのです。」
キム・ハクチュが言うとヨンシルは激高してキム・ハクチュを押し倒しました。

街には彗星のせいで李氏が滅びて王氏が再興するというユ判事(パンサ)が部下に書かせた怪文書が出回っていました。

チョ・マルセン、ハ・ヨン、ホ・ジョ、メン・サソン、パク・ウンたち高級官僚とハ右代言(ウデオン)は会議室で性理学に基づき長男の譲寧大君(世宗の兄)の世子への復位について話し合っていました。ハ右代言(ウデオン)は忠寧の王位継承権は儒教の教えに基づいていないと言いました。譲寧大君の廃位に賛成した大臣は自分の身を危ぶみ復位に反対しました。

書雲観の学者は水時計を見張っていました。
「おぬし!おい起きろ!早く太鼓を鳴らせ!」

王宮の庭。
忠寧大君は正午の太鼓が二刻遅れていることについて書雲観の官僚を呼び議論したいと言いました。官僚は時刻にずれがあることは大きな問題だと答え書雲観に世子を案内ました。

書雲観。
世子の忠寧大君は書雲観の会議の席に就きユ判事(パンサ)が企んだ怪文書の議題に取り掛かりました。
「私は別の用があって書雲観に来たのです。書雲観に尋ねる。なぜ水時計と日時計に差が出るのだ。どちらに従うべきだ。水時計が正しいなら日時計を疑うべきだ。」
世宗は太陽の動きに違いが出たのではないかというと、太陽を疑うことはとんでもないことだと学者たちは震えました。このことは太宗に報告されました。

書雲観の役人は太陽を軽んじる世子に資格はないと太宗に言いました。太宗は眠らずに悩み朝になりました。忠寧大君は目通りを願いましたが太宗は後にするように断りました。

林の中。
ヨンシルは木の幹を斧で叩いて必死にキム・ハクチュへの怒りをかき消そうとしていました。

チャンフィはヨンシルが明に行き一日でも奴婢ではない時が送れるように渾象(ホンサン)の制作に専念するようにヨンシルに怒りで我を忘れないように制したのでした。

夜。
キム・ハクチュはヨンシルを呼びましたがソックしかいませんでした。キム・ハクチュはすぐにヨンシルを役所に連れてくるようにソックに命じました。ソックがヨンシルのもとに向かうとキム・ハクチュはその後をつけました。

ヨンシルの小屋。
キム・ハクチュはヨンシルの作った機械を燃やすように部下に命じました。ソックは蹴り倒されて意識を失いました。ソックは火に巻かれながらも何とか逃げ出しました。

感想

これは酷い!キム・ハクチュはデブの武官になってヨンシルのお母さんを殺してしまいました。なんて悪い奴なんでしょう。ということはチャン・ヒジェはさらに上を行く人物としてヨンシルと視聴者の怒りをぶつけるキャラとして描かれることは間違いなさそうですね。それにしても意味が分からないのは書雲観の学者たちです。ユ判事(パンサ)という人やほかの官僚までもが完全に高麗王朝の復興を狙っています。しかも理由はまったく不明でただの恨みだけなのでしょうね。よほど高麗王朝でおいしい思いをした人たちが李氏朝鮮で不満を持っているということなのでしょう。どこにでも時の政権に対する反対勢力(といっても決して清く正しくはない勢力)はいますからね。それにしてもこのドラマはどちらかというと私の中では評価はまだ低めです。これから面白くなるのかもしれません。時代劇ばかり見ている私でも、これはかなり乱雑な内容でつまらないなと思ってしまいます。でもキム・ハクチュのあの態度が本当の朝鮮の両班の姿に近かったのではないかと、妙なリアリティーを感じてしまいます。

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