チャン・ヨンシル~伝説の科学者~12話「官職昇進」のあらすじ詳細とネタバレ感想
あらすじ
寺奴婢(シノビ)チャン・ヨンシルは世宗にチョ・マルセンの助けを得て免賤(ミョンチョン)され尚衣院(サイウォン)の別坐(ピョルチャ)という官職が与えられました。ヨンシルは両班の青色の官服を着て家から出てきました。イ・チョンは別人だなとヨンシルを見て笑いました。ソックはヨンシルに紗帽(サモ)をかぶせました。ソヒョン王女もヨンシルのために手縫いした官服が似合うと褒めました。ヨンシルは王女様に感謝しました。
経筵(キョンヨン。王に教書の講義をすること。)の間。
世宗が部屋に来ると官僚たちはヨンシルの免賤の撤回を上奏するために帽子を置いて庭で座り込んでいたため部屋にいませんでした。世宗はイ・チョンとファン・ヒがいるので経筵をはじめようと言いました。
メン・サソンたち免賤に反対する官僚たちは庭で座り込んで上奏していました。
世宗は翌年ヨンシルを無給の別坐(ピョルチャ)から正六品の司直(サジク)に昇進させました。
(ヨンシルは無給でどうやって生きていたのでしょうか。)
世宗は拳を握りしめて怒りをこらえていました。
簡儀(カニ)で観測しはじめて二月が経ちました。
世宗は繕工監(ソンゴンガム、土木と建築を司る部署)に異動したヨンシル、チェ・ボク、ソン・サグク、パク・ヒョウォン、イム・ミョンドクとソック、ソヒョン王女と侍女のウルソンとイ・チョンの苦労を労いました。イ・チョンはじき日食と月食を正確に予測できるだろうとヨンシルの水時計で正確な時刻がわかるんで世予報が一刻の差まで縮まったと世宗に報告しました。世宗はヨンシルのつらい立場を理解していました。
夜の観測所。
水原(スウォン)へ行く途中、ヨンシルは観測所に寄りました。ソヒョン王女は天体の観測に詳しくなっていました。ヨンシルは宵の明星を旅人の星と呼ぶことを王女に教えました。ヨンシルとソヒョン王女は宵の明星を見てお互いを思い出すと誓い合いました。
「ありがとう。すべてヨンシルのおかげよ。一生独り身のまま生涯を終えると思ってた。でもヨンシルあなたに出会えてこうして星を見ている。私が感激しながら生きていると人は知らないでしょう。王女に悩みはないと思っているから。」
「王女様は星を見てこうおっしゃいました。あの星は長い間人々を見守ってきたことでしょう。私が生まれる前から待っていてくれた。その時思ったのです。王女様も私のようにお辛かったのかと。」
「あなたはこういったわ。控除様。私は星を見てこう思ったのです。星たちは寂しそう。暗闇に包まれている。寒くて寂しいでしょう。だから私はいつも星たちに話しかけてあげるんです。今では星も私も、ヨンシルも寂しくはなくなった。心が満たされたようね。」
「ええ。もう寂しくありません。(王女様がいるから、なんちゃって、追加の解釈です)」
ヨンシルが観測小屋の中に入ると学者たちは予報の計算に励んでいました。ヨンシルは正確に予報するようにと釘を刺しました。占い担当のチェ・ボクは明から譲り受けた暦に今日あるはずの月食の記述がないとヨンシルに言いました。ヨンシルは今夜月食があるかどうかで予報方法の確実性がわかると皆に言いました。
官僚たちは明の使臣をもてなしていました。踊り子がつまずくと朝鮮出身の使臣(左少監)は侮られたと思い激高しました。ファン・ヒは酒を一杯飲むと朝鮮の踊り子は明より劣っていると自ら踊り出し転げて見せました。ファン・ヒは使臣の靴に触れ、次に手を取り笑いました。使臣は機嫌が良くなりました。
宴が終わり、使臣はファン・ヒを送った世宗を認めました。部屋で使臣の相手をしているハ・ヨンは使臣に暦を作れば武力で抑えると脅されました。使臣はユン・ジュンブにチャン・ヨンシルを見張らせていることをハ・ヨンに知らしめました。
観測所では複数の学者が同じ時刻になる算術結果を出しました。
世宗は王子を連れて観測所に現れました。ヨンシルは世宗が連れて来た二人の官僚(テロップが無いので誰かわからないが、おそらく世宗に反発していた官僚)に簡儀の使い方を説明しました。チェ・ボク(リーダーとして仲間を取りまとめる才能を発揮している)はヨンシルの説明に解説を加えました。世宗は心の中で朝鮮の格物が生まれたと思いました。
世宗は観測所の皆を褒め基準を作ろうと言い出しました。皆は外に出て月食を待ちました。すると満月が地球の影に隠れていきました。世宗たちは喜びました。世宗に連れて来られた二人の官僚は土下座して反対していたことを誤り忠誠を誓いました。イ・チョンは簡儀を小さくしてみてはどうかと提案しました。
ヨンシルは一刻予報がずれていた原因を考えていました。
「計算は間違ってません。水時計も間違っていません。」
世宗たちは一刻の違いなど気にせず満足していました。
ハ・ヨンは王宮の門前で部下と別れの挨拶をしている世宗を見張っていました。
ある日・・・観測所の学者は何かに気が付きました。
チャン・ヒジェはこっそり簡儀を制作していましたが思うようにいきませんでした。ヒジェはヨンシルに劣ることが悔しくてたまりませんでした。
ハ・ヨンはヒジェの家を訪ねて来ました。ハ・ヨンは朝鮮の忠臣になるようヒジェに求めました。
「明の使臣が朝鮮が観測して暦を作っていないか疑って居る。朝鮮を救えるのはそちだけなのだ。」
ヒジェは即答を避けました。
ソヒョン王女の自宅前。
夜、ヨンシルはソヒョン王女と侍女を伴い歩いていました。灯りを持たされている侍女は退屈そうにしていました。侍女は先に家に入りヨンシルは王女と二人きりになりました。ヨンシルは王女の手を両手で優しく包むと礼をして帰りました。
ソヒョン王女が家に戻るとキョンヘ王女(太祖の孫)が恐ろしい形相で待っていました。キョンヘ王女は寺奴婢と手をつないだソヒョン王女を厳しくしかりました。
ヒジェは深夜にヨンシルの家を尋ねました。
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感想
今回は軽めのストーリーであらすじをまとめるとこんなに簡単になってしまいました。ヨンシルとソヒョン王女が惹かれ合っている演出がありました。劣等感で一杯の従兄のヒジェはハ・ヨンに唆されてまたふらふらと流されはじめました。韓ドラ「大王世宗(テワンセジョン)」ではヨンシルは明の皇族の側室という朝鮮出身の女性と恋愛関係にありましたが、今回はソヒョン王女とのロマンスがテーマなんですね。このドラマは本当に軽いノリのドラマなんですけど(笑)果たして最後までこのドラマを飽きずに見続けることができるか自信がなくなってきました!
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