チャン・ヨンシル~伝説の科学者~13話「王女の謹慎」のあらすじ詳細とネタバレ感想
あらすじ
月食の翌日の深夜。チャン・ヨンシルの従兄ヒジェはヨンシルに冊暦(チェンニョク)に無い月食を予測したのか尋ねました。ヨンシルは渋々一刻までずれを縮めることができたと答えました。ヨンシルはヒジェに王に謁見して力添えを頼むと言いました。ヒジェは王様の信頼を失ったと自信を喪失していました。ヨンシルは王様(世宗)はヒジェの傷がいえることを祈っていると言うと、ヒジェは心の中で自分の傷をえぐっているのは自分かもしれないと自嘲しました。チャン・ヒジェはヨンシルに嫉妬していても表向きはヨンシルに親切に振る舞いました。ヨンシルはヒジェの朝廷への復帰を待っていると言い二人は別れました。
ソヒョン王女は軟禁されていました。侍女のウルソンは王女を見張るようにキョンヘ王女に命じられていました。
翌日。
キョンヘ王女は官僚を伴い世宗に謁見すると再婚させ名家の子息を駙馬(プマ、王女の夫)にするように願いました。
繕工監(ソンゴンガム、土木と建築の役所)。
ヨンシルは月食の時刻を正確に予測できない理由を考えていました。ヨンシルに敵意を持つ官僚はヨンシルに奴婢のボロボロの服を投げつけました。奴婢のソックは官僚が持ってきた汚い服を地面に投げつけると官僚の手下に腹を蹴られました。怒ったヨンシルは手下を背負って投げ飛ばしました。手下はヨンシルが王女の駙馬になろうとしていると怒りました。官僚は捨て台詞を履いて笑いながら立ち去ろうとしました。
「両班奴婢を理解することなどあり得ぬ。この地が太陽の周囲を回るようにな。ヨンシル!なぜここで両班の真似事をするのだ!本分をわきまえ奴婢らしくしろ!」
「今なんとおっしゃいましたか?逆に考える、発想を変えるとおっしゃいましたね。」
「そうだ。お前を理解するに地が太陽を回るようにあり得ぬことだ。」
青色の服を着ている官僚の言葉でヨンシルは新たな着想を得ました。
ヨンシルは官僚の手を握り感謝しました。
「地が太陽の周りを廻ると考えて計算してみよう!」
ヨンシルは馬で観測所に向かいました。
観測所。ヨンシルは学者たちに太陽と地の位置を変えて計算するように言いました。チェ・ボクはヨンシルが疲労でおかしくなったのではないかと言いました。学者のパクは既にヨンシルが言った通りの計算法で天体の動きを計算し直していて糸口が見つかったと言いました。これまでの常識とは異なる考えにチェ・ボクは今にも頭が爆発しそうだと言いました。算術者のソン・サグクは胸が高鳴り思わず立ち上がりました。
ヨンシルはパク氏とイム氏に計算を、観測記録の写本制作をチェ・ボクと算術者のソン・サグクに頼みました。
夜。ソヒョン王女の屋敷を世宗とファン・ヒとイ・チョンが訪ねて来ました。世宗は姉に「再婚するな。これが私の答えだ。無理強いはせぬ。だが今すぐヨンシルに嫁がせることはできぬ。すまない。」と言いました。ソヒョン王女は涙を流し恐縮しました。世宗は民のために、民の夢を叶えるために追求していくと語りました。
帰り道。ファン・ヒは王様より二年ほど長生きしてどんな国に変わったか見てから死にたいとイ・チョンに言いました。イ・チョンはファン・ヒに暦法の制定を理解してくれたことに感謝しました。
「満月を見ると悲しくなる。満月が満ちたあとは欠けるしかないのだ。主上殿下の周辺にいる臣下を見てみろ。私とイ・チョン殿にチョン・チョ、チョン・インジ、チョンフムジ。集賢殿の博士たち。殿下に異を唱えているが実直な性理学者ハ・ヨンにホ・ジョ。人材が満ちている。時代を一人で担っていける者たちだ。これほどの人材が集まるとはまさに今が絶頂である。人生には山もあれば他のもある。主上は多くのことを成し遂げようとなさっておる。ご努力が無駄になってしまわぬか不安だ。」
ファン・ヒは時代を見据えていました。
夜、計算の話をしながら繕工監の門から出てきたヨンシルとソックの話を聴いていた男はほくそ笑みました。
ヨンシルはソヒョン王女の門前にいました。ヨンシルはウンソルに巾着を渡しました。
ソヒョン王女は部屋で蝋燭の灯りを頼りに縫物をしていました。王女は木彫りの自分とヨンシルの像を見て心を決めました。
翌日の繕工監。
ハ・ヨンはヨンシルを待ち伏せして密かに天文観測をしているのか問い詰め事が発覚すれば明から攻撃されると怒鳴りました。ヨンシルは殿下を信じていると答えました。ハ・ヨンは世宗は窮地に立つとヨンシルを見捨てるので捨てられる前に自ら去れとヨンシルの説得を試みました。ヨンシルはハ・ヨンに土下座して天文観測は民のための施策なので見逃すように頼みました。
「私はお前に仲間を救う機会を与えた。今後起こる災いはお前と仲間が責めを負うことを覚悟せよ。」
「我々は朝鮮のため必ずや任務をまっとうします。見届けてください。」
「もう私はお前たちを見過ごさぬ。いつまで観測を続けられるか見てやろう。」
ヒジェはハ・ヨンに会いヨンシルと王を阻むのでハ・ヨンの手下を自由に使えるようにしてほしいと頼みました。ハ・ヨンはヒジェに任せました。
ヒジェは学者の一人ソン・サグクを捕まえ手下に拷問させました。
観測所では原本の写しが完成しました。ヨンシルは安全な場所に写本を保管しようと言いました。
「私が穴を掘る。イム殿とパク殿は計算に専念してくれ。あれ。ソン氏はどこにいった。来たら穴掘りさせてやる。」
チェ・ボクはソックに穴を掘らせて自分は見物していました。
ヨンシルも一緒に穴を掘りました。
「口で指示していたでしょう。苦労したのはチェ様の口だけだ。」
ソックはヨンシルに苦労をねぎらわれていたチェ・ボクに言いました。
ヨンシルは小屋の中に掘った穴に写本を隠しました。
慕華館では使臣ユン・ボンがハ・ヨンに怒っていました。ハ・ヨンは謝りました。使臣はハ・ヨンに観測所とヨンシルたちを葬るように命じました。
慕華館の廊下。ト・ウォンピョンはユン・ボンはヨンシルもろとももう終わりだと皇帝陛下への報告を示唆しました。ハ・ヨンは土下座して必ず暦を破棄して観測所を取り壊すのでそう報告してほしいと頼みました。
チェ・ボクが占っていると、このうえなく不吉な災いが起き死者が出るという結果が出ました。ヒジェはチェボクの占い店に現れ観測所の場所はじきに突き止められ皆は死ぬと脅しました。チェ・ボクは蒼白になりました。
夜明け前。ヒジェとチェ・ボクは布で口を押さえ焼けた小屋とその中にある遺体を見ました。
(イメージ映像かな)
ヨンシルはパク氏とイム氏の計算を見守っていました。
松明を持った刺客とチャン・ヒジェたちが観測所の前に着きました。
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感想
またヒジェがヨンシルの行く手を阻みましたね。朝鮮のためというより奴婢だったのに両班になって大出世したヨンシルへの嫉妬心で。ここでヨンシルは寡婦のソヒョン王女と相思相愛であることが確定しました。トンデモ設定、随分大きく出ましたね。格物を極める人生においてお邪魔虫だらけ深く傷ついてしまうのは有能である証拠みたいなものでしょう。そういえば、たいして傷ついたことのない人に限って無能だったり、意地悪だったり不正しまくりでいますよね。そういえばまだ対馬との戦争が出て来ませんね。続きが楽しみです。
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