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韓国ドラマチャン・ヨンシル~伝説の科学者~2話のあらすじ詳細とネタバレ感想

チャン・ヨンシル~伝説の科学者~2話「王の苦悩」のあらすじとネタバレ感想

チャンヨンシル 韓国ドラマ

あらすじ

日食の観測を終えたチャン・ヨンシルは太宗大王のかつての友人で書雲観(ソウンガン)の元判事(パンサ)である父のチャン・ソンフィに背負われながら山道を降りていました。ヨンシルは父になぜ日食と月食の正確な時間がわからないか尋ねると、ソンフィは月と太陽の動きが一定ではない、特に月の速度は一定ではないからだと教えました。ヨンシルは「旦那様、中秋の月食を一緒に見たいです」と父に言うとチャンフィは月食は起きないかもしれないと答えました。
「私の予測は外れることもある。その時はお前がその理由を探ってはくれぬか?」

三か月後のチャン家の使用人の仕事場。
奴婢の少年ヨンシルは大きな桶に水を入れました。すると同じ奴婢の大きな男は少年の顔を水に漬けていじめました。すぐにヨンシルのお母さん来て大男に仕返しをしました。友人のソックは後で仕返しされると少年に忠告しました。

チャン家。
チャン・ヒジェは友人のキム・ハクチュとともに静かに勉強していました。ヨンシルは汲んだ水を天秤に掛けてソックとともに庭に運んで水を撒いていました。
「言必思中(オンピルサチュン)。常に誠実な言葉遣いを心がけよ。事必思敬(サピルサギヨン)。常に丁寧な行動を心がけよ。」
ヒジェは書物の言葉を読み上げました。
「若様。まんべんなく水を撒きました。」
ヨンシルは庭から殿上にいるヒジェに言いました。ヒジェは熱くなった地面が冷めるはずないと悪口を言いました。ヨンシルは鍛冶場にも水を撒くように言われていると答えるとキム・ハクチュは立ち上がり奴婢(ノビ)のくせにと硯を投げようとしました。ヒジェは鍛冶場長とトンネ長の若様のどちらが偉いかはっきりさせるべきだと言うとハクチュと共に扉を閉めてしまいました。
日が暮れてヨンシルはソックと山小屋に行きました。そこには自分で木を削って作った日時計がありました。夜になりヨンシルはソックと星空を眺めました。小屋の中には父が観測した月の記録と、ヨンシルが作った月の記録がありました。ヨンシルは中秋に必ず月食が起きると予測しました。

開城(ケソン)の寿昌宮(スチャングン)。
太宗はユ判事に次の月食は中秋の翌月に起きるのかと尋ねました。ユ判事は明の皇帝陛下の暦書によると間違いないと答えました。太宗は書雲観の観測で予測しないのかと言うと、ユ判事は明の従属国が勝手に天を判断してはいけないと言いたげでした。
「(焦っているのかイ・バンウォン。その座が砂上の楼閣であると知っての事であろう。)」
ユ判事(パンサ)は心の中で思いました。

太宗は書雲観のイ・チョンに話しかけました。
「万一書雲観の予測が外れたら救食の礼が行えぬ。余は民の心を得たいのだ。朝鮮の建国からまだ十年もたっておらぬ。朝鮮の国で生まれた民は十歳にもなっておらぬのだ。その子供たち以外はみな高麗の民ではないか。私や、そなたたちも高麗の民であった。だが今は朝鮮の世の民だと気づかせねばならぬ。救食の礼を行い余が天に認められた存在であることを示したい。この先数年日食は怒らぬゆえこたびの儀式を無事に行いたいのだ。」
「殿下。日食の予測が外れた時に東莱山では見られたのです。トンネ山で見られると予測した者がおります。チャン・ソンフィです。」
イ・チョンは答えました。
「余はあの者のことをよく知っている。あの者は余を恨んでいるだろうがこの国には必要な人間だ。あのような臣下が朝鮮には一人もおらぬ。いつまで明の暦にこの国が振り回され続けるのだろうか。」
イ・バンウォンは切実そうにイ・チョンに言いました。

港。船乗りはヨンシルが担いできた荷物を肩代わりして船に乗せてあげました。男は満ち潮と引き潮で月が海水を引っ張ると言っていたがとヨンシルに教えてあげました。

夜のヨンシルの観測所。
ソックはヨンシルに月と星も太陽と同じように回っているけど、逃げ出せなくて回ってるのかなとつぶやきました。ヨンシルはそうだと答えました。ヨンシルは木星に向かって動く月を見てひらめきました。
「月が木星を食べちゃった。」

夜の書雲観。
チェ兼注簿(キョムジュブ)は椅子に腰かけてうたた寝をしていました。そこに慌てた様子のチョン・ベチョンが木星食が起きたと部屋に入ってきました。チェ・ボクは棚の書物を取り出すと蒼白になりました。
「国王を意味する月が民である木星を・・・。」
チェ・ボクはペチョンにユ判事に報告を命じました。

深夜の王の部屋。
ユ判事(パンサ)は太宗に「飢えた民が国を離れたそうです」と木星食の占い結果を伝えました。太宗は木星食が自分のせいかユ判事(パンサ)に尋ねました。ユ判事(パンサ)は木星食が起きると中国の皇帝も自分を抑制し天の意思に従うと答えました。太宗は次に中秋に月食が起きるという者がいると言うと、ユ判事(パンサ)はでたらめだと言いました。太宗はさらに日食を当てたチャン・ソンフィと書雲観のどちらを信じるべきかと尋ねるとユ判事(パンサ)は釈明しようとしました。太宗はもしも書雲観が間違えばこれからはチャン・ソンフィを信じると星占いで自分を動かそうとするユ判事(パンサ)を牽制しました。

ヨンシルは一か月後に月食が起きると予測し木星食は月食に影響は無いと思いました。

一か月後の夜・・・ヨンシルは月を見て動きが少し遅れていることに気が付き潮の満ち引きを関係があるのではないかと思いました。

トンネの役所。
役人は奴婢たちを集めて救食の礼の時は一切の余興を禁じると命じました。ある両班の男はヨンシルに父ソンフィの月食の日時に救食の礼が行われると言いました。月食の日時が外れているとわかったヨンシルは役所に行くと三日後の月食は月が満ちる速度が遅れているので起きないと騒ぎました。チャン・ヒジェとその父が見守る中、ヨンシルは役所からつまみ出されました。

夜の救食の礼の儀式会場。
太宗は儀式の場に姿を現しました。

牢屋。
ヨンシルは牢から月が速く動くよう祈りました。

トンネ。
「あの奴婢の言う通りになった。」
「なぜわかったのだ。」
両班の男たちは顔を見合わせました。

夜明け前の儀式の場。
太宗と臣下たちがいくら待てども月食は起きませんでした。太宗は大きな焼香台の前にひざまずくと帽子を取り髷を降ろして天に詫び祈りを捧げました。
「朝鮮の民のために王位を譲り受けるこどもたちのためにもお恨みにならぬよう慈愛をお恵みください。他の者が代償を払わぬよう心からお力添えください。朝鮮を見捨てないでください。」
「朝鮮を見捨てないでください(一同)。」

翌日のトンネ。
「貴様。貴様がくだらぬことを言い天の意思を退けたせいで主上殿下が儀式を行えなかったではないか。」
ヨンシルは棒で叩かれて牢屋に閉じ込められました。

夜の牢屋。
ヒジェはヨンシルになぜ月食が起きないとわかったか言うように命じました。ヨンシルは月を引っ張る力があったと答えました。
「やっと正気に戻ったか。」
ヒジェは喜びました。
「はい若様。昔通りに戻りました。旦那様がくれた本も七政が滅びたとは書いてありませんでした。」
ヨンシルが答えるとヒジェは文字が読めるヨンシルに驚き、文字が読め天文を観測して儀式に口出しした罪を性理学に反すると叱り懐から父チャンフィの手紙を渡しました。手紙には父チャんふぃがヨンシルが奴婢として絶望して生きていく姿を見るのが耐えられないから出ていくと、兄に息子と妻を頼むと書かれていました。ヨンシルは泣きました。

歳月が流れました。

太宗18年(1418年)の漢陽。
大人になったヨンシルは薪を背負っていました。ソックは鍛冶長がヨンシルを呼んでいると言いました。鍛冶長はヨンシルが作った鎌がなっていないと叱りました。

街では奴婢の男が武官の乗った馬に引きずられて逃亡の刑罰を与えられていました。ヨンシルは意識の無い奴婢を見て、次に馬上の武官とチャン・ヒジェを見ました。ヨンシルは縄を切ると武官は怒りました。チャン・ヒジェは冷たくヨンシルに奴婢が逃げたことを知っているか尋ねました。
「お前はいつ逃亡するのだ?」
「わざわざ申し上げて逃げる者はおりませぬ。」
「そうだな。もし貴様が逃げだしたらわが友が必ず捕らえにいくぞ。そして斬り刻んでやる。」

夜の街。
家々に夜の灯りはなく人々は苦しんでいました。
世子の忠寧(イ・ド、世宗)王子は「風と日で太陽は傷つき天は朝鮮を見捨てた」という張り紙を見ました。
「チャン・ソンフィならどう思うだろう。チャン・ソンフィを捜してください。朝鮮のために。」
王子は従者(たぶんイ・チョン)に言いました。

チャン・ソンフィはどこかの岩場の上で咳込んで倒れました。

夜の鍛冶場。
ヨンシルは木製の歯車を回し大きな星座版を作り北極星を中心にして天体観測していました。日本武士の男は船乗りは渾像(ホンサン、天球)を欲しがってると言いました。ヨンシルは武士に渾像(ホンサン)を作れば明国に行けるのか尋ねました。武士は銀子をもっと貰えるとヨンシルに言いました。
「その技術があれば倭国で豊かに暮らせるのに。チャン・ヨンシルは星のとりこだな。」
友人の武士の男は言いました。
「チャン・ヨンシルは星のとりこになった朝鮮の奴婢だー!わっはっはっは!私は、空に星が浮いている理由がわかれば死んでもいい。私は朝鮮の奴婢である限りは何もできない。だから命がけで朝鮮を離れる。必ず。絶対。」
ヨンシルは大声で夜空に叫びました。

感想

さてはて。やっぱりあらすじの紹介は疲れますね。あらすじの解説は2話限りにしたいと思います。次からは感想だけにしたいと思います。正直いって「チャン・ヨンシル2話のあらすじ」は軽いノリで見応えがありませんでした。とにかくノリが軽い。太宗であるイ・バンウォンもコミカルなキャラクターとして描かれています。特に専門用語の解説がなくてもみなさん楽しめるかな~と思います。書雲観は高麗時代のドラマ「大風水」にも出てきましたね。実際にどんな機関だったかは想像もつきませんけど。今日は何とかの日だから儀式に適しているとか、そのような占い結果を政治の場に伝えていたのかな?

この「チャン・ヨンシル」というドラマが面白いかどうかというと、2話を見終えた時点では「そんなに面白くないかも~」といった感想です。要はストーリーが簡単にまとまっていまして、それほど知識がない人でも楽しめるホームドラマとして仕上がっているみたいですね。

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