チャン・ヨンシル~伝説の科学者~5話「不穏な都」のあらすじ詳細とネタバレ感想
あらすじ
夜の宮中。書雲観の若い学者ナ・ギスンは上司のチ兼注簿(キョムジュブ)に石碑の星座を見せて何かを指摘しました。上司の官僚チ兼注簿(キョムジュブ)はその話を聞くやいなや、矢が飛んできて若い学者は殺されてしまいました。チ・ギョンチャンは震えあがって逃げました。
書雲観。チ兼注簿(キョムジュブ)はソン・サグクにナ・ギスンが石碑の秘密を解いたと言うなり倒れて死んでしまいました。
世子の寝殿(東宮殿)。司憲府(サホンブ)のチョン・チョとチョン・フムジと兵曹のチョン・インジが謁見して書雲観の官僚が石刻の秘密を知り殺されたことを報告しました。忠寧(チュンニョン)は自分が秘密を調べると言いました。
真夜中の宮殿の一角では書雲観のユ判事(パンサ)はソン・サグクたちとともに厄払いをしていました。忠寧(チュンニョン)大君はすぐにまじないをやめるように言いました。ユ判事(パンサ)はは矢で死んだ者はいないと王が命じた儀式を世子が中止させることはできないと言い返しました。世子は言葉を失いました。
東莱(トンネ)の役所。ヨンシルは首を板で挟まれ重い鎖で身体を拘束されていました。ヨンシルを護送するイ・チョン(ヨンシルの父ソンフィの兄の弟分)は「私は渾象(ホンサン)が作れるから助けた命の恩人だ」と嫌味を言いました。
イ・チョンとヨンシルと一人の兵士は漢陽へ向かいました。すると途中の街の城壁には兵士が死んでいてユ判事(パンサ)が書かせた朝鮮王朝を滅ぼし高麗王朝の復活を暗示する怪文書が街に張られていました。イ・チョンは泣いている貧しい子供を抱きかかえました。すると貧しい人々が次々とイ・チョンに襲い掛かってきました。子供は母親を見て泣く演技をやめてうれしそうに母親のところに駆け寄りました。暴徒の親玉はヨンシルの鎖を解いて「好きなところへ行くがよい。日照り続きでそなたまで食わせることはできない。行け」と言いました。
自由になったヨンシルはいなくなったイ・チョンを捜しました。イ・チョンがいた場所には血痕だけが残っていました。ヨンシルは立ち去ろうとすると「適当に捜してお前だけ逃げるのか」と門の影から男(イ・チョン)の声がしました。ヨンシルは暴行されて血だらけのイ・チョンを背負って近くの役所に行きました。
役所。イ・チョンの治療を待っている間、ヨンシルは父の形見の羅針盤を見つめて太陽の動きを観測するために道具を作り始めました。ヨンシルは何日も研究しました。イ・チョンはヨンシルに太陽が速く動く理由を尋ねました。
「太陽と同じで地面も動いているのです。」
「お前(ネノミ)は頭でも打ったのか?」
するとイ・チョンは腹を押さえて痛みをこらえました。イ・チョンは子供から殺気を感じたが、また同じようなことがあればまた同じように騙されるだろうとイ・ソンゲ(初代王)に親を殺され家を潰され和尚に助けられて再び王朝に仕えていると苦笑しました。ヨンシルはなぜ敵である王朝に仕えているのか尋ねると、イ・チョンの男は民のために民だけを見つめて生きたいと言いました。
「ヨンシル。そちの力を朝鮮のために使わないか?」
「お断りです。私を奴婢にした国になど仕えたくありません。」
「お前は朝鮮人だ。朝鮮では体が奴婢。明では心は奴婢のまま。結局奴婢として生きるしかない。」
「奴婢になったこともない人がわかったような事を言わないでください!」
ヨンシルは怒って出て行きました。イ・チョンはヨンシルの頭脳に感心していました。
ヨンシルとイ・チョンは再び漢陽へ向かいました。
「私が明国へ行かせてやろう。」
イ・チョンはヨンシルに言うと馬を降りて文書を渡しました。
ヨンシルは「天象列次分野之図に高麗が主である秘密が隠されている・・・。」というユ判事(パンサ)が作った怪文書を詠みました。
「飢えた民を利用し高麗王朝の復活を企む輩がいるのだ。私はお前がその秘密を突き止められると考えている。」
イ・チョンが言うと部下が駿馬(しゅんめ、速い馬)を連れて来ました。
ヨンシルはイ・チョンとともに特別に貸してもらった馬に乗り漢陽に向かいました。イ・チョンはヨンシルがここで馬に乗って逃げても構わないと思っていました。ヨンシルは少し考えるとイ・チョンの後を追いかけました。
王宮。
若い官僚(テロップが出ないので誰かわからない)は奴婢が城壁を越えて外に出ようとするところを咎めました。すると奴婢の男は忠寧(チュンニョン)大君でした。世子の忠寧(チュンニョン)大君は石刻の秘密を解くために石匠が手がかりであると言いました。
王宮の一室。
ユ・テクサンは決起日を決めようとチャン・ヒジェたちに言いました。仲間の一人はクァク・スという連盟状の最初に署名した石匠がいないと言いました。ユ・テクサンはヒジェにクァク・スを消すよう命じました。
景福宮。
イ・チョンはヨンシルを石刻まで案内しました。ヨンシルは石刻を見て素直に感動しました。
「旦那様がくださった高句麗の天文図と同じだ。でも北極星の位置が違う。」
しばらくしてヨンシルは建星六(コンソンユク)が立星六(イプソンユク)になっていることに気が付きました。イ・チョンはこ石刻(ソッコク)の秘密に気が付いた学者が殺されたとヨンシルに言いました。
「お前を書雲観に入れる。先に挨拶に行け。」
イ・チョンはヨンシルに言いました。
「どこだったかな。立を消して建という文字を入れる。どこだっけ。」
ヨンシルは思い出せませんでした。
書雲観。
ヨンシルは書庫に入り書物を触りました。
「何者だ。」
棚を丁寧に拭いていたソン・サグクはヨンシルに言いました。
「新しい寺奴婢(シノビ、中央の寺の奴婢)チャン・ヨンシルと言います。」
ヨンシルはサグクに挨拶しました。サグクはヨンシルに埃だらけの書庫の掃除を命じました。サグクは仕事が減って喜びました。ヨンシルはサグクに建星六が立星六になっていたのは間違いか尋ねました。そこにチョン・ベチョンが現れサグクは「チョン・ベチョン様だ」と紹介しました。ヨンシルは文字を変えるのは避諱(いみなをさける)ではないかとチョン・ベチョンに尋ねました。ヨンシルの話にサグクは聞き耳を立てました。ペチョンは諱を避けることは王様のご尊名をほかの文字に変えることだとヨンシルに言いました。
「お前の読んだ書は高麗時代の太祖王建の建を避けて立を使ったのだ。」
ペチョンは言いました。
「ありがとうございます。旦那様。石刻にも避諱を・・・。」
ヨンシルは掃除を再開しました。
「そなた今石刻と言ったか。」
サグクはヨンシルに真顔で言いました。ペチョンもはっと気が付きました。
「ああ、天文図があるほかの本にも避諱があるか見たくて・・・。」
ヨンシルは知らないふりをしました。
「これを読んでみろ。わからなければ聞け。お前の知識がいかに薄いかわかるだろう。」
サグクは本をヨンシルに渡しました。するとヨンシルはすらすらと難しい本を読みはじめサグクは目を丸くしました。
「案外読めるではないか。」
「彗星と流星の違いは何ですか?」
「突然現れて国に災いをもたらす点では同じといえるかな。」
「はあ。」
「今の態度はなんだ!」
ヨンシルはサグクに庭に叩き出されました。
「流星雨が同じ日に何度も降るのを観ました。」
ヨンシルは書雲観の書生の前で言いましたがサグクは信じませんでした。
ヨンシルを王宮に連れて来たイ・チョンは東宮殿に世子がいないことを知り内官に黙っているよう命じました。
(世子の側近らしいですね、でもテロップがないので名前が・・・分からない!)
石工の仕事場。
忠寧(チュンニョン)大君は石工たちの作業場兼住居を訪ねました。石工の老人の話によるとクァク・スは自分が石刻を作ったと石工たちの手柄を横取りして半年前から姿を消していたのでした。老人は世子にクァク・スの住居に案内し石匠のクァク・スは薬草と山参(サンサム)に詳しく両班に人参を売って一儲けしたこともあると説明しました。
王の謁見の間。
「イ・チョン。そなたの報告書は読んだ。チャン・ソンフィが逝ったそうだな。」
太宗はイ・チョンに言いました。イ・チョンはソンフィを側に置くべきだったと言うと、太宗はソンフィは自分に仕えるくらいなら命を絶つ男だと言いました。
高麗時代、かつてイ・バンウォンは民から搾取する貴族に腹立ちを覚えているとチャン・ソンフィに語りました。チャンフィは天文異変を災いと決めつける書雲観を改革したいと思っていました。
工曹判書メン・サソンたちは太宗に謁見しました。彼らは石刻の謎を解くと高麗の残党が明らかになると主張しました。イ・チョンも都城の薬房に出入りしているクァク・スを捜すと言い出しました。太宗はメン・サホンを呼び止め世子の側近であるチョン・チョとチョン・インジとチョ・フムジが自分の命令書に反対する文書を出そうとしたことについて尋ねました。メン・サソンは震えながら本当だがチョン・チョが世子に説得されて思いとどまったと答えました。太宗はメン・サソンに世子にたかる勢力の首が飛ぶぞと脅しました。メン・サソンは君主と臣下の意見な異なることが当然で違いを主張することも国のためになると寛大に取りはからうように上奏しました。太宗は諫言を忠告と受け止め笑いました。
チャン・ヒジェと思われる若い官僚は王宮の一角に隠されている「クァク・ス密書」という文書を取り出しました。
夜になりました。イ・チョンはヨンシルに自宅の屋敷に上がるように言いました。ヨンシルは(奴婢なので)上がれないと言いました。すると背後から男がヨンシルに抱き着きました。
「ヨンシル!ソックだ!俺だよ!」
「私がヨンシルの監視役に呼んだ。逃亡を企む者の監視には友人が最適だ。お前が逃げたらソックが責任を問われるぞ。恨み言は逃亡の時に聞こう。」
ヨンシルとソックはイ・チョンの家の一室をあてがわれました。ソックは明に行けるとヨンシルにうれしそうに言いました。ヨンシルとソックは再会を喜びました。
「旦那様。流星雨が降るのは王様のせいだそうです。星は星なのに。」
ヨンシルが父に話しかけていると怪しげな男たちがヨンシルを殴って捕らえました。
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感想
あまりに字幕の解説が少なすぎて若くて優しい男性官僚が誰が誰だかわかりません。まずはじめにイ・チョンを見た時に「誰だっけ」と思いました。イ・チョンはチャン・ソンフィの兄のチャン・ギベの弟分だったので、老いているはずが見た目が若かったので誰だったかな~と終盤に太宗が名前を呼ぶまで誰だかわかりませんでした。おそらくチャン・ヒジェと思われる若い官僚も登場時間が少ないので顔までは覚えていませんでした。
ヨンシルはひとまず意地悪なチャン・ヒジェとキム・ハクチュから離れられてよかったね!という状況になりましたね。書雲観は反朝鮮の巣窟なのか?ドラマでは詳しい説明がないのでよくわかりませんけどヨンシルは受け入れがたいというか、生意気な存在として映ったようです。
ストーリーの構成はでこぼこすぎて何が何だか無茶苦茶で話がまとまっておらず筋が立っていませんね。きっとこれから面白くなってくるかもしれません。
ヨンシルはひとまず意地悪なチャン・ヒジェとキム・ハクチュから離れられてよかったね!という状況になりましたね。書雲観は反朝鮮の巣窟なのか?ドラマでは詳しい説明がないのでよくわかりませんけどヨンシルは受け入れがたいというか、生意気な存在として映ったようです。
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