チュノ1話のあらすじ-推奴-
あらすじ詳細
プロローグ
丙子の乱により清の人質となった昭顕世子(ソヒョンセジャ)は八年ぶりの帰国から一か月後謎の死を遂げる。昭顕世子(ソヒョンセジャ)の妃、世子嬪韓妃(カンビ)は謀反の巻き添えとなって処刑された。済州島(チェジュド)に流刑にされた王子のうち二人は病死し石堅(ソッキョン)だけが生き残った。昭顕世子(ソヒョンセジャ)の死は毒殺が疑われ醜い政治勢力間の権力争いを引き起こした。民の半分は奴婢(ぬひ、ノビ)の身分に落とされ差別と虐待に耐えかねた奴婢の逃亡が相次ぎ逃亡した奴婢を捕らえて金を稼ぐ者たちが現れた。かれらは推奴(チュノ)師と呼ばれた。
本編
仁祖26(1648)年。鴨緑江(アムノッカン)の国境付近。編み笠にみすぼらしい外套を纏った三人の男が砂の吹き荒れる不毛の平野を馬に乗り進んでいました。
国境の酒場というには汚く薄暗い店には逃亡した五人の奴婢が鴨緑江(アムノッカン)を渡るため仲介者のウォン・ギユンに金品を差し出していました。奴婢が有り金をすべて男に渡すと男は三十両にはまだ足りないので三日以内に泥棒でもして稼いでくるように言いました。江原道(カンウォンド)の猟師オッポクは苛立つとウォン・ギユンのの首に箸を突き付けましたが男は騒げば捕まると言い平然とオッポクたちに金を要求しました。
「約束では15両のはずだ。」
オッポクはウォン・ギユンに言いました。
「へいへい。国境を渡るのは大抵の事ではない。国境までの関所は3箇所。国境の見張りの兵士は15人だ。船乗りを雇うには1人あたり30両はいる。」
ウォン・ギユンはオッポクに言いました。
「これ以上もう出せない。金目の物は出すから何とか頼む。」
オッポクたち逃亡者は有り金をすべてギユンに差し出しました。
「命がけの逃亡にカネを惜しむとはな。3日待ってやる。金を持ってこい。泥棒でもなんでもして全員あと20両ずつ工面しろ。」
「旦那様(ナウリ)。奴らが俺たちを追って来てるはずだ。3日では遅いんだ。」
「そんなこと俺には関係ない。」
「いいか!貴様が騙したらお前の命はないぞ!」
オッポクは箸をギユンの首に突きつけました。
「逃亡中に騒ぎを起こすのか?」
「俺たち江原道(カンウォンド)の猟師は虎殺しだって恐れない。」
「命が惜しくないらしい。死んだら元も子もないぞ。商団の荷物でも盗んで来い。金になるなら何でも売ることだ。ふっふっふっふっふっふ。」
ギユンは怯えている娘を見て笑いました。娘の母は、娘をかばいました。
ギユンは二階に三人の男たちがこちらを見ていることに気が付くと表情が強張りました。
三人の胸元のはだけた筋骨隆々の男が現れ逃亡者を見下ろしていました。
「見せろ。」
胸をはだけた男たちの頭目イ・テギルはワンソンに言いました。
弟分のワンソンは人相書きをテギルに見せました。
「目の下の肉が厚く眉尻は広がっている。丸く平たい顔は物分かりが悪そうだ。」
テギルは言いました。
「貴様!」
ギユンは逆上しました。
「肩幅が広く鼻が丸い江原道(カンウォンド)なまりの男。」
テギルは言うとオッポクの表情が強張りました。
「顔に傷のある子連れの女。怯えるな。逃げた奴婢を捕まえるだけだ。邪魔はしないから関係ない奴は酒でも飲んでくれ。」
娘と母は怯えました。
推奴(チュノ)師の三人の男は暴れる奴婢の逃亡者を見事な技で次々と捕まえていきました。ギユンは刃物を抜いてワンソンの脚を刺しました。テギルはギユンの刀を蹴り飛ばして足で蹴りました。オッポクは素手で抵抗するもテギルに腕を背中に捻られうめき声を上げました。母は捕まって娘が性奴隷になるより死んだほうがましだと嫌がる娘を殺そうとするとテギルは奴婢には死ぬ自由もないと母から小刀を取り上げました。
「約束では15両のはずだ。」
オッポクはウォン・ギユンに言いました。
「へいへい。国境を渡るのは大抵の事ではない。国境までの関所は3箇所。国境の見張りの兵士は15人だ。船乗りを雇うには1人あたり30両はいる。」
ウォン・ギユンはオッポクに言いました。
「これ以上もう出せない。金目の物は出すから何とか頼む。」
オッポクたち逃亡者は有り金をすべてギユンに差し出しました。
「命がけの逃亡にカネを惜しむとはな。3日待ってやる。金を持ってこい。泥棒でもなんでもして全員あと20両ずつ工面しろ。」
「旦那様(ナウリ)。奴らが俺たちを追って来てるはずだ。3日では遅いんだ。」
「そんなこと俺には関係ない。」
「いいか!貴様が騙したらお前の命はないぞ!」
オッポクは箸をギユンの首に突きつけました。
「逃亡中に騒ぎを起こすのか?」
「俺たち江原道(カンウォンド)の猟師は虎殺しだって恐れない。」
「命が惜しくないらしい。死んだら元も子もないぞ。商団の荷物でも盗んで来い。金になるなら何でも売ることだ。ふっふっふっふっふっふ。」
ギユンは怯えている娘を見て笑いました。娘の母は、娘をかばいました。
ギユンは二階に三人の男たちがこちらを見ていることに気が付くと表情が強張りました。
三人の胸元のはだけた筋骨隆々の男が現れ逃亡者を見下ろしていました。
「見せろ。」
胸をはだけた男たちの頭目イ・テギルはワンソンに言いました。
弟分のワンソンは人相書きをテギルに見せました。
「目の下の肉が厚く眉尻は広がっている。丸く平たい顔は物分かりが悪そうだ。」
テギルは言いました。
「貴様!」
ギユンは逆上しました。
「肩幅が広く鼻が丸い江原道(カンウォンド)なまりの男。」
テギルは言うとオッポクの表情が強張りました。
「顔に傷のある子連れの女。怯えるな。逃げた奴婢を捕まえるだけだ。邪魔はしないから関係ない奴は酒でも飲んでくれ。」
娘と母は怯えました。
推奴(チュノ)師の三人の男は暴れる奴婢の逃亡者を見事な技で次々と捕まえていきました。ギユンは刃物を抜いてワンソンの脚を刺しました。テギルはギユンの刀を蹴り飛ばして足で蹴りました。オッポクは素手で抵抗するもテギルに腕を背中に捻られうめき声を上げました。母は捕まって娘が性奴隷になるより死んだほうがましだと嫌がる娘を殺そうとするとテギルは奴婢には死ぬ自由もないと母から小刀を取り上げました。
「おい。命を粗末にするな。死なれたらカネにならない。俺たちの身にもなってくれ。」
オッポクら奴婢の逃亡者と亡命の仲介者ウォン・ギユンは捕まりました。推奴(チュノ)師のイ・テギルはオンニョンの居場所を言えば暮らしを確保し自由にしてやると奴婢たちに言いました。亡命の仲介者ギユンは嘘を答えましたが推奴(チュノ)師のひとりワンソンに蹴られました。
テギルたちは奴婢を縛ると都城(トソン)に向かいました。奴婢が転ぶとテギルは唾を吐きました。
テギルたちは奴婢を縛ると都城(トソン)に向かいました。奴婢が転ぶとテギルは唾を吐きました。
東大門近くの漢陽(ハニャン)の酒場。老人の馬医(マイ)は宿屋の女将の手を掴み口説いていました。
「やめてちょうだい。目ヤニがついてるわ。これだからお年寄りは。」
「おほう。男は歳がいってるほうが味わいがあるんだ。まあ座れ。さあこっちに。テギルは戻ったか?」
「あんな奴がいたら酒がまずくなる。」
「ちょっと!どこ触ってるのよ!」
もう一人のいやらしい男絵師ももう一人の若女将を誘惑しつつテギルはまだ来ないのかとつぶやきました。
「やめてちょうだい。目ヤニがついてるわ。これだからお年寄りは。」
「おほう。男は歳がいってるほうが味わいがあるんだ。まあ座れ。さあこっちに。テギルは戻ったか?」
「あんな奴がいたら酒がまずくなる。」
「ちょっと!どこ触ってるのよ!」
もう一人のいやらしい男絵師ももう一人の若女将を誘惑しつつテギルはまだ来ないのかとつぶやきました。
「どいつもこいつも!お前たち何か企んでるな!」
捕盗庁(ポドチョン)のオ捕校(ポギョ)が酒場に現れました。
「滅相もございません。」
「俺は目を光らせてるからな!」
オ捕校(ポギョ)は馬医とパン画伯を脅しました。
「早く酒を出さんか。」
オ捕校(ポギョ)は女将の尻を触りました。
捕盗庁(ポドチョン)のオ捕校(ポギョ)が酒場に現れました。
「滅相もございません。」
「俺は目を光らせてるからな!」
オ捕校(ポギョ)は馬医とパン画伯を脅しました。
「早く酒を出さんか。」
オ捕校(ポギョ)は女将の尻を触りました。
夜の国境付近。推奴(チュノ)師のイ・テギル(李大吉)は仲間二人と奴婢五人で野営していました。弟分のワンソンは不平を言いながら飯を作りました。テギルはかつての恋人のことを思いだしていました。すると奴婢の母は娘が老人の夜伽をさせられるので娘だけでも逃がしてほしいとテギルに懇願しました。テギルは自分が悪名高い推奴(チュノ)師であると言うと母親は青ざめました。
「おおテギル。無事に戻ったか。そろいもそろってこいつらは傷だらけだな。」
テギルは寺で捕盗庁の武官オ捕校(ポギョ)に80両で逃亡者を売り渡しました。テギルは捕校に対しても対等な言葉遣いで、短刀をひらひらと向けて見せ金を要求しました。
「15両で人を売るのが人間か!いつかお前の顔に風穴を開けてやる!」
オッポクは立ち上がると暴れ出しました。
「おいお前。やれよ?だからお前らは畜生に劣る奴婢と呼ばれるんだ。」
テギルはオッポクに短刀を突きつけました。
「そうだ。オンニョンだがな。」
オ捕校がオンニョンと言いかけるとテギルは顔色を変えました。慶尚道(キョンサンド)に上司が行くので捜してやろうとオ捕校(ポギョ)が言うと、テギルは100両の証文を半分に破り前金として捕校に渡しました。
「15両で人を売るのが人間か!いつかお前の顔に風穴を開けてやる!」
オッポクは立ち上がると暴れ出しました。
「おいお前。やれよ?だからお前らは畜生に劣る奴婢と呼ばれるんだ。」
テギルはオッポクに短刀を突きつけました。
「そうだ。オンニョンだがな。」
オ捕校がオンニョンと言いかけるとテギルは顔色を変えました。慶尚道(キョンサンド)に上司が行くので捜してやろうとオ捕校(ポギョ)が言うと、テギルは100両の証文を半分に破り前金として捕校に渡しました。
オ捕校は奴婢を連行して街中を歩いているとテギルの商売敵の推奴(チュノ)師たちがその様子を見て賞金を奪われたことに悔しくなりました。
訓練院(フルリョンウォン、兵の鍛錬所)。訓練院の長である判官(パングァン)ファン・チョルンは「偃月刀(えんげつとう、刃が三日月状の槍)と長槍の対決は武芸の極みである。しっかり見るように」と言うと部下と闘いました。ファン・チョルンは少し戦うとあっさりと部下を倒してしまいました。その様子を馬を待機させている奴婢の男(ソン・テハ)が見つめ、奴婢がかつて判官だった頃、ファン・チョルンとともに戦っていたことを思い出していました。訓練が終わるとファン・チョルンは馬の前に現れました。奴婢(ソン・テハ)が馬の横で四つん這いになり背中を差し出すとファン・チョルンはソン・テハの背中を踏み付けて馬に乗りました。奴婢のソン・テハは馬の綱を引いてファン・チョルンを送りました。
馬小屋。足の悪い奴婢(ソン・テハ、まだ名前は明らかにはされていない)が馬の世話をしていると奴婢頭のポクトンは鍛錬の時に顔を上げていた奴婢を殴り倒し「お前はもう訓練院の判官ではない!」と叱りました。足の悪い男は「すまなかった」と謝ると奴婢頭は偉そうな言葉遣いに激上しさらに暴行を加えました。
漢陽の下町。テギルのアジト。宿屋の若女将はテギルの連れの推奴(チュノ)師の「チェ将軍」が裸になって沐浴している様子を扉の間から眺めていました。チェ将軍はたくましい裸体に首を左右にかしげて体に水を掛けました。その隣に弟分のワンソンが座っていました。よく鍛えられた肉体に水が滴る様子を若女将は盗み見ては喜びました。テギルは若女将のを尻を眺めた後、若女将をつつくと若女将はチェ将軍のために作った茹で卵を地面に落としてしまいました。
テギルは卵を拾うと殻をむいて口に入れました。ワンソンはテギルとチェ将軍に炊事洗濯に針仕事を押し付けられて不平不満を言いました。テギルは沐浴を済ませたチェ将軍と弟分のワンソンを上がり框(かまち)に呼び捕盗庁のオ捕校(ポギョ)から貰った報酬の50両を渡しました。ワンソンは40両足りないと言うとテギルは「都城の捕盗庁の役人は松都よりがめついんだ」と10両ずつ配り残りは金貸しに預けて利子をもらおうと言いました。「歳をとってガタが来たらおしまいだ。今のうちにカネを貯めておかないと。」ワンソンは今を楽しみたいと金を欲しがるとチェ将軍はテギルに5両分けてやろうと言いました。テギルは間をとって2両をワンソンにあげました。
両班の家の庭。「面倒を見てやってるのに逃亡して手を焼かせるとは何事だ!主人を捨てた罪は許されぬ。顔を上げて歩けないようにしてやる。」逃亡した奴婢のオッポクが戻され、四人の奴婢の男たちに棒で叩かれていました。両班の男は主人を捨てた罪は決して許さぬとオッポクの頬に「奴」という字を書きました。主人が字を書いた後、オッポクの顔には針で入れ墨が彫られました。オッポクはうめき声を出しました。同じ家で働いている若い女奴婢のチョボクはたまらずその場を離れ厨房で泣きました。逃亡した奴婢の母は逆さに吊り下げられました。
捕盗庁の武官オ捕校(ポギョ)はテギルの兄貴分で商売敵の推奴(チュノ)師のチョン・ジホを訪ねていました。オ捕校(ポギョ)はチェ参判の息子の嫁が駆け落ちしたと20両で一か月以内の捕縛を頼みました。ジホはテギルにも話を持ち掛けただろう?と引き受けを渋りました。オ捕校(ポギョ)は捕まえられないと妓生の下履きを洗うことになると言って去りました。
テギルのアジト。若女将は「たくさん食べてね」とテギルたちに料理を振る舞いました。若女将はチェ将軍の飯の中にだけ特別に茹で卵を仕込んでいました。テギルとワンソンは自分の飯の中を箸で掘ってみましたが茹で卵はありませんでした。ワンソンが出かけようとするとテギルは明日の朝までに戻ってくるように言いました。
ワンソンは情事を終えるとワンソンを気に入った両班の人妻は再びワンソンに襲いかかりました。
両班の家。逃亡した奴婢の母は逆さまに吊られていました。両班の息子は妓生を抱いて友と酒を楽しんでいました。まだ十三になる奴婢の娘は主人の夜伽のために風呂に入れられていました。
チョン・ジホのアジトにテギルが挨拶に現れ「した。ジホはテギルに酒と肴を振る舞いました。ジホは自分の言葉を遮ったテギルの頬を叩き「俺がお前を育ててやった。俺の子分に戻れ。」と言いました。テギルは「虎が犬の子分になるのか?」と笑いました。ジホは子分たちにテギルを叩きのめすよう命じました。テギルは襲い掛かってくる男たちの攻撃をかわして殴り返しました。「今後も兄貴と呼びますよ」とテギルはジホに言うと酒代を自分のツケにして帰りました。
夜更けの高齢の両班の主人の部屋。奴婢の少女は衣の紐をほどかれようとしていました。少女は母を助けてほしいと泣いて懇願しました。テギルは少女と母を救い出すと二人を連れて逃げました。母と娘はテギルが助けてくれたことに驚き、そして感謝しました。テギルは二人に月岳山(ウォラクサン)の霊峰のチャッキを訪ね、渡した金で牛と農具を買うように言うと去りました。
回想シーン。両班の青年テギルは若くて美しい奴婢の娘オンニョンを好いていました。テギルはオンニョンのために石を温めてやりました。「燃えろ。燃えろ。オンニョンの手を温めろ。」テギルは火鉢に勉強用の書物で風を送って石を温めました。
訓練院の厩。訓練院の判官は馬の世話係の責任者(奴婢頭)のポクトンを呼び止めると馬が下痢をしたと叱りました。「朝鮮の軍馬はお前たちより価値がある」と。判官が去ると馬の世話係のポクトンは足の悪いソン・テハを殴りました。
足の悪い奴婢ソン・テハは馬を引いて街の馬医のもとを訪ねました。テハは馬医に「豆のさや、もみがら、干し草」を与えたと言いました。テギルはチェ将軍とワンソンと飯を食べながら見ていました。チェ将軍は官奴婢(カンノビ、官庁の奴隷)は罪人が多く脚の悪い者が多いと言いました。テギルはテハの脚の動きが不自然なことが気になり跡をつけました。
都城(トソン)の街。テハはテギルに後をつけられていることに気が付いていました。テハは両班の男から手紙を懐に入れられると突然転びました。両班の男はテハを叱ると去っていきました。
テギルは絵師パン画伯の家を訪ねオンニョンの現在の人相書きを依頼ました。絵師は済州島では疫病のせいで人も獣も死んでそれを絵にするように先ほどの学者から頼まれたと言いました。
チョン・ジホは虎の子を育ててしまったという子分にテギルについて話し始めました。テギルはオンニョンを捜して彼女を八つ裂きにするためにチュノ師になったのだと語り始めました。
丙子の乱により清の兵士がテギルの住む家を襲いオンニョンを連れて行こうとしました。テギルはオンニョンを守るため勇気を出して兵士の背中を鎌で刺すと、傷の浅かった兵士はテギルとオンニョンを殺そうとしました。そこに判官だった頃のソン・テハ将軍が清の兵士にとどめを刺しました。テギルの父はオンニョンに罰を与えて売り飛ばそうと蔵に閉じ込めました。オンニョンの兄クンノムはテギルの家に火を放ち、テギルの父を殺してオンニョンを連れ逃げました。それ以来、生き残ったテギルは十年間も必死でオンニョンを捜しているのでした。
テギルがアジトとする宿屋。女と一夜を楽しみ、上着だけ女性のチマを着たワンソンは慌てて「オンニョンが見つかった」部屋に飛び込んできました。
両班の家。婚礼の衣装を着たオンニョンは部屋で憂いていました。
テギルは馬で駆けオンニョンのもとへ急ぎました。
婚礼の場。官僚(緑の官服、当時は赤ではなく緑が最高位で大臣レベルか)とオンニョンは人々が見守る中、杯を交わしました。
感想
オープニングからBGMもカッコイイ!!!上半身がはだけたテギルとチェ将軍とワンソン(笑)鍛えられた若い男の肉体はこんなにも美しいものかと惚れ惚れしちゃいます。いったいどれくらい鍛えたらこんなになるのでしょうね!みんなのお父さんの胸はぺったんこでおなかぽっこり!?ストーリーは割と好きなタイプで、当時の朝鮮の半分くらいが奴婢だったみたいです?日本も農民(身分は賤民より上でも年貢をおさめるという立場は農奴に等しい)を奴入れると人口比では同じくらいかな?でも朝鮮と日本の農奴の違いは農民に奴婢の気質が残っているかというと、高齢女性はそういった奴隷的なふるまいをするおばあちゃんを10年前くらいまではよく見かけたけどおじいちゃんはそんなことはなかった気がしますけど、「お上」意識は確かにちょっと前までありましたね。だいたい世の中の奴隷階級ってどこの世界にも現代でも一定数いますからね・・・今では建前上では平等でもほんとうは不平等。そんな共通点が奴婢の物語を面白く感じさせてしまうのかもしれませんね。
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