チュノ3話のあらすじ-推奴-
あらすじ詳細
芦原。テギルとテハは刀を抜き互いを目掛けて突進すると飛び上がりました。テギルは腹にかすり傷を負いました。テハの強烈で重い刀をやり過ごすテギルは刀を地面に突き刺すと、得意の短刀を構えました。
チェ将軍は親分のポクトンと子分を追い回し叩きのめしました。
テギルとテハが戦っていると二人目がけて弓が飛んできました。商売敵のチュノ師チョン・ジホとその子分たちでした。テギルは弓を避け、チェ将軍はジホに剣を突き付けました。「今夜から夜道を歩くときは気を付けろよ」と言うとジホたちは引き上げました。テハは矢を受けて倒れました。
アジト。
チェ将軍はテハの太刀筋が並々ならないことに気が付いていました。ワンソンは傷を負ったテギルの心配をしました。チェ将軍はソン・テハについて調べに行きました。
芦原。
肩に矢を受けたテハは苦しんでいました。テハは殺された妻と赤子のことを思い出していました。
牢屋。
ポクトンと子分たちは拷問を受けていました。ポクトンはソン・テハに脅されたと命乞いをしました。訓練院の武官は見せしめにポクトンに罰を与えるよう命じるとポクトンは震えあがりました。
アジト。
チェ将軍はソン・テハが伝統武芸に熟達した剣豪で二年前に奴婢になり、八年間昭顕世子(ソヒョンセジャ)と清に行っており帰国後世子の粛清に巻き込まれたと言いました。テギルは賞金のためにソン・テハを追いかけると言いました。
山の上。
テハは昭顕世子(ソヒョンセジャ)の墓を見つけました。
「邸下(チョハ)。ここにいらしたのですね。やっとお目にかかれました。邸下・・・。」
ソン・テハは両手を突いて泣きました。
回想シーン。
「朝鮮の意地を見せつけてやろう。お前たちを道連れにしてすまない。」
ソン・テハは部下に言うと、清国へ向かう昭顕世子(ソヒョンセジャ)を護送する清の兵士に襲い掛かりました。テハは頭目の龍骨大(ヨンゴルテ)を斬ろうとすると昭顕世子(ソヒョンセジャ)が体で刀を受け止めました。
「邸下。なぜですか?」
「やめろ。剣を下ろすのだ!血気にはやって朝鮮を戦場にする気か。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はテハを止めました。テハは龍骨大(ヨンゴルテ)に赦され世子とともに清国に人質として行きました。
清国の王都で暮らす昭顕世子(ソヒョンセジャ)とソン・テハ。軟禁生活で酒に酔った昭顕世子(ソヒョンセジャ)は井の中の蛙である朝鮮はもっと清国のことを学んで強くならねばならないとテハに語りました。
墓の前。
「邸下。急いで来たので酒すら用意していない私の不忠をお許しください。」
テハは昭顕世子(ソヒョンセジャ)の死を弔いました。
寺。
ジホはオ捕校(ポギョ)に賞金の半分を賄賂として贈るのでテギルを首にするように頼みました。オ捕校(ポギョ)はもちろんだと喜びました。
絵師の家。
ジホは絵師のパン画伯にテギルがオンニョンの絵を依頼したら夕方まで引き留めるように脅しました。しばらくして馬医が遊びに来ると、ジホはテギルの馬に毒を仕込むよう脅しました。
街。
サダンペが人々に踊りを見せていました。ワンソンはサダンぺの美しい踊り子ソルファを口説いていました。
アジトの宿屋。
テギルとチェ将軍は今夜発つとワンソンに言いました。ワンソンは今夜女を口説き落とす予定だったのにと嫌がりました。
サダンペのいる宿。
男がソルファに夜伽をするように望みました。ソルファは逃げ出してテギルたちのいる宿屋に行きました。
「足抜けよ!」
アジト。
ソルファが逃げ込んで来ました。サダンペの女棟梁が命じると子分はテギルとチェ将軍とワンソンに襲い掛かりました。テギルとチェ将軍はサダンペの男たちを殴り倒し、ワンソンは女棟梁に抱き着き「いいからだしているな」とからかって追い返しました。
助かったソルファはテギルたちと対面しました。
「ソルファ。17歳よ。苗字も故郷もわからないわ。」
「言葉に"です"をつけろよ。」
テギルはソルファに言いました。ソルファを気に入ったワンソンは仲間にしたいと言いました。
「お兄さん、私がサダンになったのには理由があるんです。母は売られ父は6歳のときに労役に駆り出されて死にました。もしかしたら母に会えるかとサダンになったのです。全国をまわればいつか会えるはずだと・・・。」
ソルファは母の乳首に大きなほくろがあると言い泣きました。
アジトの庭。
ワンソンはソルファが世話をしてくれると喜びましたがテギルはチュノ師の稼ぎは少ないとソルファを仲間にすることに反対しました。
どこかの宿。
江原道(カンウォンド)の漁師で奴婢となったオッポクは三歩放砲という火縄銃で虎を狩ったことがあるが借金のせいで奴婢になったと奴婢たちに語りました。すると奴婢のひとりが両班狩りをすると漁師のオッポクを組織に誘いました。
「両班を殺して我々の世の中を作るのだ。と棟梁はおっしゃった。我々の仲間にならないか?」
仲間になった漁師は両班に奴婢を売り渡すイ・テギルを最初の標的にすると決めました。
どこかの宿。
男たちは雑談していました。男装したオンニョンは風邪をひいた振りをして会話から遠ざかりました。
夜のアジト。
ワンソンはこっそり抜け出してソルファの部屋に行こうとしましたがテギルとチェ将軍に止められました。
どこかの宿。
男たちは男装のオンニョンに酒をすすめて打ち解けることを望みました。
どこかの家。
深夜、テハは家の台所に忍び込み腹を満たしていました。夜中に目覚めたオンニョンは包みを持って逃げました。
翌朝のアジト。
宿屋の女将がテギルたちと朝食を食べているソルファに嫉妬しました。ソルファはチェ将軍に気が無いことを告げると女将は気を良くしました。
「おにいさん、女将さんと寝たでしょ?」
ソルファが言うと、チェ将軍は飯を吹き出しました。次に別の飯盛女がチェ将軍に飯を持ってくるとソルファはチェ将軍から離れました。
どこかの役所。
テハは役人を倒して馬を盗みました。
オンニョンは逃げました。二人の男たちはオンニョンを負いました。
「いい尻だ。」
「やめて!」
「よく見ると美人だな。へっへっへっへ。」
「きゃー。」
オンニョンは叫びました。男はオンニョンの上着を剥がして胸をはだけさせました。すると深手を負ったままのテハが現れ男を蹴飛ばしました。テハは気を失ってしまいました。
「旦那様(ナウリ)、しっかりしてください!」
テハは役人を呼ばないようにオンニョンに頼みました。
アジト。
テギルたちは旅支度をしていました。ソルファも一緒に行きたいと言いました。チェ将軍は馬が下痢をしていると言いました。
漁師は火縄銃でテギルを狙いました。テギルは馬から落ちて倒れました。
感想
テギルとテハの決闘シーン、互角を演出していたのかな?実力ではテハのほうが強いのかもしれませんね。テハは訓練院での生活は栄養不足だったと思いますので。今日から新しく仲間に加わったソルファは明るくてムードメーカーです。なぜかジホという親分はテギルに殺意を覚え殺そうとしているようですね。ジホは稼ぎが取られていることや、プライドを傷つけられたこと、やっぱりお金のことが一番大きいでしょう。カンウォンドの漁師とやらも素性はイマイチわかりませんが、テギルに捕まったことを恨んでいます。逃亡するテハが飯を漁っているシーンが描かれていましたが、今はみじめでも志があって、何とか一生懸命生きている逞しさが光っています。三人トリオの胸板もそろそろ見慣れてきました。オンニョンはテハに助けられて、テハの介抱をすることになるようです。チュノ、続きが楽しみです。
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