オクニョ21話のあらすじと感想
あらすじ
チョン・デシクは自分が助かるために刑曹でオクニョが軍に塩が少ないという気密を入手したと証言しました。捕盗庁(ポドチョン)従事官のソン・ジホンは茶母(タモ)ごときが軍の機密を知ることはできないと反論しました。刑曹の副長官キム・テジョンはそれはもっともだなと思いました。ソン・ジホンはユン・テウォンが気密を得たと言いオクニョの刑の再考を願い出ました。ユン・テウォンもオクニョを守るために嘘をつきました。キム・テジョンは三日後に再度裁きをすると言い渡しソン・ジホンにテウォンに気密を漏らした犯人を突き止めるよう命じました。チョン・デシクは無念だと叫びました。
酒場にあつまったチョンドンとチョン・ウチとイ・ジハムはオクニョを助ける方法について考えました。イ・ジハムは知り合いの刑曹参議(ヒョンジョチャミ)のキム・テジョンに会ってみると言いました。
捕盗庁(ポドチョン)ではヤン・ドングが気を利かせてテウォンをオクニョに会わせました。テウォンはオクニョに塩を納めたことは知らなかったと言うように言いました。
「もし言ったら絶好だぞ。なぜかソン・ジホンはお前の味方みたいだな。とにかく心配するな。」
テウォンとコン・ジェミョンは放免されました。コン・ジェミョンはオクニョに味方したソン・ジホンについて調べるように言いました。
典獄署ではチ・チョンドクとユグム、イ・ソジョンは心配してオクニョに駆け寄りました。ユ・ジョンフェも様子を見に現れました。ヤン・ドングはオクニョ以外は放免されたと言いました。ユ・ジョンフェはヤン・ドングを部屋に呼ぶと事情を尋ねました。ヤン・ドングはユ・ジョンフェが典獄署に戻ってくると言いました。
「心配するな。参奉(チャンボン)に降格となった。そなたの部下だ。」
「あ〜肝を冷やした。や〜焦ったぞ。アイゴ。奴が署長として戻ってくるかと思った。」
ユ・ジョンフェは胸を撫で下ろしました。
チョン・マッケは妹のチョン・ナンジョンに状況を報告しました。チョン・ナンジョンはオクニョに味方するソン・ジホンに驚きました。
コン・ジェミョンとテウォンは商家に戻りました。テウォンは財を処分したと聞いて驚きました。コン・ジェミョンはチョン・ナンジョンの傘下になってテウォンを助けたのでした。テウォンは辞めたほうがマシだと怒りました。
「やめちまえ!復讐も何もかも辞めて出ていけ!」
コン・ジェミョンはテウォンの頬を殴りました。(心が)傷ついたテウォンは出て行きました。
ソン・ジホンはチョン・ナンジョンに問い詰められていました。ソン・ジホンはたかが茶母(タモ)には罰が重すぎると釈明しました。チョン・ナンジョンはオクニョが店の経営の邪魔をし破談にもオクニョが関わっていると怒りました。
チョン・デシクは参奉(チャンボン)として典獄署に出仕しました。
「お〜チョン参奉(チャンボン)。おこぼれをもらいに来たのか?私の受けた屈辱がいったいどういうものだったか知らしめてやる!お〜い。イ奉事(ボンサ)チ・チョンドク、ユグム!チョン・デシクが署長だったことは忘れろ。わかったな?」
ユ・ジョンフェは愉快になりチョン・デシクをいじめました。
「チョン参奉(チャンボン)の旦那、よくもオクニョに罪を着せてくれましたね。人のできることですか?」
チ・チョンドクはチョン・デシクに苦言を呈しました。
「チョン参奉(チャンボン)そなた。そちも人としてこれまでの自分を顧みよ。今後は私も厳しく接するゆえそちは心して仕事に励め。」
イ・ソジョンはチョン・デシクに苦言を呈しました。
「チョン参奉(チャンボン)その服お似合いよ。」
ユグムも冷たく言いました。
「これぞまさに塞翁が馬だ。この屈辱に耐えればいつの日にかまだ風向きも変わろう。あ〜チクショー。」
チョン参奉(チャンボン)は一人残されました。
チョン・ナンジョンはユン・ウォニョンに三日後に助かるかもしれないオクニョを何としてでも奴婢にするように頼みました。ユン・テウォンはたかが茶母(タモ)に口出しすると面目が潰れると言いました。チョン・ナンジョンはオクニョを奴婢とする約束を守るように厳しく念押ししました。
シネは布団から起き上がり薬を飲みました。
「従事官旦那様のこと何か聞いてる?」
シネはチョングムに尋ねました。
「お嬢様。従事官様のことはもうお忘れください。聞いたところによると奥様と従事官様は決別されたようです。それにオクニョという女との関係はお嬢様が想像した通りでした。ですからあの方のことは忘れて元気を出しましょう。あ〜お口を開けてください♪」
チョン・ナンジョンはコン・ジェミョン商団を尋ねました。コン・ジェミョンたちはチョン・ナンジョンに頭を下げました。するとテウォンがひょっこり現れました。チョン・ナンジョンは自分に従えば許すとテウォンに言いました。
「笑わせるな。奥様とは何の縁も無い。あんたに認めてもらいたいとは思ってない。俺れを部下扱いするな。俺はコン・ジェミョン商団とは縁を切った。」
テウォンはコン・ジェミョンの肩にぶつかって去りました。
コン・ジェミョンはチョン・ナンジョンに謝り今後は力を尽くすと約束しました。
チョン・ナンジョンはコン・ジェミョンに自分の名前を使うなどして好きにするように言いました。チョン・マッケは今まで以上に稼げるだろうとコン・ジェミョンに言いました。
コン・ジェミョンはチョン・ナンジョンの肝の大きさに関心しトチとチャクトにしばらく従ってるふりをするように言いました。
夜の素素樓(ソソル)。テウォンは飲んで泥酔していました。
「チョン・ナンジョンは思ったほど悪人じゃない。商団を縛るつもりはないらしい。金も好きに使わせてくれるそうだ。」
トチはテウォンに言いました。
「俺は素素樓(ソソル)で妓女(キニョ、妓生の女)と遊んで暮らす。」
テウォンは落ち込んでいました。
オクニョは牢屋の中で座っているとチョン・デシクが中に入ってきました。
「私はオクニョに謝らなければならぬ。チョン・ナンジョンの兄が来てお前にすべての罪を着せたら助けてくれると言われた。私は俺を裏切ったユ・ジョンフェに復讐することしか頭になかった。私は復讐したい一心で人としてしてはいけぬことをした。お前には本当にすまないことをした。許してくれ。」
チョン・デシクは両手を突いてオクニョに謝りました。
「私は旦那様をお恨みしていません。はじめかた狙われていたのは私です。旦那様が署長じゃなくても私は陥れられていました。改めて裁きを受けられますし。気にしないでください。」
オクニョはチョン・デシクに言いました。
「アイゴー・・・・・・・・私はどうすれば・・・。」
チョン・デシクは泣きました。
イ・ジハムとチョン・ウチは友人の刑曹参議キム・テジョンに会い「オクニョを我が子のように思っている」とオクニョが囚人の生活のためにしたことだと言いました。キム・テジョンはユン・ウォニョンがオクニョを奴婢にしたがっていると謝りました。
ソン・ジホンは捕盗庁(ポドチョン)にテウォンを呼び軍への塩の納入の件で尋ねました。テウォンは言えないと答えました。次にジホンはオクニョに同じことを尋ねました。オクニョは答えられませんでした。
「話してくれなければ助けてやれない。」
「申し訳ありません旦那様。」
ジホンは捕盗大将(ポドテジャン)に呼ばれました。捕盗大将(ポドテジャン)は今日中に鞭打ちを5回に減らして刑を執行すると言いました。
ヤン・ドングはオクニョにソン・ジホンがこの件の担当を外れてオクニョは典獄署に行き刑が執行されると告げました。
ソン・ソグはテウォンに刑の執行を伝えました。テウォンは焦りソン・ジホンにつかみかかりました。
「これは俺の過ちです。刑曹に行って長官に訴えます。」
「これはユン・ウォニョン大監のご意向だ。かえりなさい。」
「旦那様。オクニョを助けてください!」
「そちはユン・ウォニョン大監の息子であろう。頼んだほうが早いのではないか?」
夜になりました。
刑曹の長官イ・ジョンミョンはカン・ソノとミン尚宮と合流しました。イ・ジョンミョンたちが部屋に入ると両班たちが整列して立ち「大監」とジョンミョンを迎えました。
「小尹(ソユン)の目がありながら皆にこうして集まってもらったのは横暴が目に余るからだ。今の朝鮮は国ではない。干ばつと洪水で民が飢え死にしている。奴らは己の誕生日に十日も宴会を開きひたすら朝廷では政敵を排除する策ばかりが行われている。これで国といえようか。そのうえ他国から賊が来て略奪を繰り返し民を苦しめておるのに国は関心を持たぬ。連中が関心があるのは己の富と権力だけだ。奴らはこれまで幾度となく謀反の濡れ衣を着せて罪をねつ造してきた。このような暴挙は見過ごせぬ。今こそ我らが立ち上がるべきだ。」
イ・ジョンミョンは皆に言いました。
大妃の部屋。
文宗(ムンジョン)大妃はユン・ウォニョン、チョン・サンホら三人の高官を集め「武定宝鑑(ムジョンポガム、国の政変・騒乱の記録)」について話し始めました。大妃が武定宝鑑を草稿を取り寄せて読んだところユン・イムの側近イ・オンジョク(イ・ヨンジョク)への称賛ばかりであったと言いました。
「これは謀反ではないか!」
ユン・ウォニョンは言いました。
「謀反を企てる者を洗い出して排除してきた。未だ後を絶たぬとはどういうことだ。」
大妃は言いました。
「大妃様。私どもが排除いたします。ことなきになるよう処理します。」
チョン・サンホは言いました。
内禁衛(ネグミ)の従事官キ・チュンスは兵を率いて記録を編纂する者たちを捕まえました。
明宗(ミョンジョン)は王の護衛(内禁衛(ネグミ)の従事官)ハン・ジェソから報告を受けて驚きました。
「武定宝鑑は私がありのまま記せと命じた。それが逆賊とみなされるとはどういうことだ!」
ユン・ウォニョンは学者への拷問を命じていました。そこに明宗(ミョンジョン)が現れ拷問の中止を命じました。
「この国の王は大妃様ではない。ただちにやめよ!」
拷問の中止は大妃に伝えられました。
オクニョは囚人として典獄署を出ていくことになりました。知り合いの囚人たちはオクニョに同情しました。チ・チョンドクもユグムも悲しい気持ちでいっぱいでした。チ・チョンドクはつらくて見送りできませんでした。ユグムとイ・ソジョンはオクニョに優しく話しかけました。オクニョは礼を言いました。
「オクニョ。ほんとうにすまないと思っている。」
チョン・デシクは言いました。
「お気になさらないでくださいナウリ。」
ユ・ジョンフェも元気を出すようにオクニョを励ましました。
ユグムはいつまでも泣いていましたが表情は正直に悲しいと言っていました。
チ・チョンドクは部屋で声をあげて泣いていました。
典獄署の外ではチョンドンやイ・ジハム、チョン・ウチたちがオクニョとの別れを惜しみました。オクニョは何度も振り返り不安そうにしながら行きました。オクニョはテウォンの姿を探していました。テウォンはオクニョの後ろ姿を隠れて見送っていました。
ユン・ウォニョンは輿に乗り道を進んでいました。すると武装した武人がユン・テウォンを襲撃しました。
「何者だ!」
ユン・ウォニョンは怒鳴りました。
偶然テウォンとトチが通りがかりました。ユン・ウォニョンは腕をに傷を負い逃げました。テウォンは駆け付け刺客を蹴り倒しましたがユン・ウォニョンは腹を刺されて瀕死でした。
夜になりチョン・マッケは慌ててチョン・ナンジョンに敵の奇襲を知らせました。ユン・ウォニョンは自宅に寝かされました。
キ・チュンスは文定大妃(ムンジョンテビ)にユン・ウォニョンが奇襲を受けたことを報告しました。大妃はすぐに内医員を送るように命じました。
明宗(ミョンジョン)にも同じことがハン・ジェソにより報告されました。明宗(ミョンジョン)は事の次第を調べるよう命じました。
ユン・ウォニョンを診察した御医は施す手がもう無く意識が戻るのを待つだけだとチョン・ナンジョンに言いました。テウォンは門の外で待っていました。トチはテウォンに状況を知らせました。
日中の酒場。
イ・ジハムは落ち込んでいるチ・チョンドクを慰めていました。酒場の女将もとても心配していました。チョンドンが部屋に入るとチ・チョンドクは泣いていました。
「オクニョを取り戻そう。ウチや。お前の出番だ。オクニョをどうやって取り戻すか考えるのだ。」
イ・ジハムは言いました。
「行けそうな手があります。でも見つかれば全員死罪です。」
チョン・ウチはオクニョを丘史(クサ)という王が王族や功臣に与える官奴婢にしてオクニョを連れ出すと言いました。
「お会いしたこともない国王がオクニョを助けてくださるのだ。書類を偽造して王命と偽るのです。」
イ・ジハムは王の命令書を知り合いの学者に借りました。チョン・ウチたちは知り合いに王命の筆跡を模写してもらいました。
チョン・ウチとウチの弟分コ・テギルはソンパのヨンマンに会い玉璽を偽造するように頼みました。
チョン・ウチたちは王命を偽造しました。
チョン・ウチとコ・テギルは馬を駆って海州に行きました。
チョン・ナンジョンはユン・ウォニョンの介抱をしていました。ユン・ウォニョンは目を覚ましませんでした。
カン・ソノはミン尚宮にユン・ウォニョンの様子を尋ねました。カン・ソノはすぐには死なないだろうと言いました。ミン尚宮はオクニョが奴婢となり海州に行ったと言うとカン・ソノは驚きました。
カン・ソノは王宮に行き明宗(ミョンジョン)に会いました。明宗(ミョンジョン)はイ・ジョンミョンの上疏(じょうそ、上奏)は受け取ったと言いました。カン・ソノはイ・ジョンミョンたちは王様にとって大きな力になるだろうと言いました。
カン・ソノは明宗(ミョンジョン)にオクニョが官奴婢にされたことを報告しました。
明宗(ミョンジョン)は驚きました。
夜。護送中のオクニョたちの行列が襲われました。
酒場にあつまったチョンドンとチョン・ウチとイ・ジハムはオクニョを助ける方法について考えました。イ・ジハムは知り合いの刑曹参議(ヒョンジョチャミ)のキム・テジョンに会ってみると言いました。
捕盗庁(ポドチョン)ではヤン・ドングが気を利かせてテウォンをオクニョに会わせました。テウォンはオクニョに塩を納めたことは知らなかったと言うように言いました。
「もし言ったら絶好だぞ。なぜかソン・ジホンはお前の味方みたいだな。とにかく心配するな。」
テウォンとコン・ジェミョンは放免されました。コン・ジェミョンはオクニョに味方したソン・ジホンについて調べるように言いました。
典獄署ではチ・チョンドクとユグム、イ・ソジョンは心配してオクニョに駆け寄りました。ユ・ジョンフェも様子を見に現れました。ヤン・ドングはオクニョ以外は放免されたと言いました。ユ・ジョンフェはヤン・ドングを部屋に呼ぶと事情を尋ねました。ヤン・ドングはユ・ジョンフェが典獄署に戻ってくると言いました。
「心配するな。参奉(チャンボン)に降格となった。そなたの部下だ。」
「あ〜肝を冷やした。や〜焦ったぞ。アイゴ。奴が署長として戻ってくるかと思った。」
ユ・ジョンフェは胸を撫で下ろしました。
チョン・マッケは妹のチョン・ナンジョンに状況を報告しました。チョン・ナンジョンはオクニョに味方するソン・ジホンに驚きました。
「やめちまえ!復讐も何もかも辞めて出ていけ!」
コン・ジェミョンはテウォンの頬を殴りました。(心が)傷ついたテウォンは出て行きました。
ソン・ジホンはチョン・ナンジョンに問い詰められていました。ソン・ジホンはたかが茶母(タモ)には罰が重すぎると釈明しました。チョン・ナンジョンはオクニョが店の経営の邪魔をし破談にもオクニョが関わっていると怒りました。
チョン・デシクは参奉(チャンボン)として典獄署に出仕しました。
「お〜チョン参奉(チャンボン)。おこぼれをもらいに来たのか?私の受けた屈辱がいったいどういうものだったか知らしめてやる!お〜い。イ奉事(ボンサ)チ・チョンドク、ユグム!チョン・デシクが署長だったことは忘れろ。わかったな?」
ユ・ジョンフェは愉快になりチョン・デシクをいじめました。
「チョン参奉(チャンボン)の旦那、よくもオクニョに罪を着せてくれましたね。人のできることですか?」
チ・チョンドクはチョン・デシクに苦言を呈しました。
「チョン参奉(チャンボン)そなた。そちも人としてこれまでの自分を顧みよ。今後は私も厳しく接するゆえそちは心して仕事に励め。」
イ・ソジョンはチョン・デシクに苦言を呈しました。
「チョン参奉(チャンボン)その服お似合いよ。」
ユグムも冷たく言いました。
「これぞまさに塞翁が馬だ。この屈辱に耐えればいつの日にかまだ風向きも変わろう。あ〜チクショー。」
チョン参奉(チャンボン)は一人残されました。
チョン・ナンジョンはユン・ウォニョンに三日後に助かるかもしれないオクニョを何としてでも奴婢にするように頼みました。ユン・テウォンはたかが茶母(タモ)に口出しすると面目が潰れると言いました。チョン・ナンジョンはオクニョを奴婢とする約束を守るように厳しく念押ししました。
シネは布団から起き上がり薬を飲みました。
「従事官旦那様のこと何か聞いてる?」
シネはチョングムに尋ねました。
「お嬢様。従事官様のことはもうお忘れください。聞いたところによると奥様と従事官様は決別されたようです。それにオクニョという女との関係はお嬢様が想像した通りでした。ですからあの方のことは忘れて元気を出しましょう。あ〜お口を開けてください♪」
チョン・ナンジョンはコン・ジェミョン商団を尋ねました。コン・ジェミョンたちはチョン・ナンジョンに頭を下げました。するとテウォンがひょっこり現れました。チョン・ナンジョンは自分に従えば許すとテウォンに言いました。
「笑わせるな。奥様とは何の縁も無い。あんたに認めてもらいたいとは思ってない。俺れを部下扱いするな。俺はコン・ジェミョン商団とは縁を切った。」
テウォンはコン・ジェミョンの肩にぶつかって去りました。
コン・ジェミョンはチョン・ナンジョンに謝り今後は力を尽くすと約束しました。
チョン・ナンジョンはコン・ジェミョンに自分の名前を使うなどして好きにするように言いました。チョン・マッケは今まで以上に稼げるだろうとコン・ジェミョンに言いました。
コン・ジェミョンはチョン・ナンジョンの肝の大きさに関心しトチとチャクトにしばらく従ってるふりをするように言いました。
「チョン・ナンジョンは思ったほど悪人じゃない。商団を縛るつもりはないらしい。金も好きに使わせてくれるそうだ。」
トチはテウォンに言いました。
「俺は素素樓(ソソル)で妓女(キニョ、妓生の女)と遊んで暮らす。」
テウォンは落ち込んでいました。
オクニョは牢屋の中で座っているとチョン・デシクが中に入ってきました。
「私はオクニョに謝らなければならぬ。チョン・ナンジョンの兄が来てお前にすべての罪を着せたら助けてくれると言われた。私は俺を裏切ったユ・ジョンフェに復讐することしか頭になかった。私は復讐したい一心で人としてしてはいけぬことをした。お前には本当にすまないことをした。許してくれ。」
チョン・デシクは両手を突いてオクニョに謝りました。
「私は旦那様をお恨みしていません。はじめかた狙われていたのは私です。旦那様が署長じゃなくても私は陥れられていました。改めて裁きを受けられますし。気にしないでください。」
オクニョはチョン・デシクに言いました。
「アイゴー・・・・・・・・私はどうすれば・・・。」
チョン・デシクは泣きました。
イ・ジハムとチョン・ウチは友人の刑曹参議キム・テジョンに会い「オクニョを我が子のように思っている」とオクニョが囚人の生活のためにしたことだと言いました。キム・テジョンはユン・ウォニョンがオクニョを奴婢にしたがっていると謝りました。
ソン・ジホンは捕盗庁(ポドチョン)にテウォンを呼び軍への塩の納入の件で尋ねました。テウォンは言えないと答えました。次にジホンはオクニョに同じことを尋ねました。オクニョは答えられませんでした。
「話してくれなければ助けてやれない。」
「申し訳ありません旦那様。」
ジホンは捕盗大将(ポドテジャン)に呼ばれました。捕盗大将(ポドテジャン)は今日中に鞭打ちを5回に減らして刑を執行すると言いました。
ヤン・ドングはオクニョにソン・ジホンがこの件の担当を外れてオクニョは典獄署に行き刑が執行されると告げました。
ソン・ソグはテウォンに刑の執行を伝えました。テウォンは焦りソン・ジホンにつかみかかりました。
「これは俺の過ちです。刑曹に行って長官に訴えます。」
「これはユン・ウォニョン大監のご意向だ。かえりなさい。」
「旦那様。オクニョを助けてください!」
「そちはユン・ウォニョン大監の息子であろう。頼んだほうが早いのではないか?」
夜になりました。
刑曹の長官イ・ジョンミョンはカン・ソノとミン尚宮と合流しました。イ・ジョンミョンたちが部屋に入ると両班たちが整列して立ち「大監」とジョンミョンを迎えました。
「小尹(ソユン)の目がありながら皆にこうして集まってもらったのは横暴が目に余るからだ。今の朝鮮は国ではない。干ばつと洪水で民が飢え死にしている。奴らは己の誕生日に十日も宴会を開きひたすら朝廷では政敵を排除する策ばかりが行われている。これで国といえようか。そのうえ他国から賊が来て略奪を繰り返し民を苦しめておるのに国は関心を持たぬ。連中が関心があるのは己の富と権力だけだ。奴らはこれまで幾度となく謀反の濡れ衣を着せて罪をねつ造してきた。このような暴挙は見過ごせぬ。今こそ我らが立ち上がるべきだ。」
イ・ジョンミョンは皆に言いました。
文宗(ムンジョン)大妃はユン・ウォニョン、チョン・サンホら三人の高官を集め「武定宝鑑(ムジョンポガム、国の政変・騒乱の記録)」について話し始めました。大妃が武定宝鑑を草稿を取り寄せて読んだところユン・イムの側近イ・オンジョク(イ・ヨンジョク)への称賛ばかりであったと言いました。
「これは謀反ではないか!」
ユン・ウォニョンは言いました。
「謀反を企てる者を洗い出して排除してきた。未だ後を絶たぬとはどういうことだ。」
大妃は言いました。
「大妃様。私どもが排除いたします。ことなきになるよう処理します。」
チョン・サンホは言いました。
内禁衛(ネグミ)の従事官キ・チュンスは兵を率いて記録を編纂する者たちを捕まえました。
明宗(ミョンジョン)は王の護衛(内禁衛(ネグミ)の従事官)ハン・ジェソから報告を受けて驚きました。
「武定宝鑑は私がありのまま記せと命じた。それが逆賊とみなされるとはどういうことだ!」
ユン・ウォニョンは学者への拷問を命じていました。そこに明宗(ミョンジョン)が現れ拷問の中止を命じました。
「この国の王は大妃様ではない。ただちにやめよ!」
拷問の中止は大妃に伝えられました。
オクニョは囚人として典獄署を出ていくことになりました。知り合いの囚人たちはオクニョに同情しました。チ・チョンドクもユグムも悲しい気持ちでいっぱいでした。チ・チョンドクはつらくて見送りできませんでした。ユグムとイ・ソジョンはオクニョに優しく話しかけました。オクニョは礼を言いました。
「オクニョ。ほんとうにすまないと思っている。」
チョン・デシクは言いました。
「お気になさらないでくださいナウリ。」
ユ・ジョンフェも元気を出すようにオクニョを励ましました。
ユグムはいつまでも泣いていましたが表情は正直に悲しいと言っていました。
チ・チョンドクは部屋で声をあげて泣いていました。
典獄署の外ではチョンドンやイ・ジハム、チョン・ウチたちがオクニョとの別れを惜しみました。オクニョは何度も振り返り不安そうにしながら行きました。オクニョはテウォンの姿を探していました。テウォンはオクニョの後ろ姿を隠れて見送っていました。
ユン・ウォニョンは輿に乗り道を進んでいました。すると武装した武人がユン・テウォンを襲撃しました。
「何者だ!」
ユン・ウォニョンは怒鳴りました。
偶然テウォンとトチが通りがかりました。ユン・ウォニョンは腕をに傷を負い逃げました。テウォンは駆け付け刺客を蹴り倒しましたがユン・ウォニョンは腹を刺されて瀕死でした。
夜になりチョン・マッケは慌ててチョン・ナンジョンに敵の奇襲を知らせました。ユン・ウォニョンは自宅に寝かされました。
キ・チュンスは文定大妃(ムンジョンテビ)にユン・ウォニョンが奇襲を受けたことを報告しました。大妃はすぐに内医員を送るように命じました。
明宗(ミョンジョン)にも同じことがハン・ジェソにより報告されました。明宗(ミョンジョン)は事の次第を調べるよう命じました。
ユン・ウォニョンを診察した御医は施す手がもう無く意識が戻るのを待つだけだとチョン・ナンジョンに言いました。テウォンは門の外で待っていました。トチはテウォンに状況を知らせました。
日中の酒場。
イ・ジハムは落ち込んでいるチ・チョンドクを慰めていました。酒場の女将もとても心配していました。チョンドンが部屋に入るとチ・チョンドクは泣いていました。
「オクニョを取り戻そう。ウチや。お前の出番だ。オクニョをどうやって取り戻すか考えるのだ。」
イ・ジハムは言いました。
「行けそうな手があります。でも見つかれば全員死罪です。」
チョン・ウチはオクニョを丘史(クサ)という王が王族や功臣に与える官奴婢にしてオクニョを連れ出すと言いました。
「お会いしたこともない国王がオクニョを助けてくださるのだ。書類を偽造して王命と偽るのです。」
イ・ジハムは王の命令書を知り合いの学者に借りました。チョン・ウチたちは知り合いに王命の筆跡を模写してもらいました。
チョン・ウチとウチの弟分コ・テギルはソンパのヨンマンに会い玉璽を偽造するように頼みました。
チョン・ウチたちは王命を偽造しました。
チョン・ウチとコ・テギルは馬を駆って海州に行きました。
チョン・ナンジョンはユン・ウォニョンの介抱をしていました。ユン・ウォニョンは目を覚ましませんでした。
カン・ソノはミン尚宮にユン・ウォニョンの様子を尋ねました。カン・ソノはすぐには死なないだろうと言いました。ミン尚宮はオクニョが奴婢となり海州に行ったと言うとカン・ソノは驚きました。
カン・ソノは王宮に行き明宗(ミョンジョン)に会いました。明宗(ミョンジョン)はイ・ジョンミョンの上疏(じょうそ、上奏)は受け取ったと言いました。カン・ソノはイ・ジョンミョンたちは王様にとって大きな力になるだろうと言いました。
カン・ソノは明宗(ミョンジョン)にオクニョが官奴婢にされたことを報告しました。
明宗(ミョンジョン)は驚きました。
夜。護送中のオクニョたちの行列が襲われました。
感想
オクニョは本当に海州の官奴婢になっちゃうのかな!?王様とカン・ソノはイ・ジョンミョンと手を取り合いました。テウォンも店を辞めて無職になりいったいどうやって生きていくというのでしょうか。カン・ソノという男は本当に役に立ちませんね。「自分では何もしない」タイプの無能な男です。カン・ソノの顔だけはまじめそうなんですけどね(笑)大妃と王様が対立して大妃とその弟がしたい放題暴れていて朝鮮の政治は無茶苦茶ですね。ここでちょっとユン・ウォニョン(尹元衡)について調べてみました。ネタバレになるので説明はしませんけど、ユン・ウォニョン(尹元衡)は実在した人物で姉の威を着て横暴を振るったようです。そういえば文定大妃(ムンジョンテビ)の夫は中宗(チュンジョン)ですよ!中宗(チュンジョン)といえば「チャングムの誓い」と「サイムダン、色の日記」のドラマにも出てくる王様です。その明宗(ミョンジョン)の寿命なんですが・・・かなり短い人生だったといえます。オバサンの私よりもいくつか下で、崩御されたようです。
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