サイムダン(師任堂)色の日記 9話のあらすじと感想<完全版>
目次
サイムダン9話のあらすじ 寿進坊日記
代行運転をしているソ・ジユンは酔った乗客の男に襲われそうになりました。街でジユンを見かけたハン・サンヒョンはジユンの運転する車をバイクで追いかけました。ジユンが悲鳴を上げて抵抗していたところをサンヒョンが現れて男の顔を叩いてジユンを守りました。
警察署。
男は会話をしただけで殴られたと主張して被害者を演じはじめました。
怒ったサンヒョンは男の襟首を掴みました。
ジユンはドライブレコーダーがあると主張しました。
ジユンが住むアパート。
夜遅くに疲れたジユンが家に帰りました。ウンスを寝かしつけた義母のキム・ジョンヒは「もっと早く帰って来なさい」とジユンを叱りました。
疲れ果てたジユンは箪笥にもたれかかりました。ジユンは留守番電話を確かめると友人のコ・ジョンヒが心配して送ったメッセージがありました。次のメッセージに息子のチョ・ウンスが通う学校から授業料の支払いがまだだという催促がありました。その次には仁川空港の検疫室から種子の診断結果が出たので取りに来て欲しいというメッセージがありました。
「なぜ私の前に現れたの?なぜ・・・。」
ジユンはサイムダンが描かれた美人画を見つめました。
朝鮮時代。
寿進坊(スジンバン)。
「子曰く、吾十有五にして学に志し、三十にして立つ・・・。」
イ・ヨルリョンは軒下の縁台に腰かけ書を読んでいました。
「漢陽(ハニャン)が何だ。北坪村(プクピョンチョン)よりつまらない。」
イ・ソンは自由に遊ぶことができず機嫌が悪くなりました。
あばら家で洗濯をしていた申師任堂(シン・サイムダン)は子どもたちを集めました。
本を読んでいたイ・ヒョルリョンは嫌々集まりました。
「みんな来なさい。話がある。ソンもヒョルリョンも早くして。ここが私たちの家になる。」
師任堂(サイムダン)は子どもたちに言いました。
「嫌です。私はこんな汚い家は嫌には住みたくありません。すぐに北坪村(プクピョンチョン)に戻りましょう。」
長男のイ・ソンは言いました。
「そうですお母さま。」
娘のイ・メチャンも嫌がりました。
ヒョルリョンは本さえ読めるなら平気でも北坪村(プクピョンチョン)のほうがいいと言いました。
「北坪村(プクピョンチョン)は墓守をするため伯母が譲り受けた。これで私たちの家はここだ。だが落心する必要はない。これにも何か意味があるのだ。」
サイムダンは子どもたちに言い聞かせました。
「意味など分かりません。分かりたくもないです。」
イ・ソンは嫌がりました。
「我々がここに来た日を覚えてる?雨に濡れるしかなかった。あなたたち覚えてる?」
師任堂(サイムダン)は子どもたちに言いました。
「この世の終わりかと思いました。」
娘のイ・メチャンは答えました。
「そうだ。私もそう思った。だがここに住むのが我々の運命だとしたらどう思う?」
師任堂(サイムダン)は言いました。
「これは家ではありません。暑さ寒さをしのげてこそ家ではありませんか?」
ソンは言いました。
「ソナ。見なさい。ならば暑さや寒さをしのげる家にすればよいではないか?さあ。よいか。ソンや。さあ。メチャン。早く。そうだ。ヒョルリョン。頑張りましょう。」
師任堂(サイムダン)は子どもたちの手を取りました。
「ウもやる。」
幼いイ・ウも元気を出しました。
家族は力を合わせました。
師任堂(サイムダン)と子どもたちは木で家を修理して障子を貼り直しました。
宜城君(ウイソングン)の家。
「はぁ。ふぅ。え~い!」
師任堂(サイムダン)と再会したイ・ギョム(宜城君)は二十年ぶりに暗い部屋で山の絵を描いてみましたが心が乱れて何枚もの絵をくしゃくしゃにしてしまいました。
夜になりました。
イ・ギョムはそのまま床に伏せって眠っていました。
「お召し上がりください。もう六日も召し上がっておられません。」
使用人の若い青年は主を心配しました。
イ・ギョム(李岒)は召使を下がらせました。
「もう下がりなさい。二十年前の青年(私)はどこへ行ったのか・・・・・・。私に才気などあったのだろうか。私のこの腕が・・・いったいどんな絵を描いていたのか。もう思い出せない。いったいどうしろというのだ。ああ・・・。はぁ。はぁ。」
髪を乱したイ・ギョムは涙を流してあおむけに寝転がりました。
イ・ギョム(李岒)は苦しんでいました。
ある日の寿進坊(スジンバン)。
師任堂(サイムダン)と子どもたちの家の修理が終わり美しくなりました。
軒に風鈴が掛けられ障子に草花の絵が描かれました。サイムダンは荷物を整理していると金剛山図が出てきました。
師任堂(サイムダン)は大切そうに宜城君(ウイソングン)から貰った巻物に触れると木箱に片付けて掃除に戻りました。
イ・ギョムは身なりも整えず寿進坊(スジンバン)の家を眺めに行きました。着替えもせず髪も整えないまま墨だらけの姿をした宜城君(ウイソングン)はいつの間にか家の庭に立っていました。師任堂(サイムダン)は子どもたちの世話をしながら笑っていました。イ・ギョムは納得したようにため息をつくと去りました。
宜城君(ウイソングン)の家。
イ・ギョムは屋敷に戻ると木の下に紐で繋がれた母犬(ボーダーコリー)と白や茶色、黒の毛をした三匹の子犬を見ました。母犬は宜城君(ウイソングン)に尾を振りました。イ・ギョム(宜城君)は犬を見て師任堂(サイムダン)と子どもたちを重ねて涙を流しました。
師任堂(サイムダン)はもはや人妻であり、イ・ギョム(李岒)の手の届かない人となっていました。
イ・ギョム(李岒)は子を慈しむ母の幸福というものを知りました。
イ・ギョムは山に登りました。イ・ギョム(宜城君)は崖の上に立って都城(トソン)を見下ろし深いため息をつきました。
寿進坊(スジンバン)の家(夕方)。
師任堂(サイムダン)が忙しそうに料理の下ごしらえをしているとイ・ギョムの使用人が現れ安国坊(アングクバン、イ・ギョムの家)からと差し入れが届きました。ヒャン(サイムダンの使用人)は師任堂(サイムダン)に受け取った贈り物を渡しました。
師任堂(サイムダン)が部屋で包みを開けると、贈り物は「母犬図(モギョンド)」でした。
「生き返ったのね。才能は生きていた。」
師任堂(サイムダン)は絵を指でなぞりました。
安堵した師任堂(サイムダン)は返事の手紙を丁寧に書きました。師任堂(サイムダン)は生き生きとした山河の情景をイ・ギョム(李岒)に重ねて詩に書きました。
「やわらかな日差しに山河は美しく 風が吹き花の香が漂う」
「泥土は緩み燕はせわしなく飛ぶ 暖かい砂の上で子犬が眠る」
イ・ギョム(李岒)は子育てで忙しい動物たちを師任堂(サイムダン)に重ねて返歌を詠みました。そこには我が子さえいればいいと思う母の心が言葉で描かれていました。
現代の博物館。
ジユンはウンスと「母犬図」を見に行きました。
「私たち、もうしばらくあの家に住むわ。どうせ生きるなら楽しく過ごしたい。お母さんはウンスがいれば幸せよ。」
ジユンもまた師任堂(サイムダン)と同じように、我が子さえ生きていればよいと思いました。
ジユンはサイムダンに影響されて部屋にペンキを塗り住みやすいように美しく整えました。義母は「すぐ引っ越すのに」とぼやきながらトイレ掃除をしていました。掃除が終わり、ジユンはウンスとともに撫子(ナデシコ)の種を撒きました。
「数百年はたってるわ。私のウンスはどんな花が好き?」
「お母さんだよ!」
ウンスが答えるとジユンは息子が愛おしくなりました。
「何が楽しいのやら。」
掃除に疲れた義母は冷蔵庫の飲み物を取り出しました。
「お義母様。短期間でも楽しく過ごしましょう。家が暗いと気持ちまで暗くなります。」
ジユンは明るく言いました。
ジユンに連絡があり、急いで家を後にしました。
ミン教授の部下がジユンのアパートの前までやって来ました。二人の部下はジユンの後を尾行しました。
ジユンはハン・サンヒョンと合流しました。
ハン・サンヒョンは寿進坊(スジンバン)があった場所をジユンに案内しました。
「タイムマシンがあったらな。何か飲みに行きましょう。」
サンヒョンはそう言うとジユンをカフェに誘いました。
ミン・ジョンハクの二人の部下はジユンたちの後に続きました。
テラス。
「あ~。師任堂(サイムダン)の跡地がカフェとは。完全に様変わりした。」
サンヒョンは飲み物を飲みました。
「師任堂(サイムダン)もあの山を見たのね。」
ジユンは向かいにある山を眺めながら言いました。
「そうでしょうね。」
サンヒョンは軽く言いました。
朝鮮時代。
「二十年間封じられていた才能が花開いた!」
甥のイ・フは喜びました。
「だが噂を聞いたことがないな。あの両班は男色家だそうだ。平壌(ピョンヤン)でどこぞの男(イ・フ)と抱き合っていたそうだ。」
通りがかった両班は連れの男に言いました。
再び筆を取り始めたイ・ギョム(宜城君)の評判はたちどころに都城中の評判となりました。若い女たちは皆、見事な絵を描くイ・ギョムに憧れました。
「わ~素敵!朝鮮最高の美男と聞いたわ。音楽の才能もあって頭もいいって!」
「この世のすべてを与えられたお方ね。」
女たちは摘んだ草花を手に持って、ギョムの周りに集まりました。
「どうですか?アッハッハ!」
イ・ギョムが簡単な絵を描き終えると商売上手なギョムの甥イ・フは絵を女たちにひらめかせました。
イ・ギョムの様子を観察する一人の男(薄緑色の衣を来たオカマっぽい男)がいました。
「出し過ぎるとありがたみが薄れる。」
イ・ギョム(李岒)はイ・フに言いました。
「わかってます!」
イ・フは絵を片付けました。
イ・ギョムは優雅に馬に乗ると女たちは嬌声をあげました。
馬上で花を手に持ったイ・フは女に投げキッスを送りました。
「人気がありすぎて困るな。」
イ・ギョム(李岒)は言いました。
「まったくです。」
イ・フは自分がモテると思っていました。
「ひとつ尋ねてよいか?ある女人に絵を贈ったのだが。」
イ・ギョムは尋ねました。
「叔父上に女人がいたのですか?」
「私ではなく知り合いの話しだ。」
イ・ギョムとイ・フは家で話し合いました。
「叔父上が、ある女人(にょにん)に絵を贈ったが・・・?」
イ・フは叔父に話しかけました。
「あは~。私ではない人だ。そしたらその女人から手紙が来たのだ。その女人はどんな気持ちだろうか。」
イ・ギョムはイ・フに尋ねました。
「その詩はどんな内容でしたか?」
イ・フは言いました。
「それはその・・・・・・。特別な内容ではないが、その詩はだな・・・。もう下がれ。冷たい水をくれ。」
イ・ギョム(李岒)人妻を想う詩など甥に言えるはずもなく、顔が熱くなりました。
「もったいぶって何の話ですか。叔父上!」
イ・フは興味が湧きました。
部屋には母犬図が掛けられていました。
「暑苦しい衣だな。ええい。衣だけではない。あいつらの言葉づかいもな。何々でございますや事あるごとになりませぬ。え〜い。この朝鮮で生きていくのは実に苦しいな。他の国でも同じだろうか?アイゴ。もう下がれ。」
イ・ギョム(李岒)は座布団の上で寝転がりました。
朝廷。
大臣たちは雑談していました。
領議政は絵に詳しい右議政に山水画についての考えを尋ねました。
右議政は謙遜するとあらゆる決まりを王族が無視するとはと暗に宜城君を批判しました。
そこに中宗(チュンジョン)が堂内に入って来ました。
中宗は宜城君は政治に関心のない風流人だと言いました。
左議政は民が宜城君を慕っているので世の中の風紀が乱れると言いました。
領議政は安国坊(アングクバン)をすぐに閉鎖するよう訴えました。
中宗は噂の絵を見に行くことに決めました。
師任堂(サイムダン)は使用人のヒャンと街を歩いていました。
ヒャンは品物の多さにびっくりしていました。
師任堂(サイムダン)はここの物価は北坪村(プクピョンチョン)の何倍にもなるとヒャンに言いました。
師任堂(サイムダン)は生活費が二月分しかないので物を売って稼ぐために市場を調べて何が売れているのか帳面に記録していました。
師任堂(サイムダン)は桃色の紙に触れました。
師任堂(サイムダン)が紙を調べていると馬で駆ける国王、中宗の行列が通りがかりました。
師任堂(サイムダン)は父が殺された時のことを思い出し、胸の傷がうずきました。
現代。
ジユンとサンヒョンのもとにコ・ヘジョンが合流しました。
「大学の同期で先輩よ。挨拶して。」
ジユンはサンヒョンに言いました。サンヒョンは立ち上がると礼儀正しくヘジョンに挨拶しました。
三人は寿進坊(スジンバン)で書かれたという日記について話しました。
「これからは寿進坊(スジンバン)日記(イルギ)と呼びましょう。」
ジユンは二人に言いました。
その様子を教授の部下が見ていました。
ヘジョンは日記の修復をするため先に帰りました。
ジユンは義母に誤解されたくないのでサンヒョンと別れて帰りました。
「ちょっと不愉快だな。お義母さんは独身の僕と人妻のおばさんとの仲を疑うなんて。」
サンヒョンは首をかしげました。
結局サンヒョンは帰り道も同じなので家の階段の下までジユンについて行きました。
大学。
ミン・ジョンハクの部下はジユンとサンヒョンの仲を疑い同棲していると教授に報告しました。ミン・ジョンハクはジユンとサンヒョンが同棲して太った女性が一緒にいると報告を受けるとヘジョンのことが気になりました。
コ・ヘジョンの研究室。
ヘジョン寿進坊(スジンバン)日記を修復していました。
「これは何?これはどういうこと?」
ヘジョンは紙を剥がすと裏に横向きにハングル文字が書かれていました。ヘジョンはジユンに電話しました。ジユンはサンヒョンをヘジョンの職場に呼びました。クラブで若い女と遊んでいたサンヒョンも急いで博物館に向かいました。ハン・サンヒョンは寄って来た若い娘を置いて急ぎました。
夜の大学。
ミン・ジョンハク教授は部下から逐一報告を受けていました。
「ソ・ジユンの友人コ・ヘジョン?ソ・ジユンのアルバムを持ってこい。この女か?中央博物館か・・・。」
ミン・ジョンハクは太った女がコ・ヘジョンかどうか部下に確かめさせました。
国立中央博物館のヘジョンの研究室。
「私たちの魂はひとつゆえ私が離れても別れではない。叩かれ伸ばされた金箔のようにただ遠くに離れているだけだ。」
ジユンは復元されて浮かび上がったハングル文字を読みました。
「紙は明らかに寿進坊(スジンバン)日記と同年代のものだけど、なぜかこれだけハングルなのよ。なぜかしら。」
ヘジョンはピンセットで紙を観察しました。
「別れの詩だわ。16世紀のイギリスの詩よ。私が大好きな詩なの。」
「サイムダンが書いた詩ではないわね。」
ヘジョンが言うとジユンはこめかみを押さえました。
「ジユン。大丈夫?体には気を付けないと。」
ヘジョンはジユンを慰めました。
ハン・サンヒョンは中央博物館でミン・ジョンハクを見かけました。
ミン・ジョンハクは黙ってヘジョンの研究室に入りました。ヘジョンはミン教授を見ると息をのみ込み太った体で寿進坊(スジンバン)日記を隠しました。
「ソ・ジユン。何を隠している。まだ金剛山図で私の邪魔をするつもりか?」
「先生!お久しぶりです。かっこいいですね!」
サンヒョンはミン・ジョンハクの気を引きました。
「なぜお前がいるのだ。お前たち。ここで何をしているのだ。」
「ちょっとしたら集まりです。」
ヘジョンは微笑みました。
「ミン教授のファン同士で集まっているんです。」
ジユンは言いました。ハン・サンヒョンとコ・ヘジョンは笑ってごまかそうとしました。
ミン教授は机にあった詩を手にすると、気にする様子もなくまたもとに戻しました。
「いいか。しかっかり見てるからな。」
ジョンハクはジユンを脅そうとしました。
「私、もう帰らなきゃ。」
ジユンは急いで部屋を出るふりをしました。ハン・サンヒョンは「お送りします」とジユンに言いました。コ・ヘジョンもミン教授に帰るよう促しました。
ミン・ジョンハクは学長から電話が入り研究室を後にしました。
「私たち、もうここではもう無理ね。」
ヘジョンは言いました。
「別の場所に行きましょう。」
ジユンたち三人は中央博物館を後にしました。
ソンギャラリーから数枚の大きな絵画が運び出されました。
ジユンの夫、キム・ミンソクはソンギャラリーに忍び込みました。
ミンソクは誰もいなくなったソン・ミギョンの部屋にあるノートパソコンを開いてデータをコピーしました。ミンソクは逃げる時にメモを落として行きました。
ソン・ミギョンと夫のホ・ヨンドが部屋に戻ってきました。ソン・ミギョンはホ・ヨンドの愛人たちに口止めをするように言いました。ホ・ヨンドは金剛山図が偽物でも本物として押し通せと言うと、ミギョンは本物だと信じていると厳しい口調で言いました。
「資金洗浄から最近のRテックまで、株価操作で損失を出した投資家は私が持ってる裏帳簿を世の中に出したらどう思うかしら。」
ソン・ミギョンはホ・ヨンドの弱みを握っていました。ホ・ヨンドは悔しくて憤りました。
隠れて話を聴いていたミンソクは怒りました。
「パソコン閉じたかしら・・・。」
ミギョンは違和感を覚えました。そこに女性職員が現れ記者が集まりすぎて作品に傷がついたと報告しました。ミギョンは怒って作品を見るために部屋を出て行きました。
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感想
1回目の視聴感想
ドラマの9話でイ・ギョムが描いた母犬図(モギョンド)について。母犬図は韓国の国立中央博物館に実際に収蔵されていますが作者はイ・ギョムというか、李巌(発音はイ・アンかな?)の作品となっています。。博物館のページによれば、静仲李巌は臨瀛大君(イミョンテグン)李谷の曾孫(そうそん)で鳥獣画に秀でていたそうです。そして李巌の作品の数点が日本に存在するそうです!李巌の生まれは燕山君5年ですから、燕山君が廃された時に李巌は7歳くらいだったとも言われれます。
宜城君ことイ・ギョムは実在した李巌がモデルとなっている架空の人物でしょうか。だとすればほんとうにいたみたいに振舞ってるからまぎらわしいですね(笑)
そのイ・ギョムがドラマの中で描いた母犬図は実在する母犬図とまったくそっくりで、犬が何とボーダーコリーでした!子犬はまるでバーニーズみたいな犬でした。イ・ギョムがサイムダンを想う気持ちと子の世話をする母犬が重なり・・・イ・ギョムのくすぶっていた恋の炎に火がつき創作熱となるという空想話は素直に感動しました。六日も何も食べていないというイ・ギョムはまさに恋の病に罹っています。しかしギョムは男の夫人となり子だくさんのサイムダンですら愛することにしたのです。
では寿進坊(スジンバン)は実在したのでしょうか?場所としては中部寿進坊は実在したようです。場所は수송동(寿松洞)のあたり(Google Maps)になるかもしれません。その場所には現在首尔曹溪寺大雄殿という建物が立っているようです。安国坊(アングクバン)は現在のソウルの安国洞(Google Maps)は(韓国ドラマ「オクニョ」のテウォンの義母がいた町)にあり王宮のすぐ近くみたいですね。地理的には景福宮と昌徳宮の間でしょうか(韓国にすら行ったことはありませんが)?地図を見てたらそこに行ってみたくなりました!
実在する寿松洞と安国洞はほぼ隣り合っており距離にして1kmも無いようです(笑)
終わって気が付いたのですが、どうやら私が今見ている「韓国ドラマ師任堂(サイムダン)、色の日記」は35分(2分の1話)くらいを広告を入れまくりで60分にしているみたいです。
2017年8月24日視聴。
2回目の視聴感想
初回視聴から3年後の2020年6月16日に「師任堂(サイムダン)、色の日記」を再び視聴しました。久しぶりに見ても、成長してから見るとより詳しいディティールが分かって面白いと感じます。今回は師任堂(サイムダン)と再会して心乱れる宜城君(ウイソングン)が気持ちを整理した様子が描かれていました。宜城君(ウイソングン)は母犬と子犬たちが幸せそうにくっついている様子を見て心を決めました。それは師任堂(サイムダン)にとって(愚かな夫はともかく)子どもたちと健全な絆で結ばれていることが幸せなのだと宜城君(ウイソングン)は思ったようです。師任堂(サイムダン)が子どもを産んで子孫を残せたという幸福な状況であるなら宜城君(ウイソングン)はそれでよいと思ったと私は解釈しました。もう師任堂(サイムダン)と宜城君(ウイソングン)は恋人同士では無いのです。既婚者と初恋の彼という関係です。
ですが、寿進坊(スジンバン)日記に挟まれていたハングル文字の紙にはそれでも尚相手を愛している詩が書かれていました。おそらく宜城君(ウイソングン)が書いたものだと思います。別れてからも永遠に心で愛し合っている様子が詩に書かれているのです。これは私の解釈ですが、作者側もそのように表現しているので再開後の二人がこの詩のような関係になることが示唆されています。
(2020年6月16日。)
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