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サイムダン38話のあらすじ 師任堂-Saimdang, Light's Diary Episode38

サイムダン(師任堂)色の日記 38話のあらすじと感想<完全版>

サイムダン(師任堂)色の日記 38話のあらすじ 韓国ドラマ

目次

サイムダン38話のあらすじ 歓喜する民衆

大臣と官僚たちは白い衣姿で王宮の庭で抗議の座り込みを行っていました。

サイムダン(師任堂)は王の御前で御真画師(オジンファサ)として中宗の肖像画を描いていました。サイムダン(師任堂)は下描きを終え、本画の輪郭を描いていました。
「良禽択木。賢い鳥は止まる木を選ぶそうだ。そなたを登用したことで全国の儒者から訴えがきている。」
中宗はサイムダンに言いました。
「王宮の中にいるので外のことは分かりません。」
サイムダン(師任堂)は答えました。
「そなたが嵐の中心にいるのに静かだと申すのか。」
「恐れ入ります。」
「恐れぬのか?」
「飄風(ひょうふう)は朝を終えず驟雨(しゅうう)は日を終えずと申します。」
「老子を学んだ女人(にょにん)か。キョム(宜城君)が惚れるわけだ。」
「すべてを運命だと思ってます。」
「運命?」
「受け入れたら恐れも躊躇もなくなりました。必ず殿下の御真影を描き上げます。」
「その勇気はどこからうまれる?」
「勇ましさではなく母の心です。」
「どういう意味だ。面を上げて答えよ。」
「図画署(トファソ)の画員(ファウォン)になりたいと願う娘に望みを見せたかったのです。」
「ならば母の心で答えよ。」
「民を子とすべき王の心は母の心と同じであろうか。」
「宜城君様です。」
尚膳は部屋の外から王に言いました。
「入りなさい。」
「お呼びですか殿下。」
「来たか。余がサイムダンに意見を聞くところだ。サイムダン。今の朝鮮で最も正してほしいことは何だ。」
「・・・・・・。」
サイムダン(師任堂)は沈黙しました。
「殿下。どうして絵師ごときに・・・。」
宜城君は助け舟を出そうとしました。
「女人でありながら画員になった者だ。そして画員(ファウォン)である前に楊柳紙所(ヤンニュンジソ)も率いておる。国王は民の声に耳を傾けるべきであろう。聞かせてほしいサイムダンよ。今のこの国で最も正してほしいことはなんだ?言ってみよ。余が問うておるのだぞ。」
「・・・・・・。」
サイムダン(師任堂)は姿勢を正しました。
「夢を抱ける国にしてほしいです。」
「夢を抱ける国とは?」
「暮らしがよくなるだろうという夢。努力すればよくなるという夢です。夜が怖くないのは待てば必ず朝が来ると信じられるからです。女人(にょにん)や両班ではないという理由で夢を抱けぬのなら、夜を恐れながら一生を過ごすのと同じです。殿下。夢を抱ける国を、お作りください。」
「夢を・・・抱ける国。そのような国を?」
ミン・チヒョンの家。
「兵船の図面の入手はどうなった?」
ミン・チヒョンは自室に戻り座りました。
「王宮内の図画署(トファソ)に保管されていますが警備が厳しく御真影のせいで人目も集まっています。」
フィウムダンは答えました。
「人を抱き込むなりカネを使うなりせよ!」
ミン・チヒョンは怒鳴りました。
「宜城君が図画署(トファソ)に来てから警戒が増してます。お金はもう通用しません!私も必死なのです。」
「宜城君!宜城君!殺してしまえばいい。密にやれ。」
「旦那様。」
「できぬことはない。早く消すべきだった。」
「旦那様。それはなりません!」
「なぜ。あいつに未練があるのか。それとも、生まれが卑しいからこの程度の屋敷で満足か。私は違う。必死で昇りつめた地位だ。必ず戻って見せる。必ず!」

寺。
「兵船の図面はどうした。」
倭人の大将はミン・チヒョンに言いました。
「御真影を描いているため朝廷の目が図画署(トファソ)に集中している。」
ミン・チヒョンは答えました。
「言い訳はいらぬ。」
「うかつに動けば私もお前たちも命が危うくなる。時間が必要だ。」
「長くは待てぬ。」
大将は立ち上がり帰ろうとしました。
ミン・チヒョンは短刀を抜いて大将の首に突きつけました。
「約束の図本は必ず持ってきてやる。」
ミン・チヒョンは小刀を捨てました。
「図本を手に入れるには宜城君を始末するしかない。」
ミン・チヒョンはつぶやきました。
「宜城君は唐津浦(タンジンポ)で会ったあの男です。」
倭人の子分は大将に教えました。
「うーむ。悩む必要はなかろう。殺すまでだ。刺客を貸してやる。」
大将は部下に刀を収めさせました。

夜の王宮。
中宗は寝間着姿で王座に座っていました。
「誰かおらぬか。尚膳!」
中宗は不安になり扉を開けると門の外から民がなだれ込んで暴れました。
「は!誰かおるか。おらぬか!」
中宗は夢から目覚めました。
「殿下。大丈夫でございますか殿下。」
内禁衛将(ネグミジャン)が駆け付けました。
「空に太陽は、いくつある?空に太陽は、ひとつでなければならぬ。」
「御医をよべ。」
「いらぬ。市中に出かける。」
「お体がご回復されるまで安静にしなければ・・・。」
「準備せよ。」

日中の都城(トソン)。
中宗は内禁衛将(ネグミジャン)とお忍びで外出しました。
「すべては腐った大臣らを放っておいたせいです。高麗紙の問題が起きた時に膿を出しきるべきだったのです。」
高官は噂ていました。
「今こそ世子邸下(チョハ)はひるまず改革をすすめるべきです。」
格下の男が同意しました。
「宜城君もいます。」
「そうです。国の希望です。」
「ですが御真影の件は賛成できません。」
「待て。我らは分裂せずにお助けすべきだ。」
「悪事は暴かれます。」
「この機をを逃してはなりません。」
高官たちは雑談しながら去りました。

楊柳紙所(ヤンニュンジソ)の近辺。
中宗は扇を仰いで市場を歩いていました。
「配達のあとで一杯やろう。」
紙売りの男は言いました。
「そうだ。その一言で元気が出て来た。」
「いつも元気なくせに何を言いやがる。」
「今は腹いっぱい飯が食えてゆっくり眠れる。」
「奥様のおかげだ。楊柳房(ヤンニュンバン)で暮らして行けば何の心配もない。小豆で味噌を作ると奥様が言ったら信じるぞ!へっへっへ。」
「国の王でもやらないことを奥様はおやりになっている。」
「その国王の絵まで奥様は描いてるらしい。」
「奥様(アッシ)のほうが立派だ。」
「おい言いすぎだぞ。」
「でも食わせてくれたのは奥様だろ。」

楊柳紙所(ヤンニュンジソ)の前を歩いている中宗の前にミン・チヒョンが現れました。

便殿
「科挙の受験資格を広げる案について、密に論じよう。」
天胤(チョンニュン)大君は残り少なくなった臣下に言いました。
「はい。邸下(チョハ)。」
そこに座り込んでいた大臣や高官らがぞろぞろと戻ってきました。
「主上殿下(チュサンチョナ)のおな〜り〜。」
中宗が部屋に入ってきました。
「主上殿下(チュサンチョナ)におかれましては、ご機嫌麗しゅうございます。」
大臣らは声を揃えて頭を下げました。
「殿下。お元気なお姿を拝見し、この上ない喜びでございます。」
世子は壇上から降りて父を迎えました。
「・・・・・・。」
中宗は息子を見ると、王座の前に立ちました。
「皆の者よく聞け。余は世子にゆだねて来た政治を、余が行うこととする。」
中宗は力のない声で言いました。
「ご聖恩の極みにございます殿下。」
領議政以下は声を張り上げました。
「世子。悪しき輩に惑わされて耳をふさがれて目も腐ってしまったようだな。追って沙汰が出るまで東宮殿にいろ。一歩も外に出るでない。」
「殿下・・・。」
「下がりおろう。」
中宗は世子を追い出しました。
「宜城君。お前は申師任堂とともに余の絵を描くがよい。」
「殿下・・・?」
「どうした。なぜ驚くのだ。余が認めた最高の画員(ファウォン)は後にも先にも宜城君だけだ。異論はなかろう。」
「私は画員(ファウォン)ではなく御真影の提調に過ぎません。主管画師は申氏夫人です。」
「ではそなたも主管画師(チュガンファサ)に任ぜよう。」
「殿下。主管画師は一人という・・・。」
「余が命じているのだぞ!宜城君は申師任堂とともに御真影の主管画師(チュガンファサ)に命じる。」
「・・・・・・。」
「かつで婚姻までしようとした仲ではないか。さぞや息もぴったり合うだろう。二人で力を合わせて末永く残る傑作を作り上げよ。」
「・・・・・・。」
御真影制作の間。
宜城君は師任堂の隣で肖像画の制作を行いました。
「若かりし頃も、そのようにして絵を描いたのであろう?その女人にほれ込み自ら婚書(ホンソ)を書いた若者と、金剛山に行きたくて王に頼もうとした娘。実に似合いの二人で会った。」
中宗は宜城君に言いました。
「殿下。何をおっしゃいます・・・。」
宜城君は戸惑いました。師任堂は動揺する気配もなく御真影に集中していました。
「通じ合う二人が共に絵を描いている。どうだ。嬉しいか?」
「それはございません殿下。」
師任堂は少し迷惑そうな表情を浮かべました。
「殿下。はるか昔のことで笑い話にすぎません。そのような邪念などありません。」
宜城君も言いました。
「邪心があろうがなかろうが、これが二人で会える最後の時かもしれん。そうではないか?」
「・・・・・・。」
二人は筆を止めました。
「申家師任堂。楊柳紙所(ヤンニュンジソ)で尊敬されているようだな。流民の世話はおろか働いた分だけ公平に儲けを分けるそうだな。」
中宗は御真影の前にしゃがみました。
「最善を尽くしただけです殿下。」
「ならば、その製紙所ではそなたが王といえる。
「滅相もございません。」
師任堂は騒動を回避しようとしました。
「殿下。なぜそのような憶測を・・・。」
宜城君は師任堂を守ろうとしました。
「憶測?余を侮辱するのか!」
「申し訳ありません。お許しください。」
すぐに宜城君は謝りました。
「申し訳ありません。」
師任堂も謝りました。
「今日は疲れた。ここまでにする。」
中宗は部屋から出て行きました。
宜城君とサイムダンは目を合わせました。
「どうも雲行きが怪しい。最悪の状況もありうる。」
「覚悟しています。」
「着彩が終われば大臣の評価が行われる。」
「道の先は見えずとも画人として最善を尽くすだけです。」
「このような殺風景な所でそなたと絵を描くことになろうとは。」
「・・・・・・。この場所でも私は嬉しいです。ご一緒できて感謝しています。そして済まなく思っています。」
師任堂は作業を続けました。

夜の図画署(トファソ)。
「夜間は入れぬ。」
役人はフィウムダンに言いました。
「いえ。大切な髪飾りを忘れて来たので。」
「ならば昼に来なさい。」
「翁主媽媽にいただいたのです。知られたらたいへんなことになります。」
「あ〜先日も来た絵の先生だな。通しても大丈夫だ。どうぞ。あ〜昼に食べたものがまずかったかな。腹が・・・すぐに出るように。」
別の役人が親しそうにフィウムダンに言い席を外しました。
フィウムダンは誰もいなくなった部屋で兵船の図面を探しはじめました。
「あ〜。見つからぬか?ならば帰りなさい。」
役人が戻ってきました。

フィウムダンは階段を降りていました。
「それにしても驚いたな。寝食を忘れて絵に没頭している。朝鮮最高の画員(ファウォン)だぞ。」
図画署(トファソ)の画員(ファウォン)たちが建物から出てきました。
「俺はいつになったら御真影を描けるようになるんだろ。」
「はははは。」
「それにしても男と女が身を寄せるようにして描く・・・妙だな。」
「何を言うか(笑)」
「今日はお疲れ様。」
「ばかいえ。」
「あり得るだろ。」
「見事な腕前だった。」
画員たちは帰宅しました。

フィウムダンは灯かりが付いている部屋を見上げて嫉妬しました。フィウムダンが扉の隙間から部屋を除くと宜城君と師任堂が話し合いながら、そして寄り添い合いながら御真影を制作していました。宜城君は師任堂のために蝋燭を手に持ちました。

中宗の肖像画を描くサイムダンを宜城君
※Youtubeより
フィウムダンはいつの間にか隣にいるのが自分だったらと自分の姿を師任堂と置き換え涙ぐみました。

フィウムダンは宜城君を愛していました。

フィウムダンはそっと扉を閉め口を手で押さえて泣きながら帰りました。

王の肖像画はほとんど完成していました。
日中の王宮の門前。
人々は御真影を見るために城門前に集まりました。

御真影のお披露目式。

回想シーン。
「光化門で殿下の肖像画を披露のですか?」
右議政は驚きました。
「なりません殿下。」
左議政は寝間着姿の中宗に言いました。
「せっかくの御真だ。餌としてうまく使わねば損だ。」
中宗は言いました。
「何のことでしょうか。」
領議政は言いました。
「耳に掛ければ耳飾り、鼻に飾れば鼻輪。」
中宗は言いました。
「同じ物でも見方により変わる・・・。」
領議政はつぶやきました。
「絵という物は、見る者によって傑作にもなるが・・・。」
「駄作にもなるのですね。」
「宜城君と師任堂を慕う大勢の者たちが集まるだろう。その者たちの前で一気に二人を追い込むのだ。二度と動き回れぬように。確実にだ。」
「儒者を死に値する絵だと言わせればどうでしょう。」
右議政は言いました。
「仰せの通りにいたします。」
領議政は言いました。
「米を配ると言って多くの者を集めよ。」
中宗は命じました。

王宮。
「やっと道の終わりだ。これが正しい道なのか、袋小路なのか。」
イ・ギョム(宜城君)は師任堂に言いました。
「あとは天にゆだねるのみです。」
師任堂は言いました。
すると内禁衛の兵士が現れました。
「何事だ。」
「お披露目が終わるまでお二人は待機せよとの王命です。こちらへ来てください。」

王宮の門前。
米を求める民が集まりました。
「殿下。お聞き届けください。」
大臣らに呼ばれた儒者も集まりました。
「母上の絵が見られるんだ!」
ヒョルリョンや楊柳学堂(ヤンニュンハクタン)の子どもたちと母や元流民たちが集まりました。
「あの人たちは何をしているの?」
ウは言いました。
「お母さまが女人(にょにん)だからよ。」
メチャンはウに言いました。
儒者たちは地面を叩いて抗議していました。
「母上はどこだろ?」
イ・ソンは言いました。
「それにしても御真影を外で見せるなんて。いいのかしら?」
コン氏は不安そうにしました。
「いいのよ。私も見たいわ。」
元流民たちは言いました。

「御真を見せよ。」
中宗は命じました。雅楽の演奏がはじまりました。

師任堂(サイムダン)と宜城君は部屋に軟禁されていました。

「なりません殿下。」
「亡国の兆しでございます。」
儒者たちは叫びました。

御真影が輿に乗せられ民衆の前に運ばれました。

「米をくれ。」

「女人が絵を描くなど亡国の兆しです。」

中宗と大臣らは民の反応を待ちました。

門の外に御真影が運ばれました。

「けしからん御真影だ!目をむいた御真影など許されぬ!」
儒者は扇動をはじめました。

世子は浮かない顔をしていました。

「絵を描いた者どもを捕らえるべきだ。」

回想シーン。
「儒者どもの動きが怪しい。御真影を口実に攻勢に出るつもりだろう。」
宜城君はイ・フと側近たちに話しました。
「そうなったら大ごとです。」
「我らには民がいる。」
宜城君は言いました。
「民がどうして・・・。」
「一人では非力だが大勢が圧あれば鉄をも切れる。よい絵を見て喜ぶ心は民も同じです。信じよう。明日は光化門をにぎやかにしようではないか!」
宜城君はイ・モンニョンたちに言いました。

光化門の前にイ・モンニョンたちも集まってきました。
すごいわ。たいへんだわ!絵が生きているーーーー!
イ・モンニョンは大きな声で言いました。
「ほんとだ。絵が輝いている!こりゃすごいぞ!お様!千歳〜!」
見知らぬ民も言いました。
比翼堂(ピイクダン)の門下生たちは囃し立てて踊りました。

「民が殿下のご聖徳をたたえています。」
天胤(チョンニュン)大君はその様子を見て隣にいる父王に言いました。
「・・・・・・。」

師任堂(サイムダン)は不安そうに宜城君を見つめました。

民衆は比翼堂(ピイクダン)門下生たちと一緒に喜びました。

「お祝いします!民は大喜びです」
天胤(チョンニュン)大君は中宗に言いました。
大臣らは顔を見合わせました。

「ご聖恩の極みにございます〜!」
イ・フたちと民衆は御真影に拝礼しました。

「御真影のすばらしさゆえだといえましょう!」
天胤(チョンニュン)大君は中宗に言いました。
中宗は不機嫌そうに引き上げました。

民衆は御真影の周りで踊っていました。

「宜城君様と申師任堂。帰ってよろしいです。」
内禁衛(ネグミ)の兵士は告げました。

「はぁ。安堵しました。」
師任堂(サイムダン)は宜城君に言いました。
「安泰までまだ時間はかかろう。あとは私に任せてあなたは子どもたちのもとへ帰られよ。」
イ・ギョム(宜城君)は師任堂に言いました。
師任堂(サイムダン)はまっすぐイ・ギョム(宜城君)を見つめました。
「ご苦労だった。」
「あなた様も。」

ミン・チヒョンの家。
「はぁ〜。」
フィウムダンは兵船の画帳を手に持ちため息をつきました。
「奥様(マニ)。」
ホンが部屋の外から言いました。
「入りなさい。」
「学堂から連絡がありました。」
「ジギュン様が長い間休んでおられると。」
「そういうことだ。学堂に行ってないのか?ならばチギュンは今どこに?」

楊柳紙所(ヤンニュンジソ)。
「御真画師(オジンファサ)様のおな〜り〜。」
イ・フやイ・モンニョンたちは師任堂を大げさに迎えました。
師任堂(サイムダン)の子どもたちや元流民たちも集まっていました。
「母上素晴らしいです。」
イ・ソンは言いました。
「かがんだまま描いていたそうですね。」
ヒョルリョンは母に言いました。
「そうよ。大丈夫よ。」
師任堂(サイムダン)は疲れたように言いました。
「私も御真画師(オジンファサ)になりたいです。」
イ・メチャンは言いました。
「ははははは。」
皆は笑いました。
「そうね。夢は大きくなくちゃ!」
イ・モンニョンが言うと人々は再び笑いました。
「チギュンじゃない!」
師任堂(サイムダン)は声を掛けました。
「お祝いします。」
ミン・ジギュンは師任堂を祝いました。
「ありがとう。皆さんありがとうございます。」

「♪アリラン峠を越えていく♪酒に惹かれて来たとでも・・・。」
人々は歌って踊り宴会をはじめました。

フィウムダンとホンはミン・ジギュンがヒョルリョンたちと仲良くしている様子を見て驚きました。フィウムダンは怖い表情でジギュンの手を引きました。
「今のは何だ。学堂に行かずにここで何をしている!」
「祝ってます。」
「お前がなぜ!」
「友達の家の慶事だからです!」
「友?」
「はい。友です。母上は私の望みを知ってますか?」

感想

いったい中宗はどうして宜城君を憎み始めたのでしょう。まったくもって理解できません。はじめや余の慰めとなってくれと宜城君を頼りにしてたのに!たびたび王様は宜城君に死んでほしそうにしてますよね。わけがわかりません。このドラマに出てくる中宗王は人間のクズみたい。その王様を宜城君の戦略で民に称えさせるのですから、ヤラセにはヤラセで対抗よ!といった感じでしたね。正しい道を行く宜城君は悪にとっては死んでほしいという演出ですね。中宗をはじめ丞承らは皆悪党です。世子だけは正義の味方のようです。

フィウムダンはとうとう大逆罪に値する罪を犯してしまいました。

ミン・ジギュンがお母さんに「友達のお母さんを祝って何が悪い」と言い切ったところは感動ものでした。

もうそろそろ本当に最終回が来そうですね。

次回の予告を見てると、次はたいへんなことになりそうで・・・続きが楽しみです。

38話のサイムダンは割と面白かったです。

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