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サイムダン21話のあらすじ 師任堂-Saimdang, Light's Diary Episode21

サイムダン(師任堂)色の日記 21話のあらすじと感想<完全版>

サイムダン(師任堂)21話のあらすじ 韓国ドラマ

目次

サイムダン21話のあらすじ 雲平寺の悲劇の真相

師任堂(サイムダン)は流民を助けるため一か月以内に高麗紙を作り税を納める必要がありました。イ・ギョム(宜城君)は夜中に鳥竹軒(オジュッコン)の龍仁イ氏を訪ねました。使用人のタムは宜城君に帰るように言いました。宜城君は庭で待つと膝を折りました。

宜城君の大叔母は家に宜城君を呼ぶように執事に命じました。

「二十年前のことです。シン様がお亡くなりになる前に大伯母様にお手紙を書かれました。私が直接届けました。行きましょう。」
執事はイ・ギョム(宜城君)を説得しました。

大伯母はシン・ミョンファの手紙を取り出しました。
「そちらの息子殿との縁談があったためご挨拶することができませんでした。二番目の娘の婚礼を行うことになりました。突然このような文が届き驚かれたと思います。これは宜城君と娘を守るためです。ご理解ください。事情は明かせず申し訳ありません。このことは誰にも知られてはなりません。そちらの息子殿に害が及ばぬよう避けねばなりません。私たち夫婦と娘の切なる願いです。息災にお過ごしになられるようお祈り申し上げます。」

イ・ギョム(宜城君)は大叔母に会いました。
「教えてください。何が書かれているのですか。」
「無礼者め。夜中に人の家に押し掛けるとはどういうことだ。」
「真実が知りたいのです。」
「今更何の意味がある。二十年だ。あの娘は他の男に嫁ぎ子どもを産んで幸せに暮らして居る。」
「幸せに?絵の天才だったのに今は家のことに追われ力仕事をしています。道端で物売りまで・・・あまりに不憫です!明るく人を引き付ける女人(にょにん)だったのは御存じでしょう?」
「愚か者め。なぜわからぬ。そちの軽はずみな行動でその女人を危険にさらすことがどうしてわからぬのか!過去を掘り返すとその娘にもお前にも害が及ぶ。知ろうとしてはならぬ。」
「どういうことですか。すべての原因は殿下の詩ですか?そうですか?殿下は自らの詩を取り戻そうと罪のない者を・・・。」
「オホウ(こら)!」
「ここで教えていただけないなら私が尋ねます。」
「あのサイムダンという娘も詩を見たのであろう。あの娘は唯一生き残っている娘だ。詩を見た者がいると知れば殿下は恐ろしいお方になる。もしお前とサイムダンが万が一婚礼に臨んでいたらお前も無事では済まぬ。権力とは残酷なものだ。あの父と娘が賢明な選択をしてくれたと思いなさい。」
「大伯母様はご存知だったのに、どうして秘密にしていたのですか!」
「お前が事情を知ったらどうしたと思う!血気盛んなお前は王宮で騒いだかもしれぬ。そのようなことをしたらお前の命は無かろう。殿下を敵に回してはならぬ。それがお前が大事に思うその娘を守る唯一の道なのだ。以前のように生きよ。過去を捨てつつ、流れる雲を友として放蕩を続けなさい。」
夜明け。
「サイムダン。サイムダーン!あーーーーっ!!!」
イ・ギョムは河原に崩れ落ちると叫びました。

走り続けた馬はとうとう果てました。

イ・ギョムは草原に倒れました。
「はあ。はあ。はあ。立て。立つのだ。何をしておる。立てーー!」
イ・ギョムは馬をさすりましたが反応はありませんでした。
イ・ギョムは草原を彷徨いました。

壮元(チャンウォン)紙物店。
大将とその子分は高麗紙を買いました。
山奥の作業場。
「これではない。高麗紙(コリョジ)ならもっと柔らかいはず。もっときめが細かくて光を反射してつやがあるものなのです。違います。」
パルボンはサイムダンに言いました。
師任堂(サイムダン)は父が使っていた紙を思い出しました。

家に戻ったサイムダンは本物の高麗紙を手に取りました。
「これだわ。雲平寺(ウンピョンサ)の高麗紙。」

師任堂(サイムダン)は紙の切れ端をパルボンに渡しました。
「これは雲平寺(ウンピョンサ)の高麗紙です。この紙なら言い値で売れます。」
パルボンは認めました。
サイムダンは流民たちを励ましました。

夜になりました。
領議政は中宗に会い江原監事(カンウォンカムサ)はミン・チヒョン以外を任命してほしいと言いました。

「ミン・チヒョンと領相(ヨンサン、領議政)。欲深い者はわずかな利をめぐっても互いに襲い掛かるはずだ。あとはキョムがうまくやってくれよう。余はただ眺めていればよい。はっはっは。尚膳。明日私は比翼堂(ピイクダン)へ行く。キョムに会う。」
中宗は内禁衛将(ネグミジャン)に聞こえるようにつぶやきました。

日中の比翼堂(ピイクダン)。
「近頃テゲ(退溪=李滉, イ・ファン)殿が理気論(性理学の理論体系)の勉強に没頭している。」
門下生は噂しながら顔も見たことのない王のそばを通り過ぎました。
中宗は内禁衛将(ネグミジャン)とともに部屋に入りました。偶然そこにいた己卯士禍(キミョサファ)で処刑されたキム・アルロの息子の噂が持ち上がりました。
中宗は気分を悪くしました。遅れてイ・フが挨拶に現れました。イ・フは宜城君はどこに行ったかわからないと答えました。中宗は腹を立てて帰りました。

「出て来なさい!」
イ・ギョム(宜城君)は寝ていた馬番を呼び起こして馬を借りました。

紙物店ではフィウムダンが店主から報告を聞いていました。ミン・チヒョンの執事のホンは今夜ミン・チヒョンがサイムダンの工房を見に行くとフィウムダンに言いました。
夜になりました。イ・ギョムは馬で急いでいました。師任堂(サイムダン)は紙の原料を踏みながら高麗紙を夢見ていました。
ミン・チヒョンとホンはサイムダンを監視していました。

師任堂(サイムダン)を抱きしめる宜城君
※Youtubeより
イ・ギョム(宜城君)は馬を降りて工房に来るなりサイムダンを強く抱きしめました。
「あっ・・・。あっ。」
「すまない。私を許してくれ。ずっと一人で抱えて苦しんでいたのか。これからはあなたのために私は生きる。・・・サイムダン。私は強くなる。あなたが自由に絵を描けるように!」
「人が来ます。帰ってください。早く。」
師任堂(サイムダン)はイ・ギョム(宜城君)を追い返すと胸元を抑えました。
「お嬢様。まだ働いてらっしゃったのですか?」
大将たちが集まってきました。ヒャンも早く帰ろうと言いました。

イ・ギョムは帰ろうと馬のところに来ました。すると両班の男が紙工房に向かって歩いていく様子が見えました。

師任堂(サイムダン)は夜を徹して働いていました。

ミン・チヒョンはホンと捕盗大将(ポドテジャン)とともにサイムダンを監視していました。捕盗大将(ポドテジャン)は一日でも納税が遅れたら全員捕らえることができると言いました。
「狙いは定まった。これを罠にして狐と虎のどちらを捕まえるか。」

イ・ギョムはミン・チヒョンに工房が知られてしまったことに危機感を覚えました。

比翼堂(ピイクダン)では覆面をしたフィウムダンが黒牡丹や蝶を描いてイ・モンニョンたちを虜にしていました。

サイムダンは家に入らずにイ・ギョムのことを思いだしていました。
「あなたを、あなたをもう二度と離さぬ。これからは私があなたのために生きる。」

現代。
助教とその後輩はソ・ジユンのアパートに侵入しました。二人はコピー用紙を拾い金剛山図という文字を発見しました。

ジユンの夫、ミンソクは双眼鏡で山奥のプレハブ小屋を監視していました。すると黒い車が来て三人の男が箱を運び入れました。男が去るとミンソクは監視カメラの電源を切って建物の鎖を切断し中に入りました。建物の中には仏像や壺などの美術品が隠されていました。ミンソクは「Rテック投資計画」という裏帳簿を手に入れました。

ソン・ミギョンはジユンの提案について考えていました。ミギョンは金剛山図の展示の中止を命じました。

ミン・ジョンハクは助教から金剛山図という文字が書かれた紙きれを手に入れました。

ミン・ジョンハクはホ・ヨンド会長に会い本物の金剛山図があると言いました。ヨンドは500億ウォンを銀行から借りたと焦りました。
「奪いましょう。金剛山図を。本物が出たらこっちが偽物です。明日の朝、運搬用の車両が銀行に向かうそうです。」

朝鮮時代。
パルボンは炭で水をろ過する方法を教えていました。流民はトロロアオイを集めてきました。パルボンはこれだと言うと皆は喜び期待に胸をふくらませました。

賭博場。
「さっさと消えやがれ!」
サイムダンから紙を盗んだ紙職人は賭博場を追い出されました。そこにホンが現れました。

フィウムダンは元造紙署(チョジソ)の紙職人に金を投げ紙づくりの邪魔をするように命じました。

寿進坊(スジンバン)のイ家。
「お姉さまのお顔に赤い花が咲いている。」
ウはメチャンの顔にできたしっしんを見て言いました。
「やだどうしよう!お父さま。楊貴妃が使ったのよね。塗ればつやがでるときいたのに。お父さまどうしてくれるの!」
メチャンはイ・ウォンスに怒りました。

イ・ウォンスは偽物を掴まされたと女将の店に行きました。女将は熱い飯をイ・ウォンスにかけてしまいました。女将はイ・ウォンスの服をはだけさせ豚の脂と味噌を塗ろうとしました。イ・ウォンスは自分の世話をする女将(=詐欺師)に対して色めきのような何かを感じました。

感想

師任堂(サイムダン)はあと3話しかないのにこの話、どう収集するのでしょうか。どう考えても全20話(CMありで24話)で収まる話ではないと思います。韓国の視聴者はミン・チヒョンとフィウムダン、ミン・ジョンハクとホ・ヨンド、ソン・ミギョンがぎゃふんと言う以上の目に遭わないと納得しないでしょう。それをあと少しでやってのけられるのでしょうか。

師任堂(サイムダン)を宜城君が抱きしめたところをミン・チヒョンは確かめました。

イ・ギョムがサイムダンを抱きしめて自分の正直な気持ちを言ってしまうのも見せ場なはずなのに、なんだかジーンとも、胸キュンとも来ません(笑)だってサイムダンの気持ちは恋愛モードじゃなくて、主婦と製造モードですからキュンキュンするには色々と制約があり、しかも賢い大人の女性ですからね。そのギャップが面白いという演出が大人すぎて話についていけない人も多いのではないでしょうか。ソン・スンホンがあまりに魅惑的でセクシーなのでバカな女はそこから先に考えがいっちゃうのでしょうけど師任堂(サイムダン)は絶対それはあり得ないと韓国の人は知っています。でもイ・ギョムのような初々しいようで実は自分の魅力を計算ずくの男性は実に魅力的。実物のソン・スンホンは正統派の美女が好みのようですから高嶺の花を落とす実力は確かです!ああやってあの手この手で魅力を見せつけて女性を口説くのかしらと思いました。やっぱりイケメンで優雅で心も清いと来たら、顔だけイケメンの心ブサメンなんて比べるまでもありません。あれこれと女に手を出すかの光源氏 様よりもいい男として描かれているのですから紫式部もこの手の物語は面白いと思うのではないでしょうか。現実のソン・スンホン様は光源氏顔負けの色男のようですね(笑)

一番愛した人が互に結婚相手だったらいいのに。そんな理想的な願望が、この物語の中にあると思います。

サイムダン各話のあらすじと感想

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