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サイムダン36話のあらすじ 師任堂-Saimdang, Light's Diary Episode36

サイムダン(師任堂)色の日記 36話のあらすじと感想<完全版>

サイムダン(師任堂)色の日記 36話のあらすじ 韓国ドラマ

目次

サイムダン36話のあらすじ 挑戦する女たち

「その娘くらいの年ごろだったか。雲平寺(ウンピョンサ)の髪紐の娘は。」師任堂(サイムダン)はミン・チヒョンに声を掛けられました。
「そこをおどきください。」
「久々に会ったのになぜ冷たくするのだ。ここは雲平寺(ウンピョンサ)でもないのに。」
「来ないでください!」
師任堂(サイムダン)は叫びました。
「また流刑に処されたいか。それとも、毒薬を賜りたいか。」
イ・ギョム(宜城君)が現れました。
「久しぶりだな宜城君。まだ夫人の尻を追い回しているのか。」
ミン・チヒョンはイ・ギョム(宜城君)に向き合いました。
「貴様は死にたいようだな。」
宜城君はミン・チヒョンに言いました。
「ナウリ。そこまでにしてください。」
ホンはミン・チヒョンを止めました。
ミン・チヒョンは去りました。
「まったくなんて無礼なの。すぐに牢にぶち込むべきよ。やー!」
メチャンは怒りました。

帰り道。
サイムダンとメチャンと宜城君は夜道を歩いていました。
「奴には気を付けて。」
イ・ギョム(宜城君)はサイムダンに言いました。
「旦那様こそご注意ください。」
サイムダンは言いました。
「旦那様とお母さまは幼いころからのご友人ですか?」
メチャンは宜城君に尋ねました。
「メチャンや。」
サイムダンはメチャンを叱りました。
「ああ。仲のよい友達だよ。」
宜城君は答えました。
「お母さまはどんな人でした?物静かながらもはっきり意見を言う人ですか?」
「物静かだったかな。確かによその塀を静かに超えていた。」
「行くわよ。」
サイムダンは恥ずかしくなりメチャンをけしかけました。
「塀ですか?お母さま。どういうことですか?」
ミン・チヒョンの家の庭。
「どうだった?」
フィウムダンはホンに言いました。
「宜城君と鉢合わせになりにらみ合いました。」
「何だと?」
「大きな騒動にはなりませんでした。」

ミン・チヒョンの家。
「旦那様。あれほど慎重にと言ったではありませんか。」
フィウムダンはミン・チヒョンに言いました。
「死んだように生きろというのか。」
ミン・チヒョンは既に立腹していました。
「はい?どうかそうしてください。旦那様をお救いするまでの二年間。私は地獄を生きたのです。時が来るまでは家でおとなしく・・・。」
「こしゃくな。」
ミン・チヒョンはフィウムダンの襟首を掴み柱に押し付けました。
「家族が官奴婢になってもよいのですか?私にお任せください。旦那様は息を潜めていてください。」
「ちゃ〜っ!」
ミン・チヒョンはフィウムダンの首を締めました。
「母上。おやめください!」
ミン・ジギュンが現れ父を止めました。
ミン・チヒョンは行ってしまいました。
「大丈夫ですか?母上。」
「大丈夫よ。大丈夫。お前は勉強に専念しなさい。いいわね。」
日中の王宮。
中宗は寝込んでしまい、御医の脈診を受けていました。
「昨日までお元気だったのに、急に寝込まれた原因がわかりません。」
天胤(チョンニュン)大君は言いました。
「殿下はどこがお悪いのだ?」
宜城君は御医に尋ねました。
「殿下はお年を召されてお気力が衰えたのかと思います。気力が満ちる薬を処方します。」
御医は答えました。
「わかった。下がれ。」
世子が言うと御医たちはさがりました。
「お気づきですか殿下。」
世子は中宗に言いました。

王宮の庭。
「殿下の弱弱しいお姿に言葉を失いました。昔は山のごとく強健なお方だったのに。」
天胤(チョンニュン)大君は巨木に触れ傷を癒そうとしました。
「ご心配しないでください。今でも殿下はお強いお方です。」
宜城君は世子を慰めました。
「叔父上に頼みがあります。応じてください。りりしい御真影を描き殿下を御慰めください。叔父上に図画署(トファソ)を任せます。いいえ。官職が嫌いなのは承知です。元気なころの殿下ですら大臣に手を焼きました。一寸先は闇です。味方などいません朝廷に戻り私の力になってください。」
世子が言うと宜城君は世子に頭を下げました。

便殿。
「王室を立て直すため御真影を制作する。図画署(トファソ)の長として宜城君を任命する。」
天胤(チョンニュン)大君は大臣らに言いました。
「朝鮮王室の繁栄を願う世子邸下(チョハ)のお志は称賛に値します。しかし何事も適切な手順を踏むべきかと。」
領議政は言いました。
「御真影の政策を率いるのは王族と決まっています。宜城君こそ適任です。宜城君は比翼堂(ピイクダン)の主として芸術の発展に力を尽くした王族だ。宜城君に御真影制作の全権を与える。ただちに模写庁(モサチョン)を設置せよ。」
天胤(チョンニュン)大君は命じました。
「ありがたき幸せにございます。殿下。新たに御真画師(オジンファサ)の画員(ファウォン)を募集します。」
宜城君は世子に言いました。
「図画署(トファソ)の画員ではなく?」
世子が言うと宜城君は頭を下げました。

都城(トソン)に御真画師(オジンファサ)制作の触書きが出されました。

比翼堂(ピイクダン)の門前。
「女人は参加できないと書かれてある。帰りなさい。」
男は集まってきた女性たちに言いました。
「その歳でそなたが参加するのか?」
イ・フはイという男に言いました。
「冗談はよせ。私は比翼堂(ピイクダン)がよい。」
イ・フとイは比翼堂(ピイクダン)に入りました。
「そなたは志願するのか?」
残った男が隣の男に尋ねました。
「絵描きならだれでも図画署(トファソ)に憧れる。だが簡単にはなれぬ。」
男たちは去りました。
メチャンは触書を読みました。

登用試験場。
「今より図画署(トファソ)の画員(ファウォン)の選抜試験をはじめる。画題は竹、山水、人物、鳥獣、草花の中から二種類を描き提出せよ。」
試験官は合図しました。
メチャンは男装して試験に参加し動物を描きました。

(かわいいです!)

「及第した作品のうち最高点を取ったのはこれだ。これを描いたイ・ソンは名乗り出よ。」
試験官は犬の絵を見せました。
メチャンは口を両手で覆い喜びました。
「私だ。」
メチャンは立ち上がりました。
「この絵は最高の評価を得ており図画署(トファソ)の官吏としての資格は十分だが、二つ目の課題でも最善を尽くすように。」
「はい。わかりました。」

王宮。
貞順(チョンスン)翁主は女性の肖像画を描きました。
「そちに似てると思わないか?」
「・・・・・・。顔の輪郭は立体感がうまく出て描写がすばらしいです。人物画の要点を抑えていますね。」
フィウムダンは翁主に言いました。
「そうであろう?今が全盛期では?人物画の才能を生かして朝鮮してみようかしら。御真画師(オジンファサ)の制作に。」
「恐れ入りますが女人(にょにん)は図画署(トファソ)の官吏になれません。」
「そんなのおかしいわ。この才能を眠らせるのは国にとって損よ。ああ。お父さまに頼んでみようかしら。それがいいわ。」

試験会場。
メチャンが絵を描いていると隣の青年は手を挙げました。
「あのう。そちらの者はおそらく女人(にょにん)です。」
「号牌(ホペ)をだせ。」
「見せました。」
メチャンは答えました。
「早く出しなさい。」
役人はメチャンから号牌を奪いました。
「寿進坊(スジンバン)のイ・ソン。お前は本人か?」
「はい。イ・ソンです。」
「違いますよ。その者は女人(にょにん)です。」
隣の男は言いました。
「ならば服を脱ぎなさい。」
役人は命じました。

王宮の庭。
「図画署(トファソ)の画員(ファウォン)を選ぶ試験をしています。御覧になりますか?」
宜城君は世子に言いました。
「そうだな。」

試験会場。
「お放しください。」
メチャンは門の外に連れ出されました。
「女人はだめだと言っただろう!」
役人は怒りました。
「私の絵が一番だったのに。女というだけで追い出すのですか。どう考えてもおかしいです。」
「悔しかったら男に生まれ変わってみろ!」
「納得できません!」
「女のくせに口答えするか!国の決まりをどうしろというのだ!お前の母は躾け方を間違ったな!」
「お母さまの悪口ですか!」
「ああ!それがどうした!」
「きゃ〜!」
メチャンは叫びました。
「何事だ。」
宜城君と天胤(チョンニュン)大君が現れました。役人は姿勢を正して挨拶しました。
「この娘が図画署(トファソ)の試験を受けようと・・・。」
「お前は、メッチャンではないか?」
宜城君は言いました。
「旦那様。」
メチャンは宜城君に救いを求めました。
「楊柳紙所(ヤンニュンジソ)申氏夫人の娘です。世子邸下(チョハ)にごあいさつを。」
宜城君はメチャンに言いました。
「私はイ・メチャンと申します。」
メチャンは天胤(チョンニュン)大君に挨拶しました。
「どうしたのだ?」
天胤(チョンニュン)大君は背中を丸めてメチャンをのぞき込みました。
「女は画員(ファウォン)になれないそうです。絵で最高点を取ったのに、女だからダメだとはあまりに理不尽です。最高の画員(ファウォン)を選ぶなら実力で評価すべきでは?不公平です。おかしな世の中です。」
メチャンは帰りました。
「驚いたな。」
世子は言いました。
「今の話には一理あります。」
宜城君は言いました。

メチャンは泣きべそをかきながら街を歩いていました。
夜の寿進坊(スジンバン)のイ家。
「ただいま。」
サイムダンが仕事から戻りましたがメチャンがいませんでした。サイムダンはミン・チヒョンにメチャンを見られたことを思いだしました。
「ごめんください。申氏夫人。お元気でしたか?」
イ・フが現れました。
「どうしてあなた様が・・・。」
「叔父上から預かりました。」
イ・フはサイムダンに手紙を渡しました。
サイムダンはその場で封を開けました。
「メッチャンが男の格好で図画署(トファソ)の試験に来ていた。私に国の決まりを変える力もなく実にもどかしい。老若男女身分を問わず才能を生かせる世の中になることを願う。メッチャンを慰めてやってほしい。」

サイムダンはメチャンを捜しに行きました。楊柳紙所(ヤンニュンジソ)に行ってもメチャンはいませんでした。

桜の並木道にメチャンは座っていました。
「メチャンや。」
「お母さま。」
「ここで何をしていたの?」
「私の暮らす世の中について考えていました。」
メチャンは泣きはらした声で言いました。
「答えは見つかった?」
「いいえ。わかりません。お母さまには言われたことがありません。女だからやってはだめと。でも世の中は違いました。絵をうまく描いても図画署(トファソ)の画員(ファウォン)になれません。理由は女だからです。朝鮮でもっとも有名な画員(ファウォン)になりたかったです。お母さまに続くアン・ギョンに並ぶ画員(ファウォン)最高の画家になりたかったです。私の描いた絵が一番だと評価されました。なのに女は夢をあきらめなければいけないのですか。抱負とは男だけのものですか?あまりに不公平です。」
メチャンは泣きました。
「お母さんも昔同じことを考えたわ。朝鮮で女として生きるのは窮屈で不公平に感じることも多い。でもいつかいい世の中になるわ。」
「暗闇の世の中で明るい未来は永遠に来ないかも。」
「夜は長いわ。でもメチャンが誰かと結ばれて娘を産んで、その娘が娘を産むころには夜も明けるでしょう。私たちがその娘のために少しでも明るくしてあげないと。」
「私はどうなるのですか。天才といわれるお母さまでさえお父さまのことで苦しんでおられます。お母さまは、本当に幸せですか?」
「・・・・・。」
サイムダンはメチャンを抱き寄せました。

夜の宜城君の家。
イ・ギョム(宜城君)はメチャンの恨み節を思い出して落ち着きなく部屋を歩いていました。

宜城君による新たな触書が出されました。
「御真画師(オジンファサ)となる画員(ファウォン)選抜する。今回は宮中の図画署(トファソ)の所属とはならない。したがって自信のある者は絵を四点提出すること。」

コン氏夫人は触書を見ました。
「あらま。御真画師(オジンファサ)を宮中の外からも選ぶそうよ。世の中が変わりそうよ。サイムダンが応募すれば通るわ。」
コン氏夫人は大きな声で言うとサイムダンは一瞬仕事の手を止めると仕事に集中しているふりをしながら触書を気にしました。

選抜会場。
「どの絵も似たり寄ったりだ。」
「そうだな。」
役人たちは応募者の絵を見てつぶやきました。
サイムダンが現れ絵を提出しました。
「なんの御用ですか?」
「申師任堂と言います。御真画師(オジンファサ)に応募します。」
師任堂が言うと人々はどよめきました。

現代の夜。
ジユンとキム・ジョンヒと父の三人は緑の汁を飲みました。
「私。ソウルに戻るわ。答えが見つかったの。」
ジユンは言いました。
ジョンヒもソウルに帰って仕事をしたいと言いジユンの髪をなでました。

翌朝。
ジユンの部屋に父からの贈り物とメッセージが置かれていました。
「化粧品のことはよくわからんから店員のおすすめを選んだ。気に入るといいが。愛するジユンへ。」
「お父さん・・・。ウンスや。帰るわよ。起きて。ソウルに帰ろう。」

「おじいちゃん。夏休みにまた来るね。」
ウンスは祖父に挨拶しました。
ジユンは父に抱きしめられました。
「お前のことを誇りに思わない日はない。帰りなさい。」
「ありがとうお父さん。」
「ママのことをしっかり頼むぞ。」
ジユンの父はウンスに言いました。
ジユンとウンスはタクシーに乗りました。

キム・ジョンヒは若い裕福そうな女性の家を訪問しクリームを営業しました。
「表情が輝けば人生も輝きます。」
ジョンヒは女性にいろいろ話しました。

クラブ。
「死にそうだわ。」
二日酔いコ・ヘジョンが現れました。
「これからどうする?」
サンヒョンは言いました。
「これを機に修復の道をすすもうと思う。先輩が私設の作業室を開いて一儲けしてるの。ジユンからだ。」
「戦う準備はできた?」
二人のスマートフォンにメッセージが届きました。

大学の学長室。
ミン・ジョンハクの前に怒ったジユンが現れました。
「元気そうだな。状況はよくなったか?ああ。論文の話は聞いた。学問に限っては良心的と思ってたが。盗用とはな。私が学長として論文の不正を撲滅したかった。なんだね?」
「みじめですね。」
「はっ。」
「恥ずかしいです。私が教授と同じ部類の人間だったことが。以前の私は教授と同じように絵の表面だけの価値にこわだっていました。でも違いました。大事なのは絵より描いた人の気持ちです。その気持ちを守るために戦います。なんでもやります。学長のような人間に私の名誉は奪えません。学位は奪えてもです。」
「ソ・ジユン。」
「なんでもやればいい。それが私の戦うエネルギーになります。」

朝鮮時代。
「ずば抜けている。すっきりしていながら安定感があり、深みにある秀作だ。」
高官らは絵を見て言いました。
「これを見てください。最も多くの札を集めました。」
高官は現れた宜城君に言いました。
「そうか。ならば名前を見てみよう。」
宜城君が言うと白鷺の絵の裏にはシン・サイムダンという名前が書かれていました。
「墨葡萄を描いた申氏夫人?」
「危うい兆しです。申氏夫人の娘は男装して試験を受けました。」
図画署(トファソ)の画員(ファウォン)は言いました。
「なんと無礼な。」
「家を飛び出しためんどりに図画署(トファソ)が舐められてます。」
「やり直しましょう。」
「そうしましょう。」
役人たちは言いました。
「やり直す必要はありません。絵の評価は定まっています。」

便殿。
「前例がありません。」
大臣の一人が言いました。
「これが前例になります。」
宜城君は言いました。
「恥も恐れぬ提調の判断で朝廷を笑いものにするのですか。」
「絵の腕前以外の理由で落とすことのほうが笑いものでしょう。女はならぬという文言はお触れに描かれていません。」
宜城君は言いました。
「当然です。御真画師(オジンファサ)の所属は礼曹と決まっています。女人(にょにん)を登用するのは国法に反しています。」
左議政は言いました。
「ならば外部絵師とします。御真提調(オジンチェジョ)の権限でそうします。図画署(トファソ)に所属させずに御真影を任せます。王室画師でなければ女命婦(ネミョンブ)の女人(にょにん)でもいいでしょう。また論功行賞も行いません。」
宜城君は言いました。
「外部絵師ですと?論じる価値もありません。慎重に進めねばならぬ御真影の制作につまらぬ女人(にょにん)を登用する意味がわかりません。」
右議政が言いました。
「まったくだ。」
「つまらぬ女人(にょにん)であはりません!!!御真画師(オジンファサ)にふさわしい腕前を披露した女人(にょにん)です!最高の絵師を選ぶまでです!」
宜城君は声を荒げました。
「邸下(チョハ)。これをみとめればつぎは官職をよこせと言いかねません。このような動きは芽のうちに摘むべきです。どうかご賢察ください。」
領議政が言いました。
「どうかご賢察ください。」
大臣らは声を揃えました。
「邸下(チョハ)。隠れていた人材を生かすべきです。」
宜城君は言いました。
「殿下の御真影の全権は宜城君に与えた。」
世子は大臣らに言いました。
「なりません!!!」
領議政たちは口々に言いました。
「世子の権限で、認めます。申氏夫人を、御真画師(オジンファサ)の画員(ファウォン)へ。」
世子は言いました。

廊下。
「邸下(チョハ)は即位後に重臣を全員交代させそうです。」
左議政は領議政に言いました。
「先ほどの発言がその証拠です。」
右議政は言いました。
「だからこそ急がねば。殿下と謁見を。」
領議政は部屋の前で見張っている内禁衛将(ネグミジャン)に言いました。
「本日の謁見は無理でございます。」
「急用ゆえ取り付いでくれ。」
「お薬を飲まれて休まれたところです。お引き取りください。」
「なんということだ。」

中宗は領議政らを相手にしませんでした。

宜城君は官服のまま楊柳紙所(ヤンニュンジソ)を訪れました。
「シン・サイムダン(申師任堂)は出てきて王命を受けよ。」
武官は部屋に向かって言いました。元流民たちはどよめきました。扉が開き、サイムダンが出てきました。
「平山申氏師任堂。提調のもと御真影の絵師を務め最善を尽くすように。」
宜城君は王命を告げました。
「まことにありがたき幸せにございます。」
「お立ちください。お祝い申し上げる。」
宜城君が言うとサイムダンは頭を下げました。

師任堂はアトリエで宜城君に茶を振舞いました。イ・ギョム(宜城君)は宜城君の絵に色が塗られている様子を見ると満足そうにしました。
「どうぞ。」
「なぜ志願したのです?驚きました。」
「本当に選ばれるとは思ってませんでした。まさか・・・。」
「選抜で私が何かしでかしたと疑っているのか?」
「違うと願ってます。」
「絵のみで判断した。」
「私のせいでご迷惑がかかるのではと心配です。」
「絵の実力だけで選んだ。だが歩く道は平たんではない。」
「覚悟しています。」
二人は見つめ合いました。

感想

何と師任堂が御真画師(オジンファサ)に!?これはあり得ない!え!ドラマとはいえさすがにそこまでのねつ造は私も許容範囲外!もうドン引き〜っ。

でもドラマの中に出てくるいろいろな語り草は結構おもしろいです。多数決でよい絵が決まるところとか、結局は素人が絵の良し悪しを決めてるじゃん!と思わずツッコミ。やっぱり絵の判断はお金持ちの素人様がお決めになっているとなれば、結局のところ金持ちの素人好みの絵師が歴史に残ると(笑

冒頭ではちょうどいいところに、サイムダンが襲われてるところに宜城君様が来てドン引き、いえ、最高のタイミングでまさに見守る男!ストーカーか!なんちゃって。

今回はメチャンがかわいい演技をしていて光ってましたね。世子の天胤(チョンニュン)大君と恋でもすれば視聴率は上がるというものです。もう遅すぎましたね。

発音はメッチャンのほうが近いのかな?

師任堂にもジユンにも太っちょの親友がいて心強い限りですね。やっぱり太っちょは親切で優しい味方!でぶでぶなんてけなしている人はもとから性格が悪い悪党!自己管理ができてないというよりも遺伝的に太ってしまうだけで、本当に自己管理ができてないのはでぶの悪口を言う人なの!でぶの悪口を言った宿屋の女将なんて自制心のかけらもありませんからね。

サイムダンの子どもたちは皆いい子ですね。テリョン君もお母さんによく似て優しくて。

ドラマの表現として貞順(チョンスン)翁主は技巧ばかりにこだわっていて悪女のフィウムダンもタジタジに演じてましたね。今の世の中では技巧にこだわる人も割とちやほやと評価されてますから、それも自由ではありますけども。

あの天胤(チョンニュン)大君を演じている人はジョンイの光海君(クァンへグン)と同じ人でしたっけ。浮かばれない優しい王様というところが役どころが似てますよね。

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