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サイムダン18話のあらすじ 師任堂-Saimdang, Light's Diary Episode18

サイムダン(師任堂)色の日記 18話のあらすじと感想<完全版>

サイムダン(師任堂)18話のあらすじ 韓国ドラマ

目次

サイムダン18話のあらすじ 流民との出会い

サイムダンは壮元(チャンウォン)紙物店の男から5日以内に5千枚の紙を納入すれば売っても良いと言われ前金を貰い証文を書きました。男は女主人のフィウムダンに指示通りにしたと報告し通常は一日に数百前が限界だと10倍の違約金は確実だと言わんばかりに笑いました。フィウムダンは男に金を渡すと慶尚道(キョンサンド)の豊基(プンギ)に行くように命じました。男はフィウムダンに機嫌を損ねたのかと問い左遷に戸惑いました。
「5日で5千枚。できるものか。芽が育つ前に容赦なく刈り取らねば。」

「無能な女に何年も仕えてやったのに今更俺を追い出すのか。世の中は世知辛いと言うがこの仕打ちはひどすぎる。バカにしやがって。あれ?先日のお役人様!」
紙物店の男はフィウムダンを恨むと店の椅子に腰かけていたイ・ギョム(宜城君)の甥イ・フを見ました。
「最近科挙の科紙はいくらする?」
「なぜ犬みたいに店をうろつくんですか?」
「犬だと?両班に向かってけしからん!無礼だぞ!特に用はないが私は民の暮らしを見回っておる。」
「アイゴー。不正なんてしてませんよ。」
「いつ私が不正などと言った。もうよい。」
「ああ、ちょっと。」
「何か用か?」
「お耳に入れたいことがあります。先日の旦那様をお呼びください。嫌ならいいですけどね。」
「まったく気の短い奴め。戌の刻にタバンコルにある店で会おう。」

夜の太平館。
領議政は左議政と館から出てきました。領議政はミン・チヒョンはそろそろ替え時だと右議政に言いました。
「大監。なぜ吏曹参議(イジョチャミ)ミン・チヒョンを除外したのですか。明国との交易を他者にお渡しになるのですか?」
「そろそろ替え時だ。令監(ヨンガム)は長くやりすぎた。」
「次の交易商団は領相(ヨンサン、領議政)大監が御選びになるそうですね。」
「なぜ?問題でもあるのか?」
「とんでもない。」
「さあ行くぞ。」

領議政と右議政が使臣に会うとミン・チヒョンはミンの使臣に高麗紙を献上したところでした。使臣は遅れて現れた領議政と右議政を見下しました。
日中の作業小屋。
サイムダンはヒャンとともに紙づくりを急いでいました。離れた場所からその様子をイ・ギョム(宜城君)とイ・フと見守っていました。イ・フはイ・ギョムに紙職人が紙を持ち逃げして5日で5千枚作らなければならないと教えました。サイムダンが楮を運んでいる途中に尻もちをついてざるをひっくり返すとイ・ギョムとイ・フはやきもきしました。
「麗しい女人(にょにん)が力仕事をするなんて!」
イ・フは言いました。
「もう限界だ。あれだけ大変なのに助はいらないと言うんだ。どうすればいい?」
「叔父上。あなたがやればいい!」
「あなた。それだ!」

夜の寿進坊(スジンバン)のサイムダンの家。
サイムダンは仕事の計算をしていました。人を雇わねば紙づくりは間に合いませんでした。メチャンはソンとヒョルリョンとウも手伝えばいいと言いました。サイムダンはウを抱きしめ子どもたちをかわいがりました。

夜の作業小屋。
イ・ギョム(宜城君)はイ・フとともに楮の樹皮を削ってそいでいました。
「嫌なのか?」
「はい。あっ・・・!」
「さっさとそげ!」
イ・ギョムは楮の皮でイ・フを叩きました。
「まだだ。」
イ・ギョムは楮を煮て杵で突きました。イ・フは嫌々楮を叩きました。二人は夜明け前に作業を終えると一山の紙の原料となる繊維が出来ました。
「比翼堂(ピイクダン)の皆には紙を大事に使えと言っておけ。」
イ・ギョムは痛む腰をさすりながらへとへとになっているイ・フに言いました。
「わかりました。紙を作るのがこれほど大変だとは。」

朝の作業小屋。
サイムダンは子どもたちとともに小屋に来ました。
「ヒャン。漬けておいた楮がないわ。」
「奥様、来てください。あとは紙筒(チトン)に入れるだけ。誰がこれを?」
ヒャンは出来上がった原料を見て言いました。
すると乞食の子どもがサイムダンの荷物を盗んで逃げました。
ヒャンとヒョルリョンは追いかけて子どもを叩きました。
「腹が減ってるんだ。」
サイムダンは少年の手を取りました。
「ほんとうの理由は?」
「おじいちゃんが、三日間何も食ってないんだ。」
少年は河原にサイムダンを案内しました。
河原には貧しい人々が住んでいました(いわゆる河原乞食)。
サイムダンは雲平寺(ウンピョンサ)の流民のことを思いだしました。
「流民(リュミン、るみん)よ。」
「母上。なぜこの人たちはここにいるのですか?」
ヒョルリョンは言いました。
「私も誰かに聞きたいわ。」
サイムダンは二十年前に同じことを父に尋ねたことを思いだしました。サイムダンは家の麦米を全部持ってくるようにヒャンに言い、ソンには弟たちの面倒を見るように言いました。

サイムダンたちは粥を抱いて流民に分け与えました。雪が降ってきました。流民たちは温かい粥に喜びました。サイムダンは雲平寺(ウンピョンサ)で流民が紙づくりをしていたことを思いだしました。サイムダンは大将を呼びました。
「最初は粥一杯でも努力すればそれ以上になります。紙づくりを手伝ってください。」
「何のために?あなたの仕事を手伝ったら一生飯にありつけるのか?」
「正直約束はできません。でもこれだけは約束します。これからは私と私の家族とみなさんは食べる時も飢える時も一緒です。」
「両班の女の話を信じられるか。」
「女をばかにしないでください。私は最善を尽くします。みなさんより早く起きて真っ先に仕事場に行きます。儲けも公平に分けます。約束文も作ります。」
「お嬢様は嘘はつかないわよ。」
奴婢の)ヒャンも言いました。

サイムダンは掘っ立て小屋の中で具合が悪そうにしている、首に傷のある老人を見ました。
「具合が悪そうね。」
現代。
ソ・ジユンはいつもより化粧を念入りに行いました。

カフェ。
コ・ヘジョンとハン・サンヒョンはノートパソコンでラドのブログを見ていました。
「私たちはラドに真作があることを教えるのね。普通のブログに見えるけど。」
「いや。東西の造詣が深い。」
「なんでため口なの?メールを送ったら?」
「ラドへ。アン・ギョンの金剛山図に興味を持ってくれてありがとう・・・。」
サンヒョンは英語でメッセージを書きました。

ソンギャラリー。
ジユンはソン・ミギョンに金剛山図は贋作だと言いタブレットで本物の写真を見せました。
「私と組むまではこれ以上話せません。本物の金剛山図は私の手の中にあります。あなたのギャラリーで真作を展示しては?誤りを認めて贋作を燃やし本物を展示するのです。ギャラリーの評価も高まります。損にはならないかと。」
「復職のためにこんな賭けを?」
「Rテックを潰した時のソンジングループの裏帳簿を私にください。」
「Rテック・・・。」
「夫の会社と投資家もRテック事件の被害者です。」
「私がその話に乗ると思う?」
「ええ。」
「どうして?」
「館長は離婚しようとしているからです。聞くところによると泥沼の戦いだとか。攻撃は最大の防御です。避けられない戦いなら特に。」
「ソンジングループが潰れたらギャラリーも危うくなる。私がそこまでのリスクを冒すとでも?」
「館長はソンギャラリーを最高の美術館にしたいのでは?芸術に疎い会長の下では無理です。第二ギャラリーの建設も会長が中止したと。夢遊桃源図(モンユトウォンド)以来初となるアン・ギョンの金剛山図の真作。ギャラリーソンの最後のチャンスかも。館長が提案を断るなら・・・。」
「この提案、他には誰に?」
「館長が最初の交渉相手です。」
「私にも考える時間が必要だわ。」
「長くは待てません。」

ギャラリーソンの秘書の女は誰かにジユンとソン・ミギョンが会っているとメッセージを送りました。

ジユンの義母キム・ジョンヒは知り合いの金持ちの女性に美肌クリームの営業をしていました。
「生活が大変そうね。」
夫人はジョンヒに言いました。
ジョンヒは10歳は若返るとためらわずに言いました。

ジユンはアルバイトの飲食店にそのままの姿で入りました。同僚の女性はジユンの美しさに見とれて、自分の姿を鏡で見るとがっかりしました。

ジユンの働いている店の前をジョンヒが店のスーツケースを引きずって逃げるように行きました。
「お義母さん。待ってください!」
ジユンは店の前に出ましたがジョンヒは恥ずかしくなり逃げました。

ジユンはミン教授と高級カフェで会いました。ミン・ジョンハクは生涯学習センターに職を用意しようと言いました。
「録音してまで大事な話ですか?私も録音します。」
「止めた。」
「しらじらしい話は抜きで話しましょう。」
「人対人で話そう。ソンギャラリーに行った目的は?金剛山図を疑うように仕向けたのか?人は皆自分の札を握って人生という賭博場を生きている。愚かな物は札を出すタイミングを見誤った挙句丸裸になって我に返る。奪いつくされた後では何も取り戻せないと。」
「誰が強い札を持っているかまだわかりません。」
「君の手札は知りようがないが。」
「この世の中で最も危険な人間は?失う者がない人間。今の私がそうです。」
「後悔しないか?」
「しません。」

朝鮮時代。
夜の作業小屋。
サイムダンは流民たちとともに夜通し紙を作りました。
「憎い人を思い浮かべて打つといいわ。力いっぱい打てば気持ちも晴れるわ!」
サイムダンは人々を励まし食事を与えました。サイムダンは皆の輪の中に入りました。人々はサイムダンに心を開きました。男たちはそれぞれのつらい思いを話し出すと泣き始めました。大将は皆を励ましました。サイムダンと流民の絆は深まりました。

イ・ギョムの家。
紙物店の男はイ・フに連れて来られました。
イ・ギョムは男にごちそうを振るましました。
「造紙署(チョジソ)への専売を通して巨万の富を得る一方で、官吏を抱き込み貢納金をまけさせた。司諫院、承文院(スンムヌォン)、校書館(キョソグァン)など紙が必要な官庁をはじめ朝鮮の大臣の正一品(チョンイルプン)から末端の管理に金を握らせた記録が私の手元にあります。」
「それをどうして信じろと?」
イ・ギョムが言うと男はイ・フに記録を渡しました。イ・フはイ・ギョムに紙を渡しました。
「先月1日から3日の紙物店の記録です。誰と何を話し何の品を贈ったか年に一冊ずつ残ってるから十年分はあります。」
男が言うと、イ・フは褒美を渡そうとして引っ込めました。
「まだ早い。お話ください。」
「地方官吏だったミン・チヒョンが領議政の支援でハニャンで栄華を極めている。どんな秘密があるのだ?」
「はっは。」
男はもったいぶりました。
イ・フは銀子を机に出しました。
「銀子五十両だ。」
イ・ギョムは言いました。
「太っ腹ですね。この世で最も意のままにならぬのが子息です。領議政の息子ですよ。おなごの肌着も一枚ずつ脱がせてこそ趣がある。」
男は話を切り上げました。

紙物店にいた男は夜道を歩いているとン・チヒョンとホンに遭遇しました。

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感想

ああそうか!そういうことですか!みなさんお気づきになられましたか?河原にいた流民に紙職人がいたということは、あの流民たちは雲平寺(ウンピョンサ)にいた流民とその子孫なんですよ!きっとそうに違いありません。

本物の金剛山図を手に入れたジユンは大きな賭けに出ました。

サイムダンもやるかやられるかの大きな賭けに乗りました。

わからないのはサンヒョンの彼女のアンナの関係です。二人はいったいどのような関係なのでしょうか。朝鮮時代でいえば両班と妓生みたいな感じでしょうかね。

ラドの正体も一体何者なのでしょうね。

イ・ギョムは積極的にサイムダンを見守っていますが、直接支援することはサイムダンに拒絶されたのでこっそりと紙づくりを手伝ってあげたところが面白かったですね。

あと数回しかないですね。続きが楽しみです。

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