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サイムダン22話のあらすじ 師任堂-Saimdang, Light's Diary Episode22

サイムダン(師任堂)色の日記 22話のあらすじと感想<完全版>

サイムダン(師任堂)22話のあらすじ 韓国ドラマ

目次

サイムダン22話のあらすじ ただ見守り続けたい

娘のメチャンの顔に湿疹ができたため父のイ・ウォンスは玉紅膏を売りつけた女将に文句を言いに行きました。女将のクォン氏はイ・ウォンスの胸に運んでいた飯をひっくり返し火傷を負わせました。イ・ウォンスは女将に胸をはだけさせられ豚の脂の味噌を塗られそうになりドキリとしました。女将の弟はイ・ウォンスの気持ちを察しかわりに味噌を塗りました。イ・ウォンスは玉紅膏について文句を言うと、女将と弟は軟膏は大人用だからだと言い訳をしました。女将とその弟は今度は落第の神様が憑いているとイ・ウォンスを騙し「雷に当たった筆」を売りつけました。
「毎年この時期に成均館の学生がこの筆を買いに来るのよ。30両で学生に売ってるけど15両にするわ。」
イ・ウォンスは騙されすっかりその気になりました。
イ・ギョム(宜城君)は海岸の崖を物憂げに歩いていました。イ・ギョムは目を閉じ大伯母の言葉を思い出していました。
「殿下を敵に回してはならぬ。それが、お前が大事に思うその女を守るすべだ。」
イ・ギョムが帰ろうとすると内禁衛将(ネグミジャン)が現れました。
「北坪村(プクピョンチョン)の帰りですか?」

イ・ギョムは薪に火をつけ内禁衛将(ネグミジャン)と話しました。
「地獄からの帰りです。私とサイムダンの人生を変えたの殿下だった。つらすぎる。」
「殿下も生涯を通じて地獄を生きて来られました。大君の時は暴君の王に眠れぬ日々を送られました。大臣らに脅かされて恐怖の毎日でした。いつ玉座から降ろされお命を奪われるか恐れておられました。罪のない中殿媽媽(マーマー)を逆賊の娘という理由だけで追放しました。愛する妃を奪われどのような日々であったか考えも及ばぬでしょう。どうか殿下を敵に回さないでください。恨めしくても、お慕いしているふりをしてください。それがシン氏夫人を守る道です。」

王宮。
左議政は宜城君が姿を消したことについて中宗に訴えました。
領議政はゴロツキに戻ったのだろうと言いました。
右議政は王との約束を無視するとは許されぬと言いました。
ミン・チヒョンは沈黙していました。
内禁衛将(ネグミジャン)は知らぬふりをしました。
山奥の工房。
師任堂(サイムダン)はパルボンに紙を見せました。パルボンは紙の質を確かめると紙が水に浸ると透明になってしまい皆はがっかりしました。サイムダンは皆を励ましました。するとそこに詐欺師の元チュジソの紙職人が現れました。紙職人は大声で後悔の気持ちをまくし立てました。
「本気で働いて全額返す!」
紙職人が言うと流民たちは疑いの目で職人を取り囲みました。
サイムダンは職人に働いてもらおうと言いました。
イ・フが慌てて駆け付けサイムダンに言いました。
「宜城君を見ませんでしたか?叔父上は来ていないのですね?」

鷹の絵を描く宜城君(ウィソングン)
※Youtubeより
宜城君(ウィソングン)は海岸の楼閣で真剣に鷹の絵を描いていました。
「二十年前雲平寺(ウンピョンサ)では朝鮮最高の紙が作られていた。寺で虐殺が起きミン・チヒョンが高麗紙を作っている。ところがミン・チヒョンの高麗紙は私が使っていた本物とは違う。」
イ・ギョムは鷹の目を入れませんでした。
夕方になり、イ・ギョムは鷹の足に文を括りつけて空に羽ばたかせました。

夜、明国の妓楼。
朝鮮の使臣、ソン・セヤンは見事にコムンゴの力強い演奏を終えました。
明の役人は手を叩いて喜びました。
すると(イ・ギョムが放った)鷹の鳴き声がしました。
ソン・セヤンは鷹から文(ふみ)を受け取りました。
「いよいよ宜城君が動き出したか。」
ソン・セヤンは明の大学士(官僚)に取り次ぐよう役人に求めました。

寿進坊(スジンバン)のイ家。
サイムダンは息子たちに食事を食べさせていました。メチャンは湿疹を母に診せました。ウは紙づくりの進捗具合を尋ねました。イ・ヒョルリョンは比翼堂(ピイクダン)は別世界のようで楽しく宜城君のことが好きだが姿を見ないと言いました。ウはおなかが痛いようなと便意をもよおすと「痛いの痛いの飛んでいけ」と優しくウのおなかをさすりました。
ミン・チヒョンが家に帰るとイ・ギョムが待っていました。ミン・チヒョンが部屋に入るとイ・ギョムはミン・チヒョンの首に刀を突きつけました。
「何をなさいます。」
「これは趙雲が愛用したという青釭の剣だ。剣客だそうですね。画家の私にはわからぬがその名にふさわしい名剣なのか鈍剣なのか。」
「確かめてみようと?」
「そうだ。」
イ・ギョムはミン・チヒョンに斬りかかりました。ミン・チヒョンは剣をよけるとイ・ギョムは棚に置いてあった真紅の刀をミン・チヒョンに跳ね飛ばしました。ミン・チヒョンは刀を掴みました。
「お怪我をされても、知りませぬぞ。」
ミン・チヒョンは言いました。
イ・ギョムとミン・チヒョンは刀をぶつけ合いながら庭に降り立ちました。月明りの中、二人は剣と刀で押し合いながら向き合いました。
「筆しか持たぬ割にはなかなかの腕前ですね。」
「刀の力でしょう。青釭(せいこう)の剣ですからね。」
イ・ギョムが言うと、二人は飛び上がり渾身の一撃を繰り出しました。ミン・チヒョンの刀が折れて、黒笠(フンニプ, 흑립)が落ちました。
「はあ。はあ。これは、真剣ではなかったか。あなたの首が飛ぶはずだった。真剣ならな。」
イ・ギョムが振り返るとフィウムダンが緊張した様子で立っていました。
「愚か者め。」
イ・ギョムはフィウムダンにささやくと去りました。
ミン・チヒョンは折れた刀を地面に叩きつけると部屋に上がりました。

ミン・チヒョンは隠し棚からイ・ギョムがサイムダンに贈った髪留めの帯を取り出しました。
「お怒りになられた時は、口は閉じて目はお開きなのですね。愛情の分だけ憎むものです。殿下が唯一お可愛がりになっておられる王族。我々の札のほうが有利です。」
「まだ実が熟しておらぬ。熟したら・・・。」
「熟したら私が摘んで差し上げます。旦那様のために。」

比翼堂(ピイクダン)ではイ・モンニョンが騒いでいました。イ・フは叔父が戻り喜びました。
「何か変わったことはなかったか?」
イ・ギョムは厳しい口調でイ・フに尋ねました。
「流民たちが税を納めので捕盗庁(ポドチョン)に捕らわれました。その税をシン氏夫人が肩代わりするので全員が放免になりました。」
「それで徹夜で紙づくりを?」
「ええ。店で売ってる高麗紙よりもずっと紙の質がよいそうです。雲平・・・そのような名前の高麗紙です。」

フィウムダンは自室でイ・ギョムの言葉に傷つき涙を流しながら酒を何杯も飲みました。
「愚か者・・・愚かだと?」
フィウムダンは盃と急須を投げて割りました。

宜城君の屋敷。
イ・ギョムは髭を整えながら二十年前のサイムダンとの忘れられぬ日々を思い出していました。

(男性ボーカルの歌が流れる)

そして再会してからますます募るサイムダンへの想いで心が埋め尽くされました。
夜の山。
子どもたちが寝静まると、サイムダンはヒャンとともに工房へと行く暗闇を提灯の明かりを頼りに歩いていました。すると木々にいくつもの雪洞が吊るされ道を照らしていました。
「灯かりをつけてくれたのは誰なんでしょう。通るたびに真っ暗で怖かったんです!明るくていいですね!わ〜きれい。一体だれが??」
ヒャンは浮足立って喜びました。
サイムダンも嬉しくなりました。
「あ。あの時の人!」
ヒャンが指を刺すとイム・コッチョンの子分がヒャンを連れ出しました。
「その笑顔だ。そのほうがよい。」
イ・ギョムはサイムダンに歩み寄りました。

「どうだ?気に入ったか?」
イ・ギョムはサイムダンに微笑みました。
サイムダンは長い息をつくと目を伏せました。
「二十年前に何があったか。突然ほかの男と婚礼を挙げた理由。あなたがなぜ流民を大切に思い、なぜ一緒に紙づくりをしているのか。私は知った。わかったのだ。」
イ・ギョムは何度も頷きました。
「どうかご自分の道を行ってください。私は私の道を行きます。」
「それはできぬ。」
「私に気を遣わないでください。」
「知ってしまったのにどうして無視をできようか。そうであろう?」
「それでもです。」
「あなたが私の立場だったらどう考える?あなたは知らぬふりをするのか?」
「・・・・・・。」
「そのままでよい。流民や家族のために生きればよい。それがあなたの道なら。そして私はあなたを近くで見守ろう。」
「それはなりません。」
「あなたが他人の妻でも構わぬ。」
「無茶な・・・無茶なことです。」
「我々の行く道が、永遠に交わらぬとしても、それでも構わぬ。生涯そばにいる。」
イ・ギョムは想いを伝えると行きました。

「きゃ〜。」
ヒャンは山賊に口を封じられもがいて騒いでいました。
「よし。もう行け。」
イム・コッチョンはヒャンを解放すると闇夜に消えました。
「お嬢様。さっきの人はどこへ行きましたか?」
「・・・・行こう。」
「はい。待ってください。」
ヒャンはサイムダンの後を追いかけました。

(切なく悲しく心が締め付けられるようなBGMが流れる。)

イ・ギョムは自宅に篭ると暗い部屋の中でひたすら絵を描きました。

あくる日の王宮。
イ・ギョムは王の御前に出仕しました。イ・ギョムは内禁衛将(ネグミジャン)の言葉を思い出し頭を打を下ました。
「殿下。お許しください。」
「私が何を許すというのだ?」
「比翼堂(ピイクダン)にいらっしゃったと聞きました。殿下のおそばにいるよう命じられたのに、殿下のご命令を守れませんでした。」
「風を捕まえるのは無理であろう。宜城君は余の考えが甘かったというのか。」
「彷徨い続けた二十年でした。簡単には変わりません。心の風通しにしばし時が必要でした。大叔母様のところへも行きました。」
「風通しだと。はっはっは。なるほど。大叔母殿は息災だったか?」
「はい。殿下がお元気か心配なさっておりました。久しぶりに故郷へ戻り昔を思い出しました。殿下のお供をして狩りなどをしました。思い出しながら描きました。」
イ・ギョムは中宗に見事な扇を献上しました。扇は朱漆の骨組みに紙が貼られ絵が描かれていました。
「漆と螺鈿の扇だ。黄金よりも貴重な辰砂です。」
「なんと。」
大臣らはどよめきました。
「紅く色づいた秋の金剛山の絶景です。お疲れの殿下にお見せしたくて徹夜で描きました。親骨と飾りの玉には龍を施しました。龍は朝鮮の中心である殿下を表しています。」
イ・ギョムは説明しました。
中宗は扇を仰ぎました。
「雉の季節です。“鷹狩り”はいかがですか?」
イ・ギョムが言うと、ミン・チヒョンの表情に緊張が走りました。
「鷹狩か?」
「殿下に特別な品も用意します。」
「期待するぞ?」
「はい。」
「よかろう。そちたちも一緒に頭を休めようではないか。」
「ありがたき幸せにございます。」
大臣たちは頭を下げました。
中宗は扇を愛でました。

現代。
本物の金剛山図が輸送車に乗せられました。
ソ・ジユンとハン・サンヒョンは輸送車に乗り込みました。

(なぜか貴重な金剛山図に直射日光が間接的に当たってます・・・。)

「先輩。緊張しないでください。あとは問題を解決するだけです。緊張してるのは私か。やったぞ!お!左折するのでは?」
サンヒョンは運転手に言うと、怪しげな場所に車が急停止しました。
「ミン教授だわ!何するの!」
ジユンは叫びました。
「ナム教授!ミン・ジョンハク!!!」
サンヒョクも叫びました。
ミン・ジョンハクと男たちはジユンとサンヒョクを置いて逃げました。
ジユンはすぐにソン・ミギョンに連絡しました。
サンヒョクは悔しくて叫びました。

警察に行ったハン・サンヒョクとコ・ヘジョンは警官に説明しましたがまともに聞いてもらえませんでした。

感想

案の定!金剛山図がミン・ジョンハクに強奪されてしまいました。

宜城君はサイムダンに再び告白しました。抱きしめたり、提灯で森を飾って愛の告白ですか(笑)宜城君はかっこよすぎでしょう!見守る系の色男ですが、どう見ても見守り系には見えず、肉食系に見えますね。見守る約束なんか忘れてしまいそうな人に見えます。愛するサイムダンの敵、ミン・チヒョンに攻撃をしかけ、しかもドラクエみたいな宝剣で勝ってしまうのですから演出が盛りすぎでしょう。王族といったら弱くて運動不足なイメージなのに。

どうやらこのドラマは女性を視聴者のターゲットにしているようですね!

最初はつまらなかったのに、ラストになると面白いです。

続きが楽しみです!

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