サイムダン(師任堂)色の日記 26話のあらすじと感想<完全版>
目次
サイムダン26話のあらすじ 再び雲平寺へ
師任堂(サイムダン)はパルボクとともに雲平寺(ウンピョンサ)を目指しました。ミン・チヒョンはサイムダンを捕らえるようホンに命じました。
現代ではソ・ジユンがウンスを連れて父の家に行きました。ジユンは無謀にもミン教授に挑んだことを後悔して怖いと言いました。父は本当の強さとは恐れを知らずに挑む無鉄砲ではなく、恐れを承知で進むのが本当の勇気だとジユンを慰めました。
コ・ヘジョンはソン・サンヒョンとともにラドのブログを見ていました。ラドのブログに二枚の金剛山図が「間違い探し」と掲載されていました。
ミン・ジョンハク教授は豪華な邸宅に行きホ・ヨンドとソン・ミギョンとともに国会議員に会いました。ソン・ミギョンは「百年の計も一寸先は闇」だとホ・ヨンドを冷かしました。
コ・ヘジョンはサイムダンの日記の復元作業を進めていました。するとサンヒョクを好いている若い娘が現れ母のギャラリーに金剛山図があると言いました。娘の親はソン・ミギョンとホ・ヨンドでした。
会食が終わり、ホ・ヨンドとソン・ミギョンは車に乗っていました。
「もしかして、チョン・ミンソクの死と関係があるの?殺人までしたの?」
ミギョンは夫に言いました。
「殺せととは言っておらん。お前が裏帳簿を作ったせいだ!」
ホ・ヨンドは慌ててミギョンを降ろしました。
「夫婦げんかでも?車道は危ないのに。」
後続の車に乗っていたミン・ジョンハクはミギョンに嫌味を言いました。
ミギョンの娘アンナのスマートフォンに母から迎えに来て欲しいと連絡がありました。
「友達なのに知らなかったの?あの子は敵か味方どっちかしら。」
ヘジョンはサンヒョンに言いました。
アンナはバイクで母を迎えに行きました。
「お母さん!嫌ならタクシーでも拾って。超受ける。早くかぶって。」
アンナはヘルメットをミギョンに渡しました。
大学に帰ったミン・ジョンハクはラドが掲載した金剛山図を見ました。
ジユンにミン・ジョンハク電話がかかってきました。
「今回は大目に見てやる。」
「何のことですか?」
「旦那の話は聞いた。葬式でも出せば花でも贈ってやったのに残念だ。旦那から教訓を得ることを祈ってるよ。身の丈をわきまえろ。今までの君はついていた。今後は運が尽きないように気を付けろ。」
朝鮮時代。
中宗は明の皇帝が高品質の高麗紙を要求していることをイ・ギョムから聞きました。ソ・セヤンは宜城君は勅使と兄弟になったと言いました。中宗は喜びました。領議政は高麗紙を作るのは至難だと言いました。
中宗は宜城君に高麗紙製造に関わる全権を任命し造紙署(チョジソ)の不正を暴くよう命じました。
イ・ギョム(宜城君)は義禁府を動かし造紙署(チョジソ)の高麗紙の文書を押収し不正にかかわった者を捕らえるよう命じました。
フィウムダンは部下に文書を隠させました。フィウムダンの紙店にも兵士が現れ捜索を受けました。
山奥の工房。
「義禁府だ。高麗紙の紙比べまで主な工房を警備せよとの命令だ。」
武官は兵士を引き連れ流民を守りに来ました。
「つまり俺らを守ってくれるのか?」
「そうだ。四方を警備せよ!」
ホンたちは工房を監視していました。
「官軍が多すぎます。」
師任堂(サイムダン)を捕らえるよう命じられたホンは部下から報告を受け撤退しました。
行澄寺(チョンドゥンサ)。
ミン・チヒョンは老いたナム貴人を訪ねました。ミン・チヒョンはナム貴人に中宗に会い慰めるように言いました。ナム貴人は中宗には妃がいるので心配はいらぬと断りました。
王宮。
領議政の耳にミン・チヒョンが行澄寺に行ったという噂が届きました。
「ナム貴人といえば成宗大王から三代いわたり寵愛を受けた女です。ただ者ではありません。」
左議政は言いました。
「今の殿下のご様子は四十年前に燕山君を廃位させ殿下を擁立した時と似てると思わんか?」
領議政は言いました。
「不安で落ち着かず情けないザマでしたな。」
左議政は言いました。
「その殿下をナム貴人がうまく慰めたことで成宗大王の母君の信頼を得たとか。」
領議政は言いました。
「宜城君の祖父とナム貴人の家は宿敵だそうです。」
左議政は言いました。
イ・ギョム(宜城君)はイ・フとともに山奥の工房に現れました。大将は買い出しに出かけたと嘘をつきました。イ・ギョムはイ・フにシン氏夫人(サイムダン)を捜すように命じました。
行澄寺(チョンドゥンサ)。
ミン・チヒョンはまた現れ国のために王宮に来て欲しいとナム貴人に言いました。
「ここは廃位された王の魂が彷徨う場所。長くおられては誤解されます。」
「誤解か。」
「宜城君が明の勅使の威を借り国事を乱しています。宜城君はあの亀城君(クソングン)の孫です。媽媽の一族を破滅に追いやった者ではありませんか。亀城君(クソングン)の勢力が力を持つのをこのまま許しておくのですか?」
賭博場。
元職人はホンに捕らわれました。
フィウムダンは元職人を脅しました。
「主に逆らって遊ぶ手など不要だろう。」
「わー。すみませんでした。お許しください。」
「師任堂(サイムダン)は?」
「何かがまだあると言ってました。」
「何のことだ。」
「何かが描けているといってケピョン(おこぼれ)がもらえる寺とか・・・。」
「やっておしまい!」
「いいえ。確かにどこかの寺でした。ピョンと聞きました。ウンピョンだとか・・・。その寺の水月何とかを捜しに行くとか。パルポンおじさんは高麗紙を作っていたとか。」
イ・フは街を歩いていると「黒牡丹(フィウムダン)」が覆面をして手下を連れて馬を駆ける様子を目撃して喜びました。
フィウムダンは雲平寺(ウンピョンサ)へ急ぎました。
ミン・チヒョンは夜道をナム貴人を王宮に連れて行く途中でした。
「ミン・チヒョン!お縄にかかれ!」
義禁府の武官は言いました。
「すぐに捕らえよ!」
宜城君は馬上から命じました。ミン・チヒョンは連行されました。
「媽媽。ご無礼をお許しください。」
宜城君はナム貴人に言いました。
ナム貴人はすだれを開けさせました。
「お送りします。」
宜城君が言うも、ナム貴人は緊張した面持ちで実家に帰ると言いました。
夜の酒場。
イ・ウォンスは詐欺師のクォン氏と弟の酒場を訪ねて青色の官服を自慢しました。クォン氏はすべての言葉を使ってイ・ウォンスを誉めました。
「私が官職に就けたのはすべてそなたたちのおかげだ。どどーん。雷に当たった筆。この筆の効果はてきめんだ!」
「もちろんですとも。さあさあ。奥へどうぞ。特上のクッパを作りますよ。ナウリ。」
「ナウリ。もちろんだとも。ナウリが一杯やろう。」
イ・ウォンスはご機嫌になりました。
「国の務めは苦労も多かろう。所属は?薄給にもめげず国のために・・・夜昼・・・?昼夜の別なく孤軍奮闘せよ。そなたらの苦労は忘れぬぞ。注文!この捕卒(ポジョル)たちのクッパ代は私が持とう。」
イ・ウォンスは店に来ていた客の飯の代金をおごりました。女将はもっと注文しては?と言うと、イ・ウォンスは何でも食わせてやれと言いました。すると仲間の捕卒(ポジョル)たちが次々と集まって来て店は繁盛しました。
「女将。どうなってるんだ?まだ禄はもらっておらぬぞ?」
「ナウリのおごりでしょう?右捕庁(ウポチョン)はもちろん左捕庁(チャポチョン)も呼んできましたわ。」
女将はツケにすると言いイ・ウォンスを誘惑しました。
夜の義禁府。
「して私の罪状は何ですか?」
ミン・チヒョンはイ・ギョムに言いました。
「明国の使臣に賄賂を渡し私利を得て殿下と朝鮮の名誉を傷つけた。」
イ・ギョム(宜城君)は言いました。
「私は渡しておらぬ。」
「これは明国の使臣の記録だ。ここに、ミン参議(チャミ)から莫大な賄賂を受け取ったとある。」
イ・ギョム(宜城君)は帳簿を示しました。
「はっはっはっはっはっは。そのことか。国のために私財をはたくのがどうして罪なのでしょう。殿下と朝鮮への忠心のためしたことです。」
夜中の比翼堂(ピイクダン)。
イ・ギョムは庭を歩いていました。すると背後に気配がして宜城君は男を倒しました。
「兄貴。俺ですよ。コッチョンです。」
コッチョンは地面に仰向けになりながら言いました。
「どうしたのだ。」
「いてててて。シン氏夫人が雲平寺(ウンピョンサ)へ向かいました。年寄りと一緒に。」
「叔父上。地面に座って何を?」
イ・フが現れコッチョンに驚きました。
「来る途中で黒牡丹を見ました。ならず者を従えて馬で駆けるようすが女剣士みたいで素敵でしたよ。」
イ・フは言いました。
「(あの女がサイムダンを?)」
イ・ギョムも馬で雲平寺(ウンピョンサ)に向かいました。
翌日。
師任堂(サイムダン)は雲平寺(ウンピョンサ)があった場所に着き地面を掘り返すと箱が出てきました。
「ここに何かあります。」
サイムダンとパルボンは手で掘り出しましたが箱の中には何もありませんでした。
「何かが入っていたことは間違いないわ。仕方ありません。見本の紙でも作りましょう。雲平寺(ウンピョンサ)の水で作れば何かが違うかも。」
サイムダンとパルボンは上流を目指しました。すると山の上からミン・チヒョンの私兵が駆け下りてきました。サイムダンとパルボンは逃げました。パルボンはサイムダンを案内しながら逃げ岩場に隠れました。フィウムダンとホンも現れました。
「あいつらは・・・?」
「壮元紙物店のやつらです。奴らが二人の跡を追っていたんです。」
サイムダンとパルボンを助けた老人が言いました。
老人は家にサイムダンを案内しました。
「ここです。夜は虎がでるゆえ追ってはこないでしょう。」
「私です。」
パルボンはおじいさんの手を取りました。
「お前は・・・!やっぱりお前か。よく生きていたな。こうして会えるとは。」
おじいさんは言いました。
「この人が私を助けてくれたのです。」
パルボンは言いました。
おじいさんはサイムダンとパルボンを部屋に入れました。
夜になりました。
ホンはフィウムダンに下山するように言いました。
「追跡する。」
フィウムダンは男たちを従えてサイムダンを捜しました。
おじいさんの家。
「奥様もあの日雲平寺(ウンピョンサ)にいらしたのですか?先日、男前の士人がお見えになり、あの日のことを詳しくお聞きになって帰りました。」
おじいさんはサイムダンに言いました。
感想
何と中宗は宜城君に紙の全権を任じミン・チヒョンがお縄にかかりました。フィウムダンはホンとともに何としてもサイムダンを捕らえようと雲平寺(ウンピョンサ)へ・・・。
現代ではジユンが八方ふさがりの状態でストレスマッハです。
愛しいサイムダンのために宜城君はどこまでも彼女を見守るため追いかけていきます。今の価値観じゃ好きな人を追いかけるのは危険人物しかおりませんけれど、韓国ではよくあることなんでしょうかね。動物的にはアリだと思うのですが、人間としては今は絶対にダメな行為です。リアルだったら怖い!でも危険から守るためだものね!許される!フィウムダンとミン・チヒョンだって敵の家まで見に行って見張ってますか、現代の日本の価値観では恐ろしい!韓ドラだから楽しんで見られるというものです。
冷静になってみれば敵も味方も家まで押しかけてきて怖いです(笑)
しかし残念なのは現代のシーンがまったく不要なのに、いいところを邪魔して・・・現代のシーンの必要性を感じません。現代のほうは恋愛要素もないし、出世だの失業だのと、妙なリアリティで全然楽しくないですw
現代ではジユンが八方ふさがりの状態でストレスマッハです。
愛しいサイムダンのために宜城君はどこまでも彼女を見守るため追いかけていきます。今の価値観じゃ好きな人を追いかけるのは危険人物しかおりませんけれど、韓国ではよくあることなんでしょうかね。動物的にはアリだと思うのですが、人間としては今は絶対にダメな行為です。リアルだったら怖い!でも危険から守るためだものね!許される!フィウムダンとミン・チヒョンだって敵の家まで見に行って見張ってますか、現代の日本の価値観では恐ろしい!韓ドラだから楽しんで見られるというものです。
冷静になってみれば敵も味方も家まで押しかけてきて怖いです(笑)
しかし残念なのは現代のシーンがまったく不要なのに、いいところを邪魔して・・・現代のシーンの必要性を感じません。現代のほうは恋愛要素もないし、出世だの失業だのと、妙なリアリティで全然楽しくないですw
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