サイムダン(師任堂)色の日記 8話のあらすじ 二十年後の再会/h1>
目次
あらすじ
師任堂(サイムダン)を追って漢陽(ハニャン)へ来た宜城君は王宮に行き国王の中宗(チュンジョン)に会いました。中宗はお気に入りの宜城君(ウイソングン)の来訪をたいへん喜びました。
中宗(チュンジョン)は宜城君(ウイソングン)と領議政、ミン・チヒョンら4人の官僚を部屋に呼びました。宜城君は中宗に婚礼を取り消して欲しいと頼みました。大臣たちは前代未聞の断りに呆れかえりました。内禁衛将(ネグミジャン)は黙って話を聞いていました。「大監(テガム)たちの夫婦仲はいかがでしょうか。夫人との相性はどうでしょうか。私には見知らぬ女人(にょにん)と生涯を共にする自信がありません。一人の女人(にょにん)の人生を踏みにじりたくないのです。」宜城君は大臣たちに言いました。「話になりません。宜城君(ウイソングン)は民の手本とならねばならぬ王族です。」大臣の一人が言いました。「絶対に戻りません。戻ると信じ生涯操を守る女人(にょにん)は哀れです。」宜城君(ウイソングン)は言いました。「筋が通らぬ話ではないでしょう。考えてみればその女人(にょにん)が自分の娘だったとしたら?」ミン・チヒョンは理解を示し婚礼を取り消すかわりに生涯を王に尽くしてはどうかと言いました。「実に気分が良い提案だ。どう思う?仕えるのは嫌か?」中宗はこの提案を大いに気に入りました。「殿下のご命令に従います。」宜城君は王に仕える約束をしました。
「婚礼を取り消すかわりにずっと余のそばにおれ。尚膳。宜城君(ウイソングン)に官服と絹を与え、住まいを整えてやれ。はっはっはっは。」中宗(チュンジョン)は言いました。
領議政は二人の大臣と宜城君は我々が追放した亀城君の孫だから警戒したほうがよいと噂しました。部下の大臣は若造が虎になるはずはないと宜城君を見下しました。
漢城府(ハンソンブ)の役所。
師任堂(サイムダン)が文書の保管庫に行くと寿進坊(スジンバン)の権利は数日前に李元秀(イ・ウォンス)はからキム・ゴンジュンに渡ったと記録されていました。役人はサイムダンに手決(スギョル、署名)を見せました。役人は最近は謀利輩(モリぺ、詐欺師や悪徳商人)が多いと言いました。
師任堂(サイムダン)は東屋で休憩しました。ヒャンは夫の李元秀(イ・ウォンス)の騙されやすさ苦言を呈しました。師任堂(サイムダン)はそれ以上言わないようにヤンに言いました。
王宮の一室。
イ・ギョム(李岒)は官職を得て尚宮の手伝いで赤い官服に着替えていました。「容姿端麗な方は官服も映えますな。」ミン・チヒョンが宜城君(ウイソングン)に話しかけました。「ありがとうございます。」「本心ですか?」「違うというのですか?」「生涯殿下にお仕えするのも不本意かと。」「人の心を読むのも利用するのも上手ですね。」「褒めていただき光栄です。来月私の屋敷でささやかな宴があります。お越しいただければありがたい。」ミン・チヒョンは着替え途中のイ・ギョムに声を掛け宴に誘いました。「お断りします。」イ・ギョムは涼し気に断りました。
福徳房(ポクトクパン, 不動産屋)。
師任堂(サイムダン)は空き家を捜しましたが商人の男はみすぼらしい家が一軒しかないと言いました。師任堂(サイムダン)は母の李氏からもらった手形を商人に差し出しました。商人はここで待つように師任堂(サイムダン)に言うとどこかへ消えました。
ミン・チヒョンの屋敷。
家に戻ったミン・チヒョンは執事のホンに宜城君(ウイソングン)がこれまでの20年間どこで何をしてきたのか詳細に調べるよう執事のホンに命じました。
部屋。
ミン・チヒョンは妻(妾?)のフィウムダンに龍頭会の準備について進捗を尋ねました。フィウムダンは左議政の胃腸の弱さや蓮ご飯が好きな右議政の好みまで正確に把握していました。ミン・チヒョンは「領議政は暑さに弱い」と言うと、フィウムダンは氷は既に用意してあり水キムチも供すると言いました。フィウムダンは抜かりなく準備していることを伝えると、ミン・チヒョンに仕えて二十年になると言いました。
「殿下がお越しになればうちの家門は権力の中枢だと世の中に知らしめることができる。」
「存じています。抜かりなく行います。」
「ああ。宜城君(ウイソングン)。宜城君が問題だ。」
「宜城君とおっしゃいましたか?」
「流浪の末に拾われた臨灜大君(イミョンテグン、世宗大王の四男)の曽孫だ。夫人も知っておろう?同郷のはずだ。」
「さあ・・・。知りません。」
「だろうな。」
「道を開けよ~。宜城君(ウイソングン)大監(テガム)のお通りだ~。」
宜城君は輿に乗って往来を通りました。
師任堂(サイムダン)は街を彷徨っていました。師任堂(サイムダン)の背後を宜城君(ウイソングン)が通り過ぎました。
回想。師任堂(サイムダン)と宜城君(ウイソングン)が初めて出会い、絆を深め結婚の約束に至る場面。そして大人になった宜城君(ウイソングン)が遠くから師任堂(サイムダン)を見守る場面。
夜の寿進坊(スジンバン)。雨が降って雷が鳴っていました。師任堂(サイムダン)たちは恐ろし気な屋敷に着きました。子どもたちとヒャンはお化けか何か出そうだと怯えました。
「だが雨だけは避けられるではないか。」
師任堂(サイムダン)は子どもたちに言うと、荷物をほどきはじめました。
ある日のミン・チヒョンの屋敷の庭。
使用人は高価な壺を落として割ってしまいました。
フィウムダンは使用人の男の頬を叩て叱ると執事のホンに青花白磁(せいかはくじ)と似た物を買ってくるよう命じました。ミン・チヒョンが現れました。フィウムダンは恐縮すると、心配する必要が無いと言いました。ミン・チヒョンは割れた陶器を見ると使用人の顎を手で引きました。
「人参酒を飲んだな?」ミン・チヒョンが言うと使用人震えながら謝りました。
どこかの草原。
主人の酒をくすねた使用人は丸太に梁り付けられました。使用人は一杯飲んだだけだと震えました。
ミン・チヒョンは使用人の足を斬ると置き去りにして鳥の餌にしました。
寿進坊(スジンバン)。
師任堂(サイムダン)たちが都城に来て五日半が経ちました。
使用人のヒャンは働き詰めの師任堂(サイムダン)の心配をしました。師任堂(サイムダン)は心配しないでいいと皆に言いました。
末っ子のイ・ウは高熱を出して倒れていました。
師任堂(サイムダン)はウを背負って医員に診せました。医員ははしかに感染したと診断しました。葛根麦門冬散という高価な薬があると医員は言いました。ヒャンがお金が無いと言うと、師任堂(サイムダン)はお金を持ってくるので医員に治療するように頼みました。
師任堂(サイムダン)は倉庫をまさぐりイ・ギョムから貰った龍煤墨(ヨンメモク)を持ち出しました。
ミン・チヒョンの家。
宴が催され中宗(チュンジョン)と重臣たちが部屋に集まりました。
宜城君(ウイソングン)も出席しました。中宗(チュンジョン)は官吏になった者に、朝鮮の問題について尋ねました。領議政たちはまだ都に来て間もない官吏は東西南北もわからないだろうとバカにしました。
「東西南北がわからぬ者ゆえ見えるものもあるはずです。大監(テガム)ほど知識や経験が足りなくても新たな視点が得られるかと存じます。」宜城君(ウイソングン)は言いました。高官たちは内心腹を立てて黙ってしまいました。「宜城君(ウイソングン)の言う通りだ。新参者の曇らぬ目で感じたことを話せ。中宗(チュンジョン)は言いました。「・・・・・・。幼いころより、防納(パンナプ、特産品で納税する制度)で苦しむ民を見てまいりました。パンナプの弊害を民のために正してください。」
新入りの官吏は発言しました。中宗(チュンジョン)は制度を見直すように言うと領議政以下は反対しました。
ミン・チヒョンはパンナプのために雇われている職人や関係する王族が民をよく思わないので問題が解決しないと反対しました。
「大臣は利益を求めすぎです。殿下。私は王族のひとりで放浪を続けてきたので優秀な皆さんと話が合いません。これで失礼します。」宜城君(ウイソングン)は立ちあがろうとしました。
「これこれ。不届き者め。優秀な官吏にひとり取り囲まれた余をどうして置いていけようか。はっはっはっは。違うか?はっはっはっは。」
中宗(チュンジョン)は宜城君を脅しました。
「私めが愚かでした。」
宜城君は約束を思い出して謝りました。
「さあ皆で一杯やろう。」
中宗(チュンジョン)は乾杯しました。
夜。
師任堂(サイムダン)は息子のイ・ウに薬を飲ませました。
ミン・チヒョンの家では曲が奏でられ二人の女が舞いを披露しました。
「宜城君の画才はアン・ギョン以上と聞きました。明国から貴重な墨が届きましたのでここで披露していただけないでしょうか。」
ミン・チヒョンは下女に硯と墨を持ってこさせました。
宜城君は一杯酒を飲むと立ち上がりました。
「どうでしょう。筆を置いて長くなります。見て描く絵もあれば耳で描く絵もあります。申し訳ないがお借りします。」
宜城君はコムンゴ借りて奏で始めました。中宗(チュンジョン)は嬉しそうに宜城君(ウイソングン)を見つめました。領議政が両手を叩いて喜ぶと、右議政は目で釘を刺しました。
部屋の外でフィウムダンは恋しそうに宜城君のいる方角を見つめていました。
屋敷の門前。
宴が終わり、領議政はとても満足していました。
ミン・チヒョンは科挙に落第した領議政の孫のため縁起物の草虫図を贈りました。
「夫人は美貌にくわえ絵の才能もあるとは。夫人が言っていた通りだ。ありがとう。宜城君。私は先に帰ります。」
領議政は喜んで帰りました。
ミン・チヒョンは宜城君にも贈り物をしました。フィウムダンが贈り物を差し出すと宜城君は「はじめまして」と夫人に挨拶して帰りました。「はじめましてだと?」フィウムダンは心の中で苛立ちました。
フィウムダンの部屋。
フィウムダン(かつてのソクスン)は寝間着姿で若かりし頃の宜城君を思い出すと20年ぶりに胸をときめかせました。凍り付いたフィウムダンの瞳から涙が流れていました。
街。
宜城君が夜の街を歩いていると龍煤墨(ヨンメモク)を売っている男がいました。「どこで買った?盗んだのか?」宜城君は龍煤墨(ヨンメモク)の出どころを男に尋ねました。
「とんでもない!女人から買いました。本当です。急に金が必要になったと。美人でした。寿進坊(スジンバン)の人です。」男は答えました。
酒場。
宜城君は酒場で酒を乱暴に何杯も飲むと一声吠えました。
寿進坊(スジンバン)。
使用人のヒャンは夜中になっても洗濯物を干して働いていました。ヒャンはずっと空き家だったボロ家を不満に思っていました。
師任堂(サイムダン)は子どもたちの物を洗濯していました。師任堂(サイムダン)が顔を上げると美しい男が垣根の向こうに立っていました。男が真剣に見つめるので師任堂(サイムダン)は立ち上がりました。
宜城君は乱暴にもサイムダン(師任堂)の手を引き塀の外に連れ出しました。
「この暮らしは何だ!なぜこんな暮らしを?別れにも礼儀がある。婚礼の約束をしていた。どうしたら、どうして黙って他の男に嫁げるのか答えてくれ!」
宜城君(ウイソングン)は声を荒げました。
「酔っているならお帰り下しあ。大声を出さないでください。無意味です。今更何も変わりません。」
「意味が無いだと?あなたとの日々が無意味だったと?私は二十年間忘れなかった。どうして忘れられようか!あなたは簡単に忘れられたのか?私たちの幸せな思い出や約束を!!!二十年かかっても消せなかった。どんなに酒を飲もうと絵を捨てようとも!あなたは私のここ(胸)に、ここにいるのだ。妻子を守れないとはどうしようもない家長だな!」
「おやめください。子の父であり私の夫です。」
「堂々としたものだ。」
「私は自分の荷を背負ってます。あなたのように人生を浪費していません。私にとって、本当に何がつらいとお思いですか?二十年前に、私が深く愛した才気あふれる青年が、消えてしまったことです。輝くような日々は本当にあったのでしょうか。それが悲しく、みじめです。どうしようもない家長とおっしゃいましたか?今の私には、あなたのほうがどうしようもなく見えます。」
師任堂(サイムダン)は家に戻りました。
寿進坊(スジンバン)の納屋。「この20年間あなたを忘れられなかった。どんなに酒を飲もうと絵を捨てようと、女遊びに興じようとも!!!あなたはここに、ここ(胸)にいるのだ。」師任堂(サイムダン)は宜城君(ウイソングン)が悲し気に言った言葉に気持ちが揺らいでいました。
宜城君(ウイソングン)の家。「この二十年、私が心から愛した才気あふれる青年が、これで消えてしまいました。」
家に帰ったイ・ギョムは師任堂(サイムダン)の言葉を思い出して気持ちが高ぶって起き上がり扉を開けました。
現代の夜。
ジユンは代行運転の仕事をしていました。後輩のハン・サンヒョンはコンビニでジユンを見かけました。
「ジユン先輩?」
ジユンは男の客を乗せて車を運転していました。しかし男が指定した場所が見つかりませんでした。
「おばさん。運転が上手だな。ところで歳はいくつか?35?26?美人なのになぜ代行なんてするんだ?」
酔っぱらった男はジユン言いました。しばらくして、男は車を止めるように言いました。
「おばさん。ちょっと休もう。疲れたな。車を止めろ。大変だろ。運転代行じゃ稼げない。わかってるだろ?」
男はジユンの手に触れました。
「キャー!」
ジユンは車を降りて暴れました。するとすぐにサンヒョンが来て男を殴り警察署に突き出しました。
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感想
1回目の視聴感想
8話に来て主人公のサイムダンとイ・ギョムが不幸な境遇に陥ってやっとドラマが面白くなってきました。どうやら主人公が色恋で苦しまないと私はドラマを面白いと感じないみたいです(笑)イ・ギョムの二十年の募る思い、どれほどのものだったのでしょう。ドラマではサイムダンのほうがイ・ギョムを忘れてといいますか、心の隅に仕舞っておける冷静な女性なんですね。イ・ギョムと来たらサイムダンと再会するまで精神は不安定で道が定まりません。可哀そうなイ・ギョムです。精神的な心の傷はサイムダンよりもギョムのほうが深いようです。サイムダンは自分を想ってくれていたイ・ギョムを知り、そこではじめて心が揺れました。
現代では青年のイ・ギョムを演じていたハン・サンヒョクがジユンを守るという気になる行動を見せました。韓ドラでよくありがちな、男が恋して女を見守るパターンです。
中宗(チュンジョン)は「チャングムの誓い」とは違ってこのドラマでは卑劣な人間として描かれていますね。中宗(チュンジョン)はサイムダンとイ・ギョムを引き裂いたくせにイ・ギョムを何事もなかったかのように傍に起きたいと思っている人の心のわからないという欠陥を持っている男です。
フィウムダンというサイムダンを真似たような名前の女性の正体は実はソクスンで、ソクスンもまた宜城君と聞いて燻っていた恋を思い出したようです。フィウムダンはミン・チヒョンの何なのでしょうね?側室なのでしょうか?ミン・チヒョンの正妻は別の家で暮らしているパターンかもしれません。少なくとも正妻ではないでしょうね。
サイムダンはイ・ギョムのように心を乱すことは設定上はそんなに無いと思います。イ・ギョムの千々に乱れる心、再び意地悪女になるであろうフィウムダン、そういったお邪魔無視がまだ二人の仲を引き裂きそうですね。
ここで気になったのがオジュッコンは実在するらしいということです。鳥竹軒(オジュッコン)の場所はここになります(Google Maps)。住所は24 Yulgok-ro 3139beon-gil, Gyeongpo-dong, Gangneung, Gangwon-do, 大韓民国です。すぐ近くには日本海があり、緯度は大体石川県や福井県と同じです。
軒轅荘(ホノンジャン)はどうやら実在せず架空の屋敷のようですね。軒轅(えんけん、ホノン)は調べてみると中国の伝説の皇帝のことのようです。日本でいえばヤマトタケルノミコトみたいな感じでしょうか?
師任堂(Wikipediaへリンク)は朝鮮に実在した女性でシン・ミョンファは申命和と書くそうですね。歴史上では19歳で結婚したそうですから、二十年を足すとドラマのサイムダンは39歳なんですね!素敵です!
ドラマの中ではイ・ギョムの命を守るために結婚したサイムダン。イ・ギョムが「どうして忘れられようか(いや忘れられない)。」と言ったセリフは朝鮮の時代劇によくある言い方なんですが、韓国でもそういった表現は古典的になるのかな?とても美しいです。
最初は面白くなかった「師任堂(サイムダン)、色の日記」もここに来て高評価となりました!
サイムダン8話のレビュー
恋愛の盛り上がり:★★★★★朝廷の腐敗度:★★★★★
サイムダンの性格:現実的で理性的。
宜城君の性格:ロマンチストで繊細。
フィウムダンの性格:悪女で野心的
ミン・チヒョンの性格:サイコパス
中宗の性格:残忍でナルシスト
視聴日:2017年8月23日
2回目の視聴感想
あれから3年後の2020年6月10日に「師任堂(サイムダン)、色の日記」8話を再び視聴しました。今回は師任堂(サイムダン)が主人公というよりも、師任堂(サイムダン)を忘れられない宜城君(ウイソングン)が主人公でした。宜城君(ウイソングン)は師任堂(サイムダン)のことを忘れようと絵を捨て女遊びをしたり、酒を飲んだりしても、彼女への想いは消えるどころかますます深まって熟していった様子が描かれています。ここまで10代の頃から続く恋心をしっかりと描けているドラマは珍しいと思います。
再開した宜城君(ウイソングン)が師任堂(サイムダン)に言った言葉がとても切ないです。愛する人を忘れられないことは苦しみでもあると同時に幸せでもあるからです。宜城君(ウイソングン)にとって師任堂(サイムダン)を想い続けることが幸せなのです。他の女性と結婚してもその女性を愛することはできないのです。
師任堂(サイムダン)もまた父の遺言を信じ、母の希望、そして一族を守るという義務感から李元秀(イ・ウォンス)と結婚しました。感情ではなく義務だけで耐えて来た師任堂(サイムダン)の堅い心がイ・ヨンエによってうまく演じられています。イ・ヨンエはこのドラマの師任堂(サイムダン)が20年来、心を堅くして生きて来たと解釈しています。
フィウムダンも心を堅く閉ざして生きて来た様子がしっかりと描かれています。しかし宜城君(ウイソングン)と出会い、鬼になったフィウムダンの心が揺らぎ始めたのでした。
サイムダン各話のあらすじと感想
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