オクニョ44話のあらすじと感想
あらすじ
30の歳を迎えた明宗(ミョンジョン)は胸を押さえて倒れました。ハン尚宮(サングン)は意識の無い明宗に呼びかけ尚膳は御医を呼びに走りました。
オクニョはチョヒとともにチョン・ナンジョンの別荘に乗り込み刺客と戦いミン尚宮(サングン)を救出しました。
文定大妃(ムンジョンテビ)御医に息子の様子を尋ねると真心痛(シンシントン、心筋梗塞)で灸を据えて三日のうちに意識が戻らないとどうなるかわからないと御医は答えました。
回想シーン。
拷問に耐えかねたミン尚宮(サングン)はカビが庚子の年に典獄署で死んだとチョン・ナンジョンに白状しました。
ユン・ウォニョンの家。
チョン・ナンジョンが夫の部屋に行くと、ユン・ウォニョンは官服に着替えて明宗の見舞いに行くと言いました。
路地。
チョヒはカン・ソノにミン尚宮(サングン)が拷問されたことを伝えました。
カン・ソノがミン尚宮(サングン)に会いに行くと、オクニョがミン尚宮(サングン)の看病をしていました。ミン尚宮(サングン)は痛む体を起こして泣いて詫びました。
「媽媽。殺してください。私は拷問に耐えられませんでした。チョン・ナンジョンにすべて話してしまいました。」
ミン尚宮(サングン)はカン・ソノがオクニョを守っていたことやカビが典獄署で死んだことを話したと言いました。
王宮。
ファン・ジマン、チョン・サンホ、イ・ヨンシンらはユン・ウォニョンと合流して話し合っていました。ユン・ウォニョンは小尹(ソユン)の配下の者に殿下の病状を黙っているよう口止めしました。
ユン・ウォニョンは御医に様子を尋ねると、真心病は治すことができないと話しました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は意識が無い明宗の手を握り見守っていました。しばらくすると、文定大妃(ムンジョンテビ)は王の寝殿から出てユン・ウォニョンと話し合いました。ユン・ウォニョンは万一国王が世を去った時の世継ぎのことについて話し合おうとしました。文定大妃(ムンジョンテビ)は必ず王は回復すると言い、大尹(テユン)に漏れないように言いました。
夜が明け、オクニョはチョヒにカン・ソノの身が危ういので守るよう命じました。
ナンジョンの部屋。
チョン・ナンジョンはチョン・マッケにどうするか尋ねました。チョン・ナンジョンはミン尚宮(サングン)を救出したカン・ソノを殺しミン・スオクから話を聞き出さねばならないと言いました。チョン・マッケはカン・ソノに太刀打ちできるのは私兵ではなく探体人(チェタミン)のチュ・チョルギだけだと言いました。チョン・ナンジョンはチュ・チョルギを呼ぶよう兄に命じました。
カン・ソノは部下のチンミョンからユン・ウォヨンの家にチュ・チョルギが行ったと報告を受けました。カン・ソノはチンミョンにチュ・チョルギを見張るよう命じました。
トチとチャクトはユン・ウォニョンと部屋に腰掛けました。するとオクニョが現れオンノムが外知部(ウェジブ)の弁護を受けたいと話しました。部屋に来たオンノムにテウォンは無念を晴らし罪を軽くすると約束しました。オンノムはチョン・マノに殺されたのは父だけでなく祖、母、妹まで家族皆が殺されたと話しました。
ナンジョンの部屋。
ユン・シネは「マノおじさんが来た」と母に伝えました。チョン・マノはチョン・ナンジョンに会うと土産を渡しました。ナンジョンが包みを開けると天然物で希少な朝鮮人参が箱に入っていました。チョン・マノはチョン・ナンジョンに捕盗大将(ポドテジャン)の裁きがあるので力を貸して欲しいと頼みました。ナンジョンは従弟の頼みを聞き入れました。
捕盗庁。
チョン・マノは捕盗大将(ポドテジャン)に会いました。捕盗大将(ポドテジャン)は話は聞いていて何の問題もないとチョン・マノに言いました。チョン・マノは外知部(ウェジブ)がついたので事がうまく行くか心配だと言いました。捕盗大将(ポドテジャン)は外知部(ウェジブ)に邪魔はさせないと言い誰が外知部(ウェジブ)につくのか調べてくるようヤン・ドングに命じました。
コン・ジェミョンの商団。
ヤン・ドングはチョン・ナンジョンの従弟チョン・マノがオンノム争う相手だとコン・ジェミョンに伝えました。
ソン・ジホンの商団。
オクニョはチョンスにヤンジ村に行きオンノムの家族とチョン・マノの間に何があったか調べてくるよう命じました。
チョングムの部屋。
チョングムが布団から起きると布団が血で染まっていました。スングムが頭痛薬を持ってくるとチョングムは寝たふりをしました。チョングムは若様が生まれたら腹立たしいナンジョンを追い出してやるとスングムに言いました。スングムはチョングムに厨房で味見したり使用人みたいなことをしているからナンジョンに疑われるのだと怒りました。チョングムはスングムが部屋から出ていくと「いじめられた」と弱気になりました。
チョングムはこっそり外出して医員の脈診を受け血が出る原因を尋ねました。医員は首をかしげてもう一度チョングムを診察しました。医員は女人(にょにん)の病は詳しくないとチョングムに他の医員を紹介しました。
チョングムは紹介された医員のところに行き脈診を受けました。
「大丈夫。心配ない。何てことは無い。月の物だ。」
医員はチョングムに言いました。
チョングムは医員に助けてほしいともう一度脈診を頼みました。
チョングムは窮地に陥りユン・ウォニョンの家に戻りました。チョングムはもう一度ユン・ウォニョンと床を共にすればいいと思いつきました。
チョン・ナンジョンはチョン・マッケからカビが刀で切られて死んだが身ごもっていたと報告しました。チョン・マッケはイ・ミョンホンがカビの子の父親だろうと言いましたがナンジョンはカビが王様の承恩(スンウン)を受けたのではないかとユ・ジョンフェから貰い大妃を激怒させた簪(かんざし)を思いました。
「大ごとではないか。子をカビとともに殺したら王の子を殺したことになるではないか。
チョン・マッケは青ざめました。
ユン・ウォニョンは部屋にナンジョンとチョン・マッケを呼び明宗の意識が戻らないと話しました。ユン・ウォニョンは世子になりそうな皇子のうち国王にふさわしい皇子は誰かナンジョンに尋ねました。ナンジョンは豊山君(プンサングン)の父親の徳陽君(トギャングン)手がmは我々に恨みを抱いているので即位すればどう出るかわからないと言いました。ユン・ウォニョンは残る世子候補の錦原君(クモングン)大監の養子となった徳興君(トックングン)大監の次男河陵君、河原君(ハウォングン)、河城君(ハソングン)の三人のうち誰がよいかナンジョンに尋ねました。チョン・ナンジョンは徳興君(トックングン)は無くなっているので母親の実家も力がないので誰が国王になってもよいと答えました。
ソン・ジホンの商団。
チョン・ウチとコ・テギルが働いているとチャン・ソンプンが1斤30両で5,000斤の人参を買ってきたと皆に報告しました。チョンドンは早く人参を買い占めたことをナンジョンに言いふらしたいと言いました。コ・テギルはまだ早いと言いました。チョン・ウチはマンスに任務を与えました。
ミン・ドンジュの商団。
トンチャンは商人とともにミン・ドンジュのもとに帰り人参が既に買い占められていたと報告しました。ミン・ドンジュは誰が人参を買い占めたかすぐに調べてくるようトンチャンに命じました。
裁きの場。
ヨンベは村に調べに行ったチョンスと連絡が取れないとオクニョに報告しました。オクニョはこのことをテウォンたちに話しました。裁きの場に捕盗大将(ポドテジャン)が現れヤン・ドングを呼びユン・ウォニョンの息子のテウォンがなぜこの場にいるのか説明を求めました。ヤン・ドングはテウォンが外知部(ウェジブ)を務めると捕盗大将(ポドテジャン)に言いました。捕盗大将(ポドテジャン)は外知部(ウェジブ)にオンノムの弁護をさせました。
テウォンはオンノムに訴えた理由を質問しました。オンノムはチョン・マノに思い知らせたいと言いました。テウォンはオンノムの父イ・マングムの死の真相を明らかにすると捕盗大将(ポドテジャン)に説明しました。四年前、イ・マングムに盗まれた物は何だったかとテウォンはチョン・マノに尋ねました。チョン・マノはカネを50両盗まれたと答えました。テウォンはオンノムに父がチョン・マノから盗んだ物は何かと尋ねました。オンノムは雑草だと答えました。テウォンはイ・マングムは畑の肥やしのために雑草を使うとイ・マングムは高額な因縁をつけてきたと言いました。
「イ・マングムは雑草を盗んだ罪で50回叩かれ死にました。殺されたのはイ・マングムだけでなく祖母のクッスン、母のチェグム、妹のイ・オンジョン、末の妹イ・オンソムも殺したのです。」
テウォンが言うと捕盗大将(ポドテジャン)は驚きました。武官は家族は夜逃げしたのだとチョン・マノを弁護しました。
オクニョのもとにチョンスが証人を連れて戻りました。
テウォンは罪人の家族はチョン・マノに追い詰められ川に身を投げ自害したと言いました。オンノムは数日前の収穫後の田で落穂を拾って粥を炊いて食べようとしたら地主のチョン・マノはカネを払わなければ捕盗庁(ポドチョン)へ訴える、カネがないならオンジョンを差し出せと脅されたと言いました。
回想シーン。
オンオムは夜逃げしようと家族を説得し夜中に逃げ出しました。祖母は滝に身を投げようとしました。オンノムの母は皆で死のうと言いだしました。オンノムと祖母と母、三人の妹は布で手首を巻いて川に飛び込みましたがオンノムだけ紐が解けて生き残ってしまいました。
テウォンはなぜ家族を助けなかったかオンノムに問いました。オンノムは生きて何になると答え、その足でチョン・マノを襲いに行ったが身体が急に動かなくなって殺せなかったと答えました。チョン・マノは傷つけられたと傷痕を見せました。テウォンはチョン・マノがわざと傷をつけたとチョン・マノの元奴婢を証人として呼びました。元奴婢はチョン・マノの命令に逆らえずに命令された通りにチョン・マノに傷をつけたと答えました。
テウォンはチョン・マノを罰するように捕盗大将(ポドテジャン)に訴えました。
捕盗大将(ポドテジャン)はオンノムと奴婢の言葉だけでは確かではないと言いました。
「大将!法はなぜチョン・マノにさけ味方するのですか!!国法はオンノムを罰するために、弱い者を罰するためだけにあるのですか!!!」
テウォンは叫びました。
捕盗大将(ポドテジャン)はテウォンを外につまみ出すよう命じました。
オクニョは捕盗大将(ポドテジャン)に直訴しました。
「この者が罪人となりここに跪いていることは、国法が権力者の道具にすぎないことを示していることになります!このような裁きこそ民を侮辱しています!」
オクニョが言うと、捕盗大将(ポドテジャン)はオクニョをつまみ出すよう命じました。
テウォンは投獄されました。
捕盗庁の門前。
トチとチャクトは悔しがりました。ヤン・ドングはオクニョにテウォンが捕まったと言いました。
夜になりました。
商団に戻ったオクニョは考えていました。オンノムは謝るオクニョを赦していました。部屋にヨンジが現れ明宗が真心痛で危篤だと報告しました。オクニョはイルスにカン・ソノに伝えてくるように命じました。
オクニョはカン・ソノとソン・ジホンと話し合いました。ソン・ジホンもまた養父を真心痛で亡くしたので早く動かなければいけないと言いました。
オクニョは商団に戻り悩みました。部屋にチョヒが戻って来ました。オクニョは明宗に会いに行かないと後悔するとチョヒに言いました。チョヒは危険だと止めましたがオクニョは行きました。
王の寝所。
ハン尚宮(サングン)は内人(ナイイン)に耳打ちされてオクニョから預かった手紙をヨンジから受け取りました。
商団にハン尚宮(サングン)が現れました。
オクニョは苦しい心の内を明かして王に会いたいと言いました。ハン尚宮(サングン)は既に手は打ってあるとオクニョを王宮に連れて行きました。
ハン尚宮(サングン)はハン・ジェソにオクニョを預けました。ハン尚宮(サングン)は尚膳を王の寝所から誘いだしました。ハン・ジェソはその隙にオクニョを明宗の部屋に案内すると「時間がない」と言いつつ部屋から出て行きました。
「殿下。」
オクニョは兄の痛ましい姿を見て心を痛めました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は明宗のために仏に何度も拝礼していました。
「仏に主上でなく私を連れて行くよう願った。私は罪人だ。主上がこのまま目を覚まさねばこの国を陥れた私の罪はどうして許されようか。主上の寝所へ行ってみよう。」
文定大妃(ムンジョンテビ)はキム尚宮(サングン)に言いました。
「・・・・・・。」
オクニョは明宗の傍に寄り添いました。
「殿下。逝ってはなりません。私が何者か、まだお話していません。殿下に私のことをお話したいのです。殿下。目をお覚ましください殿下。殿下。どうか起きてください。」
オクニョは明宗の手を握って泣きました。
すると明宗の体が動きました。
「オクニョや・・・・。」
「殿下。お気づきになられたのですか?」
「私はどうしてここにいるのだ?」
「殿下!」
「ああ・・・。」
「殿下!」
感想
オクニョ44話の感想です。今回は明宗が倒れたお話と、テウォンが外知部(ウェジブ)の弁護をして投獄された話、そしてチョングムが妊娠しておらず身が危うくなり慌てるエピソードでした。オクニョは王様に「兄」と呼ぶことはなかったようですね。テウォンの弁護もあっさりと握りつぶされてしまい、主人公サイドは窮地に陥った演出がなされていました。ここで文定大妃(ムンジョンテビ)に心境の変化が現れたのでしょうか。息子が世継ぎを遺さずして逝きそうになり我が罪をちょっぴり悔いるような場面がありました。大妃は弟夫妻に見切りをつけて果たしてオクニョに味方するのかどうか・・・。それともオクニョが王様の想い人だと勘違いするのでしょうか。
ここで懐かしの探体人(チェタミン)チュ・チョルギが再登場!探体人(チェタミン)といえばパク・テスはどうなったのでしょうね。やはりソン・ジホンの受け皿として終盤に再登場するのでしょうか。
どうなるのか想像もつきませんが、続きを見たいと思います。
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