麗〈レイ〉12話
目次
あらすじ
12話でヘ・スの漢字名が登場します。ヘ・スの名前は「解樹」だったのです。となると、やはりヘ・スは高句麗または百済系の苗字ですね。ヘ・スがワン・ウクの居所から去りいなくなったと知らせを第十四皇子のワン・ジョンから聞いた王旭(ワン・ウク)が「スよ~!!!」と叫んじゃったりします(笑)
わざとらしい演出なんですが、それがまたバカらしくて面白い。
そして1年が経ち太祖(テジョ)26年になりました。
ワン・ヨは地方の豪族を手中に収め、皇帝になるべく長男以外にも皇位継承できると王宮に現れました。ワン・ジョンは王旭(ワン・ウク)と親しくなって実兄が王位を狙うことに嫌悪感を示しました。ワン・ヨは武人として功績を上げたワン・ジョンに嫌味を言うようになりました。正胤(チョンユン)は王位を狙うワン・ヨを見て誰が味方かわからなくなり不安でした。
後百済の姫ウヒは復讐心に燃えて王を殺すことを目標に剣舞の稽古に励みつつ、ペガの王郁(ワン・ウク)に恋心を抱いてしました。
政略結婚したワン・ウンは娶った武人パク・スギョンの娘パク・スンドク(ちょっぴり醜女)から孟子のテストを試されるなど尻に敷かれて幸せな日々を送っていました。
ワン・ヨは王になったらファンボ・ヨナを正室にして妃以下を切り捨てるとヨナに求婚しました。
ヘ・スは宮女からいじめられ洗濯物を押し付けられていました。その様子を王旭(ワン・ウク)とワン・ジョンは心を痛めながら見ていました。逃げるように去る義兄を追いかけジョンは旭に兄らしくないと言いました。旭はジョンに気を付けなければ皇宮を追い出されると言い訳するように忠告しました。
ワン・ソは国境外の後晋の情勢を見て回り、王都に戻り王建に高祖の死後甥の重貴が即位し契丹と後晋との間で戦争が起きそうだが契丹が有利だと報告すると、王はソに契丹に行くように命じました。ワン・ソは皇帝が約束(ヘ・スの保護)を破ったので従えないと断ると王建はそれではソは皇帝になれぬと怒ります。ワン・ソは皇帝になる気もなく人間らしく生きたいので自由にしてほしいと言い父のもとを去りました。
「やっと成長したな。あれならだれにも負けぬ。あれぐらいにならねば余も安心してあの世に行けぬ。」
ワンゴンはワン・ソを皇帝の器と認め崩御に備えるようチェ・ジモンとパク・スギョンに命じました。
ヘ・スが洗濯物を干しているとワン・ソが現れなぜ茶美園(タミウォン)を出たのだ会いたかったと背後からハグします。ヘ・スの腕にべたべたと触れまくるワン・ソ(笑)
「変わらない。きれいだ。」
なぜ仮面をまた付けているのかと不思議に思うヘ・ス。
「お前を忘れぬためだ。必ず戻り、お前に会うためだ。」
ワン・ソは言うと、ヘ・スはもう女官ではなく教坊の使用人で皇子に会える身分ではないと言いました。何とかするから一緒に行こうと言うワン・ソにオ尚宮(サングン)を亡くしたつらさに耐えられないとヘ・スは拒絶します。
ワンゴンは(ヘ・スが食欲が出ると淹れた)茶を飲むと部屋にヘ・スを連れてくるようにチェ・ジモンに命じます。
ファンボ・ヨナは「ずっとお慕いしておりました。私たちは結ばれる運命です」とワン・ソに求婚します。「運命だと?そのようなもの私は信じぬ。私には意中の者がいる。スがいなければ私に未来はなかった。私にはスがすべてなのだ」とワン・ソは断ります。
王建(ワンゴン)の部屋に呼ばれたヘ・ス。ヘ・スは王建(ワンゴン)を見てもう長くないと思いました。王建(ワンゴン)はヘ・スの中身が別人であることを見抜きました。
「お前はジモンと同じだろう。我々の知らぬ先のことがわかる。ソが皇帝の星を持っていると知っているか?正胤(チョンユン)だけでなくソも皇帝になる運命なのだ。今後皇宮何が起きるか誰にもわからん。お前はすべてを見ることになる。だとしても何もするな。」
「いっそ遠くへ行かせてください。ここで生きていく自信がありません。」
「皇宮で起きることには目をつむり無関心になれなければどこへ行っても同じだ。先のことにとらわれ今あるものを失ってはならぬ。スヨン(オ尚宮)の娘も同然なら余も娘と思って忠告する。」
ペガは後百済の姫ウヒをとうとう抱きしめて求愛しました。
沈んでいるウヒにヘ・スはペガはいい人だと保証しました。ウヒはもうじきここ(=この世)を去るので明日の会評会のためにきれいに化粧してほしいとヘ・スに頼みます。
ワン・ヨは佐平(チャピョン)のパク・ウンギュに会評会で「あの娘(ウヒ)」の準備はできたか確認します。パク・ウンギュはウヒが陛下を殺すほど憎んでいると答えます。
国王の王建は苦しそうにしていました。ワン・ヨは出席を見送るように進言しました。王旭(ワン・ウク)は逆に出席して皇帝の健在を示し悪い噂を防ぐべきだと進言しました。王建はその通りだと会評会に出席することになりました。
会評会。
地方の豪族たちも宴の席に呼ばれ、王建と皇族たちは美しい女性の舞いを堪能しながら酒と食事を一日中楽しみました。
宴の裏でワン・ソは「夫婦になろう」とヘ・スに夫婦になれば皇宮から出られると求婚しました。ヘ・スは断りましたがワン・ソは後で離縁してもいいからと皇宮を出るように言いました。ヘ・スはワン・ソに皇宮を出てはならないと断りました。
「皇子様が、皇帝になるとすれば、それでも出ますか?」
「皇帝なら、ついてくるか?使臣はたいへんであったが自由でもあった。そんな時私は思った。お前に自由を与えたい。何にも邪魔されずに自由になりたい。それができぬなら皇帝の座など私には何の意味もない。一緒に行こう。私の人だ。」
ワン・ソに断りを入れて逃げるヘ・ス。そこに「スを不幸にしたのはそなただ。忠州院との争いにスを巻き込み下女に貶めた」と王旭(ワン・ウク)が登場。「それに対しお前は何をした。無能の極みだな」とワン・ソは返します。「貴様!」とワン・ソ襟首を掴みにかかる王旭(ワン・ウク)。
ウヒは他の踊り子にまぎれて剣舞を皇帝の御前で披露します。それを嬉しそうに見守るペガワン・ウク。しかしウヒの目つきが王建を狙っていることに王郁(ワン・ウク)は気づき王建の前に立ちはだかります。ウヒに刺されるペガ。
感想
麗(レイ)12話の感想です。おもしろい!どうやらウヒはワン・ヨに騙されているらしいです。ここではワン・ヨは悪党として描かれています。そしてさらりと場面が過ぎましたが、ワン・ソはヘ・スに求婚しました(笑)マジで笑うところじゃないのかもしれませんが、あまりに求愛シーンが多く、あっさりしすぎてスルーしちゃいそうでした。
11話でオ尚宮(サングン)という王建の想い人というか、皇后に流産させられた女性が亡くなってしまうのですが、そこでヘ・スは衝撃を受けるんですね。
ヘ・ス(中身はコ・ハジン)は残酷な高麗王朝を目の当たりに、ワンゴンに未来の人だとなぜか見抜かれてしまいます。チュ・ジモンが過去に来たのは確か幼少の頃だったかと思います。子どもの体にあのホームレスのおじさんが乗り移ったのであれば、まるでお釈迦様みたいだと周囲は思ったはずです。
それはさておき、12話では王旭(ワン・ウク)がワン・ソに殺意を抱くのですよ。恋心ゆえといいますが、一度はファンボ氏一族のためにヘ・スを見捨てた王旭(ワン・ウク)にヘ・スに求愛する資格はないのですが、そこはわがまま皇子様ですから何でもアリなんですね。
11話でオ尚宮(サングン)という王建の想い人というか、皇后に流産させられた女性が亡くなってしまうのですが、そこでヘ・スは衝撃を受けるんですね。
ヘ・ス(中身はコ・ハジン)は残酷な高麗王朝を目の当たりに、ワンゴンに未来の人だとなぜか見抜かれてしまいます。チュ・ジモンが過去に来たのは確か幼少の頃だったかと思います。子どもの体にあのホームレスのおじさんが乗り移ったのであれば、まるでお釈迦様みたいだと周囲は思ったはずです。
それはさておき、12話では王旭(ワン・ウク)がワン・ソに殺意を抱くのですよ。恋心ゆえといいますが、一度はファンボ氏一族のためにヘ・スを見捨てた王旭(ワン・ウク)にヘ・スに求愛する資格はないのですが、そこはわがまま皇子様ですから何でもアリなんですね。