麗〈レイ〉1話
目次
主なキャスト
- イ・ジュンギ(主人公の光宗)・・・「朝鮮ガンマン」主人公。
- アイユ(ヘ・ス役)・・・「ドリームハイ」
- カン・ハヌル(ワン・ウク, 王旭役)・・・「相続者たち」生徒会会長
- ホン・ジョンヒョン(チョンジョン, 定宗役)・・・「親愛なる者へ」主人公の夫。
あらすじ
注釈:このドラマは史実をもとに創作したものです。
現代の湖の桟橋。
コ・ハジンは唇のかさぶたを手鏡で見るとため息をつきバッグに鏡を入れて焼酎をラッパ飲みしました。コ・ハジンが視線を右に送ると汚い身なりの中年の男が笑いかけました。コ・ハジンが男に焼酎を差し出すと、男は歯の抜けた笑顔を見せ焼酎をごくごくと飲みました。コ・ハジンは男に「千年くらい眠っていたいと思ったことはありませんか?このまま二度と目覚めなければいいと思う。忘れたいのに、できない。彼氏は私nh殺菌を押し付け私のお友達と一緒に逃げたの。人を信じたせいね。私が変わらなければ好きな人たちも変わらないと思ったのに。違ったわ。どうしてこんな人生なのだろう」と打ち明けると泣きました。男は「死んで生き返らない限り人生は簡単に買えられない」と横になり眠ってしまいました。
男の子が桟橋から湖に落ちました。
コ・ハジンは誰かが助けてくれるだろうと見て見ぬふりをしようとしました。
「なんでアタシなの~!」
コ・ハジンは湖に飛びむと、少年(ウンニュル)の両親も気づいてボートで助けに行きました。コ・ハジンがボートに上がろうとしたときに日食が目に入りハジンは湖の中に沈んでしまいました。コ・ハジンはつらい記憶を思い出しながら湖の底に沈んでいきました。
高麗(コリョ)の松獄(ソンアク)。
数名の男が馬で草原を駆けていました。男たちは騎乗したまま都に入ると人々は逃げまどい通りが荒らされました。
「狼犬。」
少女は仮面の男(主人公)を見てつぶやきました。
男は露天のサンゴと蝶の女物の簪に目をやりました。
皇宮の茶美園(タミウォン)
「や~!」
第十皇子ワン・ウンは池のように大きな風呂に飛び込みました。
「ぢゃ~!ほわ~!」
第十四皇子ワン・ジョンも上着を脱いで風呂に飛び込みました。
第三皇子のワン・ヨは優雅に茶を飲んでいました。
第十三皇子のペガ(ワン・ウク)は風呂を通り過ぎました。
第八皇子のワン・ウク(王旭)は裸の上半身に黒い衣を羽織りました。
第九皇子のワン・ウォンは後方に手を突いて腕力を鍛えていました。
「兄上。見てください。この割れ目を。」
ワン・ウォンは第三皇子のワン・ヨに筋肉を自慢しました。
「兄上。ソ兄上(第四皇子)はまだですか?儺礼(ナレ、大晦日に催す鬼神を追い払う行事)に出るならもう着いてないと。」
弟の皇子王郁(ワン・ウク、第十三皇子)はワン・ヨ(第三皇子)に尋ねました。
「あいつが私と王道を共にしたことがあるか?」
ワン・ヨは冷たく言いました。
「兄上は人の心配ばかりしているんだから。」
ワン・ジョン(第十四皇子)はワン・ウクに言いました。
皇子たちがワン・ソの噂をしていると突然風呂の中からコ・ハジンが現れました。
「きゃ~!」
コ・ハジンは叫びました。
皇子たちは驚きました。
「お嬢様。」
侍女がコ・ハジンを手招きするとコ・ハジンは風呂から逃げました。
「ヘ・ス?」
皇子のひとりがつぶやきました。
コ・ハジンは侍女に手を引かれて逃げました。
コ・ハジンが辺りを見渡すと男女が河原の温泉で体を清めていました。
ワン・ソは儺礼(ナレ)のため城内に入りました。同行していた男はカン氏の養子なので儀式が終わると信州に戻るように言いました。ワン・ソは養子ではなく人質だろうと男に嫌味を言いました。
ワン・ソは刀を抜くと、乗ってきた馬を斬り殺しました。武官や兵士の顔が青ざめました。
「(二度と信州に戻らない)」
ワン・ソは心に決めました。
コ・ハジンが目を覚ますと高貴な貴族の家のベッドにいました。高貴な女性と侍女がハジンを「ヘ・ス」と呼びました。コ・ハジンはここはあの世ではないことに気づいて慌てて辺りを見ると、そこは高麗時代でした。
「スや。スや。」
又従姉妹のミョンがスの名を呼びハジンを追いかけてきました。
「ここは松獄(ソンアク)第八皇子様王旭(ワン・ウク)様のおうちよ。」
ミョンはハジンに言いました。
ここは太祖(テジョ)王建(ワン・ゴン)が治める時代でした。
太祖(テジョ)24年(941年)の王の御前会議。
太祖(テジョ)王建(ワン・ゴン)は死んだ小鳥の入った籠を投げて正胤(チョンユン、皇太子)の朝食に毒を混ぜた者は誰だと大臣たちに尋ねすぐ捕らえるように命じました。
佐丞(チャスン)ワン・シンニョムは捕らえる前に膳に毒を入れた理由を追及すべきだと発言しました。ワン・シンニョムは第一皇子で正胤(チョンユン)のワン・ムは仏教の行事では使臣の挨拶を受けてすぐ退席し、戦(いくさ)が無い時は温泉巡りをして重い病を患っているという噂があると正胤(チョンユン)を選びなおすよう言いました。部屋に入ろうとしていたワン・ムの足が止まりました。太祖(テジョ)王建は誰が正胤(チョンユン)にふさわしいか皆に言うと皇子たちは我々には務まらないと正座して誤解を解くよう上奏しました。太祖(テジョ)は司天供奉(サチョンコンボン)のチェ・ジモンにお告げを言うように命じました。
「正胤(チョンユン)ワン・ム様の星は天の皇室である紫微星、北極五星の一番目の星として日に日に輝いています。また、陛下の軒轅(けんえん)大星と出会えばさらに輝きが増し高麗の運が上向くといえましょう。」
チェ・ジモンは皆に言いました。
太祖(テジョ)は司天供奉(サチョンコンボン)に今回の方相氏(パンサシ、鬼神を追い払う神)の役を正胤(チョンユン)に任せると言いました。
忠州院(チュンジュウォン)。
皇后ユ氏は計略が失敗したとの報告をワン・シンニョムから聞きました。そこに息子の第四皇子が来たと宮女が報告しました。ユ氏は息子の挨拶を拒絶しました。
コ・ハジンは湖に沈んだ時のことを思い出して震えました。
「私はコ・ハジン?それともヘ・スなのか。高麗にタイムスリップしてこの娘の体に入った。考えを変えよう。バレないようにがんばって、何とか・・・私がヘ・スじゃないとすぐバレるのにどうやって!」
ハジンは自問自答していました。
ミョンと侍女が部屋の扉を叩きましたがハジンは返答しませんでした。
そこに王旭(ワン・ウク)がやって来て扉を蹴り壊して部屋に入りました。
王旭(ワン・ウク)はヘ・スに優しく接し手を差し伸べました。
「(生きたい。何としてでも生きたい!生きたい。)」
ハジンは王旭(ワン・ウク)に手を伸ばしました。
夜の皇宮。
第四皇子ワン・ソは幼子だった頃を思い出しました。太祖(テジョ)は新たに妃を迎えると我が子が死んだばかりの妃に言いました。妃はワン・ソの首に小刀を突きつけソを殺そうとしました。太祖(テジョ)は妃の刀を奪いましたがワン・ソは顔に重傷を負ってしまいました。
太祖(テジョ)は物憂げに佇んでいるワン・ソを見ました。司天供奉(サチョンコンボン)のチェ・ジモンは正胤(チョンユン)の味方にワン・ソを引き入れてはどうかと言いました。
第八皇子の家。
ヘ・スとなったコ・ハジンは侍女のチェリョンから記憶の限りを聞き出しました。ハジンはチェリョンに敬語を使うとチェリョンは泣きそうになりました。ハジンはヘ・スの肌にシワがなくピチピチしていることに気が付き喜びました。
皇宮の瞻星台(チョムソンデ)。
チェ・ジモンという発明家は木製の望遠鏡を作っていました。皇子のワン・ヨとワン・ウン皇子たちが部屋に現れました。チェ・ジモンは真作の「翼」を披露しました。皇子たちがワン・ソの噂をしていると、部屋に黒ずくめで性格まで暗いワン・ソが現れました。
感想
高麗王朝はまた独特の文化を持っていますね。李氏朝鮮とは大きく違うと思います。たぶん言語も大きく違うのでは?と思います。ドラマでは皇子たちが仲良くしてますけど、太祖(テジョ)の時代ですから二番目三番目の後継者争いは激しかったのではないかと思います。なぜならその後の国王の血筋がかかってますから皇子なら兄弟を殺めてでも歴史に名を残し続けるための大義名分が欲しいと思うことでしょう。朝鮮の支配者はさてはて誰なのか。王氏ですから中国系の部族ではないかと思います。調べてみると案の定、太祖(テジョ)の系譜は中国の陝西省まで遡るようです。当時は国境など人力で見張る能力も限られてますから比較的大陸での移動は食料さえあれば簡単だったんじゃないかと思います。さらにルーツをさかのぼればおそらくは王氏は秦の時代に遡ると思います。特に占い好きなところなど、中国っぽいと思うのですが。
ドラマの主役がイ・ジュンギなので、ヘジンは主人公のワン・ソと恋仲になっちゃうのかな?とバレバレですね!ワン・ソも初期設定で中二病を発症していますw
このドラマのメインは歴史じゃなくて、現代の若い女性が高麗時代にタイムスリップしてピチピチの十代かそこらと思われる生娘の体に生まれ変わって皇子たちとウハウハあれこれ楽しい体験をするドラマのようですね!別に続きが楽しみというわけじゃないけど、私もピチピチギャルに若返りたいものです(笑)